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2010年02月23日

●カナメイロウミウシ

さて久々に大瀬崎からの生物報告は、この季節ならではのウミウシ類。
艶やかな色彩が多いウミウシ類でも特にイロウミウシ科の生物は、同じ種で
あれど、見つける度に刺さってしまいます。

更に今回報告の初観察ともなると、テクニカルダイビングで計画していた
最大水深からの浮上時の深場であれ、色んな事を忘れて刺さってしまいます。

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カナメイロウミウシ   学名Hypselodoris kaname
 裸鰓目 / ドーリス亜目 / イロウミウシ科 / アオウミウシ属

撮影 2010年2月:大瀬崎 先端 水深 -32m 大きさ約50mmぐらい
生息域 千葉県以南 ~ 西部太平洋域、インド洋域など

比較的に深い水深の、潮通しの良い岩礁域などに生息しております。

体地色は白色にて、外套膜の周縁は黄色に縁取られており、その内側に太さが
不規則で途切れたりもする赤紫色の帯があります。
また両触角の間から前後縁で繋がる2本の赤橙色の線があり、その外側には
途切れがちな同色の線があります。

学名、及び、和名のカナメとは、薔薇科のカナメモチからとったそうでして、
カナメモチの赤い実のような斑点が触角前方に見られる事からだそうです。

kanameiroumiushi%2020100221c.jpg

当日、テックダイビングのガイドをしていただいた かじきあん の東さんに教えて
貰った時は、大瀬崎の黒っぽい砂地にカラフルな色彩が映え、これは~と
がっつり撮しましたが、その後に水深を上げて行くと、水深-25m ~-30mぐらいに
いっぱい居ました。

しかし、約1時間30分後に同じ所に行くと、1個体も居ません。
ウミウシって、1個体見つけるとその周りに同種がいっぱい居て、今回の様に
1時間後に同じ所に潜ったら全然居なかったりする事が良くあります。
足が遅い生物なのでそれほど遠くに移動していないとは思うのですが、いったい
何処に消えてしまうんでしょうね?

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