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クチバシカジカ科 Archive

クチバシカジカ その2

今年の女川遠征、計画では3日間で6本のダイビング予定でしたが、天気が大荒れの為
昨年同様の2日間4本に変更になりました。
しかし抱卵中の姿を観察できたのは昨年は2個体でしたが、今年は4個体と倍増。
ただ個体数は増えても撮せたのは3個体だけ、しかも去年は抱卵中の横顔が撮せたのに、
今年は頭のてっぺんからしか撮せませんでした。

でもまぁ、観察出来ただけでも嬉しいことですね。

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クチバシカジカ   学名 Rhamphocottus richardsonii
 カサゴ目 / クチバシカジカ科 / クチバシカジカ属

撮影 2011年1月:女川湾石浜 水深-5m 大きさ60mmぐらい
英名 Grunt sculpin
生息域 岩手県角浜、宮城県南三陸海岸女川湾、志津川湾、
                       北米太平洋西岸域など。

水深が-10m位までの岩礁域にて、岩肌側面の窪み、岩穴天井部の隙間などの
中に入り込む様に生息しており、体の前半分が頭部と言ういわゆる二頭身、
口先は尖り突出していて、鰓蓋の棘は1本で大きく頭部と体部は棘状の突起で
被われております。
体色は乳白色や橙色など、生息している環境に影響され変化します。

カジカ類は交尾する種と交尾しない種に分けられていて、交尾しない種は、
雌が産卵した卵に雄が精子をかけて受精させますが、本種は交尾しない種で
ありながら、雄の放精行動後に雌が産卵する交尾する種の行動が観察されて
おり、カジカ類の進化する過程途中の種ではないかと研究者の方に思われて
おります。

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国内で本種を観察できるのは、宮城県の南三陸海岸の女川湾、志津川湾だけ
にて夏を除く季節に観察できますが、例年12月頃に産卵し、翌年3月頃に
孵化するまでは雄がその場を動く事なく、卵を守り続けます。

と言う事で、今年も昨年に引き続き抱卵中の姿を観察に行ってきました。
今年は去年よりは写し辛い姿でしたが、偶然にも巣穴で卵を守り続けている
雄の近くでフラフラ~と彷徨う雌を発見。

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いつもジッとしていてピクリとも動かないので、さぞかし動きはスローかなと思って
ましたが、意外や逃げ足は早く、パタパタバタ~っと岩穴の奥に隠れてしまいました。
ただその逃げてく姿は泳ぐと言うよりも、スタコラサッサと歩くってイメージでした。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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