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オウギガニ科 Archive

オキナガニ その2

毎月1日と2日は弊社の運営店舗と事業所を全て訪問しておりますが、今年のお正月は
その内の2/3にあたる9店舗が営業しておりますので、お正月と言えど例月通り訪問して
いつもの月次更新業務をこなしております。
盆暮れ正月GWは稼ぎ時のサービス業に従事していれば、昨今では当たり前の事ですが
古くから続く良き日本人の伝統に逆らう様な、こんな風な季節感の無い仕事内容にして
しまっていて良いのか?
未来の社員に対して、今年も働きながら考えてしまいます。

さてお正月も今日は3日、今日も何か変わっためでたい生物は無いかと写真のストックを
捜してまして、色々とある中から本日は紅白の色彩の生物を報告させて頂きます。
ただちょっと、白トビ写真なので申し訳ありません。

okinagani 20101015a.jpg

オキナガニ   学名 Heteropilumnus ciliatus
 十脚目 / カニ下目 / ケブカカニ科 / オキナガニ属

撮影 2010年10月:柏島 後浜  水深-4m 甲長約20mmぐらい
生息域 東京湾 ~ 九州、朝鮮半島沿岸、中国など

比較的浅い水深の珊瑚礁域や岩礁域にて、岩の窪みや砂礫底の珊瑚片や死珊瑚の
裏などに隠れていて、昼夜を問わず自ら表に出ることは無い生物です。
平たい甲の額、前測線などの全ての表面と、歩脚、鋏脚などに長い軟毛が密生して
おり、そのほとんどが白色を地色としており、甲の頬部と胸脚の長節の露出した
部分などが赤褐色の斑紋があります。

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本種を観察するには、ひたすら水底の珊瑚片や板状の石をめくる事。
まぁこれは色んな甲殻類を見つける行為ですが、地道にめくり続ける事で観察例が
増えます。
でもめくる時は、出来るだけ砂土を舞い上げ無い様にお願いいたしますね。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。


ツブヒラオウギガニ

クリスマスを境に一段と寒くなりましたが、水中の中も南紀紀伊大島の須江では
17度を下回る様になってきて、自分も左手はとうとう冬用のグローブに衣替え。

でも10度を切らない限りは、フードは不要です!

tubuhiraoogigani 20101014e.jpg
ツブヒラオウギガニ   学名 Neoliomera intermedia
 十脚目 / カニ下目 / オウギガニ科 / ヒラベニオウギガニ属

撮影 2010年7月:柏島 民家下 水深-9m 大きさ約30mmぐらい
生息域 相模湾以南の南日本、フィリピンなど

岩礁域の礁原や礁斜面などにて、転石の下や磯砂底、壁面の亀裂や窪みなどに隠れる
様に生息しています。
甲羅の形状は横広の楕円形にて甲面は扁平、甲域は浅い溝によって不明瞭に分かれて
いて歩脚、鋏脚も含め、全身の表面はが小さな顆粒状の凹凸をしており、前側面は
浅く分かれ先の丸い歯があります。

体色は甲羅、歩脚、鋏脚のほとんどが赤朱色ですが、各脚の付け根の裏側は白色にて
鋏脚の鋏部は淡色をしております。

tubuhiraoogigani 20101014f.jpgtubuhiraoogigani 20101014g.jpg

tubuhiraoogigani 20101014b.jpg

本日の観察報告は久々にカニ下目の生物ですが、マイナーな種だけとあってか、
なかなか参考にする資料が少なかったです。

特にレアな生物ではありませんが、地味すぎて取り上げられてないってことが、
参考資料の少ない理由とは思いますが、そもそも今まで自分もあまり特に注視して
観察した事が無いのが、書くのに苦労した理由かも知れません。

もっと、この手の生物もいっぱい観察しないといけませんね。

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