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ハタ科 Archive

キシマハナダイ その4

  • Posted by: manboon
  • 2012年1月18日 00:46
  • ハタ科

本日の観察報告の生物は同じ紀伊大島の須江地区で 数年前に 実に3時間45分も費やして
やっと幼魚を撮せて大喜びの生物でした。
ところがここ近年、同じ紀伊大島須江地区の別ポイントではありますが、潜れば必ず成魚が
観察できております。

いったい あの時に  じっと水中で出待ちしていた2時間50分は何だったのか?
今となってはそう思えますが、その時はそれはそれで楽しかったので。
良しとしますか。

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キシマハナダイ  学名 Tosanoides filavofasciatus
 スズキ目 / ハタ科 / イトヒキハナダイ属

雄 / 撮影 2012年1月:紀伊大島須江 ナギザキ 水深-38m 大きさ約80mm 
生息域 伊豆大島、相模湾、和歌山県、沖縄舟状海盆、トンガ海嶺など
 
岩礁域や珊瑚礁域の水深が40m ~ 60m位のやや深めのドロップオフ壁面や、傾斜面等で
雄を中心にして複数匹の群れでハーレムを形成し生息しております。
雄の体色は薄桃色にて、体側面には濃桃色で縁取られた黄色の複数の太い縦帯が入り、
背鰭、臀鰭、尾鰭は黄色と明水色の縞模様を築いており、国内で見られるハナダイの中で
もっとも艶やかな色彩をしております。

幼魚から雌の体色は全体が薄桃色にて、白色、黄色、赤茶色が組み合わさる腹鰭と臀鰭が
特長にて、幼魚が雌へと成長し、その中から一匹が雄へと変わりハーレムを築き上げます。

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雌 / 撮影 2011年12月:紀伊大島須江 ナギザキ 水深-38m 大きさ約50mm 

実は今回、初めての事を試みました。
本種が生息している水深は40m前後、通常なら酸素21%の通常のエアーで30分ほど潜って
水深6m以浅で100%酸素で加速減圧をするパターンなのですが、今回は100%酸素の手配が
間に合わず、水深35mまでは32%のナイトロックスエアーで潜って、35m以深では酸素21%の
通常エアーの6Lのステージタンクに切り替えて潜る事にして、減圧が出るのを押さえました。

またひとつ、ミックスガスの新しい使い方を覚えられました。

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ユカタハタの幼魚

  • Posted by: manboon
  • 2012年1月10日 01:03
  • ハタ科

昨日は我が家のお寺さんの 大般若会 でした。

さすがに参加3回目ともなると自分も要領が解り出し、今回はスムーズに
行事に参加する事ができました。

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ユカタハタの幼魚  学名 Cephalopholis miniata
 スズキ目 / ハタ科 / ユカタハタ属

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撮影 2011年11月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ約40mm 
英名 Coral grouper
生息 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県以南 ~ 太平洋、インド洋など

珊瑚礁域や沿岸の岩礁域の、浅い水深に生息しております。
体地色は橙色や赤色にて、成魚の体側面には小さな青色斑が散在しておりますが、
幼魚の頃はこの青色斑は無く成長と共に現れます。

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撮影 2006年3月:串本 グラスワールド

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シロオビハナダイ

  • Posted by: manboon
  • 2011年12月 7日 00:18
  • ハタ科

さて今日は、会いたくてこの3週間以内に3回も大瀬崎に通ってやっと出会えた生物の
報告です。

実は自分がテクニカルダイビングを始めたきっかけは、深場に生息するハナダイ類を安全に
観察する事が理由のひとつでしたが、いざテクニカルダイビングのスキルを勉強してみると、
日頃から浅い水深でも一般的なリクレーションダイビング機材で潜るよりは、テクニカル
ダイビングの考え方やテクニカル機材を使って潜る方がいかに安全である事が解り、最近は
30mを越えるダイビングでは必ずテクニカル機材で潜っております。

と言うことも有ってか、今回はそんなテクニカルダイビングの考え方が生かされた観察報告と
なりました。

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シロオビハナダイ  学名 Pseudanthias leucozonus
 スズキ目 / ハタ科 / ナガハナダイ属

撮影 2011年12月:大瀬崎 先端 水深-35m 大きさ約100mm 
生息 伊豆大島、伊豆半島など、日本固有種。


潮通しの良い岩礁域にて水深が30m~65mぐらいに、単独もしくは小数匹の形成し
生息しております。
今までに伊豆海洋公園、伊豆大島、大瀬崎からしか観察報告が無い希種。

体地色は橙色にて雄は体側面中央に白色の横帯があり、背鰭基底部の前部から
横帯の辺りまでと、頭部から眼の上を通って胸鰭基部あたりまでにピンク色
がかった白色の帯があり、眼の下から臀鰭基部前方にかけて白色の細帯が走ります。
背鰭と臀鰭、尾鰭は濃橙色にてそれぞれ上端と下端には明青色の帯が入り、腹鰭は
前から赤色、明青色、白色に色が分かれる等、体全体が非常に艶やかな色彩をして
おり、他のハナダイたちの中に紛れていても、ひと目で本種と識別が可能です。

また婚姻色時には横帯の後方が濃赤色に変色します。

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本種の生息水域はリクレーションダイビングの深さでは無く、安全性からテクニカル
ダイビングの深さになる為、東伊豆に滅多に行く機会の無い自分としては、大瀬崎の
柵下で過去に数回、本種の観察を試みましたがいつも空振りばかりで、なかなか縁が
薄い生物と思っておりました。

ところがここ最近、大瀬崎の先端35m~40m辺りで観察できてると知り、11月から2回
ほど潜りましたが、ここでもいつも空振りばかり。
たった1回潜っただけでバッチリ写真に納めてる方もいるし、本当に自分とは相性が悪い
生物と再び思ってましたが、今回はテクニカル器財に減圧用の100%酸素も持ち込んで
テクニカルでのダイビング計画をして35mぐらいでの滞在時間を長くしたところ、
リクレーションダイバーの方達が浮上したら、直ぐに現れて念願がかないました。

やっと撮れた~と思ってたいたら、その後の2本目ではあっさりと最初から登場。
今までなかなか会えなかったのに、一度会えると直ぐに再会できるとは。
自然社会での遊びは、本当に不思議なモンですね。

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アカハタ

  • Posted by: manboon
  • 2011年11月28日 23:57
  • ハタ科

最近めっきり寒くなりましたので、朝、出勤しようと駐車場に行ってみると、朝は日陰に
なってしまう位置に駐めているせいか、車のフロントガラスが凍っております。

意外と知られていない事ですが、ハイブリッド車は冷房も暖房も電圧が高いせいか直ぐに
効果が現れます。
なので一般のエンジンの車よりも凍ったフロントガラスが溶けるのが早く、そんなに長く
待たずにスタートできるんですが、それでも夏場みたいにすすっとスタートできる季節が
恋しいです~

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アカハタ  学名 Epinephelus fasciatus
 スズキ目 / ハタ科 / エピネフェルス属

撮影 2011年11月:大瀬崎 先端 水深-9m 大きさ約200mm 
英名 Blacktip grouper
生息 小笠原諸島、伊豆半島以南 ~ 太平洋、インド洋など。

珊瑚礁域や沿岸の岩礁域に生息しております。
体地色は赤みを帯びた白色にて体側面に5本の濃赤色帯がありますが、これらの色彩には
変異がありますが、岩礁域に生息する個体は赤みを帯びた物が多く、珊瑚礁域に生息する
個体は白っぽい物が多い傾向に有ります。
尾鰭の後縁は丸く、背鰭棘の背縁は黒いことも本種の特徴です。

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本種は何故か自分の中で、大瀬崎の先端のイメージの生物です。
別に他の地域でも観察しているし、先端と言えば綺麗系のハナダイ乱舞で有名なポイントで
あるのですが、何故か自分は本種を観察するたびに大瀬崎の先端と思ってしまいます。

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サクラダイ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年10月 6日 23:40
  • ハタ科

今朝も、2日続けてアップル社のNEWSに驚かされました。

8月にCEOを退かれた時に、やはりかなり体調が悪いんだろうとは思ってましたが、
まさか僅か56歳と言う若さで天国に召されてしまうまで悪いとは思いませんでした。
個人的には imac に始まり、iPod 、iPod-touch、iPad と唯のアップルユーザーですが、
それら全てが スティーブ・ジョブズ氏 が世に送り出された贈り物でした。

スティーブ・ジョブズさん、ありがとうございました。

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サクラダイ  学名 Sacura margaritacea
 スズキ目 / ハタ科 / サクラダイ属

撮影 2011年9月:獅子浜 水深-16m 大きさ約70mm 
英名 Cherry porgy 
生息 千葉県以南~九州、台湾。

水深が25m以深の沿岸岩礁域にて、大きな群れを形成して遊泳しております。
雄の体地色は赤色にて体側面に白色の斑紋が無数に入り、雌の体地色は橙色で
背鰭前部に大きな黒色斑紋が入ります。
雄雌ともに背鰭軟条の内1本が伸長し、尾鰭は湾入しております。
また雄は背鰭の第3棘も伸長するなど、雄雌の識別は容易に出来ます。

比較的に雄雌が混在して群れを形成しますが、雄だけの群れも観察されます。
本種は全ての幼魚が雌として成熟し、体の大きい雌が雄に性転換する習性を
持っております。

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自分が本種を観察するエリア、伊豆半島から和歌山県までの地域の中で獅子浜が
一番、本種を浅い水深で観察できる地域と思います。
紀伊大島も比較的に浅い水深で本種を観察できますが、それでも20mより浅い
水深では無理です。

だからなのか自分は獅子浜で潜ると、いつも自然と必ず撮している様です。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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ハナゴンベ その5

  • Posted by: manboon
  • 2011年9月23日 21:24
  • ハタ科

本日は夕方に外せない仕事が有ったため、ダイビングはお休み。
早朝から伊勢湾の某場所へ、 トサカギンポ の撮影へと かじきあん の裏ツアーに参加して
きました。

残念ながら先日の台風の影響なのか透明度が悪く、さらに潮位のタイミングが生息してる
ところでの撮影には合わなくて、今回は陸上からの観察のみに終わりました。
でも居ました、やっと見れました~♪
カキ殻から顔を出したり引っ込んだりしてました。

面白い事に トサカギンポ が生息しているゾーンは トサカギンポ だらけで、同じカキ殻を住居と
する イダテンギンポ が生息しているゾーンには イダテンギンポ だらけと上手く住み分けられて
おりますが、ともに生息水深が非情に浅くカキ殻だらけで怪我をし易く、撮影するには
それなりの防御策が必要の様です。

ともかく今回は調査がてらで、撮影する対策と傾向はバッチリ確認できましたので、
次回はきちんと撮影できると思います。

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ハナゴンベ  学名 Serranocirrhitus latus
 スズキ目 / ハタ科 / ハナゴンベ属

撮影 2011年9月:串本 グラスワールド 水深-18m 大きさ40mmぐらい
英名 Hawk anthias
生息域 伊豆半島以南 ~ 西部太平洋域、フィジー、PNG等

紀伊大島の須江の内浦ビーチ以外では、久々に観察した気がします。
もっとも須江以外のポイントでは、紹介されても「いつも内浦で見てるし」と思ってしまい
スルーしているのも理由のひとつですが。

内浦がクローズして約半年、なので久々に写した気もします。
そんな内浦も来月には、今年も無事にオープン予定。
またまた須江通いが増えそうですね

本種の特徴など詳しい報告は、 こちら を、どうぞ。

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チビハナダイ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年7月15日 22:55
  • ハタ科

先日、床屋さんで自分の僅か残る髪の毛を整髪して貰いながら、「今年はいつもより
早めに暑くなった割には、セミの声がなかなか聞こえないね~」って会話になりました。
「暑かろうが寒かろうが 7年も土の中に住んでる生物だから、多分、早く暑くなっても
地面から出てくる時期は例年と変わらないのでは?」、先日、自分の実家の山奥でも
未だ少ししか鳴いてなかったし、「名古屋市内じゃ、例年通り20日前後かな~」って
話で落ち着きました。

が、今朝起きると自宅の前の県営住宅の団地の木々から、一斉にアブラゼミが大声で
ガンガン泣き叫んでます。
大相撲名古屋場所も始まりましたし、名古屋にも本格的な夏がやってきたようです。

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チビハナダイ  学名 Plectranthias longimanus 
 スズキ目 / ハタ科 / イズハナダイ属

撮影 2011年6月:鵜来島 親指 水深-10m 大きさ約40mm 
英名 Longfin perchlet
生息域 南日本 ~ インド洋域、太平洋域など

約一年ぶりに観察しました。
相変わらずの臆病振りで、2~3枚撮影してから他の方に変わって、しばらくしてから
再度、撮影に行くともう姿はありませんでした。

こう言う時って納得が行く写真が撮れるまで撮り続けるか、やはり適度に撮した上で、
他の方に譲るべきか悩みますよね~。

本種の詳しい報告は、 こちら を、どうぞ。

フタイロハナゴイ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年7月 2日 01:36
  • ハタ科

NHKのBSプレミアム放送の「海のトワイライトゾーン」、昨夜で最終回。
と言っても、たった三夜の放送でしたが、全話見終わった感想はやはりねと言った感じで。

もっとリブリーザーの特性や、ヘリウムガスを使う利点などを説明し広報して欲しかったし、
知床で潜る時にはアルゴンガスを使ったりして欲しかったなと思いました。
折角なら最先端のハイテク潜水器材と、スキルの凄さを広めて欲しかったですね。

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フタイロハナゴイ  学名 Pseudanthias bicolor
 スズキ目 / ハタ科 / ナガハナダイ属

撮影 2011年6月:鵜来島 水深-25m 大きさ100mmぐらい
英名 Bicolor anthias  
生息域 伊豆半島以南 ~ インド洋、太平洋域など。

判る方には判るかと思いますが、観やすい様にと上の写真は天地を90度ほど回転させて
いただいております。

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撮影 2010年9月:柏島 水深-30m 大きさ100mmぐらい

水深が20m~70m位の珊瑚礁域の礁外縁や岩礁域にて、小数匹の群れを形成し生息して
おります。
体色は背側の上半分が黄色っぽい橙色で、下半分は薄くピンク色をおびた白色をしていて
背鰭の外縁部や、胸鰭、腹鰭、尾鰭の上下の縁などは薄い青紫色をしており、幼魚ほど
色彩が鮮やかで綺麗です。

また成魚では、雄の背鰭の第2、3棘が長く伸長します。

本種の幼魚の観察報告は、 こちら を、どうぞ。

スミレナガハナダイ その4

  • Posted by: manboon
  • 2011年6月10日 01:43
  • ハタ科

相変わらず、先月に発覚した社内での不祥事に対する対応と、いつもの平常業務が重なり
ハードワークが続いております。
一昨日は匡平の月命日で休暇を頂戴しましたが、気がつけばここ3週間内でそれも含めて
休日は2日間の予定で、下手すると次の休暇は来週の日曜日になりそうです。

遙か昔には、年間28日間の休日と言う試練も有りましたが、それは今より若く体力が
あった頃の話にて、年老いた今では1週間に1日は潜らないと体力が持ちません。
と言う事で、何とかこの週末に1日は潜りたいなと今日も必死に働きます。

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スミレナガハナダイ  学名 Pseudanthias pleurotaenia
 スズキ目 / ハタ科 / ナガハナダイ属

撮影 2011年5月:柏島 民家下 水深-35m 大きさ約120mm 
英名 Squarespot fairy basslet 
生息域 伊豆大島、高知県、琉球列島 ~ インド洋、中西部太平洋など

一昨年までは雄に変わる事は無く、いつもオカマ止まりだった柏島の本種ですが、何故か
突然、昨年の夏頃から性転換した雄が現れる様になり、今年はどうかな~っと思ってましたが
健在でした。

本種の特長など詳細は、 こちら を参照願います。

スジハナダイ その3

昨年の12月は紀伊大島の須江でしか潜らなかったせいか、撮っている生物が同じ
なのがいっぱいで観察報告ネタが乏しくなってきました。

もっと色んな海で潜らないと、いけません。

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スジハナダイ  学名 Pseudanthias fasciatus
 スズキ目 / ハタ科 / ナガハナダイ属

撮影 2010年7月:柏島 水深-35m 大きさ約50mm 
英名 Redstripe Anthias
分布域 伊豆半島以南~西部太平洋、パラオ、PNG、グレートバリアリーフ、
     紅海など

水深が-20m以深の岩礁域や珊瑚礁域にて、岩穴や大きな岩壁などで少数匹による
ハーレムを形成して生息しています。
体地色は明るい橙色で、体側面の鰓部の後ろあたりから尾柄部にかけ、白く縁取り
された太い赤色縦帯が直線的に入り、尾鰭両端は糸状に伸びており、体側面の一筋の
縦帯が和名の由来になっております。

近似種の イトヒキコハクハナダイ ( 以前は スジチガイ と呼ばれておりましたが、2010年
8月に正式和名が付きました。) は、体側面の縦帯が直線でなく曲線を描く事で識別が
可能です。

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この個体はこの撮影した時に自分は初めて観察しましたが、11月に潜った時も
少しだけ
大きくなった姿で元気で泳いでました。

このまま今年も居ついてくれてると嬉しものです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

キシマハナダイ その3

  • Posted by: manboon
  • 2011年1月 1日 00:23
  • ハタ科

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まずは今年のご挨拶にて。

本日、観察報告させていただく生物の幼魚ちゃまに、しゃべっていただきました。
と言う事で、本日はお正月らしく艶やかできらびやかな生物の観察報告です。

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キシマハナダイ  学名 Tosanoides filavofasciatus
 スズキ目 / ハタ科 / イトヒキハナダイ属

撮影 2010年12月:紀伊大島須江 ナギザキ 水深-38m 大きさ約60mm 
生息域 伊豆大島、相模湾、和歌山県、沖縄舟状海盆、トンガ海嶺など

岩礁域や珊瑚礁域の水深が40m ~ 60m位のやや深めのドロップオフ壁面や、傾斜面等で
雄を中心にして複数匹の群れでハーレムを形成し生息しております。
雄の体色は薄桃色にて、体側面には濃桃色で縁取られた黄色の複数の太い縦帯が入り、
背鰭、臀鰭、尾鰭は黄色と明水色の縞模様を築いており、国内で見られるハナダイの中で
もっとも艶やかな色彩をしております。

幼魚から雌の体色は全体が薄桃色にて、白色、黄色、赤茶色が組み合わさる腹鰭と臀鰭が
特長にて、幼魚が雌へと成長し、その中から一匹が雄へと変わりハーレムを築き上げます。

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本種は本日の撮影地、紀伊大島須江のムロバエと言うボートポイントでは通年において
観察出来ますが、水深が約50mと深い為、一般のレジャーダイバーではなかなか潜って
観察に行けません。
ところが昨年の夏頃から、昔から偶に1~2匹観察できる事もあったボートポイントの
ナギザキで複数の雌が観察し始め、秋にはとうとう雄になりました。

やはり複数匹いると雄に性転換するのか、ナギザキでは初めての雄、しかも4個体も。
水深も36m~40m位と、レジャーダイバーでも何とか潜れる水深で、自分もテック器財
じゃなく、レジャーダイブ用の器財で観察してきました。

こんな水深で本種の雄が観察出来るチャンスは滅多に無いので、ぜひお勧めです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ハナゴンベ その4

  • Posted by: manboon
  • 2010年11月23日 00:56
  • ハタ科

毎年、F-1レースのシーズンオフに、フジTVのCS放送で過去のF-1レースから年代毎に
数戦を選んで再放送されておりますが、このオフシーズンは1989年と、1990年からの
リピートにて、先週の土曜日から始まりました。

1989年と言えば、1988年までのターボエンジンがルール改正で禁止されて現在と同じ
NAエンジンに変わった年。
セナとプロストの名勝負が数多く見られるシーズンにて、古くからのファンにとっては毎回
必見の放送になりそうです

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ハナゴンベ  学名 Serranocirrhitus latus
 スズキ目 / ハタ科 / ハナゴンベ属

撮影 2010年9月:紀伊大島 須江 内浦ビーチ 水深-12m 大きさ40mmぐらい
英名 Hawk anthias
生息域 伊豆半島以南 ~ 西部太平洋域、フィジー、PNG等

水深が10m ~ 70mぐらいの岩礁域や珊瑚礁域にて、岩穴や礁縁部の崖穴などで
穴や窪みから少し離れて泳いで居る姿を多く観察します。

体地色は黄色が混じった濃いピンク色にて、上半身に掛けて黄色が増します。
吻端には円形と、顔から胸鰭までに掛けそれぞれ黄色の不規則な帯が刺青状に
複数入るのが特徴です。
各鰭の外縁は薄い紫色に縁取られておりますが、小さな幼魚ほど濃い紫色を
していて妖艶な美しさを極めております。

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撮影 2010年10月:紀伊大島 須江 内浦ビーチ 水深-12m 大きさ30mmぐらい

不思議に思うのですが、毎年秋から春にかけてだけ潜る事が出来る、須江の
内浦ビーチですが、毎年、本種を同じ場所で観察します。
以前には毎年成長していた個体も居ましたが、同じ場所で毎年同じぐらいの
サイズの個体を観察します。

他にもクジャクベラの幼魚も、同じ場所で毎年同じぐらいのサイズの個体を
観察します。
今までこのポイントで成魚は観察しておりませんが、毎年新しい卵から孵化して
同じ場所に漂着するんでしょうか?
そうだとすると、そんな自然の摂理って凄いものだと思ってしまいますね。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ヌノサラシ

今日は、新聞休刊日です。
現在の様に情報通信が発達した世の中では、自分が朝起きた時点では新聞の朝刊よりも
TVやラジオ、ネット等の各メディアの方が新しいNEWSを発信しており、特に新聞が無くても
問題は無いのですが、それでも毎朝読んでる新聞を読まないと、何か情報拾得不足感な
気持ちになるのが不思議です。

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ヌノサラシ  学名 Grammistes sexlineatus
 スズキ目 / ハタ科 / ヌノサラシ属

撮影 2010年7月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ約150mm 
英名 Sixlined soapfish
生息域 相模湾以南の南日本、西部太平洋域、インド洋域など。

岩礁域や珊瑚礁域の沿岸の浅い水深にて、岩陰や岩の隙間などに生息しております。
幼魚の頃の体地色は黒色にて、複数の黄色っぽい白色の縦縞が全身に走りますが、
この白色の縦縞は成長するに伴い、縞模様から水玉模様に変わります。

粘液細胞と真皮中の粘液腺の中にグラミスチンと言う毒を持っており、外敵から脅威を
与えられたりすると、体表から大量の粘液と共にこの毒を分泌します。

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撮影 2010年9月:柏島 勤崎 水深-12m 大きさ約150mm 

アゴハタ や、 ルリハタ キハッソク 等と共に、毒を分泌すると海水をまるで石鹸水の様に
泡立てることから、英名では " ソープフィッシュ " と呼ばれていて、水槽などで他の生物と
一緒に飼育すると、毒を分泌して他の生物を殺してしまい、同じ水槽で複数の本種を生育
しすると共食いするそうですので、もしも自宅などで生育しようとする場合は色々と注意が
必用なサカナですね。

アカボシハナゴイ その3

やりましたね~、ドラゴンズ~♪
ドアラも、樽酒を頭からかぶってましたね~♪♪♪

とは言っても試合は無く、ただタイガースが負けてくれただけの結果ですが。
あとはグランパス、今年こそ全て名古屋が総取りです。

さて今日も、先週末の柏島遠征で観察できた生物の報告です。
昨日と同じく観察する事が珍しい種ではありますが、本日は綺麗系です。
でもいつも、柏島遠征と書いてはいますが今回で今年になって柏島で潜った本数は36本に
なりました。
いつもホームと言ってる須江ですら30本なので、今年はひょっとしたら・・・・
でももうすぐ須江では内浦ビーチがオープンしますので、最終的には須江が多くなるかと
思います。

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アカボシハナゴイ  学名 Pseudanthias lori
 スズキ目 / ハタ科 / ナガハナダイ属

撮影 2010年9月:柏島 民家下 水深-35m 大きさ約70mm 
英名 Lori's Anthias
生息域 和歌山県、高知県、琉球列島 ~ 中、西部太平洋域、東部インド洋など

珊瑚礁域の水深が25m~60m辺りの潮通しの良い珊瑚礁外縁部や、岩塊根などに
生息しております。
尾柄部背面の橙色、もしくは赤色の四角い斑紋が縦方向に大きな長方形になる事が
特長にて、雄の成魚は背鰭第3棘と腹鰭が大きく伸長します。

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撮影 2007年10月:柏島 勤崎 水深-47m 大きさ約40mm

こちらは約3年前に撮した幼魚です。
今回は近似種の アカネハナゴイ との相違点に、それぞれマーカーした写真を横に並べて
説明しようと思いましたが、残念ながら過去に撮した写真の中で アカネハナゴイ の人様に
見せられる様な写真は無く、今回は断念しました。

なのでいつか、 アカネハナゴイ の綺麗な写真を撮れた時にでも、相違点をマーカーしながら
報告させて頂こうと思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

スミレナガハナダイの婚姻色

  • Posted by: manboon
  • 2010年8月17日 00:34
  • ハタ科

昨日はお盆連休明けで通勤はコミコミと思ったら、意外と空いてました。
16日もまだお盆休暇の会社も多いんですね。

さて本日の観察報告では、本当はもっと綺麗な写真を使って報告したかったのですが、
105mmのマクロレンズでの撮影でしたので、離れすぎてストロボの光が届かず、暗~い
写真となってしまい、それを神様フォトショップ様の神の手によって明るくして貰った結果、
ちょっと昔の図鑑っぽい色彩の写真になってしまいました。

やはりこれだけ大きい生物は、60mmレンズでないと駄目ですね~

sumirenagahanadai 20100728f.jpg
スミレナガハナダイ  学名 Pseudanthias pleurotaenia
 スズキ目 / ハタ科 / ナガハナダイ属

撮影 2010年7月:柏島 民家下 水深-35m 大きさ約120mm 
英名 Squarespot fairy basslet 
生息域 伊豆大島、高知県、琉球列島 ~ インド洋、中西部太平洋など

岩礁域や珊瑚礁域の水深が20m ~ 70m位のやや深めのドロップオフ壁面や、傾斜面等で
雄を中心にして複数匹の群れでハーレムを形成し生息しております。

sumirenagahanadai 20100728a.jpgsumirenagahanadai 20100728d.jpg

本種は雌の中から一番大きな個体が雄に性転換して、その雄を中心にして小さな群れを
作ります。
普通では、その時に雌のオレンジの体地色がピンクがかった赤色に変色して、体側面に
すみれ色(薄い紫色)の四角形の斑紋が浮き出る様になり、よくサロンパスを貼ったハナダイ
などと言われております。

ところが柏島に棲息している本種は、雌から雄に性転換する途中で体地色の色彩変化が
止まって、オレンジ色のままで雄への性転換が終了してしまいます。
なので柏島での本種の雄の婚姻色は、今回の写真のオレンジ色ベースの婚姻色となり、
他の地域では観られない独特の色彩にて、通称オカマカラーと呼ばれております。

sumirenagahanadai 20080414a.jpg
撮影 2008年4月:PALAU 水深-32m 大きさ約120mm 

こちらが一般的に観察される、本種の雄の色彩です。
頭部に紫色の斜めの帯が薄く浮き出てますので、婚姻色と平常色の中間的な色彩と
思います。

sumirenagahanadaiYg 20100727a.jpg
撮影 2010年7月:柏島 後浜 水深-20m 大きさ約40mm 

こちらは幼魚、色彩は大人の雌とほとんど同じです。

チビハナダイ

  • Posted by: manboon
  • 2010年6月28日 06:53
  • ハタ科

この新しいサイトにリニューアルして初めてのハタ科の生物の報告は、今までなかなか
写せなかったハナダイの報告です。

chibihanadai 20100626d.jpg
チビハナダイ  学名 Plectranthias longimanus 
 スズキ目 / ハタ科 / イズハナダイ属

撮影 2010年6月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ約40mm 
英名 Longfin perchlet
生息域 南日本 ~ インド洋域、太平洋域など

珊瑚礁域の水深10m~50m位に生息しております。
尾鰭基底部の背部と腹部に一対の白色斑がある事が特長です。
ハナダイといっても水中を遊泳するハナダイとは異なり、 オシャレハナダイ の様に、水底を
這いずる様に移動しますし、目が片方単位で上下左右にクルクルと動く動作など、ハナダイと
言うよりもゴンベ科の魚に似ております。

また明るい所を嫌う性質でオーバーハングや岩陰等に生息しており、見掛けても直ぐに隠れて
しまうので、なかなか全身を撮影するのが困難な生物です。

chibihanadai 20100626b.jpg
chibihanadai 20100626c.jpg

この2枚の写真で判るかと思いますが、左目だけがゴンベ科の生物の様にクルクルと
変化しております。

chibihanadai 20100626a.jpg

過去に数回ほど見掛けたことは有りますが、いつも瞬時に隠れられてまともに写せたのは
今回がはじめて。
やっと撮れて良かったです。

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