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テンジクダイ科 Archive

イシモチの未記載種の幼魚

昨年クリスマスに紀伊大島須江で見つかった ツノカサゴ ですが、先日10日振りに見に行って
きましたが、影も形も有りませんでした。

同様のクリスマスに見つかった アザミカクレモエビ は健在でしたが、その時は何もない砂地に
ポツンと居ましたので、移動して行かない様にとすぐ隣に木片を置いておきましたが、もともと
甲殻類の様に何か隠れるホストなど必要としない種だけに、どこかから移動してきた様に、また
どこかへ移動して行ったんでしょう?
やはり自然界での生物との出会いには、一期一会の気持ちが大事な様ですね。

さて本日は、自分が一番好きなアポゴン類の観察報告です。

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イシモチの未記載種  学名 Vincentia(?) sp
スズキ目 / テンジクダイ科 / Vincentia属

撮影 2010年11月:柏島 後の浜 水深-24m 大きさ10mmぐらい
英名 Japanese Cardinalfish a
生息域 愛媛県南部、高知県西南部など

おそらく以前に報告させていただいたテンジクダイ科の未記載種で、 イシモチの未記載種
幼魚と思われますが、同じぐらいのステージの写真を掲載されて資料が見つからず識別が
出来ません。

成魚では珊瑚礁域の浅い水深にて、日中は転石の下や廃棄物などに隠れていて、夜間に
なると外に出て活動します。
愛媛県南部、高知県西南部の一部地域ぐらいからしか報告されて無い希種にて、成魚は
以前に自分が過去のブログで観察報告を書いた後の2010年3月に創風社出版社から発刊
された「 えひめ愛南お魚図鑑 FishesorAinanEhime 」 にて " テンジクダイ科の一種 "
として紹介されたぐらいで他の図鑑類などに掲載されておらず、今後の研究者の方達の
ご尽力に期待します。

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過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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スミツキアトヒキテンジクダイ その2

最悪の結果でしたね。
エスパルスが負けレイソルが勝った為、レイソルが勝ち点68で首位、我がグランパスは
65位となり、残る2試合に望みを託します。

一方、中日ドラゴンズは完封負けで日本一ならず。
まぁ元々、攻撃力、投手力、機動力の全てに於いてホークスに勝っていなかっただけに
ここまで戦えたこと自体を称えるべきかも知れません。
でも来年は落合監督が居ませんから、しばらくは日本シーズに出場する事自体が困難と
思えるので、やはり今年は日本一に成っておいて欲しかったです。

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スミツキアトヒキテンジクダイ  学名 Archamia dispilus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / アトヒキテンジクダイ属

撮影 2011年10月:沖縄本島 水深-18m 大きさ60mmぐらい 
生息域 和歌山県、高知県、奄美大島以南 ~ 西部太平洋域、PNG等

珊瑚礁域の内湾の礁湖内や岩礁域の岩壁や岩穴などで同属の他種などと混生した群れを
形成しております。
体地色は赤褐色にて体側面に橙色の細い横縞が多数入り、尾鰭基底部に大きな黒色斑紋が
あり、鰓の後部にシミの様な赤色斑紋が有ります。

本種はアトヒキテンジクダイ属の中では一番大きく成長する種にて、 アトヒキテンジクダイ や、
アトヒキテンジクダイダマシ とは、この鰓の後部の赤色斑紋が無い事で識別が可能です。
また、この赤色斑紋が黒色で頬部にもある場合はの場合は フタホシアトヒキテンジクダイ です。

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本種の過去の報告は、 こちら を、どうぞ。

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イナズマヒカリイシモチ その5

今から約11年前に床上70cmの浸水災害を経験した自分は、1時間に100mmの降雨量は
当時100年に一度の災害との名古屋市の説明を受けて、自分が育った三重県南部と違って
都会は雨に弱いと思いましたが、そんな日本でも1、2位の降雨量の地域で豪雨に強いと
言われてきたはずの地域が、今回の台風12号により大災害に見舞われました。

TVから流れてくる映像には、いつも串本や紀伊大島へ潜りに行く道中の見慣れた風景の
様変わりした様子がが写っていて、また家屋が浸水した映像では我が家が水害で浸水した
時のありさまと重なり、当時の辛い思いが蘇りました。
被災者の皆さんは大変と思われますが、どうか頑張ってください。

さて何とか今週もマンデイアポゴンのネタがありました。

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イナズマヒカリイシモチ  学名 Siphamia tubulata
 スズキ目 / テンジクダイ科 / ヒカリイシモチ属

撮影 2011年8月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ40mmぐらい 
生息域 高知県柏島、和歌山県紀伊大島、インドネシア・スンバワ島、
      ニューギニア島西岸、サラヤル島など。

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 抱卵中の姿  撮影 2007年7月:柏島民家下 水深-18m 大きさ約50mmぐらい  

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 幼魚の姿 撮影 2007年9月:柏島民家下 水深-23m 大きさ約10mmぐらい  

例年、本種を春の終わり頃から夏の始まり頃にかけて観察しますが、それ以外の季節は
もっと深い水深で生息しているのでしょうか?
暑さのピーク時に観察できなくて、寒さのピーク時にも観察できないと言う事は極めて
一定の水温を好む生物なんでしょうか?

日本では陸上と同じ様に海の中にも四季があって、四季によって観察できる生物も変化を
しますが、色んな生物で多く見かける年があれば、あまり見かけない年があります。
そう思うと本種は、昨年と今年はあまり見かけなかった気がします。

残念ながら、本種の光る姿を未だに見たことがありません。
名前が名前だけにピカリッと光ると思うのですが、

本種の生態などの詳しい報告は、 こちら を、どうぞ。

オオスジイシモチ その4(幼魚)

先日、我が家近くの名古屋市内で蝉の声が聞えなくなった事を書きましたが、昨日、
遊ばさせて頂いた越前町では、まだまだうるさく鳴いてました。
自然に近い所では、まだまだ夏のようです。

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オオスジイシモチ   学名 Apogon doederleini
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年7月:串本 串本KDPビーチ 水深-5m 大きさ約20mm
英名 FourLine cardinalfish
生息域 千葉県以南 ~ 西部太平洋域など

内湾の珊瑚群生域や岩礁域にて、日中はそれらの珊瑚や岩礁の隙間に隠れる様にして
生息しておりますが、夜になるとフラフラ~って感じで中水層を泳いで捕食したりして
おります。
体型は長卵形にて体地色は赤みががった白色にて、体側面に濃い茶褐色の縦縞が5本走り、
尾柄部には眼径並みの大きさの黒斑がひとつあります。

幼魚の時は群れを成しますが、成魚になると単独で生息し繁殖期にはペアを組みます。

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過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

キンセンイシモチ(ラインタイプ) その4 幼魚

さて本日は、久々にアポゴンマンディです。

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キンセンイシモチ(ラインタイプ)   学名Apogon properuptus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属
撮影 2011年5月:柏島 後浜 水深-12m 大きさ10mmぐらい
英名  Goldstriped Cardinalfish
生息域 高知県以南 ~ インド洋、西部太平洋域など

本日報告する種の名前は、おそらくです。
確信は持てません。
キンセンイシモチの幼魚である事は間違いありませんが、問題は果たして ラインタイプ
あっているのか、それとも ドットタイプ の間違いなのか。

成魚の頃の比較は こちら に書いてある方法で識別が可能ですが、幼魚のステージでの
パッと見での比較は困難です。
両方の写真が掲載されてる えひめ愛南お魚図鑑 を参考にさせていただき
ましたが、明確な違いがわかりません。
ただフィールド的に観察した柏島では ラインタイプ の方が多いので、本種とさせて
いたただきました。

なので、いつもの事ながら間違っていたら、ごめんなさい。

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過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

コスジイシモチ その2(幼魚)

昨日のハンガリーGP、ジェンソン・バトン選手がF-1参戦200レース目を見事に優勝で
飾りました。

雨が降ったり止んだりと天候に惑わされたバタバタのレースでしたが、やはり荒れる
レースには強いバトンでした。
ヨーロッパラウンドになってからは、Sベッテルもなかなか勝てなくてやっと今年のF-1が
面白くなってきましたね。

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コスジイシモチ 学名 Apogon endekataenia
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年6月:柏島 後浜 水深 -9m 大きさ15mmぐらい
英名 Eightstripe cardinalfish
生息域 東京湾以南~台湾、西部太平洋域など

本種の産卵期は4月終わり頃から8月ぐらいまでで、雌雄共に複数回行いますので、
今回撮影した子供達は、おそらく今年の4月~5月に産まれた子供達と思います。

まだまだ小さすぎて尾柄部の黒色斑紋も明確ではありません。
特に真正面から見ると、なにイシモチなのかすらも判りませんね。

本種の詳しい特徴は、 こちら を、どうぞ。

ヤミテンジクダイ その2(口内保育)

昨日は明るいうちに名古屋へ戻って来れて、スマホでウェザーニュースを見てみると
降水確率はしばらくずう~っと0mm。
なので匡平のお墓を掃除してその後、車を洗車したのですが、22時頃から雨が降って
きました。
最近、天気予報が全然当たらないのは何故なんでしょう?

さて本日は、久々のアポゴンマンデイです。

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ヤミテンジクダイ  学名 Apogon semiornatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / 属

撮影 2011年6月:柏島 後浜 水深-7m 大きさ50mmぐらい
英名 Obliquebanded Cardinalfish
生息域 三宅島、千葉県以南、インド洋~西部太平洋、北部オーストラリア
     東アフリカ、紅海 ~ フィジーなど

水深が30m位までの岩礁域に棲息しており、日中は岩穴や岩の切れ目の奥などに隠れて
いて、動きは暖慢です。
体地色は透明っぽい薄いピンク色にて眼の上後ろ辺りから尾柄部にかけてと、眼から臀鰭に
かけてそれぞれ太い暗褐色の帯が入ります。
この染め分け模様はテンジダイ科では珍しく、本種の特長です。

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今まで何度か本種を観察していますが、口内保育中の姿は初めてでした。
口内保育中だからだったのか、いつもならほとんど穴奥に隠れていて滅多に現れない為に
撮影がほとんど出来ないのですが、今回は穴奥からちょこちょこと良く出てきていたので
珍しく真横姿が撮影できました。

ちょっと不思議だったのは、テンジクダイ科の多くが口内保育して7日~10日後ぐらいに
卵を口から放つのに対し、この個体は5日~6日で放つみたいです。
自分が撮影した前々日は何も口に入れて無かったのに、撮影した3日後には再び放出して
いた様でして。

それとテンジクダイ科の生物は口内保育中はペアで居ることが多いのに、今回は雄しか
観察が出来ませんでした。
本種の事ですから日中は穴奥に隠れていただけかも知れませんが、ナイトダイビングで
潜れないポイントだけに確認が出来なくて残念です。

なかなか口内保育している姿を見られない本種ですが、いつかナイトダイビングでその点を
じっくり観察してみたい生物です。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。


キンセンイシモチ(ラインタイプ) その3

いつ頃かは覚えておりませんが、何処の海で潜っていても棲息していれば必ず撮している
生物が、本日、報告させていただくアポゴンです。

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キンセンイシモチ(ラインタイプ)   学名Apogon properuptus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属
撮影 2011年5月:柏島 後浜 水深-12m 大きさ60mmぐらい
英名  Goldstriped Cardinalfish
生息域 高知県以南 ~ インド洋、西部太平洋域など

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撮影 2011年5月:鵜来島 浦ノ口 水深-9m 大きさ60mmぐらい

当ブログでは何度か報告させていただいている本種のラインタイプと、ドットタイプですが、
ラインタイプの自分の観察北限は今まで柏島でしたが、鵜来島にも生息しておりました。

まぁ実際には、柏島と鵜来島では北緯はほとんど変わりませんが。

なかなか気にしてみてないと判らない違いではありますが、アポゴンフェチとしてはいつも
何処の海に行っても本種を見ると気にして観察していて、いつか自分の観察した北限記録を
塗り替えてみたいと思っております。

本種の詳しい特徴は、 こちら を、参照願います。

ヤライイシモチ その3

さて今週は、なんとか当ブログサイトの目標であるアポゴン・マンデイに出来ました。
当初は今回の柏島遠征で撮り忘れていたと思っていたものの、撮した写真を見てみると
知らぬ間に撮しておりました。

日頃から何処の海に行っても、テンジクダイ系は常に撮している習慣が役に立った様です。

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ヤライイシモチ  学名 Cheilodipterus quinquelineatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / ヤライイシモチ属

撮影 2011年5月 柏島 後浜 水深-12m 大きさ80mmぐらい
英名 Fivelined Cardinalfish
生息域 小笠原諸島、和歌山県以南 ~ 紅海、インド洋、西太平洋域など

珊瑚礁域や岩礁域にて、日中は珊瑚や岩陰、岩穴などに隠れる様に生息しています。
体地色はシルバーっぽい白色、体側面に黒色の縦縞が5本走り、各鰭は透明色、尾鰭の
基部にある黄色斑紋の中心の黒斑の大きさが、瞳より小さい事等が特徴。

幼魚の頃は小さな群れを成しておりますが、成魚に育つと単体での生息に変化します。

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撮影 2011年2月 フィリピン・マクタン島 コンチキビーチ
                     水深-8m 大きさ90mmぐらい

本種の 前回の報告でも触れましたが、透明色一色の尾鰭で、希に上端と下端が黒色で
縁取られている個体を観察します。

前回の報告以降あれこれと調べていますが、いまだに判っておりません。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ミナミフトスジイシモチの幼魚 その2

相変わらず、管首相が野党どころかご自身の所属されている民主党からもケチョン
ケチョンに辞めろ辞めろ~と攻撃されておりますが、もしも御退陣なされたとして
次の総理大臣をお勤めなさる方をはどなたなんでしょうか?

メディアからは、そんな所までは伝わって来ないですね~

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ミナミフトスジイシモチ  学名 Apogon nigrofasciatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年2月:フィリピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深-5m 大きさ約40mm 
英名 Blackstripe Cardinalfish
生息域 神奈川県以南の南日本 ~ 台湾、中、西部太平洋域など

岩礁域や珊瑚礁域にて、昼中は岩穴や岩陰に隠れる様にして単独で生息しており、
夜になると岩穴から出て海底近くを浮遊しております。
体地色は淡褐色で、体側面に5本の太くて黒い縦帯があり、その内の真ん中の3本は
尾柄部まで届き、黒帯の間には光沢のある白色の細い縦線がある事等が特徴です。

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本日報告させて頂いた写真は、幼魚と言っても小学生サイズです。
これより小さな 幼稚園 サイズでは、白色の細い縦線は鮮やかな黄色をして
おります。
そんな 幼稚園 サイズを捜してましたが、今回のマクタン遠征では小学生の
子供達にしか会えませんでした。

その事からも次回のマクタン遠征は、今回と違う季節を選んで行こうと考えて
おりますが、日本ほど明らかな四季の変化が無い国だけに、日程の選択には
悩みそうです。

ユカタイシモチ その2

昨夜は久々に、当観察報告を書いている途中でうっかり寝ってしまいました。
慌てて昼休憩中に仕上げましたので、間違ってる点があってもご容赦願います。

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ユカタイシモチ 学名 Apogon exostigma
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -5m 大きさ60mmぐらい
英名 Narrowstripe cardinalfish
生息域 奄美諸島以南 ~ 中、西部太平洋域など。

今回の写真は、ナイトカラーです。
珊瑚礁域の内湾などの礁湖、礁池の珊瑚群落や岩礁周りなどで小数匹の群れを形成して
棲息して
おります。
体色は日中は薄黄土色、夜間は銀灰色にて、体側面の吻端から眼を通り尾柄部まで1本の
太い暗褐色縦帯が伸びており、尾柄部のその縦帯より上側に大きな黒斑紋があるのが
特徴です。

この尾柄部にある大きな黒斑紋が、暗褐色縦帯と同じライン上に位置していれば、南紀でも
観察可能な近似種の ヒトスジイシモチ です。

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撮影 2008年10月:パラオ GP3 水深 -3m 大きさ70mmぐらい

こちらは日中の体色で、夜とは違ってテンジクダイっぽい体色です。
日中は岩穴などに隠れているテンジクダイ科の生物は、昼と夜とで体色が変化するタイプは
たくさん居る訳ではありませんが、本種や オオスジイシモチ や、 クロホシイシモチ の様に
日中にあまり隠れずに行動している種の方が夜に色彩変化がある様に思えます。
もっとも自分の主観であって、生物学的な研究結果では有りませんが。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

メニーラインドカーディナルフィッシュ

昨日で、紀伊大島須江地区の今シーズンの内浦ビーチは半年間のクローズになりましたが、
今シーズンの自分の潜った本数は26本、通算で165本になりました。

現在の自分の総ダイビング本数の、約11%はこの内浦ビーチで潜った事になりますが、
年間半年間しか潜れないポイントにしては、結構、潜ってるものだと思いました。

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メニーラインドカーディナルフィッシュ 学名 Apogon multilineatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -5m 大きさ70mmぐらい
英名 manylined cardinalfish
生息域 フィリピン以南 ~ 西部太平洋域など。

珊瑚礁域にて、水深が2m~25m位の礁外縁や礁湖、礁池等の岩塊や珊瑚の周りで、
小数匹の群れを形成して棲息しております。
体地色は茶褐色にて頭部は茶色、体側面に複数の白色の縦線が走りますが、眼から
下側の顔部には3本しか入りませんので、パツと見では顔部は茶色に白色の縦線が
体側面には白地に茶褐色の縦細線と少し太めの縦線が入つている様に見えます。

また多くのテンジクダイ科の縦縞模様タイプは、尾柄部に黒色斑紋や黒色帯が入る
事が多い中、本種はそれらの斑紋や帯など黒色の色彩がありません。

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日頃からアポゴンフェチと自称しながら、まだまだ勉強不足でした。
今回の写真は撮影時は コスジイシモチ の地域体色かなと思って撮影しましたが、
日本に戻って後から調べて本種と判明しました。
解っていればもっと沢山、色んな角度から撮影してたと思うと、ただ反省ばかりです。

ミスジアカヒレイシモチ その2

日頃から自分は現金でなくカード払いで買い物をする事が多く、コンビニで1,000円以下の
買い物でもカード払いにして、ちまちまと航空会社のマイルを貯めておりましたが、最近は
現金払いに変更し貰った釣り銭の一部を、レジ横に置いてある義援金の募金箱へ入れる様に
しております。
いつも本当に小銭だけですが、小銭も貯まれば山になるかと。

勿論コンビニ以外の募金箱が設置されてる所でも、小銭が有れば募金箱に入れてるんですが、
先日珍しく、募金箱が置いていないお店が有りました。

以前では気にもしなかったんですが、置いてないと「何で?」と疑問にさえ感じます。
こうなると、まるで募金ヲタクみたいですね。

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ミスジアカヒレイシモチ 学名 Apogon trimaculatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -5m 大きさ30mmぐらい
英名 Three spot cardinalfish
生息域 奄美諸島以南 ~ 西部太平洋域、インド洋など。

珊瑚礁域に生息しており、日中は礁湖や礁外縁等の岩穴などの暗い所に隠れていて、
夜になると外に出て行動をします。
体高は高く菱形にて、第一背鰭よりも第二背鰭が大きいのが特徴。
体地色は幼魚の頃は透明っぽい色ですが、成魚になると茶色に変わります。
第一背鰭の前半分は黒色で後ろ半分は白色、その他の第二背鰭、胸鰭、腹鰭、臀鰭、
尾鰭などは透明っぽい色にて、第一背鰭の基部前部と、第二背鰭基部前部と後部に
各1本、合計3本の短い黒色横帯が入ります。

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撮影 2011年2月 同ビーチ 大きさ100mmぐらい

こちらは立派な成魚の姿です。
幼魚ほどでは有りませんが、本種は夜の姿では背部から尾柄部の背面の一部がライトなど
光を当てると青白く反射します。

と書いても、現実には日中に観察した記憶が無いので夜だけでは無いかも知れませんが。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

コミナトテンジクダイ

NHKの今年の大河ドラマ「江」ですが、浅井長政氏が織田信長公に破れた時に江の
産声が戦場に響き渡り一時停戦になったとか、信長公を破った明智光秀氏が少女の江に
謝罪したり、また信長公の霊が江の乗る馬の後ろに乗るなど、昨今、歴史の新しい解釈が
増えている中でも、とても信じられない話が多すぎて、毎年大河ドラマは少々アレンジが
してありますが、流石にここまでドラマ用に曲げられてしまうとはと見ていて閉口しており、
今年はもう大河ドラマは見ないでおこうと思ってました。

が、また、昨夜も見てしまいました。
来週の展開は、どうなるんだろう?

てな事には関係なく、今日はアポゴン・マンディです。

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コミナトテンジクダイ 学名 Apogon coccineus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -5m 大きさ40mmぐらい
英名 Red-sea cardinalfish
生息域 千葉県以南 ~ 西部太平洋域など。

岩礁域や珊瑚礁域にて、浅い水深から20m位までに棲息しており、体色は全体に赤褐色。
本種の北限記録は今でも千葉県ですが国内では奄美大島から沖縄列島に多く、その他の
地域での観察は希です。
日中は岩穴の奥深い所や、珊瑚の隙間の奥などに隠れていますが、夜になると岩と砂地の
間や岩壁の隙間辺りで居る姿が観察出来ます。

千葉県小湊にて標本が採集された事が、和名の由来です。

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リュウキュウイシモチとよく混同されますが、前者よりも本種は体高が低く、尾柄長が長い事、
両眼間隔が狭く、また前者の吻端は丸く本種はやや尖る事、前者の体側鱗は後縁部のみが
赤褐色ですが本種は鱗全体が暗赤褐色なことなどで識別ができます。
また他にも似たアカネテンジクダイは、側線が第2背鰭あたりから急に下降している事で、
側線が比較的平行な本種と識別ができます

また英名に有る紅海やインド洋域で観察出来る本種は、背部に蛍光青色の小斑点が散在して
おり、西部太平洋域で観察出来る種とは、若干、異なります。

バンダイシモチ その3

我が家は約10年前に床上 1mの水害に会い、完全に家や住んでる町、生活等が元通りに
戻るまでには 3ヶ月程かかりました。
今回の東北地方の災害は、我が家の水害時の時の様な小さなエリアでなく、とても広い
地域での災害ですので、元に戻るのは相当時間がかかると思います。

残念ですが仕事が有って家庭がある自分では、名古屋から遠く離れた現地に復興の為に
手伝いに行くのはとても無理な事です。
結局、自分が手助けできる事は、送っても無駄になる事が多い物資よりも、義援金を
送る事と、節電の為、関東圏には行かない事かと思ってます。

心ない発言かも知れませんが、被害が少ないとは言え同様に天災で体育館暮らしをした
自分はそう思いました。

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バンダイシモチ 学名 Apogon bandanensis
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -5m 大きさ30mmぐらい
英名 Banda cardinalfish
生息域 奄美諸島以南 ~ 紅海、西部太平洋域、GBRなど。

珊瑚礁域にて、水深5~10m位にに生息しており、日中は岩穴奥深くや岩陰などに隠れて
いますが、夜になるとふら~ふら~っとした感じで水底近くを浮遊しております。
体の大きさに対して眼は著しく大きく、眼の下から頬にかけ斜め後方向に先細りの黒色の
線があり、体側面には不明瞭な太くて黒色の横帯が2本あります。
また、尾柄部にも太くて黒色の明瞭な横帯が1本あります。

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近似種の ホソスジナミダテンジクダイは、眼の下から斜め後方向に伸びる黒色線の先端が
前方向に湾曲を描く事や、体側面の暗褐色の横帯が5~6本で有る事、また同じく近似種の
ナミダテンジクダイ は体側面の中央部に6~10本の輪郭が明瞭な暗褐色の横帯があり、
尾柄部の太くて黒色の横帯は測線より上方は明瞭で下方が不明瞭である事などで識別が
可能です。

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撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -8m 大きさ70mmぐらい

こちらはほぼ成魚のステージです。
幼魚が水底近くを遊泳しているのに対して、成魚は小数匹の群れを成して中層を遊泳して
おりますが、ライトの明かりを当て続けていると珊瑚の中や岩穴に隠れて行きます。

日中はまず観察が不可能な生物だけに、夜でもライトの明かりは嫌いみたいですね。

シボリダマシ

" 前原大臣、辞意 "
日頃から今の与党のあり方を非難している自分ですが、この方だけは密かに期待をして
おりました。

外国人の方から献金を得ていた事が理由ではありますが、これほどの方がそんな凡ミスを
していたとは自分は信じられず、何か表に出ない部分で動いてる物でも有るのでしょうか。
それとも単純に、一本気な前原大臣の性格からなんでしょうか。
昨今の政治がらみのNEWSの中で、久々に残念な出来事に思います。

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シボリダマシ 学名 Foa abocellata
 スズキ目 / テンジクダイ科 / タイワンマトイシモチ属

撮影 2011年2月:フィリピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深-10m 大きさ40mmぐらい 
英名 Spotless cardinalfish
生息域 徳島県以南 ~ 西部太平洋域、紅海など。

珊瑚礁域の岩壁や、珊瑚礫の下に棲息しております。
体型は則偏しており、吻部はやや尖ります。
全身に淡褐色のまだら模様が散乱し、胸鰭を除いた各鰭には赤褐色の波状斑が目立ちます。
また体側面には赤褐色の横帯が6~7本あり、眼の周囲に赤色の点列状の模様がある事等で
本種と同定がが可能です。

近似種の ハワイマトイシモチ は体側面に赤褐色の横帯が無い事と、眼下に黒褐色の斜帯が
1本有る事で、 タイワンマトイシモチ は眼の周囲に赤色の点列状の模様が無く、体側面に
赤褐色の横帯が無いこと等で、それぞれ識別が出来ます。

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shiboridamashi 20110217b.jpg

マクタン島遠征、夜のアポゴンシリーズ三回目は、自分自身、初観察のアポゴンでした。
特にタイワンマトイシモチ属は自分は今までに タイワンマトイシモチ しか観察した事が無くて、
ある意味、今回のマクタン遠征で自分にとっては一番のヒットでした。

因みに似た名前の シボリ はシボリ属なので、属が異なる本種に シボリダマシ の名が
付けられたのか不思議です。

ナミダテンジクダイ その3

自分は常日頃より、民主党の議員さん達の考え方は如何なものかと首をかしげる事が多いの
ですが、今回の予算法案で欠席された16人の片達にはびっくりしました。

聞けば全員、比例代表での当選者と。
選挙の時は党の力で当選しておきながら、いかに主義が合わないとは言え党が大事な時に
反旗を堂々と掲げる。
権利ばかり主張して義務を果たさないとは。

当選させて下さった有権者の方達は、民主党に投票したのであって、決してそんな義務を
果たさない人間に投票したんではないと言う事を自覚して欲しいのものです。
まぁそんな民主党に投票してない自分が言うのも、何ですけどね。

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ナミダテンジクダイ 学名 Apogon savayensis
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -5m 大きさ30mmぐらい
英名 Similar cardinalfish
生息域 奄美諸島以南 ~ 紅海、西部太平洋域、GBRなど。

珊瑚礁域にて、水深5~10m位にに生息しており、日中は岩穴奥深くや岩陰などに隠れて
いますが、夜になるとふら~ふら~っとした感じで水底近くを浮遊しております。
体の大きさに対して眼は著しく大きく、眼の下から頬にかけ斜め後方向に先細りの黒色の
線があり、体側面の中央部には6~10本の輪郭が明瞭な暗褐色の横帯があります。
また、尾柄部の測線より上方に太い黒色の横帯がある事も特徴です。

近似種の ホソスジナミダテンジクダイは、眼の下から斜め後方向に伸びる黒色線の先端が
前方向に湾曲を描く事や、体側面の暗褐色の横帯が5~6本で有る事、また同じく近似種の
バンダイシモチ は体側面の暗褐色の横帯が太く2本で有る事や、尾柄部の太い横帯が
測線より下側も黒色が明瞭である事などで、それぞれ識別が可能です。

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本種と バンダイシモチ は過去に何度か観察しておりますが、 ホソスジナミダテンジクダイ
自分は未だ出会えておりません。
今回も最初に見つけた時は、目の下の頬の線がワンピースのサンジの眉毛の様にくるっと
してるのを期待しましたが、残念ながらまっすぐでした。

体調不良もあり一晩しかナイトで潜れませんでしたので、 バンダイシモチ も観察しましたので
もっと潜り込めば ホソスジナミダテンジクダイもいるかも知れません。

とは言え本種を観察したのも今までパラオだけですし、本種自体が貴重な種には違いない
のですが、しかもナイトでしか観られませんしね。
でもやはり未だ観ぬ生物は観たい物です。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

アカホシキンセンイシモチ

今回は人生2度目のフィリピンでしたが、最初に行った時はまだダイバーに成り立ての頃で
ダイビングのパックツアー的なものでたいした印象は無かったのですが、今回は海の中での
生物も、街中での庶民の片達の生活振りも衝撃は多くありました。

でももっとも驚いたのは、帰国時のセントレアでの入国審査ゲートです。
いつもなら日本人のゲートはコミコミで外国人ゲートは空き空きなのに、今回は日本人は
す~っと通れて外国人ゲートは長蛇の行列でした。

確かに飛行機がゲートに到着して、前の席に座っていたフィリピン国籍の若い女性の方が
携帯で発した言葉は「パパ、今どこ?」

自分の周りでは今までウワサ話しぐらいでしか無かったお話しですが、出迎えの人達の中に
誰がパパさんなのかと、自分がチェックしていたのは言うまでもありません。

さてそんなフィリピンからの観察報告は、やはり自分が大好きなアポゴンからです。

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アカホシキンセンイシモチ   学名Apogon cyanosoma
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -4m 大きさ40mmぐらい
英名  Yellowstriped Cardinalfish
生息域 八重山諸島以南 ~ 西部太平洋の熱帯域など

珊瑚礁域の、水深が10mぐらいまでの礁池や内湾に生息しております。
近似種の キンセンイシモチ ( ラインタイプ ) や、 キンセンイシモチ ( ドットタイプ ) と比較して
小型であり、体側面の黄色の縦帯が著しく細く、尾柄部に赤橙色円斑紋が有る事などで
本種と同定が可能です。
但し、この赤橙色円斑紋は固体によっては不鮮明な時も有ります。

akahoshikinsenishimochi 20110217a.jpgakahoshikinsenishimochi 20110217f.jpg

akahoshikinsenishimochi 20110217e.jpg

この直ぐ上の写真の固体は、赤橙色円斑紋が不鮮明な固体です。

常日頃からアポゴンフェチと自ら言いながら、本種を今回初めて見た時は、赤色の斑紋が
有るキンセンなんて居たんだと驚きました。
そしてダイビング後に図鑑で確認すると、本種と判明。

今回の日程でナイトで潜れるのは二日間しかなく、翌日のナイトで写真リベンジと計画を
建てていましたが、翌日は体調不良でひとり留守番部隊となってしまい、リベンジは無理に
なり、こんな写真ばかりになってしまいましたが、勉強不足を痛感させられた生物でした。

まだまだ精進が足りません。

アオハナテンジクダイ その2

先週末は自分のホームとしている海、自分が今まで最も沢さん潜っているポイントの
内浦ビーチ( と言っても、今回含めて通算160本ですが )を、今年初めて潜ってきました。

そんな大好きなポイントからの今年の初報告は、やはり大好きなアポゴンで。

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アオハナテンジクダイ   学名 Apogon apogonides
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2011年1月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-8m 大きさ約80mm
英名 Plain Cardinalfish
生息域 三宅島、和歌山県、高知県以南 ~ フィリピン、東インド諸島など

岩礁域の岩穴等にひそむ様に生息しており、体色は全身透明っぽい綺麗な金色にて
眼の瞳の上下に2本の水色の細線があり、成長すると水色の線の先端に水色の小さな
斑点が不規則に現れてきます。

近似種の アオスジテンジクダイ とは、尾柄部に黒帯がない事で区別ができます。

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本種を自分は今まで、今回の撮影地の須江と柏島でしか観察したことがありません。
串本でも深場の穴の中には生息しているそうですが個体数はかなり少なく、圧倒的に
アオスジテンジクダイ の生息数の方が串本では多いです。

須江の内浦ビーチのゴロタと砂地の境目には本種や、 ヒトスジイシモチ などが岩の
隙間や穴奥に隠れていて、夕方や雨降りなどの暗めの時間帯に観察出来ます。

おそらくナイトの時間には穴から出てきて、いっぱい浮遊していると思うのですが、
残念ながら大晦日の夜を除き、この内浦はナイトダイビングが出来ません。
その随一のチャンスの大晦日は自分は毎年仕事で潜れないので、未だに確認はとれて
いませんが、きっといっぱい居るとは思います。

でも本種の様な生物は、自分の様な一部のアポゴンマニアしか興味を引かないので
現地サービスさんも含めて、なかなか取り上げられないのが残念です。
とっても綺麗な生物なんですけどね~


過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

テッポウイシモチ その2

ここ半年間の自分の趣味のひとつに、お墓掃除があります。
天気が良ければ2日~3日に一度ぐらいのペースで、出勤前に出かけておりますが、
このところの寒波のせいで、いつもお花の水差しが凍っており、お墓に設置されて
いる水道も凍っていていつも水が出ません。

先日の月命日に、いつもより遅めの9時30分頃に行った時も凍ってました。
いったい、どの時間なら溶けているのか?
広大な墓地公園の中にあるお墓だけに、自然の気候に大きく左右されている様です。

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テッポウイシモチ  学名 Apogon kiensis
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2010年12月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-26m 大きさ約50mm
英名 Rifle Cardinalfish
生息域 相模湾以南 ~ 西部太平洋域、東シナ海、インド洋、南アフリカなど

内湾域の砂底や泥砂底にて、少数の群れを成して生息しております。
吻端から眼の上を通り尾鰭の後縁まで、明瞭な黒褐色の縦帯が体側面の中央部に
1本と、背側に平行して細めの縦帯が1本走ります。

近似種の フウライイシモチ は腹側に13本~15本の短い横帯がある事と、第1背鰭の
条数が本種が6本に対して、7本ある事などで識別が可能です。

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撮影 2010年10月:沖縄本島 レッドビーチ 水深-20m

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撮影 2010年12月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-26m

判りやすい様に、本種を同定する第1背鰭の鰭条にマーキングしてみました。
腹部にも短い横帯が見あたらない事で本種と同定できます。
しかし、これは水中ではほぼ不可能な識別点ですので、写真に撮って後から調べるか、
採集して調べるしかムリですね。

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フウライイシモチ  学名 Apogon quadrifasciatus
撮影 2008年10月:PALAU 水深-12m 

こちらは近似種の フウライイシモチ で、腹部に複数の横帯が観察出来ます。
学名的には同種なんですが、日本にいる同種とは色彩が若干違う様な気がします。
ただこの個体を撮影した所はマングローブ域なので、濃茶色した水底の土の色に体色が
大きく影響を受けているだけかも。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ミナミフトスジイシモチ その3

先日入手した新しい iPod touch を触っていて、設定メニューに Bluetoothでの設定項目を
発見しました。

自分が乗っている社用車のナビは、携帯電話をBluetooth接続して通話が出来るので、これは
ひょっとしてと、ナビをあれこれ触ってみると、やはりオーディオにも接続が出来ました。
これなら、沢さんのCDをいちいちナビのHDDに録音しなくても、 iPod touch を繋げれば
いっぱいCDを聴くことができます。

で、頭によぎるのは、ひょっとして今まで使ってきてた初代 iPod touch も Bluetooth 接続が
可能だったのか?
もしもそうだとしたら、この春、2度もナビが盗まれた時にその都度、長い時間をかけてまで
CDをナビのHDDに録音してた努力は。

結局、初代 iPod touchには Bluetooth機能は無く、ちょっぴりホッとした次第です。

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ミナミフトスジイシモチ  学名 Apogon nigrofasciatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2010年9月:柏島 後浜 水深-12m 大きさ約80mm 
英名 Blackstripe Cardinalfish
生息域 神奈川県以南の南日本 ~ 台湾、中、西部太平洋域など

岩礁域や珊瑚礁域にて、昼中は岩穴や岩陰に隠れる様にして単独で生息しており、
夜になると岩穴から出て海底近くを浮遊しております。
体地色は淡褐色で、体側面に5本の太くて黒い縦帯があり、その内の真ん中の3本は
尾柄部まで届き、黒帯の間には光沢のある白色の細い縦線がある事等が特徴です。

尚、幼魚の頃の白くて細い縦線は鮮やかな黄色をしております。

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撮影 2010年7月:柏島 後浜 水深-12m 大きさ約50mm 

と書いてみましたが、生物学理論での視点の無い自分には、本種の体地色は濃褐色で
体側面に5本の光沢のある白色の細い縦線が特徴ですと表現した方が、判りやすいかと
思います。

なかなか昼間には観察しにくい生物なので、本種を見つけた時は自分はいつも嬉しくて
小踊りしながら撮しておりますが、地味すぎる体色の本種ゆえ多くのダイバーの方達には、
珍しさを少しも感じて貰えないのが、アポゴン・ヲタクの自分はとても残念です。

本日の写真を写した夜の、 AQUAS さんのログ付け撮影会でも、他のゲストの方達の
本種への反応は皆無でした。

やっぱりね~。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。


ネンブツダイの幼魚

昨日のF-1イタリアGPは、我がフェラーリのアロンゾの優勝と、マッサの3位入賞、
サッカーのJ-1では、我がグランバスは 2位以下のチームが白星を取りこぼす中で
そつなく勝利し、2位チームに7ポイント差の1位維持と実に嬉しい日曜日でした。
この調子だと、我がグランパス悲願のリーグ戦優勝も夢では無いかも知れませんね~

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ネンブツダイ  学名 Apogon semilineatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2010年8月:串本 串本DP前ビーチ 水深-6m 大きさ30mmぐらい
英名 Half-lined cardinalfish
生息域 本州中部以南 ~ 台湾、フィリピンなど

内湾の水深3m~100m辺りの岩礁域等に、大きな群れを成して生息しております。
体色は光沢のある淡紅色にて、幼魚の頃は透明に近い薄銀色、後頭部と眼に黒褐色の
縦線があり、吻の先端から伸びる後頭部の縦線は第二背鰭中程で終わり、眼の上を
通る縦線は後頭部の縦線よりも太い事や、第1背鰭の端と尾柄部に黒点がある事等が
特長です。

nenbutsudai 20100822b.jpgnenbutsudai 20100822d.jpg

本種を撮影した所を7月末に潜った時には、 アカカマス が群れてましたが、今回一ヶ月後に
潜ってみると、本種が大きな群れを作ってました。

このペースだと 9月末に潜ると何が群れているのか楽しみです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

リュウキュウヤライイシモチの抱卵

例年ですと平常勤務のお盆期間ですが、今年は匡平の初盆になりますので、13日から
15日は休日にして、初盆にお参りに来て下さる方に備えて終日自宅におります。

この季節、第二次世界大戦のTV番組が多く放送されておりますが、中学生から高校生の
頃に一時期、タミヤ模型の1/35スケールのミリタリーモデルに填ってしまい、ドイツ軍や
アメリカ軍のプラモデルを連日の様に作っていた事が有り、久々に作ってみたい気持ちに
なりました。

戦争自体は有るべき物では無いと思いますが、戦争によって飛躍的に進化する機械技術に
関しては素晴らしい物と思っております。
なのでそんな進化をしたZガンダムのBB戦士タイプから、まずは復習してみます。
でもその前に、匡平の作りかけだった百式を完成させてあげようかな。

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リュウキュウヤライイシモチ  学名 Cheilodipterus macrodon
 スズキ目 / テンジクダイ科 / ヤライイシモチ属

撮影 上左と下:2010年7月、上右:2010年6月、全て柏島 後浜
    大きさ約250mmぐらい
英名 Tiger Cardinalfish
生息域 小笠原諸島、和歌山県以南 ~ 紅海、インド洋、西太平洋域など

珊瑚礁域や岩礁域に生息していて、日中はほとんど岩穴や岩壁の奥に潜んでおります。
なので、なかなか写真に撮りづらくて苦労しますが、実はまだナイトダイビングに於いて
観察したことが無く、いつかナイトでバチッと撮影したい生物と思っております。

体側面に8本走る黒色の縦帯が特長で、大きく開く口の中には大きく目立つ犬歯があって
ひと目で本種と特定できます。
尚、尾柄部に有る黒斑は、 幼魚の頃 は明瞭ですが、成魚になるに連れて不明瞭になります。

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写真上は抱卵中の姿で(撮影2010年7月)、下は普通の姿です(撮影2009年12月)、共に柏島の
後浜での撮影です。
偶然にも同じ個体ってことは無いと思いますが、抱卵時とノーマル時の下顎の膨れ方が
比較できるかと。

こういう生物の生態比較観察報告が自分のそもそもの目標でして、これからもこんな風な
観察報告を目指して頑張りたいと思います。

アオスジテンジクダイの抱卵

昨日は2週連続のF-1、ハンガリーグランプリでした。
熱烈なティフォシーの自分としては、2週連続のフェラーリの優勝を期待しておりましたが、
予選からぶっち早いレッドブルの圧勝に終わりました。

次回は4週間の夏休み後のベルギー。
アロンソとマッサによる、1-2フィニッシュを夢見ます。

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アオスジイシモチ  学名 Apogon notatus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属

撮影 2010年6月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ200mmぐらい
英名 Blackspotted cardinalfish
生息域 本州中部以南 ~ 西部太平洋域など。

珊瑚礁域や岩礁域にて、岩穴や岩壁の奥などにペア、もしくは少数の群れを作って
日中は隠れる様に生息しております。

体高が高めで体系は即偏しており、テンジクダイ科の中では大型の種です。
体色は鮮やかな橙色をしており、第二背鰭の後端と臀鰭の後端部あたりから尾鰭に
かけては白色をしており、尾柄部には広い黒色横帯が入ります。
吻部から眼の上と下にかけて2本の、また口に沿って1本のそれぞれ青筋が入る事が
和名の由来になっておりますが、それらと体側面の側線が白色と暗褐色の縞模様と
なっている事も本種の特徴です。

aosujiishimochi 20100626c.jpg

近似種の アオハナテンジクダイは、全身が橙色で尾柄部に黒色横帯は入ら無い事で、
本種と区別が可能です。

aosujiishimochi 20091230a.jpgaosujiishimochi 20091230b.jpg
撮影 2009年12月:柏島 後浜 水深-12m 大きさ200mmぐらい

こちらは昨年12月に撮影した、口の中に卵を入れていない平常時の姿です。
その上の口内保育中の姿の写真と比べてみていただくと、違いがわかるかと思います。

今年は5月~7月に掛けて、複数のテンジクダイ科の生物の口内保育中の姿を観察する事が
出来ました。
先日は キンセンイシモチ の口内保育している姿を報告をさせていただきましたが、次回の
テンジクダイ科の違う種の報告も口内保育中の観察報告をさせて頂こうと思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

キンセンイシモチ(ラインタイプ)の抱卵 その2

昨日の朝は、うだる様な暑さやうるさいクマゼミの声でなく、地震で目覚めました。
震度 2 だったそうですが、なぜか 「あっ、来るなって」 思って目覚めて、ぐらぐらっと家が
揺れる中で気がつけば、匡平の仏壇を押さえてました。

昔、匡平や長男が幼児の頃に同じ様に早朝に地震があって、気がついたら二人を両腕で
抱きかかえていた覚えが有りますが、今回は仏壇と・・・・・
幾つになっても無意識に守る大切な物は変わらない様ですね。

kinsenishimochi(L) 20100625a.jpg
キンセンイシモチ(ラインタイプ)   学名Apogon properuptus

 スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属
撮影 2010年6月:柏島 水深 -6m 大きさ60mmぐらい
英名  Goldstriped Cardinalfish
生息域 高知県以南 ~ インド洋、西部太平洋域など

岩礁域や珊瑚礁域などの水深が10m~20mぐらいに、繁殖期を除いて少数の群れを
形成して岩陰などに隠れるように生息しておりますが、繁殖期になるとペアを成し
ペア単位で生息する様になります。

体地色は白っぽい銀色で、金色に近いオレンジ色の縦縞が6本あることが特徴ですが、
一般的に千葉県以南で多く観察できるのはドットタイプと呼ばれ、目の下の腹部の所に
白色の点が並び、体側面中央の縦帯が尾鰭の後端部にまで達します。

本日報告のラインタイプは、ドツトタイプでの目の下の白色点は、点ではなく白い実線に
変わり、体側面中央の縦帯は尾柄部付近までで止まります。

kinsenishimochi(L) 20100606b.jpg

今回は、そんなラインタイプの抱卵姿の報告です。
普通はすぐ上の写真の様に、口の中に雌が産んだ卵を雄が上手にくわえて育てますが。

kinsenishimochi(L) 20100625b.jpg

今回のお父さんは慣れていないのか、それとも産まれてすぐだったのか?
でもこの時は14時頃の撮影でしたので、本種の性質から遅くても前日の夕方産まれと
思われますので、産まれてすぐでは無いと思われますが。
どちらにしても、口から卵がポロロ~ンとはみ出ております。

kinsenishimochi(L) 20100625c.jpg

なので奥さんに、「おみゃあさん何やっとりゃあ~す、ちゃんとくわえとらんとかんがね」と
怒られてました。
もっとも柏島なので、こんな名古屋弁ではなくて、愛媛っぽい高知言葉とは思いますが。


過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

イナズマヒカリイシモチ その4

さて先週の高知遠征の報告第一段は、毎年初夏にかけての今の季節に柏島で、自分が
最も観察したいテンジクダイ科の生物の報告です。

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イナズマヒカリイシモチ  学名 Siphamia tubulata
 スズキ目 / テンジクダイ科 / ヒカリイシモチ属

撮影 2010年5月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ40mmぐらい 
生息域 高知県柏島、和歌山県紀伊大島、インドネシア・スンバワ島、
      ニューギニア島西岸、サラヤル島など。

岩礁域のウミカラマツや、トゲトサカなどに隠れる様にして生息しております。
体地色は白っぽい銀色で、赤褐色の不規則な縦線と横線からなる格子模様をしており、
体形は頭でっかちのずんぐりむっくりにて、口はかなり大きくて頭の半分ほどの大きさ
です。

尚、腹腔内には発光器官があって、光の拡散を促す発光組織が体の腹面に沿って
ひろがっておりますが、残念ながら、未だにナイト姿は観察した事が無く、光ってる姿は
見たことがありません。 

inazumahikariishimochi 20100525b.jpg

今シーズンはまだ出始めなのか、臆病な個体ばかりでした。
慣れてくると、撮影時にストロボを当てても 「ビクッ!」 と一瞬だけ動くだけなのに
今回観察した個体は、一発目のストロボで 「スス~ッ」 と泳いで逃げて行きます。

inazumahikariishimochi 20100525c.jpg

結局。たった2、3枚撮らせてくれただけで、去って行ってしまいました。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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