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ハゼ科 Archive

アカスジウミタケハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2012年1月12日 01:15
  • ハゼ科

一昨日の事ですが、世間の3連休明けウィークデイ、朝一番から地下鉄に乗り取引先で
商談後のお昼ちょっと前に帰社しようと地下鉄に乗ろうとすると、この時間には珍しく
超満員でした。

東京や大阪じゃ有るまいし、ウィークデイの名古屋の昼間で何で?
と思っていたら、学生さん達はこの日が始業式だったんですね。
WebやTV、新聞等の各メディアから毎日情報を得ているはずなのに、家族にそう言う
年代の子供や孫などが居ないと判らないモンですね。

IT産業に携わる自分が言うのもなんですが、やはり眼に入ってくる情報よりも、空気や
肌で感じる情報の方が大事な様です。

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アカスジウミタケハゼ  学名 Pleurosicya micheli
 スズキ目 / ハゼ科 / ウミショウブハゼ属

撮影 2011年10月:沖縄本島 真栄田岬 水深-12m 大きさ約30mm 
英名 Michel's ghostgoby
生息域 南日本 ~ 西部太平洋域、インド洋など

生息水深は10m~35mぐらいにて、内湾の湾奧から中程、珊瑚礁域の礁斜面に生息して
いて、ダイオウサンやのイシサンゴ類に着生しております。
体地色は半透明色にて、吻端から尾鰭の下半分にかけて赤色の縦帯があるのが特徴です。
セボシウミタケハゼ とよく似ておりますが、本種は尾柄部の赤色の縦線上に黒色点が
縦列している事、また セボシウミタケハゼ は第一背鰭の基部付近に、
黒色斑紋が入る事などで区別が出来ます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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アワセイソハゼ属の一種

  • Posted by: manboon
  • 2011年12月30日 00:51
  • ハゼ科

例年の事ではありますが、この時期皆さんが仰れたり書いたりする「ようやく仕事納め」とか
「やっと仕事納め」のお言葉。
28日とか、29日ににこの言葉を発せられる方達が、実に羨ましい~。

でも毎年大晦日の夜まで普通に働き、翌日の元旦の朝から普通に働いている自分達にすれば、
そんな皆さんの「ようやく」とか「やっと」の言葉の使い方が間違ってると思います。

正しい日本語は「早々と」とか「ひと足お先に」と言った言葉だと思いますよ、皆さん。

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アワセイソハゼ属の一種  学名 Sueviota Sp
 スズキ目 / ハゼ科 / アワセイソハゼ属

撮影 2011年11月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ約30mm 
生息域 八丈島、和歌山県、高知県以南 ~ 西部太平洋域、インド洋など

珊瑚礁域の岩穴や岩壁の隙間などに生息しております。
イソハゼ属類の種によく似ておりますが、イソハゼ属類の腹鰭の第5軟条が発達し
分枝しているのに対して、本種は左右の腹鰭が互いに癒合している事や、体側面の
横帯が背部まで伸びている事などで識別が可能です。
因みに本種の " アワセ " の言葉は、腹鰭が分岐していない事から付けられたそうです。

平凡社の「決定版日本のハゼ」では、生息環境、色彩や模様の違い等から6種ほどに
分類されておりますが、本書の中での分類説明には写真のみで種の同定は困難だと
補足されてますので、今回はただの一種と書かせて頂きました。


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スケロクウミタケハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年12月19日 01:18
  • ハゼ科

惜しくも日本一に成れなかった我がドラゴンズですが、リーグ優勝したと言っても当然、
主力選手の成績ダウン者は減俸、予定通りの落合監督とコーチ陣は変更と、堅実な流れで
オフシーズンに入っておりますが、日本一になったソフトバンクは主力選手がどんどん
移籍して行ってますね。

大きな要因は年俸変動制らしいですが、チーム一丸になって念願の日本一になったと
思ってましたが、選手は案外クールなチームだったんですね。

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スケロクウミタケハゼ  学名 Pleurosicya boldinghi
 スズキ目 / ハゼ科 / ウミショウブハゼ属

撮影 2011年11月:大瀬崎 先端 水深-16m 大きさ約30mm 
英名 Softcoral ghostgoby
生息域 相模湾以南 ~ 西部太平洋域、インド洋など。

生息水深は10m~40mぐらいにて、岩礁域や珊瑚礁域の礁斜面や岩棚などに生息している
トゲトサカ類をホストとして、単独かペアを成しております。
体型は頭が大きくて頭の高さと体高も高く、体地色は全身が透明っぽい白色にてホストの
色彩に合わせており、吻端から眼の手前にかけて赤色縦線が数本入り他には模様は入らない
こと等で、他のウミショウブハゼ属との識別が可能です。

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本種は基本的に生息しているホストが綺麗なので、たまには自分も図鑑的でない写真を。

この時は水深35mに30分も長居していた為、減圧たっぷり。
自分はディープストップ理論を使っている為、水深16mに2分間止まる計画で潜っており
丁度良いタイミングの被写体で写真も遊んでみました。

一週間後に潜った時も同じトサカに居ましたし、比較的に大きな個体ですから前からここに
居るのかも知れません。
次回、潜った時も確かめてくる事にします。

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イレズミハゼ属の1種の幼魚

  • Posted by: manboon
  • 2011年12月 9日 07:46
  • ハゼ科

10月に沖縄遠征した時に始めて格安航空会社のスカイマークを使いましたが、ANAや
JALに比べて半額の料金に驚き、いつもよりお得に行けました。
更に席数限定では有るそうですが、成田-那覇路線で980円料金が期間限定で運行されて
いるそうで、もともと同価格が成田-旭川路線でありますので成田から旅立っている方は
ずいぶんと安く旅行ができますね。

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イレズミハゼ属の一種  学名 Priolepis Sp
 スズキ目 / ハゼ科 / イレズミハゼ属

撮影 2011年11月:柏島 後浜 水深-22m 大きさ10mmぐらい
英名 Orange convict goby
生息域 和歌山県、高知県、琉球列島、フィリピン、インドネシアなど

湾奥の河口や沿岸などの砂底や礫砂底等にて、岩塊や珊瑚瓦礫、木板などの下等に
生息しております。
体地色は茶褐色や黄褐色にて全身に白色の細い横縞が入ります。
雌雄の違いかも知れませんが、色んな方達が写された本種の写真を見ると第1背鰭の
中ほどまで体側面の白色横縞が伸び、背鰭の中央付近でほぼ直角に曲がって前方向に
伸びているタイプや、第1、第2背鰭は透明色の地に茶褐色や朱色の斑点模様のタイプ、
地色が茶褐色から黄褐色にて模様が全く無いタイプなど様々なタイプが見られますし
Orange convict goby として紹介されている図鑑には " 第1背鰭に黒色斑紋がある " と
書かれております。

また尾鰭の後縁が白色で縁取られている個体が多いんですが、第2背鰭など他の鰭も
白く縁取られている個体も観察されていて、まだまだ観察例が少なく詳しい特徴等は
今後の研究者の方達のご尽力に願うばかりです。

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撮影 2010年7月:柏島 後浜 水深-22m 大きさ30mmぐらい

かなりピンボケの写真で申し訳ありませんが、昨年の夏に観察した成魚です。
背鰭は透明色の茶褐色の斑点が散在するタイプです。
基本的にイレズミハゼ属の仲間は岩穴や亀裂の中奥などに生息している姿を見る事が
多いのですが、本種は アミメベンケイハゼ と同様に、砂底に横たわる岩塊や珊瑚瓦礫、
木板等の物の陰に隠れて生息する習性の様です。

今回報告の小さな個体はこの個体と同じ場所で観察され、外観からも恐らく同じ種と
思われます。
撮影後に " 高名な先生達に見せてもどうせ判らんやろう " って事で色々と調べていたら
何と既に 2年前に michiki 618 さんが撮られて報告されておりました。

比較してみると同じ種と思われ、その同じ場所で翌年、今年と成魚が観察でき、そして
今回の個体ですから、やはり本種の幼魚と思って間違いないと思いました。

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サルハゼ属の1種

  • Posted by: manboon
  • 2011年11月27日 23:32
  • ハゼ科

11月はここ半年間続いていた自分の仕事がひと区切りでしたので、休日を普通に取って
個人的に2011年のダイビング月間として、紀伊大島須江で10本、柏島5本、大瀬崎4本の
合計19本潜って、今日は最終日で大瀬崎で潜ってきました。

目的はこのところ先端で観察されてる シロオビハナダイ でしたが、結構、皆さん撮ってる
のに、何故か自分が行く時は機嫌が悪く出てこなくて今日も激チン。
来週も行けれたら、リベンジしてこようと思います。

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サルハゼ属の1種  学名 Oxyurichthys sp
 スズキ目 / ハゼ科 / サルハゼ属

撮影 2011年11月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-23m 大きさ約70mm 
英名 Dusky sleepergoby
生息域 伊豆半島、和歌山県、西表島、パラオ、インドネシア等の西部太平洋域など。

内湾の湾奥や、海岸線河口近くの沈砂底や泥砂底等に単独にて生息しております。
吻が丸く突出した形状にて眼は頭上に位置しており、体型は細長く側偏した円筒形、
体地色は灰色にて、体側面の胸鰭以降から尾柄部にかけて茶褐色の大きな斑紋が
5個並び、それぞれの間に同色の小さな斑紋が2個ずつ入ります。

また第一背鰭の後ろ部分に大きな黒色斑紋が入る事などが特徴です。

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撮影 2011年10月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-23m 大きさ約70mm 

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撮影 2007年2月:PALAU GP3 水深-16m 大きさ約80mm 

本種は英名はありますが、正式学名や和名はまだありません。
観察した内浦ビーチでの本種の生息域は限られており、毎年10月に内浦ビーチがオープン
し始めた頃は沢山観察しますが、シーズン中頃からあまり見かけなくなってしまいます。

凄く綺麗で有名な生物でもなく、どちらか言うとハゼヲタクぐらいしか撮らないだろうと
思われる生物ですが、生息している近くには年中人気者の ミジンベニハゼ が、チラチラと
生息する為か、自分も含めて多くのダイバーによって巣穴が崩されたり、驚いて巣穴に
引っ込んだりして、あまり見かけなくなって行くんだと思います。

なので本種を内浦ビーチで観察するには、朝一番で見に行く事をお推めいたします。

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イレズミハゼ属の一種

  • Posted by: manboon
  • 2011年11月 7日 02:24
  • ハゼ科

やりましたね~、我が中日ドラゴンズ♪♪
これで晴れて、セパ両リーグチャンピオンによる日本シリーズ決戦です。
日頃から実は野球にはあまり興味がない自分ですが、こんな時はにわかドラゴンズファン。

名古屋市民としての望みは、あとは名古屋グランパスの2年連続のリーグ優勝。
残り3ゲームで3ポイント差の3位ですが、何とか2年連続のドラゴンズ&グランパスの
W優勝の歓喜に浸りたいものです。

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イレズミハゼ属の一種  学名 Priolepis aureoviridis
 スズキ目 / ハゼ科 / イレズミハゼ属

撮影 2010年9月:柏島 後浜 水深-7m 大きさ20mmぐらい
英名 Golden goby
生息域 キャロライン諸島、ハワイ諸島、西部太平洋域など

一応、学名、英名はあってるとは思いますが、確実ではありません。
過去に獅子浜や西表島で観察されたものと同種とは思いますが、上述の学名、英名の種は
生息域が10m以浅の水深で珊瑚礁域の礫砂底、岩穴などに生息しているらしく、ちょっと
国内で観察されている個体とは生息環境が異なります。

今回は、とり急ぎ観察報告までと言うことで、こんな珍しい生物の存在を教えていただいた
Akamatsu Diver's さんに感謝です。


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シノビハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年11月 2日 00:31
  • ハゼ科

とうとう今年も11月になり、昨日はこの半年に渡って自分が進めてきた仕事の一つの
スタートとなり、無事に運用開始が出来ました。
よく世の中、段取り七割実行二割で結果一割とか申しますが、自分が弊社の中で行う
仕事の大半が段取り九割で、いつも何かがスタートすれば一区切りな事が多いです。

と言うことで、しばらくはのんびりかと思うと仕事と言う物は常に新たな物が休まず
やってくる物でして、5年前から計画していたハッピーリタイアなんて夢はどんどん
遠ざかっております。

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シノビハゼ  学名 Ctenogobiops pomastictus
 スズキ目 / ハゼ科 / シノビハゼ属
撮影 2011年10月:沖縄本島 水深-12m 大きさ50mmぐらい
英名 Gold-speckled shrimpgoby
生息域 奄美諸島以南、西表島、石垣島 ~ インド洋、西部太平洋域など。

内湾の比較的に浅い水深の珊瑚礁域の礁湖や礁池等の砂底、礫混じりの砂底、泥砂底等に
テッポウエビ類と共生して巣穴を作り、単独もしくはペアを成して生息しております。
第1背鰭の棘は伸長せず、体地色は乳白色にて体側面に茶褐色の斑紋が複数縦列していて
腹部には黒色で縁取られた黄色の斑紋が複数有る事や、胸鰭の中心部近くに白色の斑紋が
有る事などで本種との同定が可能です。

shinobihaze20111015b.jpg

南紀で観察したら興奮して撮りまくりかもしれませんが、奄美大島や琉球列島各地では
ごく一般的なハゼです。
伊豆や南紀辺りでの ホシノハゼとまでは言いませんが、そのぐらい地味ジミなハゼなので
撮られる事も少ないかもと思います。

写真に撮ると綺麗な腹部の黄色い斑紋も、光が当たらない時は目立たずでパッと見では
とても地味なハゼです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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オニハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年10月11日 22:25
  • ハゼ科

先日こっそり、今シーズンの開幕となった紀伊大島須江の期間限定ポイントの内浦ビーチを
潜ってきました。

その日のHPに掲載されたみられた生物は、「カエルアンコウ、クルマダイ、ミジンベニハゼ、
マアジの群れ、アカカマスの群れ、クロホシイシモチの群れ、ゼブラガニ、トサカガザミ、
ナガレモエビの仲間など」と書かれてましたが、自分が撮影したのは「 オキスズメダイの幼魚、
ヒレナガスズメダイの幼魚、アカタマガシラの幼魚、フトスジイレズミハゼ、ミサキスジハゼ、
サルハゼSp、イトヒキハゼの幼魚、クロユリハゼの幼魚、ハナゴイの幼魚、トラギスの幼魚、
半殺し状態のホワイトV、トサカガザミなど」。

趣味思考の現れなのか、トサカガザミ以外は全然違っておりました。
自分が見たい生物は一般受けしないんでしょうね~

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オニハゼ  学名 Tomiyamichthys oni

 スズキ目 / ハゼ科 / 属

撮影 2011年10月:三木浦 ナナコのダボ 水深-16m 大きさ50mmぐらい
英名 Mottled Shrimp-goby
生息域 小笠原諸島、伊豆大島、千葉県以南 ~ 琉球列島、西部太平洋域


生息水深は10m~35mにて、湾内の珊瑚礁周辺や岩礁域の砂利砂底、砂底などに雄雌の
ペアで巣穴を形成し、ニシキテッポウエビやコトブキテッポウエビ等と共生しております。
体地色は白色 ~ 灰色にて、体側面に茶褐色の不規則な斑紋が複数有り、眼の下から後ろ
下方向に向けて暗色の帯が走っていますが、本種の色彩は生息環境等によるものなのか、
全身の色彩が薄くて目立たない事もあります。
また雌雄ともに第1背鰭が高い台形をしていて、棘条は伸長しません。

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撮影ともに2011年10月、左:大瀬崎、 右:紀伊大島須江内浦ビーチ

以前に日本固有種と書かせて頂きましたが、古い時代の認識だった様で今ではインドネシア等
西部太平洋の一部地域でも生息確認がされております。

もともと生息していたのに発見されていなかっただけなのか、それとも太平洋の大きな海流に
乗って流れ着いてそのまま住み着いてしまった物なのか?
どちらにしても生息域の認識は時代の流れによって、どんどんと増えていく物なんでしょう。

環境変化などによる生態バランスの変化によって減っていく事は嬉しくないですが、いろんな
地域で観察できることが増えるのはいいことですね。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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ホムラハゼ その4

  • Posted by: manboon
  • 2011年9月27日 22:14
  • ハゼ科

もう二ヶ月近く柏島に行っていないので、柏島での撮影ネタが尽きてきました。
去年は8回ほど通ったのに、今年はまだ3回。
残すところ年内もあと3ヶ月で、行ける回数も限られてきます。

仕事に変化が有り平日に休めなくなったせいか、はたまた今年は台風が多いせいか
柏島だけでなく海に行く回数自体が、今年は激減しております。
何とか今年度内には仕事を落ち着かせて、来年度以降はいっぱい海に行きたいと
思ってはいるものの、そんなに世の中上手くいかないのが常ですね。

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ホムラハゼ  学名 Discordipinna griessingeri
 スズキ目 / ハゼ科 / ホムラハゼ属

撮影 2011年6月:柏島 水深-18m 大きさ20mmぐらい
英名 Spikefin goby
生息域 柏島、奄美大島、沖縄諸島、八重山諸島、インド洋~西部太平洋

珊瑚礁域の礁斜面にて岩穴の奥深くや、珊瑚の根の下の隙間の奥などに隠れるように
生息しております。
生息水深は5m~30m位にて、体地色は白色にて体側面の下部は赤褐色、頭部全体に
赤褐色の小斑点が散在しており、長刀形に伸長する第一背鰭や、第二背鰭上部と尾鰭に
橙色に縁取られた赤色の斑紋模様がある事や、橙色と白色で艶やかに色彩された大きな
胸鰭は鰭条先端が糸状に伸長する等で、本種と同定が容易にできます。

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撮影 2010年6月:柏島 水深-18m 大きさ20mmぐらい

と言う事で、おそらく今年の本種の撮影はこれ限りかなと。
季節的なものがありますし、去年8回も通っても撮れたのは一度きりでしたし、
今年は早めに見られて良かったです。

2008年は毎月撮れてて、「もうホムラも普通種やね~」と偉そうにほざいていたのが
懐かしいです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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シロズキンハゼ属の1種

  • Posted by: manboon
  • 2011年8月31日 01:12
  • ハゼ科

さて第95代内閣総理大臣が誕生しましたが、現与党になってからは3代目の首相。
果たして三度目の正直なのか?、それとも二度ある事は三度あるなのか?

日本国民の意思がない選挙結果ではありますが、前者に期待する国民は決っして自分だけでは
ないと思います。

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シロズキンハゼ属の1種 学名 Hetereleotris Sp
 スズキ目 / ハゼ科 / シロズキンハゼ属

撮影 2011年8月:柏島 水深-45m 大きさ30mmぐらい
生息域 不明

既に AQUAS さんのブログで、 「シロズキンハゼ属のササガキハゼ??」 と自分の撮した
ヘボ写真を取り上げていただいた未記載種のハゼの報告。

未記載種だけに情報がほとんど無く、申し訳ありませんが本種の特徴や生態域などの報告は
全く無くて申し訳ございません。
とりあえず、色んな角度での本種の姿の報告でご勘弁を願います。

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と言う事で、本日は写真だけですみませんでした。

セホシサンカクハゼ その4 (幼魚と抱卵姿と婚姻色)

  • Posted by: manboon
  • 2011年8月18日 01:33
  • ハゼ科

ドラゴンズのチェン投手は完全試合に後5人のところでヒットを打たれて残念でしたが、
我がグランパスはガンバに引き分け、首位キープ。
無敗記録も16試合連続と、ひょっとしたらリーグ初優勝を成し遂げた去年よりも強いかも 
しれませんね~

実に良いことです。

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セホシサンカクハゼの幼魚  学名 Fusigobius duospilus
 スズキ目 / ハゼ科 / サンカクハゼ属

撮影 2011年6月:柏島 後浜 水深-5m 大きさ10mmぐらい
英名 Barenape goby
生息域 伊豆半島以南の南日本 ~ 西部太平洋域やインド洋の熱帯域など。

ちょっとピンボケ写真で申し訳ございません。
あまりにも小さすぎてクローズアップレンズを付けて写したら、被写界深度が思った以上に
狭くなり、ボケボケになってしまいました。

小さすぎて撮影時には何ハゼなのか判らず、撮影後にPCで大きくのばして確認して本種と
しましたが、間違っていたらすみません。

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セホシサンカクハゼの抱卵姿
撮影 2011年5月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ40mmぐらい

そしてこちらは、抱卵状態の姿です。
本種が居る穴の、左斜め上の壁部分の白っぽい透明色のものが卵です。
本種と卵の両方にピンが合う様に頑張って20枚ぐらい写して、何とか見られるかなと思う
1枚ですが、もっと卵を鮮明に撮らないと行けませんね。
本種の恋の季節はすでに終了したと思われますので、来年リベンジです。

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撮影 2011年5月:柏島 後浜 水深-13m 大きさ40mmぐらい

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撮影 2008年1月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-10m 大きさ40mmぐらい

報告ついでに上が妊婦さんの頃の姿で、下は婚姻色バリバリの姿。
婚姻色に関してはポイントは違いますが、春から夏の季節でなく真冬の季節にバリバリの
アピール色彩です。
なので観察した時は本種とは想像できず、思わずサンカクハゼ属の未記載種かと思って
しまいました。

本種の詳しい特徴などは、 こちら を、ごらん願います。

ヒレナガネジリンボウ その4

  • Posted by: manboon
  • 2011年8月 7日 08:03
  • ハゼ科

いつも柏島から帰ってくると日付けが変わってしまう事が多いんですが、今回は珍しく
当日中に戻って来れました。
土日の1,000円高速も無くなりましたし渋滞はほとんど無くて、やはり今年はマイカー
観光の人達は減ってるみたいですね。

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ヒレナガネジリンボウ  学名 Stonogobiops nematodes
 スズキ目 / ハゼ科 / ネジリンボウ属

撮影 2011年8月:柏島 後浜 水深-24m 大きさ約50mm
英名 Black-Layed Shrimpgoby
生息域 伊豆諸島、相模湾以南 ~ 南日本の太平洋域、インド洋、
     東オーストラリア、サモア、西部太平洋域など

今回は金曜日に3本、土曜日に2本の計5本潜って、最後の5本目を潜る前に「もうハゼ系は
バンバン飛んでる?」と、 AQUAS の拓ちゃんに聞いてみると「バンバン飛んでまっせ~♪」
とのこと。

で、潜ってみると

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本トにバンバン飛んでました。
と言うか、飛んでるどころか、これでは飛行機の滑空状態。
地面と平行になってます。

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背鰭なんて、もう立ってるどころか横にたなびいてるぐらいで。

本種の特徴は、 こちら を、どうぞ。

ミサキスジハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2011年7月30日 00:34
  • ハゼ科

今週末は日曜日が月末日に当たる為出勤、土曜日は休日で海に行く予定でしたが
仕事がまたまた繁忙になってしまった為に、休日は召し上げとなりました。

なので次回の休日まで、11連勤確定です。
老体に鞭を打ち続けて頑張ります~

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ミサキスジハゼ  学名 Priolepis borea
 スズキ目 / ハゼ科 / イレズミハゼ属

撮影 2011年6月:越前町 学校下 水深-8m 大きさ約30mm
生息域 青森県 ~ 九州、瀬戸内海、朝鮮半島、台湾など。

水深が20m位までの岩礁域にて、転石の下や岩壁の亀裂状の穴奥等に潜む様にして
単独もしくはペアで生息しており、イレズミハゼ属としては珍しく温帯域種です。
体地色は暗褐色、頭部に5本の白色横帯がありますが、頭部より後方の体側面には
横帯が無いこと、第一背鰭の棘は伸長しないこと等が特徴です。

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本種は元々光を嫌いがちなイレズミハゼ属の中でも、極めて光を嫌う性質をしており、
撮影する為にターゲットライトを当てると、直ぐに穴奥に隠れてしまいます。
その為、今回の写真は全て薄暗い中にいる本種を感だけでピントを合わせて撮りました。
なのでピンボケ写真の大量生産、肝心の真横写真もボケボケ。

各鰭全開真横バチコン写真は、次回の宿題です。

ヤシャハゼ その3

  • Posted by: manboon
  • 2011年7月 7日 22:31
  • ハゼ科

折角の七夕の日ですが名古屋は雨が降ったりやんだり、楽しみにしていた小さな子供達には
残念な夜ですね。

さて本日は、当ブログでは当たり前ではないノートリミングの写真です。
10mm位の小さなサイズの生物は、ほぼトリミングする事は多いんですが、この大きさぐらいに
なると出来るだけ近づいて、綺麗に光が当たる様に撮ってますので、トリミング加工をする事は
あまり有りません。

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ヤシャハゼ   学名 Stonogobiops yasha
 スズキ目 / ハゼ科 / ネジリンボウ属

撮影 2011年6月:柏島 後浜 水深-23m 大きさ40mmぐらい
英名 White-rayed shrimpgoby
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、伊豆半島、紀伊半島、高知県、奄美大島、
                沖縄諸島、八重山諸島 ~ 西部太平洋域など。

今年も粘って撮ってしまいました。
でも、この手の砂穴からホバリングしてるハゼの各鰭全開の姿を、ジリジリと近づきながら
引っ込めずに撮ってる時が、実は自分が一番大好きな水中での撮影時間なんです。

スズメダイを撮影する時と同じですが、上手く撮れた時は「やっつけた~♪」、と歓喜し
引っ込めてばかりだった時には「やっつけられんかった」とガックリしてます。

そして毎年この ヤシャハゼ を海の中でやっつけれた時は、
「 今年も柏島に来られて良かった 」と、感じる一瞬でもあります。

yashahaze20110618e.jpg

あまりにも寄りすぎて、 コトブキテッポウエビ が画角に入らくなってしまいました、ははは。

本種の特徴など詳しい報告は、 こちら を、どうぞ。

ホムラハゼ属の一種 その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年6月29日 01:49
  • ハゼ科

今日から3日間、NHKのBSプレミアム放送で19時から「海のトワイライトゾーン」と言う
リブリーザを使って撮影された番組が放送されます。

昨夜は15分間のプロローグ番組が放送され、かなり期待して見ましたが、プロローグだからか
カサゴを見ては「たらこ唇の魚」とか、オキトラギス見ては「綺麗な模様の魚」だの。
リブリーザ使って潜られるぐらいだから、生物に詳しいコメントが当たり前だと思ってただけに
ちょっとがっかりでした。
視聴者ウケ狙いの民放じゃなくNHKなので、専門色を強く出して欲しかったです。

勿論、2年前に購入しながら未だに講習に入れてない自分よりは、リブリーザを使いこなしてる
NHK撮影班の方達ですから、きっとスキルは凄い物とは思ってますが。
今夜からの本放送に期待するばかりです。

homurahazeSp20110618b.jpg
ホムラハゼ属の一種  学名 Discordipinna Sp

 スズキ目 / ハゼ科 / ホムラハゼ属

撮影 2011年6月:柏島 水深-40m 大きさ30mmぐらい
生息域 高知県、沖縄本島、久米島など

homurahazeSp20101015g.jpg

           homurahazeSp20101015a.jpg

homurahazeSp20101016a.jpghomurahazeSp20101016c.jpg

homurahazeSp20101015c.jpg

撮影 2010年10月:柏島 水深-40m 大きさ30mmぐらい

昨年は夏頃から潜る度に毎回観察が出来、とても珍しい種で有るにも関わらず、ペア写真も
普通に撮せて、11月頃には贅沢にも観察しても写真を撮らないほどでした。

今年も見に行こうと潜ってみると、普通に見せてくれる。
それはきっと AQUAS さんのガイドの凄さとは思うのですが、人間、慣れは恐ろしい物でして、
今回もチャチャッと映しては、他の被写体を探して撮しておりました。

そんな贅沢な事してるせいからか、エギジット後にトリプルだったと言われて反省するばかり。
次回は、キチンと最初から最後まで撮る事にします。

本種の生物情報は、 こちら を、ご覧下さい。

モリシタダテハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年6月22日 01:06
  • ハゼ科

自分が子供の頃は食べ物の匂いをかいで、変なにおいがしなければ大丈夫とか、食べ物が
糸を引いてなければ大丈夫と言われて食べてましたが、最近の我が国では消費期限どころか
賞味期限切れで食べなくなってしまい、昔に比べて人間の抵抗力が弱くなった気がします。

今年になってWHOから携帯電話は発がん性の可能性が有ると発表されましたが、果たして
どれだけの方がそれを聞いて携帯電話を使わなくなったんでしよう?
放射能物質の影響は別として、近年、こう言った「何々が発がん性物質」との言葉をいろいろ
耳にしますが、本当の所は何処まで人体に悪影響が有るんでしょうね。
案外、昔の様に何でも食べてた時の方が、抵抗力が有ったんでは無いんでしょうか?
全く科学的根拠の無い、自分の私見では有りますが。

morishitadatehaze 20110522a.jpg
モリシタダテハゼ  学名 Amblyeleotris morishitai
 スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属

撮影 2011年5月:鵜来島 水深-38m 大きさ100mmぐらい  
生息域 小笠原諸島、鵜来島

今のところ本種をコンスタントに観察出来ると知られているのは、小笠原諸島と遠く離れた
高知県の鵜来島、鹿児島県の硫黄島の3ヶ所。
その間には串本や柏島を始め、多くのダイバーが潜るダイビングポイントは色々有りますが、
毎年同じ場所で観察出来ているのはこの3ヶ所だけと、不思議ですね~。

なので鵜来島で潜る時は、毎回リクエストしてしまいます。
生物好きには、たまらない被写体です。

本種の特長など詳細は、 こちら を参照願います。

ズグロダテハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年6月12日 01:45
  • ハゼ科

本日は、弊社の社内システムのサーバー君が住んでるビルの電気点検。

一流企業と違い弊社の様な中小企業では、無停電環境でのサーバー管理なんて
無理なので、早朝に出勤し停電時間中のサーバー君の睡眠と、停電復旧後に
サーバー君を起こす為、暗闇のビルの中で仕事です。

自分の会社用PCは、サーバー君が起きていないとメールも送受信が出来ず、
データが何も見られないので、さて何して働こうかと思案中です。

zugurodatehaze 20110522c.jpg
ズグロダテハゼ  学名 Amblyeleotris melanocephala

 スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属

撮影 2011年5月:鵜来島 親指 水深-35m 大きさ50mmぐらい  
生息域 高知県以南 ~ インド洋域、西部太平洋域など

本種には1000本以上潜ってもなかなか会えず、昨年の夏に柏島でやっと会えたと
思っていたら、その秋に別個体に会えて、今度はその半年後に鵜来る島であっさり
会えました。

しかも、1ダイブで2個体も。

生物との出会いって、こんなモンですね。

本種の詳しい情報は、 こちら を、参照願います。

ネジリンボウ その3

  • Posted by: manboon
  • 2011年6月 2日 00:33
  • ハゼ科

nejirinbou 20110520a.jpg
ネジリンボウ  学名 Stonogobiops xanthorhinica
スズキ目 / ハゼ科 / ネジリンボウ属

撮影 2011年5月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ約50mm
英名 Yellownose Shrimpgoby
生息域 伊豆諸島、相模湾以南 ~ 南日本の太平洋域、インド洋、東オーストラリア、サモア、
西部太平洋域など

本種は、自分にとってスタンダード・オブ・ザ・ゴビー。
伊豆半島から柏島にかけての広い棲息エリアで、出遭う度に撮影しております。

ダイビングを始めてから、それまで色彩が地味なイメージだったハゼと言う生物のイメージを
変えてくれた種です。

本種の詳しい情報は、 こちら を、参照願います。

アミメベンケイハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2011年5月24日 00:50
  • ハゼ科

先週末の柏島&鵜来島遠征に於ける、沢さん観察できた生物報告の第一段は何にしようかと
悩みましたが、過去に報告していないハゼ科の生物にしました。

居てそうで、なかなか見掛けない種です。

amimebenkeihaze 20110520g.jpg
アミメベンケイハゼ  学名 Priolepis inhaca
 スズキ目 / ハゼ科 / イレズミハゼ属

撮影 2011年5月:柏島後浜 水深-16m 大きさ約25mm
英名 Brick goby
生息域 八丈島、柏島、琉球列島 ~ 西部太平洋域、インド洋など。

珊瑚礁域の水深が5m以浅の礁原にて、砂底の死サンゴ片や板状の物の裏面に潜む様にして
単独、もしくはペアにて棲息しております。
頭部から胸鰭までの上半身には細くて明白な横帯が走り、胸鰭以降の体側面には網目模様が
広がる事で、同属の他種と識別が出来ます。

amimebenkeihaze 20110520b.jpg
amimebenkeihaze 20081021a.jpgamimebenkeihaze 20110520d.jpg

撮影、上と下右2011年5月:柏島 後浜、下左2008年10月:PLAU GP3

今回柏島で撮影した個体は大きめの板状の死珊瑚片の裏側に隠れていて、パラオで撮影した
個体は、水底に沈んでいたトタン板の裏に棲息しておりました。
自分が本種を観察したのはこの2回だけですが、共に AQUAS さんのスタッフの拓ちゃんが
撮影アシストしてくれたものです。

自分の撮影の好みの形を解ってくれてるガイドさんと潜れるのは、大変、嬉しいものです。

サラサハゼ その3

  • Posted by: manboon
  • 2011年5月10日 00:49
  • ハゼ科

このところ急に暑くなったので、部屋着は短パンTシャツと一年で自分が最も好んでいる
生活スタイルになりました。

日本人として山々や自然が綺麗になる秋、雪がしんしんと降り心身共に引き締まる冬、
生物や植物が芽吹きだし力強くなる春など様々な季節が好きですが、やはり夕立や
蝉の声がうるさい夏が一番大好きです。

sarasahaze 20110219b.jpg
サラサハゼ  学名Amblygobius phalaena
 スズキ目 / ハゼ科 / サラサハゼ属

撮影 2011年2月:フィリピン コンチキビーチ 水深-8m 大きさ約60mm
英名 Banded goby
生息域 和歌山県、高知県、琉球列島以南から台湾、南シナ海、北西オーストラリアに
    かけての太平洋域など。

珊瑚礁域の内湾や湾奥、水深が1m程の浅い水深から30m位迄の砂底や砂泥底に
生息しており、幼魚の頃は河川の河口域でも観察されます。
第1背鰭は三角形にて中央部の棘が伸長しており、明瞭な大きな黒色斑があります。
また鰓基底部の上あたりと尾鰭の前部上側にもそれぞれ目立つ黒色斑があり、頬部に
青色斜走線が走ります。

sarasahaze 20101022a.jpgsarasahaze 20101022c.jpg
撮影 2010年10月:沖縄本島 真栄田岬 水深-12m 大きさ約60mm

以前にも書きましたが、大別して色彩が濃いタイプと薄いタイプが観察出来ますが、
白色の砂地だから色彩が薄くて、黒色っぽい砂地だから濃いタイプとは決まってない様で
マングローブから排出される栄養価の高い濃い色彩の土壌でも、両方の色彩のタイプの
観察ができており、同系統の色彩で、複数の個体が固まって棲息している事も観察が
出来ている事より、濃い色彩が婚姻色でも無さそうです

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ホシノハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年4月10日 16:45
  • ハゼ科

昨夜の富山湾ミッドナイト。
23時30分にエントリーし、水温9度での70分間ダイブは非常に寒かったですが、
見知らぬ生物が次々現れて、と~っても熱いダイビングでした。

残念ながらホタルイカには会えませんでしたので、近いうちにリベンジして
きます。

hoshinohaze 20110403c.jpg
ホシノハゼ  学名Istigobius hoshinonis
 スズキ目 / ハゼ科 / クツワハゼ属

撮影 2011年4月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-10m 大きさ約70mm
英名 Hoshino's goby
生息域 富山県以南の日本海、千葉県以南 ~ 九州、朝鮮半島南岸、済州島など。

岩礁域の内湾、水深が3m~25m位の砂底や砂泥底に、ほぼ単独で棲息しております。
眼の下の頬部に輝青色の斜帯があり、体側面の中央部に四角形の黒褐色斑が縦列して
おり、その上下縁に沿って黒褐色の縦線が走ります。
また、雄は第1背鰭の後端に黒い斑点が入ります。

本日の写真は婚姻色にて、体色が全体にも淡くなり輝青色が全身に浮かび上がります。

hoshinohaze 20110403a.jpg

hoshinohaze 20110403e.jpg

真ん中の写真の背鰭に黒斑がないのが雌ですが、今まで婚姻色は雄のみと思い込んで
おりましたが、雌も出すんですね。

最初に見た時は雄同志の喧嘩かと思いましたが、よく見ると1匹の第1背鰭に黒色斑が
無く、本種の婚姻色は過去にも何度か見ておりますが、雄雌が揃っている婚姻色姿は
今回が初めてで、今まで見たほんゅの婚姻色の中で、一番綺麗な色でした。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ヒレフリサンカクハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年3月30日 00:32
  • ハゼ科

ここ最近、朝の通勤道路が空いているなぁ~と思ってましたら、既にもう春休みの季節に
なってたんですね。
我が家には学校に通う様な年齢の家族はおらず、今年は卒業式も自粛が多かったせいか、
ちっとも気づいておりませんでした。

hirefurisankakuhaze 20110219a.jpg
ヒレフリサンカクハゼ  学名 Fusigobius signipinnis
 スズキ目 / ハゼ科 / サンカクハゼ属

撮影 2011年2月:フィリピン・コンチキビーチ 水深-12m 大きさ40mmぐらい
英名 Signalfin Goby
生息域 奄美大島以南 ~ 西部太平洋域など

水深が30m以浅の珊瑚礁域の礁原、礁斜面、ドロップオフ等にて、砂だまりや死珊瑚片や
混じりの砂底、砂泥底などに棲息しております
体地色は白っぽい透明色にて、体側面に黒色の大きな斑紋が複数並び、茶褐色の小斑点が
散在しております。

また三角形型の第一背鰭は先端部は暗色で虹彩が赤褐色であることや、下顎が上顎よりも
前に出ていることで同属多種と識別が可能です。

hirefurisankakuhaze 20110218a.jpg

hirefurisankakuhaze 20051008a.jpghirefurisankakuhaze 20041007a.jpg
写真左:2005年10月西表島、右:2004年10月シバタンにて

和名のヒレフリの名は、本種が前に移動する時に第1背鰭をピコッピコッと立てたり倒したり
しながら移動する習性から付けられたそうです。
同属多種のサンカクハゼがババッと移動するのに対して、本種はピピッと移動して第1背鰭を
ピコッピコッと動かすって感じで、そんな動きを見ているだけで癒される生物です。

ヤノウキホシハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年3月17日 00:28
  • ハゼ科

" オペレーション・トモダチ "

ほとんどの方が今、ご存じの言葉だと思います。
本当に有り難いアメリカ軍の支援と感謝しておりますが、これも日頃からの沖縄県民の方々を
始めとした全国の米軍基地が有る地域の方々から、成り立っている事と思います。

これが今回の東日本大震災でなく、東海地方での大震災だったとしても同様であったと思うと、
そんな米軍基地や原子力発電所も無い愛知県民の一人としては、そんな地域の皆さんへ改めて
感謝しなければ行けないと思いました。
ありがとうございます。

yanoukihoshihaze 20110219b.jpg
ヤノウキホシハゼ  学名 Asterropteryx atripes
 スズキ目 / ハゼ科 / ホシハゼ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -7m 大きさ30mmぐらい
英名 Yano's starry goby
生息域 奄美大島以南 ~ 西部太平洋域、インド洋など。

珊瑚礁域にて瓦礫や珊瑚片、死珊瑚混じりの砂底や砂泥底に巣穴を形成し、中層域に
ホバリングしながら生息しております。
国内での生息水深は15m~55mぐらいですが、過去に自分が観察しているパラオや
今回のマクタンでは5m~7mぐらいの浅い水深で観察が出来ております。
体高は高く、第1背鰭は全体に半楕円刑のタイプと、第3棘条が伸長するタイプがあり、
眼が大きく体側面に蛍光青色の小斑点が散在します。

体色は全体に茶褐色のタイプと、白色に茶褐色の太くて大きい縦帯が入るタイプや、
体側面の腹部が白色で背部が茶褐色のタイプなどが観察でき、まるで違う種類のハゼの
様に思えますが、どの色彩でも腹鰭が黒いタイプが雄にて、透明なタイプが雌です。
また雄の婚姻色は白く変色いたします。

yanoukihoshihaze 20110219h.jpgyanoukihoshihaze 20110219e.jpg

参考までに、ここから下の写真は全てパラオで撮影したものです。

yanoukihoshihaze♂ 20081021a.jpg
撮影2008年10月:雄平常色 PALAU GP3 水深 -5m 大きさ30mmぐらい

yanoukihoshihaze♂ 20081021e.jpg
撮影2008年10月:雄婚姻色 PALAU GP3 水深 -5m 大きさ30mmぐらい

yanoukihoshihaze♂ 20070422a.jpg
撮影2007年4月:雄婚姻色 PALAU GP3 水深 -7m 大きさ30mmぐらい

yanoukihoshihaze♀ 20081021b.jpg
撮影2008年10月:雌平常色 PALAU GP3 水深 -5m 大きさ30mmぐらい

yanoukihoshihaze♀ 20081020b.jpg
撮影2008年10月:雌平常色 PALAU GP3 水深 -5m 大きさ30mmぐらい

ざっと、こんなバリエーションが有るわけで、別種と思われても仕方ないかも知れません。
でもそれにしても、この4パターンの全てが撮れるポイントって本当に貴重と思うのですが
このポイントで潜る事はもう無いかも知れません。

今まで自分が潜った中で、一番大好きなダイビングポイントだったんですけどね~。

キャンディケイン・ドワーフゴビー その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年3月10日 00:35
  • ハゼ科

昨日は何度も、先週末の欧州チャンピオンリーグ戦でのバルセロナ VS アーセナルの試合の
ダイジェストをスポーツニュースで見ましたが、個人的にはベンゲル監督のアーセナルが
敗れたのは残念ですが、バルサのメッシの神業的なドリブルからのシュートは、何度見ても
素晴らしい技でした。

名監督と世界中で有名なベンゲルさんですが、約17年前には我が名古屋グランパスの監督を
されており、当時、個人的に仕事で直接お会いする事が有り、とても紳士的な方だったとの
印象が残っております。

candycanedwarfgoby 20110218d.jpg
キャンディケイン・ドワーフゴビー  学名 Trimma cana 
撮影 2011年2月:フィリピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深-12m 大きさ約20mm 
英名 Candycane dwarfgoby
生息域 フィリピン、パラオ等、西、南太平洋の熱帯域など。

珊瑚礁域の礁外縁や、ドロップオフの斜面など12m~35m位の水深にて、多くのベニハゼ属が
岩陰や岩穴の天井オーバーハングなどに棲息しているのとは異なり、被覆状の珊瑚の上や岩肌の
表面などに棲息しております。

体地色は透明っぽい白色にて、朱色もしくは濃橙色の横帯が6~7本、眼の後ろから尾柄部までに
入ります。
英名の由来は杖状の飴菓子の事を " Candycane " と呼ぶ事から付けられたそうです。

candycanedwarfgoby 20110218e.jpg

        candycanedwarfgoby 20110218f.jpg

candycanedwarfgoby 20110218a.jpg

何度見ても、可愛い外人ベニハゼです。
自分自身は今までパラオでしか観察した事が有りませんが、フィリピンにこれだけ沢さん居る
ので有れば、地球温暖化が進めば日本国内でも流れてきた個体が観察出来るかも知れませんね。

そしてコンスタントに国内で観察出来る様になると、和名が付く様になり・・・・・
やはり「棒アメベニハゼ」とか、「千歳飴ベニハゼ」とかに、なっちゃうんでしょうか?

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
珊瑚礁域の

ニチリンダテハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年3月 3日 00:16
  • ハゼ科

さて本日報告の生物は、以前に水槽で飼っていて自分が3日間ほど家を開けて戻ってきたら
既に小さな裏庭に埋められており、子供によると自分が家を開けた翌朝に水槽の隙間から
外に飛び出ていて干からびていたとの事で、子供達は「魚でも自殺するんだ~」と思ってた
そうです。

しかし自分が海の中で観察してるかぎりは、とても水槽の隙間から飛び出る様なジャンプが
できる生物には見えず、いったい何が原因だったのか未だに不明です。

nichirindatahaze 20110218b.jpg

nichirindatahaze 20110218d.jpg

ニチリンダテハゼ  学名 Amblyeleotris randalli
スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属

撮影 2011年2月:フィリピン マクタン島 コンチキビーチ 水深-20m 大きさ50mmぐらい 
英名 Randall's prawn-goby
生息域 奄美大島、沖縄本島、八重山諸島以南 ~ インド洋域、西部太平洋域など

珊瑚礁域の水深が15m~50m位の内湾の湾口部や、珊瑚礁外縁部の礁斜面や、
ドロップオフなどの、珊瑚の瓦礫が混じった砂溜まり等にて、テッポウエビ類と
共生しております。
体地色は白色にて、眼の上を通る1本と体側面に5本、尾鰭基底部に1本の合計7本の
橙色の横線があり、第一背鰭は大きな円形をしており体側面の橙色の横線に繋がった
黒色の円形斑紋が特徴です。

nichirindatahaze 20110218e.jpg

反対側の姿も撮ろうと移動してみると、何とテッポウエビ君がサービス満点で
反対側に廻って来てくれました。

nichirindatahaze 20110218h.jpg

ちょっと気になったのが、この個体の第一背鰭の黒色の円形斑紋。
上の写真の個体の5m位離れた異なる砂溜まりに生息しておりましたが、明らかに
円形斑紋の大きさが小さくて。
今まで何度が観察しましたか、このぐらい小さい斑紋の個体は初めて見ました。

雌雄の差とは思えませんし、フィリピン人のオカマって多いと聞きますが
単なる個体差なんでしょうかね。

フタホシホシハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2011年2月22日 23:22
  • ハゼ科

本日は自分自身初観察の生物ですが、撮影時は和名の付いてる本種と気づかず、過去に
観察している和名のない種と思い、勘違いしていた種の報告です。

futahoshihaze 20110218b.jpg
フタホシホシハゼ  学名 Asterropteryx bipunctata
 スズキ目 / ハゼ科 / ホシハゼ属

撮影 2011年2月:フィピン・マクタン島 コンチキビーチ 水深 -18m 大きさ40mmぐらい
英名 Twinspot goby
生息域 八重山諸島以南 ~ 西部太平洋域、インド洋など。

水深が6m~25m位の珊瑚礁域にて、傾斜面や内湾の中程から湾奥あたりの珊瑚片が
混じった砂底や、泥砂底などに単独で棲息しております。
頭部から尾柄部手前までの全身に橙色の小斑点が散在し、第一背鰭と尾柄部の後部に
白色で縁取られた黒色の円斑紋が有る事で本種との同定が可能です。

尚、近似種の ホシハゼ属の一種 とは、第一背鰭に黒色の円斑紋が無い事で本種との
識別が出来ます、

futahoshihaze 20110218e.jpgfutahoshihaze 20110218g.jpg

futahoshihaze 20110218d.jpg

実は撮した時は ホシハゼ属の一種 と思っておりました。
と言うのも今回の写真は全て穴奥深くに居る姿を写した物でして、本画像は元画像を
20%位のサイズまでトリミングした写真ばかりです。
画質が荒い事で、お気づきの方も多いとは思いますがトリミングだらけです。

なので撮っている時は背鰭の斑紋は無い様に見えていて、 ホシハゼ属の一種
思っていた訳です。

老眼は駄目ですね~

セホシサンカクハゼ その3

  • Posted by: manboon
  • 2011年2月14日 00:56
  • ハゼ科

先日知った事ですが、欧米人には「雪がしんしんと降る」の " しんしん " の言葉が
通じないらしいです。
日本人なら誰でも判る言葉ですが、じゃあ表現してみろと言われると確かに自分は
明確に説明できません。
持って生まれた日本人独特の表現感覚なんでしょうが、多分「雨がしとしと降る」の
" しとしと " も欧米人には通じないんでしょうね~
こう言う日本人独特の、繊細な表現は大事にしたいものです。

sehoshisankakuhaze 20101226a.jpg
セホシサンカクハゼ  学名 Fusigobius duospilus
 スズキ目 / ハゼ科 / サンカクハゼ属

撮影 2010年12月:紀伊大島 須江 内浦ビーチ 水深-12m 大きさ30mmぐらい
英名 Barenape goby
生息域 伊豆半島以南の南日本 ~ 西部太平洋域やインド洋の熱帯域など。

珊瑚礁域の礁外縁やドロップオフ、岩礁域などにて、岩の亀裂や岩陰などに隣接した
砂礫底や、泥砂底に単独で生息しています。
体形は円筒形ですが、正面からの断面は三角形をしており、体色は全身が半透明にて、
体側面に淡褐色や白色の小さな斑紋が散在しております。
第一背鰭の頂部は白色をしており、その直ぐ前部に黒色の垂線が1本と、後部の背鰭の
基部近くに黒色の眼状斑が入り、尾柄部に三角形の黒い斑紋が入る事などが特徴です。

近似種の セスジサンカクハゼ は、第一背鰭の後部に黒色の眼状斑が無い事や、尾柄部の
黒い斑紋の形状が丸い事などで本種との識別が可能です。

sehoshisankakuhaze 20101226c.jpg

どちらかと言えば、いつもゴロタの岩沿いの砂地で、じっとたたずんでいるハゼです。
近似種の ヒレフリサンカクハゼ の様に、常に背鰭をパパッパパッと動かしてピョコピョコと
動いてる訳でも無く、背鰭を開いたり閉じたりするスピードも、じっくりスローな動きで。

勿論、脅威を与えると瞬時にササッとワープする様な素早さで移動してしまいますが、
そんな事さえしなければ、じっと縁側でひなたぼっこしてる猫の様にのんびりとした
イメージのサンカクハゼです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

リュウグウハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年1月27日 13:36
  • ハゼ科

一昨日の深夜までのサッカーTV観戦の疲れか、昨夜は本日の観察報告をアップした
つもりでしたが、アップする前に寝てしまった様で、仕事の昼休憩の時間にチャチャッと
仕上げてアップさせていただきます。

しかし日本のPKは誤審だったとか、PK後のパフォーマンスでは猿まねで日本を
愚弄しただの、いつも試合後にネットで騒ぐのは韓国人の方達の国民性なんでしょうね。

ryuuguuhaze 20110114a.jpg
リュウグウハゼ  学名 Pterogobius zacalles
 スズキ目 / ハゼ科 / キヌパリ属

撮影 2011年1月:女川湾石浜 水深-5m 大きさ50mmぐらい
生息域 青森県太平洋側 ~ 紀伊半島、北海道日本海側 ~ 九州北部、
    瀬戸内海、済州島、黄海など

水深が10m以浅の岩礁域の砂底に生息しておりますが、伊豆などで水深が30m位で
観察されており、水温により生息域が変わる生物かも知れません。
体の側面部に幅広い黒色の横帯が5本あり、尾鰭後縁は黒く縁取られていて、腹鰭が
吸盤状になっております。

近似種の キヌバリとは、頭部に黒色帯が無いことで識別が可能です。

ryuuguuhaze 20110114c.jpgryuuguuhaze 20110114d.jpg

何とか特徴の吸盤を撮ろうと頑張りましたが、ムリでした。
それどころかジッと待ってるには厳しい水温で、背鰭の開いた写真すら撮れずと
情けない結果に。

初めて観察した昨年よりも下手な写真に、自分の進歩の無さを嘆いております。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ヒメニラミベニハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年1月12日 22:30
  • ハゼ科

今日は仕事帰りに かじきあん に寄って、昨年秋にドライスーツ・シーズンイン直後に首と
両手首のシール部とファスナーが壊れ修理に出してたシェルドライスーツを取ってきました。
今週末の今年の潜り初めは、水温8度の海だけにスペアのネオプレーンのドライスーツでは
低水温対策が不安に感じていただけに、何とか間に合って良かったです。

himeniramihaze 20100904a.jpg
ヒメニラミベニハゼ 学名 Trimma anaima
 スズキ目 / ハゼ科 / ベニハゼ属

撮影 2010年9月:柏島 民家下 水深-16m 大きさ約20mm 
英名 Pale Dwarfgoby
生息域 八丈島、伊豆大島、伊豆半島 ~ 琉球列島、西部太平洋域など。

水深が約-16m以深の岩礁域や、珊瑚礁域の岩壁の奥や岩穴などの天井部に
オーバーハングして生息している事が多く、他のベニハナ属の生物と比べて
比較的によくフワ~っとホバーリングする動きが多い種です。
体色は透明っぽい橙色にて、下顎部から胸鰭あたりの下半身は白色、眼の
上部には黒帯に白色線が入り、目の下にも白色線が入るのが特徴です。

himeniramihaze 20100904e.jpg

何となく、目つきが悪く見えるのも本種の特徴ですね。

himeniramihaze 20071024c.jpg
撮影 2007年10月:柏島 後浜 水深-17m 大きさ約20mm

この頃は和名は未だ付いて無く、 シャープアイビグミーゴビーと呼ばれておりました。
自分は去年は数度ほどしか柏島で観察が出来なくて、この頃の方が沢さん
生息していた様な気がします。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

オトメハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2011年1月 6日 22:52
  • ハゼ科

そろそろ大半の企業の仕事が始まった様で、今朝はは普通に通勤ラッシュが有りました。
その嫌な通勤ラッシュの反面、熱田神宮東側の国道19号線での初詣の違法駐車の輩の
車が消え去り、スムーズに通行できる様になったのは嬉しい限りです。

しかし毎年の事ですが、初詣の違法駐車の輩の排除は出来ないものなんでしょうか?
自宅前に止めた車の駐車禁止を取り締まるぐらいなら、こんな輩の取り締まりこそ
愛知県警はきっちりとやるべきと思います。

otomehaze 20101014b.jpg
オトメハゼ  学名 Valenciennea puellaris
 スズキ目 / ハゼ科 / クロイトハゼ属

撮影 2010年10月:柏島 後浜 水深-12m 大きさ50mmぐらい
英名 Orange-dashed goby
生息域 伊豆半島以南、中・西部太平洋域、インド洋、紅海、オーストラリアなど

珊瑚礁域の礁斜面や、礁池や礁湖などの砂泥底や砂礫底等にペア、もしくは
単独で生息しています。
体地色は白色に近い灰色にて、体全体に橙色の水玉斑紋が散在していますが
腹部の水玉は、成長すると共に橙色の縦帯に変化していきます。
口から砂を吸い込み鰓からはき出す事によって、砂の中に生息しているベントス
(底生微生物)を食べております。

otomehaze 20100905a.jpg

同じベントス食性である同属の アカハチハゼ は水底から離れて生息して
おりますが、本種は巣穴から離れる事はあってもほぼ水底に生息しております。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

オオメハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年12月30日 14:46
  • ハゼ科

昨日は年内最後の休日にて、朝から匡平、奥さんの実家、自分の実家の各墓参りに
出かけてきました。
今年は、年末の上限1,000円の高速割引は無いので空いてると予想してましたが、
全くの予想違いで、やはり帰省ラッシュに巻き込まれてしまいました。

そんな疲れも有ってか、本日の観察報告を書きながら寝てしまい、今回もまたまた
昼休憩中に仕上げてみました。

さて今日から年末年始の 9連続勤務、老体に鞭打って頑張ります。

oomehaze 20101205d.jpg

oomehaze 20101205c.jpg
オオメハゼ  学名 Trimma macrophthalma 
撮影 2010年12月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-3m 大きさ約20mm 
英名 Flame goby

水深が3m~20mぐらいの内湾や珊瑚礁域の傾斜面など、岩穴や壁面のオーバーハングや
崖壁などの亀裂奥などに単独、もしくはペアで生息しております。
体地色は白みかがった透明色にて体全体に橙色斑が密在しており、第一背鰭第二棘が
糸状に伸長する事や、胸鰭付根に2個の赤色斑点が有る事などが本種の特徴です。
近似種の オキナワベニハゼ や、 ペガススベニハゼ とは、上述の特徴から識別が可能です。

          oomehaze 20101016c.jpg
撮影 2010年10月:柏島 水深-7m 大きさ約20mm

今回の撮影した内浦ビーチの個体は、 ペガススベニハゼ と同じ穴に住んでいて、 ペガスス
ベニハゼ
目当てにのぞきに行っては、「 オオメハゼ しか、おらんかったわ~」と言われている
カップルです。

例年ならば、「 オキナワベニハゼ しか、おらんかったわ~」と言われ、 オオメハゼ を見に行く
位の南紀では存在なんですが、今年に限っては存在価値が薄い様です。

そう言えば、今、内浦ビーチや、同じ須江のボートポイントのナギザキに ハタタテハゼ
幼魚が居て注目を浴びてますが、彼らも柏島では一般種扱い。
所変われば、珍しさも変化ですけど。

アカハチハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年12月27日 01:33
  • ハゼ科

昨夜、今年限りでF-1グランプリの世界から退かれるブリヂストンタイヤの浜島さんを
特集された番組が、フジTV系の地上波で放送されました。

1997年から14年間に渡りF-1チームにレースタイヤを提供されてましたが、今年限りで
F-1グランプリから撤退され、一昨年限りのHONDA、去年限りのTOYOTAと、それぞれの
撤退に続きこれで日本企業のメカニカルな参加は無くなってしまい、非常に淋しい話題の
番組では有りましたが、多くのF-1関係者の浜島さんに対する早期の復帰の期待の言葉が、
非常に心に残る番組でした。

自分としても出来る限り早い日本企業の参加を、非常に熱望しております。

akahachihaze 20100911a.jpg

akahachihaze 20100911b.jpg

アカハチハゼ  学名 Valenciennea strigata

 スズキ目 / ハゼ科 / クロイトハゼ属

撮影 2010年10月:串本 串本DP前ビーチ 水深-5m 大きさ50mmぐらい
英名 Bluestreak goby 
生息域 本州中部以南、琉球列島、小笠原諸島、中・西太平洋~インド洋

岩礁域や珊瑚礁域にて、沿岸浅海のガレ場、砂底や、死珊瑚混じりの砂磯底に生息して
おります。

第1背鰭の第2棘~第4棘が糸状に伸長し赤色をしておりますが、その他の各鰭は体地色に
近い透明色、体型は細長くて円筒状にて頭部は側偏しております。
体地色は乳白色にて、頭部吻端から胸鰭前方までは黄色で頬部に蛍光青色の縦帯が1本
走るのが特長ですが、幼魚の頃の体地色は青灰色にて成長するとともに薄れ乳白色へと
変化していきます。

砂底の砂を口に含んで、すかし取って鰓から排出する事によって砂の中に生息している
小動物や有機物を食しております。

akahachihaze 20071104d.jpg
撮影 2007年11月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-5m 大きさ30mmぐらい

こちらは、数年前に異なるポイントで撮影した幼魚です。
上述に書きました様に、本種は幼魚の頃は体地色が濃いめですが、生息地に寄っても
若干の体色変異は有るようです。

ヤマブキハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年12月23日 01:02
  • ハゼ科

昨夜の仕事帰り、駐車場に車を止めて自宅まで歩き出すと満月の月明かりで歩道だけ
でなく、風景全体が月光に照らされておりました。

一昨日の夜は雨降りでしたが、昨夜の様に快晴であれば皆既月食の紅い月が見れたと
思うと、非常に残念に思いました。

yamabukihaze 20100926a.jpg
ヤマブキハゼ  学名 Amblyeleotris guttata
 スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属

撮影 2010年9月:柏島 民家下 水深-20m 大きさ50mmぐらい 
英名 Spotted shrimpgoby 
生息域 伊豆大島、和歌山県、高知県以南 ~ インド洋域、西部太平洋域など

水深が10m~30mぐらいの珊瑚礁域の内湾の礁斜面や、礁湖、礁池などの砂礫混じりの
砂底やガレ場にてテッポウエビ類と単独で共生しております。
頭部から尾柄部までの全身に大きさが異なる山吹色の斑紋が散在しており、胸鰭基部の
前後に大きな黒色斑紋が有る事、眼がサッカーボール模様などが本種の特長です。

yamabukihaze 20100926b.jpg

個人的には実は、過去に本種をサイパンなどで観察しておりますが琉球列島を除く日本で
観察したのは初めてでした。
生息域には和歌山県も含まれておりますが観察した事は無く、柏島で観察した事も初めて。

2週間後に同じところで探してみましたが、見つからず。
今年はもう観察は無理と思いますので、来年の春以降、頑張って全身各鰭全開すがたを
撮れる様、精進させていただきます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ネジリンボウ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年12月19日 13:16
  • ハゼ科

10日振りの楽しかった休日もあっという間に終わり、今日は日曜出勤。
サービス業に従ずる者にとって、景気が悪いとは言っても12月はやはり稼ぎ時なので、
休日が少ないのは仕方有りませんね。

そんな訳で本日は、昼休憩にチャチャッと書かせていただきました。

nejirinbou 20101205a.jpg
ネジリンボウ  学名 Stonogobiops xanthorhinica
 スズキ目 / ハゼ科 / ネジリンボウ属

撮影 2010年12月:紀伊大島 須江 内浦ビーチ 水深-18m 大きさ約50mm
英名  Shrimpgoby
生息域 伊豆諸島、相模湾以南 ~ 南日本の太平洋域、インド洋、
     東オーストラリア、サモア、西部太平洋域など

岩礁域や珊瑚礁域の砂底や磯砂底に巣穴を作り、テッポウエビ属と共生しております。
大抵は巣穴の上で見張りをしながらホバリングしていて、危険を感じると瞬時に巣穴に
引っ込んでしまいます。

体地色は白色で頭部吻端は黄色、体側面には4本の太い斜帯があり、第2背鰭や、臀鰭、
尾鰭等は透明色、第1背鰭は椀形で黒色、第一背鰭の軟棘が伸長しない事で、近似種の
ヒレナガネジリンボウ と識別が可能です。

nejirinbou 20100926b.jpg
撮影 2010年9月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ約60mm

nejirinbou 20061028a.jpg<
撮影 2006年10月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ約60mm

一番、上の画像は、内浦ビーチのエントリー口にほど近い位置に生息している個体で、
ペアで生息しておりますが、その位置は多くのダイバーの通り道にあたるので、日中は
ほとんど観察出来ません。

今回はたまたま早い目のエントリーでしたので、何とか雌の個体のみ撮影できました。
よく見ると本日の写真は全て雌にて、本種の雄は極端に臆病なので困ります。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ヒメオニハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年12月15日 00:34
  • ハゼ科

本日報告させていただく生物は、この秋、何度もビシバシ写真を目標にチャレンジを
していたハゼ科の生物です。

残念ながら今年も満足できる写真は撮れませんでしたので、来年の宿題のひとつに
なりました。

himeonihaze 20101016b.jpg
ヒメオニハゼ  学名 Tomiyamichthys alleni
 スズキ目 / ハゼ科 / オニハゼ属

撮影 2010年10月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ約70mm
英名 Flagfin shrimpgoby
生息域 伊豆諸島、伊豆半島、和歌山県、高知県、 琉球列島、西部太平洋域など。

珊瑚礁域の礁斜面の礁湖や礁池、潮通しの良い磯砂底などに巣穴を作り、単独もしくは
ペアで コトブキテッポウエビ と共生しております。
第1背鰭の第1棘と第2棘が伸長しているのが特徴ですが、特に雄は糸状に長く伸びます。

平時は巣穴から少し離れた位置で着底しながら見張りをしており、危険を感じると瞬時に
巣穴に引っ込んでしまいます。

himeonihaze 20100905c.jpg
撮影 2010年10月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ約70mm

こちらはペアでの写真ですが、この様にペアで生息している場合は、180度離れた
方向をそれぞれで見張っております。

左が雄で右が雌ですが、ご覧の様に雄が珍しく婚姻色を出していたので、この時は
かなり粘って撮しましたが、結局、最後まで雄雌とも背鰭は開いてくれませんでした。
「婚姻色出してるくせに~!」って感じでした。

himeonihaze 20061028b.jpg
himeonihaze 20061028c.jpg
撮影 2006年10月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ約70mm

こちらは、今から4年前に同じ柏島で撮った写真です。

このぐらい寄らせてくれるとストロボの光も当たって、露出の設定が難しい白っぽい
砂地での撮影でも上手くいくのですが、大抵は一番上やペア写真の様に、離れて
撮した写真ばかりになってしまってます。

もっと上手く撮れる様になりたいですね~。

ペガススベニハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年12月12日 00:32
  • ハゼ科

全国的なNEWSではないかも知れませんが、先日、中部電力の四日市火力発電所の
変電所設備で故障が発生して、三重県北部、愛知県西部、岐阜県西部への電圧が
0.07秒間、最大で半分程度に下がった事で、石油会社の精油所や、半導体製造工場、
化学工場など沢山の大きな工場が影響を受けました。
精油所の再開には10日間ぐらいかかるとか、1月~2月の半導体出荷が20%の減算に
なるなど大きな損害が出ております。

今回は電力会社の変電所の故障が原因ですが、火災や地震などによる災害時でも
想定できる障害かと思うと、事前に対策が出来て無かったのかなと素人なりに思って
しまいましたが、大きなプラント工場ともなると、弊社の様な中小企業のサーバーに
設置してる様なUPS(無停電装置)なんかとは、規模がとんでもなく違うでしょうから、
なかなか難しい事なんでしょうかね~

pegasusbenihaze 20101114b.jpg
ペガススベニハゼ  学名 Trimma annosum
 スズキ目 / ハゼ科 / ベニハゼ属

撮影 2010年11月:紀伊大島 須江 内浦ビーチ 水深-3m 大きさ約30mm
英名 Orangespoted dwarfgoby
生息域 高知県、琉球列島以南 ~ 西部太平洋域など。

水深が3m~55mぐらいの珊瑚礁域の傾斜面の岩穴や、壁面、崖壁などの亀裂奥
などに単独で生息しております。
体地色は薄灰色で、全身に赤色の斑点が散在しており、近似種の オオメハゼ や、
オキナワベニハゼ などに比べて本種は、胸鰭付根に2個の赤色の斑点が無い事や、
第一背鰭の棘は伸長しない事、頭部の両目の間から吻にかけて模様が無い事などで、
識別が可能です。

詳しい識別方法は、 こちら を参照願います。

pegasusbenihaze 20100926a.jpg
撮影 2010年9月:柏島 民家下 水深-7m 大きさ約30mm

色々な図鑑などでは、本種は以前は生息域が八重山諸島以南と書かれてましたが、
ここ数年は柏島でも通年、観察できております。
和歌山県の紀伊大島須江の内浦ビーチでも、この秋は観察が出来ており、温暖化の
影響で生息域が上がって来ているのかも知れませんが、 オキナワベニハゼ との
違いが少ないことから、今まで本種を観察しても、 オキナワベニハゼ と思っていただけ
かも知れません。

何せ眼も年寄りの自分は、水中で小さなベニハゼの模様が判りづらく、撮影して大きく
伸ばさないと、ハッキリした違いがわかりませんからね~

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ハタタテサンカクハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年12月 8日 00:47
  • ハゼ科

今、世界中を震撼させているウィキリークスの代表者が逮捕されたそうですが、これで
ひと安心なんでしょうか?

事もあろうに、海底通信ケーブルの各国の海岸の中継基地局の位置を公開してしまうなど、
テロ組織への情報公開の危険性よりも、各国政府の機密情報の公開する事は全て正しいと
する、ゴシップ屋の感覚だけのグループだけに、これからも世界の各国の治安を妨げる様な
情報公開をし続ける姿勢には、国際犯罪者の何者でも無い証明と自分は思ってるんですが、
そんな危機感よりも、ゴシップ的な情報公開を賞賛してる人々には呆れますね。

hatatatesankakuhaze 20101205h.jpg
ハタタテサンカクハゼ  学名 fusigobius inframaculatus
 スズキ目 / ハゼ科 / サンカクハゼ属

撮影 2010年12月:紀伊大島 須江 内浦ビーチ 水深-10m 大きさ30mmぐらい
英名 Whiteflag Sandgoby
生息域 八丈島、紀伊半島、屋久島、奄美諸島以南 ~ 中、西部太平洋域、
                                        インド洋、紅海など
珊瑚礁域の礁外縁やドロップオフなどにて、岩の亀裂や岩陰などに隣接した砂礫底や
泥砂底に単独で生息しています。

体地色は半透明で、体全体に小さな黄色斑点が散在しており、胸びれ以降の体内に
黒色斑が数個有り、尾柄部にも大きな黒色斑がひとつ有り、第1背鰭の第1棘が糸状に
伸長し、前部は黒色で先端が白色をしております。

hatatatesankakuhaze 20101205d.jpghatatatesankakuhaze 20101205g.jpg

潮岬を挟んで西側の串本では過去に観察例は有りますが、紀伊大島ではおそらく
初観察かと思われます。
同じ所には、約10mm位の小さなサイズの別個体もいますので、このまま居ついて
欲しいな~と思います。

sehoshisankakuhaze 20080210d.jpg
撮影 2008年2月:紀伊大島 須江 内浦ビーチ 水深-12m 大きさ50mmぐらい

ご参考までに、こちらは須江に沢さん生息している セホシサンカクハゼ
第一背鰭の、大きさや形状が異なります。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ベニサシコバンハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年12月 2日 00:40
  • ハゼ科

本日報告させていただく生物は、ハゼ好きのバイブルの平凡社の「決定版日本のハゼ」でも
写真が掲載されていない生物。
Webサイト上でも情報は少なく、今回は「日本産魚類検索」に掲載されている情報と、自分の
個人的な感想にて書かせていただきます。

benisashikobanhaze 20101120a.jpg
ベニサシコバンハゼ  学名 Gobiodon histrio
 スズキ目 / ハゼ科 / コバンハゼ属

撮影 2010年11月:柏島 水深-5m 大きさ約20mm 
生息域 高知県、西表島、フィリピン、パラオなど

珊瑚礁域の内湾の浅い水深にて、ミドリイシ科等のテーブル状珊瑚の枝間に単独、もしくは
ペアで生息しております。
体地色は明緑色にて、吻端から胸鰭にかけて眼の上の位置から下顎にかけて数本の赤色の
横縞が、胸鰭より尾柄部に掛けては複数の赤色の縦縞が走ります。

近似種の アカテンコバンハゼ は、本種での赤色の横縞と縦縞が全て赤色の小斑点で有る事、
また シュオビコバンハゼ は顔面の赤色の横縞が本種の様に眼の上の位置からで無く、
眼の横から下に掛けて伸びる事、胸鰭より後ろに赤色の縦縞は無く、全て赤色の小斑点で
ある事等で、それぞれの識別が可能です。

すんません、今回は以上の相違点を写真に図を入れて報告できませんが、いつかそれらを
きっちり撮り終えた時には、再度、報告させていただきます。

ところで、コバンハゼ属の生物の撮影には、いつも苦労しております。

珊瑚の中をウロチョロ動き回るので、指示棒と針金を使ってわざと動き回らせて疲れはてさせ
ぐったりと止まった時を狙って撮っておりますが、いつもそんなに上手く疲れてくれる訳では無く、
完璧な写真を撮るにはダイビング1本全ての時間を使うぐらいの気合いが必用です。

benisashikobanhaze 20101120c.jpg

今回も、たかだか10分程度粘れただけでしたので、やはり撮れた写真はこの様な顔写真
ばかり。
でもよく見ると、体表面はウナギみたいに何かヌルヌルしてるようですよ。

benisashikobanhaze 20101120d.jpg

他には、逃げられた後ろ姿なと゜、失敗作量産の撮影でした。
次回、会えた時には、もっと粘りたいと思います。

ズグロダテハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年11月24日 00:53
  • ハゼ科

昔からずう~っと会いたい会いたいと思っていても、出会えない生物が何種もあります。
決してむちゃんこレア物でも無いのに不思議なもので、 「あれ~?昨日までは確かに
居たんだけどな~」とか、事前にリクエストしていても、他に珍しいものが出てしまい、
忘れられてしまったとか。

本日はそんな生物の一つで、この夏、初めて観察できた生物の観察報告です。

zugurodatehaze 20101120a.jpg
ズグロダテハゼ  学名 Amblyeleotris melanocephala

 スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属

撮影 2010年11月:柏島 レッドロック 水深-40m 大きさ70mmぐらい  
生息域 高知県以南 ~ インド洋域、西部太平洋域など

珊瑚礁域の内湾の礁斜面や、礁湖、礁池などの、礫混じりの砂底やガレ場で、
テッポウエビ類と共生しております。
体側面に4本の黄褐色の太い横帯があり、それぞれの横帯の間は背部に黒色
小斑点がひとつずつ並びます。

頭部から顔に掛けての部分全体が黒色から濃褐色になっている事が、和名の
由来でもあり、他のダテハゼ属との識別が可能ですが、生息環境などで頭部が
白い個体も希に観察できます。

zugurodatehaze 20100728a.jpg
撮影 2010年7月:柏島 後浜 水深-28m 大きさ60mmぐらい

本種には今までなかなか出会えず、前からずう~っと見たい見たいと思ってた
ダテハゼでした。
この時もダイビング前に「ズグロってなかなか会えないんですよね~」って話を
してたものでしたが、何とそう言ってて潜ってみたら、初対面出来ました。

zugurodatehaze 20101120b.jpg
撮影 2010年11月:柏島 レッドロック 水深-40m 大きさ70mmぐらい

ダイビング後にこの写真を観て気がついたのですが、左後ろにチラッと写ってる
テッポウエビの鋏脚の模様が???
そう言えば本種と共生するテッポウエビは珍種みたいなウワサを聞いたことが
あります。
次回は、テッポウエビもキチンと撮してきます。

キンセンハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年11月15日 02:45
  • ハゼ科

昨日と言うか、自宅に帰って2010年F-1最終戦の録画を先ほど見終えましたが、アブダビ
サーキットでのナイトタイム・レースはとても綺麗でしたね~。

元々、新しいサーキットゆえに綺麗なカラーリングのサーキットですが、市街地で行われる
シンガポールF-1グランプリのナイト・レースには流石に及ばないとは思いますが、とても
綺麗でした。

結局、今年一番多くトップ周回数を数えてながら一度もチャンピオンシップで1位になった
事が無かったセバスチャン・ベッテルが最後にトップに立ちました。
23歳の史上最年少の若きドイツ人チャンピオンに祝福を。

kinsenhaze 20101022b.jpg
キンセンハゼ  学名 Amblygobius hectori
 スズキ目 / ハゼ科 / サラサハゼ属

撮影 2010年10月:沖縄本島 真栄田岬  -11m 大きさ約50mmぐらい
英名 Yellowstripe goby
生息域 八丈島、奄美大島、琉球列島、インドネシア、紅海、西部太平洋など

珊瑚礁粋の内湾の湾奥などのガレ場、砂磯底などに生息しております。
頭部の形状は尖っていて体地色は濃茶褐色、頭部の吻端から尾鰭基底にかけて
3本の黄色の縦線が走り、棒状に伸長する第1背鰭には色彩豊かな模様が入ります。
また第2背鰭の基底部後部には、大きな黒色斑があります。

kinsenhaze 20101022g.jpg
本種は、大体、こんな風や

kinsenhaze 20101022j.jpg
こんな風にと、まず第1背鰭が閉じている事が多いのですが、待っていると

kinsenhaze 20101022d.jpg
こんな風に、開いてくれますよ。

第一背鰭の模様が凄く綺麗な本種だけに、背鰭が開いた写真を撮りたいもので、
本種を観察するといつも粘ってしまいます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

スジグロガラスハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年11月 6日 00:35
  • ハゼ科

昨日は朝から日付が変わる深夜まで、NEWS番組は尖閣諸島での衝突事件の動画流出
問題ばかりでしたが、真実はどうなんでしょうね?

もしも政策的な物でなく本当に単なる流失であれば、それはそれで怖い事実かと。
今回は国の機関からの重要な情報漏洩ですから、どんな結果が出ようとその組織が無く
なる事はありませんが、今回と同様なケースで一般企業の重要な情報が漏れたとしたら、
その企業は無くなってしまう恐れさえ有ります。

たった一人のモラルの無さで。
怖い話しです。

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sujikurogarasuhaze 20100624a.jpgsujikurogarasuhaze 20100624c.jpg

スジグロガラスハゼ  学名 Bryaninops tigris
 スズキ目 / ハゼ科 / ガラスハゼ属

撮影 2010年10月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ30mmぐらい
英名 Black coral goby
生息域 柏島、西表島、太平洋域、インド洋域など

水深が15m~40m位までの珊瑚礁域の傾斜面などにて、数個体でウミカラマツ類に
着生しております。
ガラスハゼ属はほとんどよく似ていて種の識る別が難しいですが、本種は背中線上に
約10個の黒色微少点が密在する赤褐色が並ぶ事で識別掛け可能です

また、体側面に黒色の縦帯が薄めに入ることや、ホストなどでも識別が可能です。

sujikurogarasuhaze 20100624b.jpg

たまにはと思って、キレイめに撮すのにチャレンジしてみましたが。
この様な写真では、やはりセンスに乏しくスキルもまだまだの様ですね。


ダンダラダテハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年11月 1日 00:36
  • ハゼ科

ドラゴンズ 勝ちましたね~♪
そしてアントラーズ、負けましたね~

今年は、プロ野球もJリーグも名古屋が一番の様でして。
これをきっかけに、数年前まで言われていた " 元気な愛知 " が戻ってくると良いですね。

dandaradatehaze 20101014d.jpg

dandaradatehaze 20101014a.jpg
ダンダラダテハゼの幼魚  学名 Amblyeleotris periophthalma
 スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属

撮影 2010年10月:柏島 後浜 水深-23m 大きさ30mmぐらい  
英名 Broad-banded goby
生息域 伊豆諸島、相模湾以南 ~ インド洋域、西部太平洋域など

岩礁域や珊瑚礁域にて、内湾の湾口や礁斜面、礁湖、礁池などの、礫混じりの
砂底やガレ場で、テッポウエビ類と共生しております。
頭部の後ろあたりから尾柄部にかけて、5本の縁が乱れた赤茶色の太い横帯が
あり、各横帯の間には赤茶色の斑点が不規則に点在している事、また顎部には
赤色の斑紋が有る事などで、同属の多種と識別が可能です。

            dandaradatehaze 20101015a.jpg
撮影 2010年10月:柏島 後浜 水深-16m 大きさ40mmぐらい 

dandaradatehaze 20100525a.jpg
撮影 2010年5月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ70mmぐらい 
こちらは立派な成魚。

dandaradatehaze 20090522a.jpg
撮影 2009年5月:沖縄 レッドビーチ 水深-12m 大きさ70mmぐらい 
こちらは昨年、沖縄本島のレッドビーチで観察した個体です。
砂質が泥っぽいせいか、体色の色彩は成魚なのに非常に濃い個体でした。

と、色んな個体を紹介しましたが、まぁパッと見は汚い模様の クビアカハゼ と思って
いただくと、判りやすいかと思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

オキナワベニハゼ

本日観察報告させていただく生物は、小種名と和名にオキナワの名前が付く生物ですが
先週末の沖縄遠征では観察しませんでした。

オキナワの名前が付いていても南紀や柏島で通年観察できる事もあってか、特にちゃんと
探さなかった事もありますが、それよりも南紀や柏島では希にしか観察できないけれど、
沖縄なら沢さん観察できる様な生物を選んで観察していたからかと思います。

         okinawabenihaze 20101015b.jpg
オキナワベニハゼ  学名 Trimma okinawae 
 スズキ目 / ハゼ科 / ベニハゼ属

撮影 2010年10月:柏島 水深-9m 大きさ約20mm
英名 Okinawa rubblegoby 
生息域 小笠原諸島、八丈島、相模湾~鹿児島県、琉球列島、西部太平洋域、インド洋など。

水深が3m~55mぐらいの珊瑚礁域の傾斜面、岩穴や壁面や崖壁などの亀裂奥などに単独で
生息しております。
第一背鰭第二棘は糸状に伸長するタイプとしないタイプがあり、体地色は白色にて体全体に
橙色斑が密在し、頭部側面には4つの橙色の横線があります。

okinawabenihaze Yg 20100926d.jpg
撮影 2010年9月:柏島 水深-5m 大きさ約10mm 

こちらは幼魚、撮影している時はファインダー越しに見ても体色の色彩がはっきり判らず、
ベニハゼの何かは判りませんでした。
未だ体全体に密在する橙色の斑紋が横縞の様な模様をしております。

近似種の ベガススベニハゼ や、 オオメハゼ との違いは下記になります。

         oomehaze 20101016a.jpg
オオメハゼ  学名 Trimma macrophthalma 
撮影 2010年10月:柏島 水深-7m 大きさ約20mm 
英名 Flame goby

青色線で囲った胸鰭付根に2個の斑点が有る事や、黄緑色線で囲った第一背鰭第二棘が
伸長している事が本種との違いです。

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ベガススベニハゼ  学名 Trimma annosum 
撮影 2009年4月:柏島 水深-4m 大きさ約20mm 
英名 Orangespoted dwarfgoby

本種よりも オオメハゼ によく似ておりますが、青色線で囲った胸鰭付根に2個の斑点は
無い事や、黄緑色線で囲った第一背鰭の棘は伸長しない事、黄色線で囲った頭部側面に
橙色の横線が無い事などで識別が可能です。

と、識別の特長を書いてみましたが、よく似てますね~この子達は。

ホタテツノハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年10月20日 00:38
  • ハゼ科

9月から10月にかけて、初秋の柏島では今年もいろんなハゼをいっぱい観察できました。
しかしハゼばかりを纏めて報告するのも味気ない物ですので、ぼちぼちと順を追って報告して
いこうと思っております。

さて本日報告させていただく本種を撮影したのは、調べてみると2008年以来と。
結構、好きなハゼなわりには観察してなかったものだと思います。

hotatetunohaze 20101014a.jpg

         hotatetunohaze 20101014b.jpg
ホタテツノハゼ  学名 Flabelligobius Sp

 スズキ目 / ハゼ科 / ホタテツノハゼ属

撮影 2010年10月:柏島 水深-23m 大きさ40mmぐらい
英名 Black sailfin goby
生息域 伊豆大島、和歌山県、高知県、奄美大島、琉球諸島 ~ 西部太平洋域など。

水深が20m前後の珊瑚礁粋の砂礫底に単独、もしくはペアにてテッポウエビ類と共生して
生息しております。
体地色は黒褐色にて体側面には黒色の薄い横縞があります、角状に長く伸びる前鼻管から
第一背鰭前端までの上面は白色。
第1背鰭が非常に大きく広がり、黒褐色で白色、もしくは黄色の網目模様があります。

hotatetunohaze 20101014d.jpghotatetunohaze 20101014c.jpg

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撮影 2010年9月:柏島 水深-18m 大きさ40mmぐらい

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撮影 2010年9月:柏島 水深-20m 大きさ30mmぐらい

こちらは9月に観察した幼魚です。
第一背鰭を全開してるわりには、小さいところが可愛いですね。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ウミショウブハゼ属の一種

  • Posted by: manboon
  • 2010年10月11日 00:48
  • ハゼ科

先週の土曜日に今シーズン初めて潜った内浦では、黄色色した セボシウミタケハゼ や、
ちょと変わり種のウミショウブハゼ属の生物を、チラチラ観察しました。

今日はそんな中から、自分は初観察のウミショウブハゼ属の観察報告です。

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umisyoubuhazeSp1-2 20101009b.jpgumisyoubuhazeSp1-2 20101009d.jpg
ウミショウブハゼ属の一種   学名 Pleurosicya Sp
 スズキ目 / ハゼ科 / ウミショウブハゼ属

撮影 2010年10月:紀伊大島須江 内浦 水深-23m 大きさ約30mm 
生息域 西表島

平凡社発行の「決定版 日本のハゼ」では、ウミショウブハゼ属の1種‐2 として紹介されて
おります。

珊瑚礁域や岩礁域の内湾の中程から湾奥の、礁斜面に棲息しております。
泥底や砂泥底にあるカイメン類、ホヤ類、木片などに単独で着生している事が多く、第一背鰭と、
第二背鰭の基底部に赤褐色の縦帯が有り、体側面に小さな白色斑点が散在するが特長にて、
近似種の セボシウミタケハゼ は、第一背鰭基底部に半楕円型の黒い斑紋が有る事で識別が
可能です。

umisyoubuhazeSp1-2 20101009f.jpg

こちらは本個体を観察した枯れ木の、異なる枝に居た個体です。
第一背鰭は閉じているので、ひょっとしたら普通の セボシウミタケハゼ かも知れません。

umisyoubuhazeSp1-2 20101009bb.jpgseboshiumitakehaze 20061205ab.jpg

写真左が本種で、右が セボシウミタケハゼ 、それぞれの特徴を黄色く囲ってみました。

しかし本属の多くは、ほとんど背鰭を閉じている事が多く、共に体色はホストに合わせたり
様々な体色が有りますので、同定はなかなか難しいのがほとんど。

なのでもしも、鰭が閉じてるのに他の人にどちらかと聞かれたりしたら、
その時は言い切る事が大事です。
言ったモン勝ち~♪

ヒレナガネジリンボウ その3

  • Posted by: manboon
  • 2010年10月 6日 00:25
  • ハゼ科

昨日、書きかけの観察報告を下書き保存したつもりで、うっかり数時間だけ公開してしまって
ました。

いやいや気づいた時の気持ちって、むっちゃんこ焦りまくりで・・・・・
何だか、凄く恥ずかしかったです。

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ヒレナガネジリンボウ  学名 Stonogobiops nematodes
 スズキ目 / ハゼ科 / ネジリンボウ属

撮影 2010年9月:柏島 後浜 水深-20m 大きさ約50mm
英名 Black-Layed Shrimpgoby
生息域 伊豆諸島、相模湾以南 ~ 南日本の太平洋域、インド洋、
     東オーストラリア、サモア、西部太平洋域など

岩礁域や珊瑚礁域の砂底や磯砂底に巣穴を作り、 コトブキテッポウエビ と共生しております。
大抵は巣穴の上で見張りをしながらホバリングしていて、危険を感じると瞬時に巣穴に
引っ込んでしまいます。

体地色は白色で頭部吻端は黄色、体側面には4本の太い斜帯があり、第2背鰭や、臀鰭、
尾鰭等は透明色、第1背鰭の第2棘が大きく伸長する事で、近似種の ネジリンボウ と識別が
可能です。

hirenaganejirinbou 20100626a.jpghirenaganejirinbou 20100626c.jpg
撮影 2010年6月:柏島 後浜 水深-22m 大きさ約70mm

今年の6月に観察した時は、なかなか飛んでなかったんですが。

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撮影 2010年9月:柏島 後浜 水深-20m 大きさ約50mm

流石に9月になると、あちらこちらでバンバン飛んでました。

何せ、本日の写真は当ブログには珍しく全てノートリミング、105mmのレンズとは言え
ここまで寄らせてくれても、全然引っ込まずに飛びっぱなしでした。

でもこのてのハゼと戦ってる時が、自分が一番幸せな気持ちになれます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

アワイロコバンハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年9月30日 00:49
  • ハゼ科

偶にはアカデミツク的に書いてみるかと、今回は近似種との相違点をそれぞれ写真に図を
書き入れて観察報告を書いてみました。

これから秋にかけて本種を柏島や串本などで観察される方も多いと思いますので、もしも
本種を観察された時には、識別方法のひとつとして活用して頂ければ幸いに思います。

もっとも今まで、まともに生物学を学んだ事が無い電気工学士が勝手な解釈で書くだけに
間違っていたらご免なさい。

awairokobanhaze 20100926a.jpg
awairokobanhaze 20100926c.jpg
アワイロコバンハゼ  学名 Gobiodon prolixus
 スズキ目 / ハゼ科 / コバンハゼ属

撮影 2010年9月:柏島 水深-7m 大きさ約30mm 
生息域 小笠原諸島、八丈島、和歌山県、高知県、屋久島、奄美大島、
                       種子島、琉球列島以南 ~ インド洋、太平洋域など

珊瑚礁域の内湾や湾口、礁外縁などにて、テーブル状や枝状の各珊瑚の珊瑚の枝や
隙間の中に隠れる様にして、単独もしくはペアで生息しております。
体高は低め、体色は薄緑色や薄橙色にてアワイロの名前がぴったりと思われる色彩を
していて、眼から眼下に掛けて通る2本を含み胸鰭までに合計 5本の細くて青白い横線が
が有り、胸鰭付け根近くから白い点が尾鰭に掛けて並ぶのが特徴です。

但しここまでの特徴は近似種の フタイロサンゴハゼ と全く同じで、 フタイロサンゴハゼ
更に、胸鰭から後ろにも細くて青白い横線が数本並びます。

awairokobanhaze 20061108b.jpg
アワイロコバンハゼ  学名 Gobiodon prolixus
撮影 2006年11月:柏島 水深-6m 大きさ約20mm 

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フタイロサンゴハゼ  学名 Gobiodon quinquestrigatus
撮影 2008年9月:柏島 水深-6m 大きさ約20mm 

awairokobanhaze 20100926ab.jpgfutairosangohaze 20080906cb.jpg

写真左が アワイロコバンハゼ で、右が フタイロサンゴハゼ のそれぞれ胸びれ付近を大きく
引き延ばした画像です。
判りやすい様に、それぞれ赤色で胸びれを囲ってみましたが、 フタイロサンゴハゼ の特徴が
胸鰭付け根以降に有る細くて青白い横線で、青く囲った部分です。

コバンハゼの仲間は色彩がよく似ているのが多く、10mm ~ 20mm位の小さな個体だと
水中ではなかなか区別が付きにくく、常にチョロチョロと動き回っていて写真に撮しても
頭だけの画像が多かったりして、識別にはいつも苦労します。
自分の様に元々眼が悪い上に老眼では、水中での識別はほぼ困難なので、撮した写真を
後から大きくして同定しているのがほとんどです。

もしも自分と一緒に潜っていただいたとしても、水中ではコバンハゼ科の生物の属名までは
答えられないのが大半と思いますので、聞かないで下さいね。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

フトスジイレズミハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年9月18日 04:30
  • ハゼ科

先日某a社の新製品を、某a社の直販サイトで予約したところ、15日に本日発送しましたとの
メールが届きました。

しかし17日になっても届かないので、よくよくメールを確認したところ配達予定日は18日に
なっており、ついでに配送状況確認のサイトへのリンクが貼ってありましたので、そちらに見に
行くと、何と15日に生産国の中国を発送して、16日に日本到着済みと書かれております。
そりゃあ、翌日に届かないわけですわ。

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futosujiirezumihaze 20100904b.jpg
フトスジイレズミハゼ  学名 Priolepis latifascima
 スズキ目 / ハゼ科 / イレズミハゼ属

撮影 2010年9月:柏島 後浜 水深-7m 大きさ20mmぐらい
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、相模湾、駿河湾、紀伊半島以南 ~ 琉球列島など

河川の河口周辺や、内湾の湾奥、珊瑚礁域の礁池や礁原の水深が10m前後ぐらい迄の
比較的に浅い水深の岩穴奥や岩壁奥にペア、もしくは単独で生息しております。
頭部と胸鰭基底部に太い明色横帯があり、二股に分かれる横帯の後方の横帯が前方の
横帯より太い事で近似種の イレズミハゼ との識別が可能です。

       futosujiirezumihaze 20100904f.jpg
futosujiirezumihaze 20100904g.jpgfutosujiirezumihaze 20100904h.jpg

いやぁ~、実に撮りやすいサービス満点の、イレズミ君とイレズミさんでした。
本個体も含め、一般的にイレズミハゼ属の生物は穴奥に住んでいて、ライトを当てると更に
奥に引っ込んだりして、なかなか真横姿が撮れない生物なんですが、この子達はライト慣れ
してるのか、まるでスターがスポットライトを浴びるかの様に、色々とポーズを撮ってくれました。

欲を言えば、真横に並んでこちらを向いてくれたら最高だったんですが。

ホムラハゼ属の一種

  • Posted by: manboon
  • 2010年9月 7日 00:30
  • ハゼ科

昨日の事ですが、柏島から帰ってきてブログを書いている時にTVを付けてみると
「受信接続が出来ません、アンテナ等からの接続が切断されていないか、確認が
必要です」と表示が出て、真っ黒な画面になってます。

こりゃ朝になると家族全員から「TVが写らんから何とかしてくれ」と言われるな~
と思いながら、ケーブルTVのチューナーで受信しても同じ表示です。
各部屋のデジタル放送のケーブルは自分で設置しましたが、ケーブルTVの配線は
もちろんケーブルTVの業者が設置してますので、あれっと思いながら朝になって
TVを付けてみると問題なく受信が出来てます。

どうやら各TV局が日曜深夜に行われている、メンテナンス作業時の放送停止信号を
デジタルTVではこういう風に表現する様でして、実に紛らわしいですね~

さてこのところ自分の知り合いのブロガーさん達が、次々と報告されている本種ですが、
自分も皆さんに遅れまいと、ようやく本日、報告させていただきます。

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ホムラハゼ属の一種  学名 Discordipinna Sp

 スズキ目 / ハゼ科 / ホムラハゼ属

撮影 2010年9月:柏島 水深-40m 大きさ30mmぐらい
生息域 高知県、沖縄本島、久米島など

水深が約35m~45mぐらいの珊瑚礁域の斜面や、砂底の軽石下などにペア、もしくは
単独で生息しております。
第一背鰭は斜め前方に著しく伸長しており、頭部は白色の太い縦帯で覆われており、
体側面には三本の赤褐色の横帯が走ります。

また第二背鰭の複数の赤褐色の模様は個体差が有り、その模様で個体識別が可能
らしいです。

homurahazeSp 20100904e.jpg
homurahazeSp 20100904d.jpg

本種を観察したのは3年振りと思ってましたが、自宅に戻って整理してみると勘違いで
実は4年振りの観察でした。
当時は、おそらく2度と出会えないと思っておりましたが、会えるものなんですね。

4年振りに出会って思いましたが、この長~い第一背鰭は何の為に有るんでしょうね~

チャガラ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年9月 1日 01:26
  • ハゼ科

二日連続のサッカーの話題になりますが、日本代表の新監督のザッケローニ氏が就任会見で
「自分は今まではクラブチームの監督経験しかなく、初めてナショナルチームを経験する事は
自身のステップアップにもなる」と話されておりました。

考えてみれば今までの日本代表の監督達って、そんな自分自身のステップアップの為なんて
発言は無く、何か凄く当たり前の話しを改めて聞いた気がしました。

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chagara 20100829c.jpgchagara 20100829d.jpg
チャガラ  学名 Pterogobius zonoleucus
 スズキ目 / ハゼ科 / キヌバリ属

撮影 2010年8月:越前町 学校下 水深-5m 大きさ30mmぐらい
生息域 青森県 ~ 九州、朝鮮半島中部や南岸など

岩礁域の沿岸や内湾などて、遊泳性が強く、小さな群れや大きな群れを作って
中層を漂うように生息しております。
体地色は幼魚の頃は透明に近く、成魚になるにつれて茶色に変化し、体側面には
黄色~橙色の細い横縞が入り、第二背鰭と臀鰭には青色と橙色の縦帯が入ります。

     chagara 20100829e.jpg

本種の寿命は一年にて、春に産卵すると間もなく死んでしまいます。
なので今、観察できるのは今年の春に産まれた中学生から大学生ぐらいの若者、
来年の春になるとこの子達の、 大人の婚姻色 が観察できますね。

ナガシメベニハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年8月16日 09:56
  • ハゼ科

昨夜は送り火をしました。

これで匡平は今住んでいる所へ帰っていったと思いますが、結局、お盆の期間中に
一度も我が夫婦の夢には現れず、匡平の部屋にも居る気配は全く有りませんでした。

やはりお盆休みと言う事で、友達の家で遊んでいたんだと思います。

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ナガシメベニハゼ  学名 Trimma kudoi

 スズキ目 / ハゼ科 / ベニハゼ属

撮影 2010年7月:柏島 水深-23m 大きさ約30mm 
生息域 伊豆半島、和歌山県、高知県、鹿児島県、琉球列島 ~ 西部太平洋域など。

珊瑚礁域や岩礁域の岩穴や壁面亀裂の奥などに、単独で生息しております。
眼の上縁、下縁と中央に赤紫色の帯が走り、第一背鰭の棘は伸長しない事、背鰭基底近辺に
黄色線が走る事などが特長です。

平凡社発行の「決定版 日本のハゼ」では、ベニハゼ属の1種‐12として紹介されておりますが、
発刊後の2008年3月に ナガシメベニハゼ との正式和名が付きました。

nagashimebenihaze20070617a.jpgnagashimebenihaze20070617b.jpg

撮影 2007年6月:PALAU

こちらは3年ほど前にパラオで撮影したものですが、左上の写真では第一背鰭の棘が伸長して
いますので、本種とは違うかも知れません。 
また ニンギョウベニハゼ にも似ておりますが、体側面に黒色斑が縦列していないので違います。

まぁ、 ナガシメベニハゼ PALAUタイプって事にしときますか。

ヤノダテハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年7月31日 00:28
  • ハゼ科

先週、串本の海でイラモにやられた右手ですが、未だにズキズキ痛みます。
仲間内で今現在、毒虫たちからの治療に最強と言われている " ムヒアルファEX " を
毎日塗布しているのに。

シロガヤやガンガゼ等の被害には、" ムヒアルファEX " を使えば2~3日で痛痒みは
治まったと言うのに、イラモの毒は強いみたいですね。
近いうちにイラモの観察報告をしたいと思います。

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ヤノダテハゼ  学名 Amblyeleotris yanoi
 スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属

撮影 2010年7月:柏島 後浜 水深-23m 大きさ50mmぐらい  
英名 Flagtail Shrimp-goby
生息域 伊豆諸島、和歌山、高知県、沖縄諸島、西表島 ~ 西部太平洋など

珊瑚礁域の水深が20m~35m辺りにて、珊瑚礁外縁部の傾斜面や、礁池や礁湖などの
礫雑じりの砂底に巣穴をつくり、コトブキテッポウエビなどと単独で共生しております。
頭部から尾部にかけて体側面に、4本の明るめの赤褐色の太い横帯があり、尾鰭は黄色に
青色の炎型模様が有ることで、他のダテハゼ属と識別が出来て本種と区別が可能です。

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yanodatehaze 20100728b.jpgyanodatehaze 20100626d.jpg

尾鰭を確認しない限り同定できない本種ですが、近寄るとする~するり~っと尾鰭から巣穴に
引っ込んでしまいます。
巣穴を持つハゼ科の生物なら当たり前の行動ですが、流石、ギャラリー慣れしている柏島の
ヤノダテハゼ です。
今回の写真は全てノートリミングでして、ここまで近づいてもちぃ~とも引っ込みませんでした。

でも全鰭全開+コトブキテッポウエビの写真は撮れずと、またもや課題は残りました。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ヤシャハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年7月21日 00:15
  • ハゼ科

名古屋市内で幻のスズメバチと言われている " チャイロスズメバチ " が定着しつつ
あるらしいです。

このスズメハチは生息域が長野県より北の東日本にて、山間地に生息する種らしく、
名古屋市では1992年に初観察以来、年に数件だった捕獲例が昨年だけで19件に急増。

街路樹が増えてエサになる虫が増えたのが原因だそうですが、最近話題になっている
閉塞域での淡水魚における別生息域の遺伝子の混入など、長い地球の歴史の中で生物の
生息域の変化は当たり前とは言え、これも自然環境の変化が原因なんでしょうね。

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ヤシャハゼ   学名 Stonogobiops yasha
 スズキ目 / ハゼ科 / ネジリンボウ属

撮影 2010年6月:柏島 後浜 水深-23m 大きさ40mmぐらい
英名 White-rayed shrimpgoby
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、伊豆半島、紀伊半島、高知県、奄美大島、
                沖縄諸島、八重山諸島 ~ 西部太平洋域など。

珊瑚礁域の水深が15m~55mの傾斜面の礁砂混じりの砂底に巣穴を作り、巣穴の上で
ホバリングをして、単独もしくはペアで コトブキテッポウエビ と共生しており、第一背鰭の
第1、2棘が大きく伸長しております。

体色は白色を体地色として鮮やかな赤色の斑紋と縦縞が組み合わさり、目は濃い黄色を
しており、その艶やかな体色と黄色のくっきりとした目から、和名の夜叉エビと名前が
付いたらしいです。

雌雄の識別は腹鰭の先端に黒斑があれば雄で、無ければ雌、また比較的にペアで
居る雄よりも、雄の方が大きさが小さくて臆病とみえ、近づいて行くと雌よりも雄が先に
巣穴に逃げ込んでしまいます。

yashahaze 20100625d.jpg

本個体は、 コトブキテッポウエビ と共生していたのですが、この コトブキテッポウエビ
実に働きモンでした。

yashahaze 20100625e.jpg

こうやって巣穴に溜まった砂や砂利を掻き出すのは、当たり前ですが、

yashahaze 20100625f.jpg

巣穴に戻る時には、こうやって掻き出した砂や砂利を遠くまで蹴飛ばして戻ります。

実は本日の写真、写真によっては ヤシャハゼ の背鰭がはみ出すほどまで近寄れた
当ブログにしては珍しい、全てトリミング加工なしの写真です。

共生ハゼの見張り具合にビクビクしながら、なかなか出てこないテッポウエビ君が
割と多い中で、この子は警戒もせずガンガン巣穴から出て仕事してました。
ただ単純にこの ヤシャハゼ が鈍感にて、何にも コトブキテッポウエビ に警戒信号を
送ってなかったからかも知れませんけど。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

カワヨシノボリ

  • Posted by: manboon
  • 2010年7月15日 00:13
  • ハゼ科

ワールドカップが終わってしまい毎日の楽しみが減ってしまいましたが、先週の土日に
スターウォーズのエピソードⅡとⅢの間のクローンウォーズを描いたアニメTV番組の
全44話が纏めて一気に、NHKのBS波で放送されました。

前半の22話は既にDVDでも販売されておりますが、後半22話の15話以降は日本では
初放映で、このところ毎晩見ております。

エピソード3の実写映画の封切り前の頃にも、同じクローンウオーズの名にて別内容の
アメリカ製のTVアニメが放送されてましたが、それぞれいわゆるサイドストーリー的な
内容ですが、スターウォーズマニアには堪らない内容のアニメです。

あり得ないとは思いますが、エピソード7が見たいですね。

kawayoshinobori 20100530a.jpg
カワヨシノボリ  学名 Rhinogobius flumineus
 スズキ目 / ハゼ科 / ヨシノボリ属

撮影 2010年5月:美濃市の長良川流域 水深-5m 大きさ50mmぐらい
生息域 静岡県、富山県以西の本州、四国、九州など日本固有種。

河川の中、上流域の平瀬などに生息しております。
河川陸封種である為、河川ごとに体の特徴が異なりますが、共通している特徴は
体色は暗色で体側面に縦に暗色斑が並ぶこと、雄は尾鰭中央付近に雌は全体に
小斑点があること等ですが、最も明確な本種の特徴は胸鰭の条数は15~17本と、
国内の他のヨシノボリ属よりも少ない事です。

kawayoshinobori 20100530d

と言うことで、同じ個体の別写真の胸鰭部分を大きく引き延ばしてみて、条数の
一部を赤く塗って数えてみたところ17本でしたので、 カワヨシノボリ と同定しました。
しかし鰭条の数え方って、これで良いのでしょうか?
正式に教わった事がない自分ですので、間違ってるかも知れませんね。

kawayoshinobori 20100530b
kawayoshinobori 20100530c

一番上の写真の個体の直ぐ近くに居て、胸鰭の条数も17本ですのでおそらく雌かと
思います。

因みに本種と最も似ている トウヨシノボリ の条数は19~22本だそうです。
トウヨシノボリ の和名のトウは橙(ダイダイ)色の橙(トウ)が由来と思われ、今回の個体を
最初に撮影した時は、尾鰭が橙色をしていたのてっきり トウヨシノボリ と思ってましたが、
胸鰭の条数を数えて間違いに気づきました。

小さな頃から川遊びの時のおもちゃになったり、オヤツになったりしていた生物ですが、
体色だけでは判別できかねる種なんですね。


サザレハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年7月 6日 00:31
  • ハゼ科

本日は、先日の柏島遠征で一番嬉しかった観察報告です。

ただ興奮しすぎて、写真は全て本種が砂に紛れて見にくい写真ばかりでした。
なのでそんな判りづらい写真で申し訳ありませんが、雰囲気さえ判っていただければ
幸いです。

sazarehaze 20100625e.jpg
sazarehaze 20100625d.jpg
サザレハゼ  学名 Grallenia arenicola
 スズキ目 / ハゼ科 / サザレハゼ属

撮影 2010年6月:柏島 水深-23m 大きさ約20mm 
生息域 高知県、屋久島、琉球列島など

岩礁域や珊瑚礁域にて、転石帯や砂底面に生息しております。
吻は細長く尖っておいて体側面の脊柱上縁に沿って白色と黒色の斑紋が交互に縦走して
おります。
また尾鰭基底部に、八の字模様の黒色斑があるのが特長です。

平凡社の「決定版 日本のハゼ」には " ハゼ科の1種-11 " にて掲載されておりますが、
出版後の2007年3月に学名と正式和名が付いた新属新種です。

sazarehaze 20100625c.jpg

そして冒頭に書いた嬉しかった一番の理由がこの写真です。

勿論、初観察と言った嬉しさも有りましたが、本種は上述の「決定版 日本のハゼ」には
" 単独でみられる " と書かれていて、確かに色々と調べてみても単独の写真しか見る事が
無かったのですが、これは明らかにペア画像です。

はっきりと " 単独でみられる " と書かれてるぐらいですから、平常時は単独で生息してて
今回は偶然にもペアリングしてる時だったと思うんですが、そんな貴重な瞬間を見る事が
出来たかと思うと嬉しさの極みですね。

キツネメネジリンボウ

  • Posted by: manboon
  • 2010年7月 1日 01:02
  • ハゼ科

昨日は日本VSパラグアイ戦を観たら、そのままスペインVSポルトガル戦を観ようと最初は
思ってましたが、やはり敗戦による虚脱感から寝てしまいました。

そして朝起きてからが、戦いでした。
TVやラジオから流れてくるNEWSを遮断し、PCでうっかり結果を見てしまわない様に
注意して、社員からのワールドカップの情報も全て遮断して、何とか結果を知らないまま
録画を観ることが出来ました。

これからは午前3時頃の放送が多いそうですから、こんな苦労が増えそうですね。

kitunomenejirinbou 20100606a.jpg

       kitunomenejirinbou 20100625c.jpg
キツネメネジリンボウ  学名 Stonogobiops pentafasciata
 スズキ目 / ハゼ科 / ネジリンボウ属

撮影 2010年6月:柏島 後浜 水深-25m 大きさ約40mm
生息域 高知県柏島

水深が-20m~50m位の外洋に面した、きめ細かな砂地に生息しております。
主に コトブキテッポウエビ と単独かペアで砂底に共生していて、他のネジリンボウ属の
生物と同様に、巣穴の上でホバリングしております。

眼の上を通る明瞭な黒色斜線、丸い形状の第一背鰭、腹鰭の先端が黒い事や、頭部が
黄色くならない事なので、他のネジリンボウ属と区別が可能です。

kitunomenejirinbou 20080729a.jpg
撮影 2008年7月:柏島 後浜 水深-23m 大きさ約30mm

たまに西伊豆の大瀬崎や、東伊豆の富戸、南紀の紀伊大島須江などからの観察報告も
届いてきますが、初夏から晩秋にかけての季節に必ず観察できるのは柏島ぐらいの
日本固有種です。

体色も白と黒だけで他の彩色は無く、自分的には何となく日本古来からの墨絵の世界を
イメージさせてくれるハゼです。

イサゴハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年6月20日 09:23
  • ハゼ科

う~ん、やはり
と言うか、オランダ相手に 0-1 なら大善戦でしょうか。
でもドイツやスペインが負けた様に、大番狂わせがあるのがワールドカップの
醍醐味ですから。

次戦の大番狂わせに期待ですね。

isagohaze 20100605a.jpg
イサゴハゼ  学名 Metasepia tullbergi
 スズキ目 / ハゼ科 / イサゴハゼ属

撮影 2010年6月:柏島 水深-9m 大きさ約30mm 
生息域 小笠原諸島、伊豆半島、愛媛県、高知県、種子島、五島列島、琉球列島、
    台湾、香港など。

内湾、水深が6m~10m位のサンゴ礁域の礁斜面に生息しております。
体側面にはしご状の黒色班があり、頬に1本の隆起縦戦が走り、顎にひげがあります。

isagohaze 20100605b.jpg

普段は砂利の中に潜り隠れる様に生息しておりますので、普通に何か生物を観察しようと
サンゴ片や岩塊などをひっくり返しても、なかなか観察出来ません。

たまたま見つけたとしても、素早く飛び跳ねて逃げていきますので、複数の人間で囲んで
サンゴ片や岩塊などに身を寄せさせてじっとでもさせない限り、撮影するのが難しい生物で、
平凡社の「日本のハゼ」にもボケた写真しか掲載されてないぐらいです。

モリシタダテハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年6月 3日 00:49
  • ハゼ科

いやぁ~「国民が聞く耳を持たなくなった」ですか。
最後まで責任は他人に有りのお考えの方だった様で、自分としてはまるで日本国民は愚民と
決めつけた様にしか聞こえない退陣表明の挨拶でした。

そりゃ~国会議員様達に比べれば、自分達の様な一般庶民はレベルが低い愚かな考え方しか
出来ない愚民でしょうが、やはり日本人の多数を占める一般庶民達の生活を理解しようとは
考えなかった、世間知らずの総理大臣だった様ですね。

改めて去年の夏に民主党に投票しなかった自分に、誇りを感じた昨日のNEWSでした。

morishitadatehaze 20100527a.jpg
モリシタダテハゼ  学名 Amblyeleotris morishitai
 スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属

撮影 2010年5月:鵜来島 水深-35m 大きさ100mmぐらい  
生息域 小笠原諸島

決して全鰭全開の真横ドピン写真でなくて、今回は写真撮影スキルの低い証拠写真で
申し訳ありません。

2007年に和名が付いたばかりの、ダテハゼ属の生物です。
珊瑚礁域の礁斜面や砂底にテッポウエビと共生しております。
特長は眼の後方向に黄褐色の縦帯が伸び、眼の下方向に垂直に黄褐色の横帯が走る事や
体側面に合計で5本の横帯が走ることなど。

morishitadatehaze 20100527b.jpg

小笠原諸島の父島列島で採集されて新種と分類され、過去には生息地は小笠原諸島ぐらいと
思われておりましたが、稀に伊豆大島で観察されたり、近年ではここ高知県の鵜来島近郊や、
鹿児島県の硫黄島でも多数の個体の生息が確認されております。

ともかく名古屋から車で走って行って観察出来るのは、ここ鵜来島しかありませんので
次回こそは全鰭全開+テッポウエビの写真ゲットに燃えます。

キヌバリの幼魚 (日本海タイプ)

  • Posted by: manboon
  • 2010年5月19日 00:49
  • ハゼ科

今月初旬にWOWOWで、イラク戦争の米軍海兵隊を描いたアメリカのTVドラマ
「ジェネレーション・キル 兵士達のイラク戦争」全7話の放送がありました。

自分は戦争自体は大嫌いですが、戦死の心の葛藤を描いた戦争ドラマは大好き
なので全て録画して見ましたが、予想通り、戦場での自己防衛の為とは言え人を
殺してしまうとか、間違って子供を殺してしまったり、理不尽な命令に疑問を
感じたり等の、戦場と言う閉鎖域の中での様々な人間描写が多く、胸を打たれる
内容のドラマで面白かったです。

ラストテイクは非常に意味深なもので、2009年エミー賞3部門受賞作は伊達では
有りませんでしたね。

 キヌバリ 20100509c.jpg
キヌバリの幼魚 (日本海タイプ)  学名 Pterogobius elapoides
 スズキ目 / ハゼ科 / キヌバリ属

撮影 2010年5月:越前町 学校下 水深-5m 大きさ30mmぐらい
生息域 北海道 ~ 九州、朝鮮半島南岸など (但し、本日の写真は日本海タイプ)

岩礁域の沿岸湾内にて、水底近くに生息しているのが大半のハゼ科の生物にしては
珍しく、中層から海面近くを幼魚の頃は小さな群れを成して遊泳しております。

体型は細長く側偏し、成魚は第1背鰭が長く、左右の腹鰭は相い合さって吸盤を作って
います。
体地色色は薄桃色にて、体側面に前後を黄色で縁取りされた黒色横帯があります。
この横帯の数は、宮城県以北の太平洋側と全国の日本海側は7本で、宮城県以南の
太平洋側は6本しかありません。

また本日の写真は全て幼魚にて、この頃は体地色は半透明で頭部付近は薄い黄色を
しております。

キヌバリ 20100509a.jpg

一番上の写真は明かりが強すぎたので、暗めに撮してみた写真です。
半透明の体地色の為か、よく見ると側面の黒帯が反対側の黒帯まで映り混んでます。

キヌバリ 20100509b.jpg

折角なので、太平洋側の6本タイプの写真も報告しようと思いましたが、残念ながら
大昔に撮した写真しかありませんでした。
なので、次回、太平洋側で観察した時に改めて報告させて頂こうと思います。

ハナグロイソハゼ その2

  • Posted by: manboon
  • 2010年5月 7日 00:29
  • ハゼ科

早速、先日不調気味だったD300を修理に出しました。
ついでにその修理期間中にと、昨日は丁度水中でD300を使ってるハウジングメーカーの
A社の近くへ仕事で行くのでOHに持って行き、以前に軽トラの荷台から落とした事が
有るんですがと話すと、やはりハウジングか歪んでるみたいです。
安く治るといいんですが、300本は使ってると思うのでそれなりに痛んでるんでしょうね。

本日は南紀以南の海なら普通に居すぎて、あまりダイバーの皆さんが目にとめられない
イソハゼの仲間の報告です。

ハナグロイソハゼ 20100503b
ハナグロイソハゼ  学名 Eviota shimadai
 スズキ目 / ハゼ科 / イソハゼ属

撮影 2010年5月:串本 KDP前 水深-5m 大きさ20mmぐらい
生息域 小笠原諸島、和歌山県、高知県以南 ~ 八重山諸島など

珊瑚礁域の礁原や礁斜面、死珊瑚片や死珊瑚塊などの砂礫域で単独で生息します。
体色は半透明で体側中央部に赤褐色の縦帯があり、後半部では一本梯子状になります。
縦帯の中央前半部と上下縁に沿って白色の斑点が列を成し、胸鰭の基部には長楕円形の
白色斑があります。
また、吻は尖る前鼻管は長く黒褐色をしております。

ハナグロイソハゼ 20100503a

2010年3月、つまりつい最近の3月に、Greenfield & Randall により学名が発表された
ばかりですが、平凡社の「日本のハゼ」にも学名はEviota spの未確定学名ではありますが
ハナグロイソハゼ と以前から呼ばれている和名で掲載されております。

本種の過去の観察報告は こちら をどうぞ。

オキナワハゼ属の1種(学名不明種)

  • Posted by: manboon
  • 2010年5月 1日 00:30
  • ハゼ科

昨日で4月も終わってしまいましたが、結局、三木浦2日間、串本と紀伊大島の須江が
各1日間と、4月は合計4日間で計8本しか潜れませんでした。
色々な諸事情で5ヶ月間に渡って潜らなかった昨年を除いて、今年は例年になくかなり
少ないダイビング本数になってしまいそうです。

と言うダイビング不足と言う理由も有り、本当はバチッとした写真が撮れてから報告を
したかったのですが、ウミウシ以外のネタが乏しいので、本日の報告に採用させて頂き
ます。

okinawahazeSp 20100429a.jpg

オキナワハゼ属の一種  学名 Callogobius Sp

 スズキ目 / ハゼ科 / オキナワハゼ属

撮影 2010年4月:紀伊大島須江 地蔵岩 水深-22m 大きさ30mmぐらい
生息域 不明

平凡社発行の「決定版 日本のハゼ」でのハゼ科の一種の14に似ておりますが、体長は
かなり大きく、第一背鰭の形状や体側面の下半分の模様も異なっており、おそらくまだ
未記載の新種と思われております。

因みに、ハゼ科の一種の詳細は、 こちら をご覧下さい。

okinawahazeSp 20100429b.jpg

okinawahazeSp 20100429c.jpgokinawahazeSp 20100429d.jpg

okinawahazeSp 20100429e.jpg

と、全てピン甘の写真ばかりですみません。
近いうちに、きちんとした写真を撮り直して、再報告させていただきます。

クモハゼ

  • Posted by: manboon
  • 2010年4月28日 00:24
  • ハゼ科

何と新しく当ブログをリニューアルして以来、初めてのハゼ科の生物の観察報告です。

このところウミウシばかり撮影していたせいでもありますが、やはり今回報告する様な
地味なハゼが自分の好み。
これから暖かくなってくると色んなハゼの観察も増えてきますので、コンスタントにハゼの
報告をしたいと思います。

クモハゼ 20100425a
クモハゼ  学名 Bathygobius fuscus
 スズキ目 / ハゼ科 / クモハゼ属

撮影 2010年4月:串本 ダイビングパーク前 水深-50cm 大きさ50mmぐらい
生息域 小笠原諸島、八丈島、千葉県以南、若狭湾以南 ~ 与那国島の他、インド洋域
      太平洋域の温帯域から熱帯域など。

水深が2m以浅の岩礁域や珊瑚礁域などの砂底の潮溜まりや、河川の河口周辺に生息して
おります。
体長は30~80mmぐらいで、第一背鰭に太い白色か、もしくは黄色と黒褐色の帯があり、
体側面の中央から下方に伸びる黒色斑が縦列するなどの特徴で、本種と識別が出来ます。

繁殖期の雄は体が全体的に黒ずみ、背鰭や尾鰭の色は明るく明瞭になります。

クモハゼ 20100425e
クモハゼ 20100425b

観察した水深は-50m-ではなくて、-50cmです。

今回の写真は、串本ダイビングパーク前の磯でダイビングの休憩中に観察した時に
撮影した画像です。
本来ならダイビングの休憩中にシュノーケリングなどは、減圧症対策の事を考えれば
する物ではありませんが、今回、このダイビングパーク前で潜った最大水深は-5.3m。
平均深度は-3.6mでしたので、減圧症は気にせずシュノーケリングができました。

それでも、更に安全の為、シュノーケルでの急潜航や急浮上はせずに、シュノーケルで
常に呼吸をしながら撮影と言った感じで、頭まで海に浸かる事は滅多になく、ひたすら
水深-50cmでの生物観察です。

クモハゼ 20100425c

もともと生息水深が2mぐらいの本種ですから、スクーバダイビングでの観察はほとんど
ありません。
ダイバーは浅い水深の生物は何でも見てる様に思いがちですが、他にも水深が2~3m
ぐらいまでが生息水深の生物は沢山います。

なので意外とダイビングで1本潜って撮影するよりも、撮影した種の数は多かったり
しますよ。
何せ、ほとんど移動せずに狭い範囲で撮影してますから。

過去の観察報告

  • Posted by: manboon
  • 2010年3月17日 20:03
  • ハゼ科

イレズミハゼ属の一種 200706

イレズミハゼ属の1種
撮影 2007年6月:PALAU 水深-18m 大きさ30mmぐらい


これより過去の報告は " マンぶーンの生活 " をご覧下さい。
閲覧は、 " マンぶーンの生活 " をクリックして下さるか、
下記のアドレスを直接ご入力されて、ご閲覧願います。

 http://www.kazkian.com/z/manboon/

お手数をお掛けしますが、何卒宜しくお願い申し上げます。

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