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アオミノウミウシ科 Archive

サガミミノウミウシ

先週末の串本への移動中の往復路では、災害救済車や自衛隊の車両、報道関係の
車などを沢山見かけました。

TV等のメディアからはボランティア活動を取り上げられたりしていて、そんな中、
自分達はただ遊びに出かけて、ちょっぴり後ろめたさを感じる人もいたようですが、
約11年前の今頃は反対に自分達は被災者で、その時に遊んでられた方もいるはずで
世の中、常に幸せな方がいれば不幸な方もいる訳でして、人それぞれも幸せな時が
あれば不幸な時もありますし 自分はそれはそれで仕方ない事と思っております。

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サガミミノウミウシ 学名 Phyllodesmium serratum
 裸鰓目 / ミノウミウシ亜目 / アオミノミウシ科 / クセニアミノウミウシ属

 撮影 2011年8月:越前町 学校下 水深-5m 大きさ約20mmぐらい
 生息域 伊豆諸島、千葉県以南 ~ 西部太平洋域、インド洋域など

体地色は半透明の白色から薄灰色にて、先端が湾曲した突起が背側に数多く伸びており、
色彩は体地色と同色ですが、ピンク色から橙色の消化線が透けて見えます。
この突起内部の消化腺は褐虫藻を宿していて、突起自体は容易に自切する事が可能で、
落ちると上皮に粘液を分泌し、落ちてからもしばらくは動き続けます。
また頭部正中線上の両触角間より前方に白色斑がある事なども特徴です。

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本種はいつも春先の水温が冷たい時に観察しており、真夏に観察するのは初めてでした。
ミノ系のウミウシ自体、自分には水温が冷たい時期の生物と言うイメージでしたが、
調べてみると本種は通年色んな水温や場所で観察されていて、反対に特定の生息域が
無いのでなかなか観察が少ない様です。
でもっと考えると、過去に秋の沖縄でもミノ系のウミウシを観察してますから、自分の
水温が冷たい時期の生物イメージは、的外れの様です。

ツルガチゴミノウミウシ

日本では当然、東日本大震災による被災者や福島原発事故関連の報道がほとんどですが、
世界的なNEWSでは、とうとうリビアに欧米諸国が軍事介入したそうで。

過去には国連軍事行動には金銭支援がほとんどの日本でしたが、数年前のイラク問題では
自衛隊を国際協力派遣し色々と国内でも討議を交わす事になりましたが、現時点の日本は
約10万人の自衛隊員は東北地方で活動中ですし、災害復興の為、予算もかなり逼迫して
居るでしょうし、どうするんでしょうね。

さて今日は久々に、マクタン島を離れて国内の海での観察報告です。

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ツルガチゴミノウミウ  学名 Favorinus tsuruganus
裸鰓目 / ミノウミウシ亜目 / アオミノウミウシ科 / トモエミノウミウシ属

撮影 2011年3月:三木浦 ナナコのダボ 水深-16m 大きさ約15mmぐらい
生息域 千葉県以南、西部太平洋域など

図鑑などには、珊瑚礁域や岩礁域の潮通しの良い浅場で普通に見られると書かれて
おりますが、過去に自分が観察したのは全て内湾域です。

体地色はほぼ透明色にて背面は白色、または淡い白色、背側の突起はほぼ透明色にて
内部の消化線が透けて見え、消化線の色は薄黄色、橙色、赤色などで、どの色でも
先端は暗青色をしております。
触覚は黒色で大きな首輪状のヒダが3枚あり、口触手は白色を帯びた半透明色。
前足隅は触手状になります。

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撮影 2011年3月:三木浦 ナナコのダボ 水深-16m 大きさ約15mmぐらい

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撮影 2003年5月:大瀬崎 湾内 水深-20m 大きさ約15mmぐらい

今回観察した現地の 三木浦ダイビングサービス さんの話しでは、三木浦では初観察との
事でした。
自分は過去に何処かで見た覚えが有りましたが正確に思い出せず、歳を重ねると同時に
物覚えも悪くなるな~と思っていて、自宅に戻って調べて見るとやはり過去に大瀬崎で
観察しておりました。

観察していたのは2003年5月、約8年振りとあっては鮮明に覚えてなくて当たり前かもと
自分勝手に決めつけております。

エムラミノウミウシ その2

関東のダイバーの方達が伊豆に行かれるよりも、関西のダイバーの方達が南紀に行かれる
よりも自分たちの様な名古屋のダイバーは、伊豆に行くにも南紀に行くにも時間がかかり
ます。
でもその分、両方の海に行けると言う利点は有りますが、一番近いダイビング拠点は実は
日本海の越前地方です。

日本海は冬場は海が荒れて潜れませんので、潜れるシーズンは3月~10月ぐらいと限られ
ますが、太平洋側では観察する事が少ない寒い地域のウミウシや、春先にはダンゴウオ、
スナビクニン等の生物が観察出来ます。
今日はそんな越前で一年ぶりに潜って観察した生物の報告です。

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エムラミノウミウシ  学名 Hermissenda crassicornis
裸鰓目 / ミノウミウシ亜目 / アオミノウミウシ科 / エムラミノウミウシ属

撮影 2010年5月:越前 学校下 水深-5m 大きさ約30mmぐらい
生息域 北海道以南の日本海、青森~伊豆半島の太平洋域など

体地色は半透明な黄白色~青白色にて、背面部には個体によって朱色、赤褐色、褐色、
暗褐色などに先端が白い、細長くて紡鐘型の突起が並びます。
触覚は細長く、頭部前縁あたりから両触覚の間を抜けて尾部まで至る鮮やかな橙色の
細線が走り、その両脇や腹足周縁、口触手には蛍光ブルーの細線が入ります。

エムラミノウミウシ 20100509c.jpgエムラミノウミウシ 20100509d

近似種の アカエラミノウミウシ との比較は、本種には頭部から尾部にかけて1本の
赤い線が入る事で区別が可能です。

自分が越前で多く潜るのは3月~4月が大半であり、その時期では本種は至るところに
ウジャウジャおりますが、今回で会えたのはたったの2個体だけでした。
越前の海も本種の様な ミノ系モジャウミウシの観察ピークは過ぎた様で、これからは
アオ、シロ、キイロなどのイロウミウシ科のウミウシが増えてくると思います。
日本海も、そろそろ夏の声が聞こえ始めた様でした。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

キッカミノウミウシ

先週の水曜日に修理に出してたプリ男君が、昨日の夕方、やっと戻ってきました。

壊された助手席の三角窓と、盗まれたカーナビは既に水曜日には元通りに修復されて
いたんですが、TOYOTA独自の通信システムであるDCMと言う通信システムを使ってる
G-Book の再設定に、G-Bookセンターさんと修理に出してたカーディーラーさんとの
やり取りで2日間もかかったらしく、原因はユーザーである自分が今回取り付けられた
新しいカーナビのIDを使って再利用する為に、盗まれたカーナビの古いIDからの接続を
無効にして、新たに新しいカーナビのIDを有効にする設定変更が上手く行かなかった
みたいです。

携帯電話の世界で言えば、その事は昔で言えば機種変更時に、今で言えば各携帯電話に
付属しているSIMカードの取り替え時には必ず必要な事であって、数分間で出来ること
なんですが、さすがのTOYOTAさんでも時間がかかる様でした。

やはり、餅は餅屋なんですね。

キッカミノウミウシ 20100320a
キッカミノウミウシ 学名 Phyllodesmium magnum
 裸鰓目 / ミノウミウシ亜目 / アオミノミウシ科 / クセニアミノウミウシ属

 撮影 2010年3月:三木浦 ナナコのダボ 水深-7m 大きさ約50mmぐらい
 生息域 伊豆諸島、伊豆半島以南 ~ 西部太平洋域、インド洋域など

水深が約-25m以浅の岩礁域、岩壁面や軽石帯に生息しております。
体色は白色から灰褐色にて、希に赤紫色のタイプもあるそうですが、残念ながら自分は
今まで南紀で白色か灰褐色しか観察したことがありません。

背面の数多い突起の色は灰青色、灰紫色、橙色などがありますが、菊の花の様に
扁平状に湾曲し先端は黄色になります。
また触角と口触手は平滑にて体地色と同色ですが、上半部は黄白色~黄色です。

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どちらかと言えば冬の初めから春にかけて観察する種ですが、成長すると140mmぐらい
まで成長するそうで、大型種ゆえか見つけやすいウミウシです。

きちんと伸びていると触覚など判りやすいのですが、上の写真に様に丸まっていると
どちらが前だか判りづらく、因みに左の写真は前からの姿です。

キッカミノウミウシ 20030126aキッカミノウミウシ 20061205a
撮影 写真左2003年1月、右2006年12月共に紀伊大島須江ナギザキにて

以前にはキッカヒロウミウシと呼ばれていたので、おバカな自分は未だによく間違えます。
しかしどう見てもミノウミウシ系の姿で、ネコジタウミウシ科のヒロウミウシには似てません。
何で昔はそう呼んでいたんでしょうね?

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