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2011年9月 Archive

ツユベラの幼魚

  • Posted by: manboon
  • 2011年9月30日 23:36
  • ベラ科

先日来、自宅の小さな裏庭にコオロギが住み着いており、鳴き声が聞こえます。
自分がいつも居る部屋は裏庭に面した窓があるので、いつも鳴き声が聞こえてきます。
夜、帰宅してから寝る時でも、翌朝起きても、いつも鳴いてます。
仕事に出かけて帰宅してみると、まだ鳴いてます。
いったい、いつ寝てるんでしょうね。

tuyuberaYG20110821a.jpg
ツユベラの幼魚  学名 Coris gaimard

 スズキ目 / ベラ科 / カンムリベラ属

撮影 2011年8月:串本 串本DP前ビーチ 水深-5m 大きさ30mmぐらい
英名 Gaimard's wrasse
生息域 相模湾以南 ~ 太平洋域、インド洋域など。

水深が10m位までの礁斜面や礁池や礁湖等で潮通しの良いところに生息しております。
背鰭の第一棘は伸長し、幼魚の体色は全身が濃橙色にて黒縁取られた白色の太い横帯が
5本入ります。

基本的に成魚は、雌に比べ雄は体側面に白色横帯が入る違いは有りますが、体地色は
濃青色~濃緑色にて鮮やかな青色の斑点が無数に散在していて、尾鰭の後半部は黄色。
顔部には眼を中心として濃い緑色の縦帯が斜めに数本入ります。

tuyubera20100904a.jpgtuyuberaYG20100904b.jpg
写真左:大きさ200mm、右:大きさ80mm、共に2010年9月柏島にて撮影。

有る一定の大きさまで成長すると、幼魚の色彩から成魚の色彩へと変化をする海水魚が
多い中、本種は色彩変化する大きさに個体差が大きくて、成魚サイズでも体色は幼魚の
ままの個体を観察します。

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アライソコケギンポ

今まで連日して同族の生物の観察報告を書くことはありませんでしたが、 コケギンポ
報告用に今年写した写真を整理していて、近似種の生物に関しては連日で報告した方が
比較しやすいかと思い、本日は珍しく同じコケギンポ属の報告にしてみました。

araisokokeginpo20110416b.jpg
アライソコケギンポ  学名 Neoclinus okazakii
 スズキ目 / コケギンポ科 / コケギンポ属

撮影 2011年4月:三木浦 ナナコのダボ 水深 -4m 大きさ約50mm 
生息地 伊豆諸島、南日本の太平洋岸、琉球列島など

岩礁域にて、5m位までの浅い水深に生息しております。
ヘビガイ類やカンザシゴカイ類の孔を住処としており、同族の種の中では比較的に巣穴の外に
出ている姿を良く観察します。
眼上皮弁が長くて一列に並ぶ事や眼の下部から後方に涙模様がある事、鰓蓋上部に黒点が
あり、胸鰭基底部に明瞭な黒点が有る事などが特徴です。

araisokokeginpo20100403a.jpg

上記でも説明しました様に、赤色の線で囲った鰓蓋上部に黒点がある事、緑色の線で囲った
胸鰭基底部に明瞭な黒点が有る事で本種と同定できますが、胸鰭基底部に明瞭な黒点が無い
場合は、 イズミイソコケギンポ Neoclinus chihiroe と思います。

araisokokeginpo20100403b.jpg

でも、この写真の様に丁度、胸鰭基底部が海草などで隠れてしまうとどちらとも言えません。
もっとも同族の種は他にも識別が難しく、昨日報告しました コケギンポ でも、赤色の個体と
黒色の個体の眼上皮弁が太く別の種の様な気がしますので、ひょっとしたら数年後には別の
種とされているかも知りませんね。

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コケギンポ その3

先日報告済みの新しい社用車ですが、iPodをBluetoothで繋いで音楽を聴くことが出来ますが
いちいちiPodの電源を入れて操作して聞くのは面倒なので、車載ナビのHDDにいつもの如く
CDを入れて落としてますが、20枚ぐらい落とした時点で何気にナビのHDDの残容量を確認
するとたったの60%しか有りません。

今時のHDDナビにしては容量が少ないな~と思いながら、ナビをあれこれ触ってみたところ
どうやらLEXUS車専用のG-LINKと言うサービスのG-Soundと言うメニューにて、最初から
1,000曲以上の有料と無料の視聴用音楽が入っていて、それらを全て消去したら約30%近く
容量が増えました。

聞くかどうかも判らない音楽で、約1/3の容量を無駄に使っているとは。
これを良いサービスと考えるユーザーが多いのかも知れませんが、自分にとっては消去する
のに費やした約20分の時間を返せ、と言いたい無駄なサービスでした。
サービスって、実に難しいものですね

kokeginpo20110828j.jpg
コケギンポ  学名 Neoclinus bryope
 スズキ目 / コケギンポ科 / コケギンポ属

撮影 2011年8月:越前町 学校下 水深 -6m 大きさ不明 
生息域 北海道南西以南の日本海沿岸、千葉県勝浦以南の太平洋岸、
      小笠原を除く種子島、屋久島以北の南日本、およびカリフォルニア。

kokeginpo20110828d.jpgkokeginpo20110828e.jpg
kokeginpo20110416a.jpgkokeginpo20110828a.jpg

下左の写真は2011年4月三木浦にて撮影にて、それ以外は全て2011年8月越前町にて撮影。

自分が基本的に日頃潜っている西伊豆、越前、南紀、高知県のどこで潜っても観察が出来て、
色彩が多種におよび、且つ、なかなか動かない生物のひとつとあってか、今回は越前町と
三木浦で写した写真だけですが、一年を通して沢山写している生物のひとつです。

ベテランフォトダイバーには被写体がなかなか少ない時に、はたまたカメラ初心者の方達には
練習用にと、それぞれ粘って撮れる生物です。

本種の特徴などは、 こちら を、どうぞ。

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ホムラハゼ その4

  • Posted by: manboon
  • 2011年9月27日 22:14
  • ハゼ科

もう二ヶ月近く柏島に行っていないので、柏島での撮影ネタが尽きてきました。
去年は8回ほど通ったのに、今年はまだ3回。
残すところ年内もあと3ヶ月で、行ける回数も限られてきます。

仕事に変化が有り平日に休めなくなったせいか、はたまた今年は台風が多いせいか
柏島だけでなく海に行く回数自体が、今年は激減しております。
何とか今年度内には仕事を落ち着かせて、来年度以降はいっぱい海に行きたいと
思ってはいるものの、そんなに世の中上手くいかないのが常ですね。

homurahaze20110618a.jpg
ホムラハゼ  学名 Discordipinna griessingeri
 スズキ目 / ハゼ科 / ホムラハゼ属

撮影 2011年6月:柏島 水深-18m 大きさ20mmぐらい
英名 Spikefin goby
生息域 柏島、奄美大島、沖縄諸島、八重山諸島、インド洋~西部太平洋

珊瑚礁域の礁斜面にて岩穴の奥深くや、珊瑚の根の下の隙間の奥などに隠れるように
生息しております。
生息水深は5m~30m位にて、体地色は白色にて体側面の下部は赤褐色、頭部全体に
赤褐色の小斑点が散在しており、長刀形に伸長する第一背鰭や、第二背鰭上部と尾鰭に
橙色に縁取られた赤色の斑紋模様がある事や、橙色と白色で艶やかに色彩された大きな
胸鰭は鰭条先端が糸状に伸長する等で、本種と同定が容易にできます。

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撮影 2010年6月:柏島 水深-18m 大きさ20mmぐらい

と言う事で、おそらく今年の本種の撮影はこれ限りかなと。
季節的なものがありますし、去年8回も通っても撮れたのは一度きりでしたし、
今年は早めに見られて良かったです。

2008年は毎月撮れてて、「もうホムラも普通種やね~」と偉そうにほざいていたのが
懐かしいです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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アイゴ

自分が今ダイビングの次に好きなのがTVゲームと日本史ですが、ここ近年の学者さん達の
努力により、幕末から明治時代にかけての日本国の大きな変化の史実が、今まで日本人が
認識していた史実とは大きく違っていた事が明らかにされております。

我々が教育されてきた史実とは、明治維新を成し遂げた薩長連合の人々の目から書かれた
史実であり、当時の幕府側の目から書かれた史実は日の目を浴びておりません。
では双方から見た目を纏めてみると、当時の幕府側の役人 ( 現代でのエリート官僚 ) 達の
有能な外交能力によって、実際には日本開国が日本に有利に進められていた事が判明して
おります。

ただ残念な事に、当時江戸幕府が進められた外交は全て日本にとって不平等条約だったと
して、明治維新を成し遂げた薩長連合の人々の目から書かれた史実が、その後日本人への
教育として残されてしまいました。
現実的に当時アジア各国の中で、欧米諸国の植民地にならなかったのは日本だけですから
当時の江戸幕府の外交能力は優れた物だと自分は思ってます。

そんな幕末時の出来事だけでなく、新しい考え方で様々な日本史を取り上げたTV番組を
NHKのBSプレミアム放送の「BS歴史館」と言う番組で解説されておりました。

再放送が多いNHKですので、日本史が好きな方は是非機会があればご覧願います。

aigo20110911a.jpg
アイゴ  学名 Siganus fuscescens
 スズキ目 / アイゴ科 / アイゴ属

撮影 2011年9月:大瀬崎 先端 水深-8m 大きさ200mmぐらい
英名 Dusky rabbitfish
生息地 下北半島以南、琉球列島、台湾、東部インド洋 ~ 西部太平洋の熱帯域など。

珊瑚礁域や、沿岸の岩礁域、藻場等に生息しております。
体色は淡褐色、灰褐色、淡黄色などにて体側面に白色斑が散在しますが、その時の状態に
よっては、現れたり消えたりもします。
また体側面の前部に、円い暗色斑が現れる事も有ります。

aigo20110911b.jpgaigo20110911c.jpg

本種の仲間で琉球列島辺りに生息している、体側面の白色斑が細かなタイプは、以前は
シモフリアイゴ 学名 Siganus canaliculatus と呼ばれておりましたが近年の研究結果から、
本州~九州地域に生息する本種と遺伝学的に同種であると判明し、現在では本種の別型
( シモフリアイゴ型 ) と考えられております。
因みに学名 Siganus canaliculatus は、別種とも考えられております。

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イボイソバナガニ その2

本日は、にわか左官屋に変身して左官工事です。
海に行こうと計画をしておりましたが、奥さんから「玄関前の亀裂を治してほしい」と言われ、
治さずに海に行った場合に想定できる明日からの恐怖の毎日を思い、あっさりと海行きは中止
しました。

ついでに昨日納車された車のランプ類のLED化もしたいし、今回の車はヘッドライトと車幅灯は
標準でLEDだったんですが、やはり車内の各ランプ類やナンバー灯は電球でした。
車幅灯までLED化したなら全てLEDにして欲しかった物です。
まぁでも、プリ男君がヘッドライトだけLEDだったのに比べて、今回は車幅灯はLEDへと少しは
進化されてますので、近年中にはオールLEDの車も増えてくるんでしょうね。

iboisobanagani20110919b.jpg
イボイソバナガニ   学名 Xenocarcinus tuberculatus

 十脚目 / カニ下目 / クモガニ科 / イソバナガニ属

撮影 2011年9月:獅子浜 水深-12m 甲長10mmぐらい
生息域 相模湾以南 ~ 地中海、インド洋、西部、南太平洋域など

岩礁域の礁斜面や、転石帯に生息するムチカラマツ類をホストに共生しております。
体色はホストの色彩に似せて変異が多く見られますが、ホストの幹部とポリプ部に
合わせてツートーンの色彩が多く観察されます。

甲部の形状が細長い円筒形にて、甲部の各域にこぶ状の突起が隆起しており、額角が
先端で2つに分かれており長さは雌雄で異なります。
雄の額角は甲部の2/3位の所まで伸長してますが、雌は短いので雌雄の識別は容易に
可能です。

iboisobanagani20110919a.jpgiboisobanagani20080621c.jpg
写真左:雌2011年9月獅子浜、右:雄2008年6月串本

ご覧のように雄の額角はびょ~んと伸びてます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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納車

小さな会社ではありますが有り難いことに役員を勤めさせて頂いており、自分専用の
自動車を与えてもらっております。

大抵3年~5年のリース契約をしていて、リース契約が満了時には10万~15万Km程の
距離数になる為、いつもリース契約が満了になり新しい車に変わる事が多いんですが、
今回は会社のちょっとした大人の事情ってヤツで、今まで乗ってたプリ男君と約2年で
お別れする事になり、今朝、会社に新しい自分専用の社用車が納車されました。

プリ男君は、匡平が天国に行く前に最後に2人で出かけた車だっただけに特別に愛着が
あり、分かれるのは辛かったんですが、結局、先日から自分の部下が乗ってますので
リース契約が満了になり、どこかへ売られていくよりは良いかも知れません。

20110924aaa.jpg20110924aab.jpg

で、新しくやってきた彼の後ろ姿です。
エンジンはプリ男君と同じなので燃費は抜群ですが、後部座席の居住空間とトランクの
容積はプリ男君よりは小さめなので、ますますダイビング器材が積みにくくなりました。
もっとも社用車なので、ダイビングには関係ありませんが。

で、日本人なんですが名前がアルファベットなので呼び辛い、なんて呼ぼうかな?
CTなんてイニシャルみたいだし。
Fスポーツってグレートなので、えふ君でもいいけど
やっぱり、してぃ男君かな~

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ハナゴンベ その5

  • Posted by: manboon
  • 2011年9月23日 21:24
  • ハタ科

本日は夕方に外せない仕事が有ったため、ダイビングはお休み。
早朝から伊勢湾の某場所へ、 トサカギンポ の撮影へと かじきあん の裏ツアーに参加して
きました。

残念ながら先日の台風の影響なのか透明度が悪く、さらに潮位のタイミングが生息してる
ところでの撮影には合わなくて、今回は陸上からの観察のみに終わりました。
でも居ました、やっと見れました~♪
カキ殻から顔を出したり引っ込んだりしてました。

面白い事に トサカギンポ が生息しているゾーンは トサカギンポ だらけで、同じカキ殻を住居と
する イダテンギンポ が生息しているゾーンには イダテンギンポ だらけと上手く住み分けられて
おりますが、ともに生息水深が非情に浅くカキ殻だらけで怪我をし易く、撮影するには
それなりの防御策が必要の様です。

ともかく今回は調査がてらで、撮影する対策と傾向はバッチリ確認できましたので、
次回はきちんと撮影できると思います。

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ハナゴンベ  学名 Serranocirrhitus latus
 スズキ目 / ハタ科 / ハナゴンベ属

撮影 2011年9月:串本 グラスワールド 水深-18m 大きさ40mmぐらい
英名 Hawk anthias
生息域 伊豆半島以南 ~ 西部太平洋域、フィジー、PNG等

紀伊大島の須江の内浦ビーチ以外では、久々に観察した気がします。
もっとも須江以外のポイントでは、紹介されても「いつも内浦で見てるし」と思ってしまい
スルーしているのも理由のひとつですが。

内浦がクローズして約半年、なので久々に写した気もします。
そんな内浦も来月には、今年も無事にオープン予定。
またまた須江通いが増えそうですね

本種の特徴など詳しい報告は、 こちら を、どうぞ。

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イシダイの幼魚

昨日は仕事を早めに終え帰宅して、台風接近前日に2階へ上げた1階の荷物、家具などを
1階に下ろす作業が必要でした。
ところが帰宅してみると、名古屋市の某区役所に勤める長男は災害対策で帰宅が深夜に
なるとの事で、仕方なく腰の調子があまり良くない奥さんと2人で下ろしましたが、
ちょうど下ろし終えたところに長男が帰宅してきました。

何とも運の良いヤツです。

ishidai20110828b.jpg
イシダイの幼魚  学名 Oplegnathus fasciatus
 スズキ目 / イシダイ科 / イシダイ属

撮影 2011年8月:越前町 学校下 水深-7m 大きさ80mmぐらい
生息域 日本全域、朝鮮半島、中国、台湾、ハワイ諸島など。

沿岸の岩礁域に生息しております。
30mm位までの幼魚の頃は流藻などに付いて表層を漂っていたり、河川汽水域に入り込んだり
しており、それ以上成長すると底性生息に変化します。
体地色は白色にて体側面に太い黒色横帯が7本入りますが、幼魚の頃の体地色は黄色がかった
色彩にて、老成魚では横帯自体が不明瞭となり体色も銀色に変化し口の周辺部が黒くなり、
いわゆる通称名の " クチグロ " と呼ばれる様になります。

ishidai20110828a.jpgishidai20110828c.jpg

いつもの事ですが、今回も105mmのマクロレンズでの撮影画像にて、被写体から一定の距離を
置かねばならず、全体に暗い写真で申し訳ありません。
常に60mmマクロレンズと2台体制で潜れば良いのですが、なかなか可動性が悪くなってしまい
どうしても撮りたい生物に合わせて1台で潜ってしまっております。
何か簡単にデジイチ2台持ち運べる方法が無いでしょうかね~

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アオサハギ その2

今年3月の大震災の時に、SNSで多くの人達が情報発信をされた事が話題になりました。
その時は自分も凄いな~と思いましたが、今回、久々に被災者になりそうで予防の為に
家族で必死に動いた後から、色んなSNSを見たり自分も書いたりして思いました。

そんな色んなSNSの中に、実際の当事者はおりません。
今回の我が家も含めて色んな意味で影響が有った方達の言葉は有りますが、最悪の状態に
直面した方達の言葉はありません。

そんな状態になったら、そんな余裕なんて無いのが当たり前って事なんでしょうね。

aosahagiYg20110806c.jpg
アオサハギ  学名 Brachaluteres ulvarum
 フグ目 / カワハギ科 / アオサハギ属

撮影 2011年6月:柏島 後浜 水深-9m 大きさ約10mm 
生息域 神奈川県以南 ~ 長崎県までの太平洋岸、日本固有種。

全鰭全開横姿バッチリ写真しか撮れない自分は、常々、水中生物を絵画的な感性で綺麗に
撮られる方達を尊敬しております。
なので、たまに自分でもそんな写真が撮れないかとチャレンジしてみましたが

aosahagiYg20110806a.jpgaosahagiYg20110806b.jpg

素材が3個体も揃ってくれたのに、こんな程度しか撮れない始末でして

やはり自分には。

aosahagiYg20110619a.jpg
aosahagiYg20110806k.jpgaosahagiYg20110806j.jpg
aosahagiYg2010525a.jpg

こんな写真を撮る事ぐらいが、精一杯の様ですね。

本種の特徴など詳しい報告は、 こちら を、どうぞ。

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タマガシラ

午前中の会議中に長男から着信があり会議後にかけ直してみたら、我が家の地域に
避難勧告が出たから仕事を早退し自宅に戻るとの事。
自分も早退し自宅に戻ってみると、自宅から徒歩3分の天白川の堤防の3mぐらい迄
水位が増しており、家族全員で1階の大事な荷物だけ2階にあげました。

我が家の地域では11年前に水害で被災してますので、その体験から皆さん考える事は
同じ様でして、近くの高台にある避難所の周辺道路には、水没を避ける為に移動して
きた自動車がいっぱい駐車しておりますが、18時30分過ぎに水位が下がり避難勧告が
解除された後も、我が家もそうですが皆さんそのままです。

台風12号が逸れこのまま水位が上がらない事を祈りますが、念のため2階にあげた
荷物は明日はそのままにしておきます。

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タマガシラ   学名 Parascolopsis inermis
 スズキ目 / イトヨリダイ科 / タマガシラ属

撮影 2011年9月:大瀬崎 湾内 水深-28m 大きさ70mmぐらい
英名 Redbelt monoclebream
生息域 千葉県以南の太平洋岸 ~ 西部太平洋域、東部インド洋など

岩礁域にて、水深が100m位の深い水深の砂底や砂泥底に生息しておりますが、
希に浅い水深でも観察が出来ます。
体型は側偏しており長楕円形にて眼が大きい、体地色は赤みがかった白色にて
体側面に赤色の太い横帯が4本ある事などが特徴です。

和名は前頭部が大きくて丸い事から付けられたそうです。

tamagashira20100911a.jpg

タマガシラ属の生物は今まで何種か報告して参りましたが、本家タマガシラは
初めて観察しました。
本家テンジクダイもそうですが、なかなか本家にはあえないですからね~
釣り人には外道的な扱いで釣り上げられてる様ですが、なかなか美味らしいです。

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今日は獅子浜

rps20110919_125730b.jpg

今日は約1年半振りに、獅子浜で潜って来ました。
3連休の最終日にて空いてると思っていたら、スーパー激込み。

やはり今週もダイバーで、ニゴニゴになってましたが、
ハナハゼの大群に驚きでした〜

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藤前干潟にて

rps20110918_103651.jpg

今日は午後から仕事、8時30分頃が満潮なので
藤前干潟にトサカギンポの撮影に行って来ました。

本種は干潮時は牡蠣殻等に隠れていて、潮が満ちて来ると、
出てくるらしく、満潮から干潮になる綺麗になる時を
狙って行って来ましたが、透明度は約5cm。
撮影はとてもムリ。

もっと綺麗な生息地を探してみます。

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アゴアマダイ科の一種 その4

いきなり初日から、やってしまいました。
気がつくと、勇者が草原でテコテコと足踏みしております。

そうなんです、ドラクエしながら眠りに落ちてしまったんです。
しばらくこんな夜が続きそうです。

agoamadaiSp20110910d.jpg

アゴアマダイ科の一種  学名 Opistognathus Sp

 スズキ目 / アゴアマダイ科 / アゴアマダイ属
撮影 2011年9月:串本 グラスワールド 水深-18m大きさ 全長不明、頭部径20mmぐらい 
英名 Jaew fish       
生息域 伊豆半島~西部太平洋、紅海、GBR

珊瑚礁域や岩礁域の砂礫底に、砂地に巣穴を作って生息しており、日頃は巣穴から
顔だけを出していて、頭上を通過するプランクトンなどを、巣穴から飛び出して
補食しています。
 
また巣穴に落ちてくる小石などを、口でくわえて巣穴を保つ姿や、テンジクダイ科の
生物の様に、口の中で卵を保育する姿などが愛らしく、人気の高い生物のひとつです。  


agoamadaiSp20110910b.jpg


過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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ネズミゴチ

やばい、ファミコン、スーファミ、ゲームボーイ、携帯と何度も遊んだはずなのに
またまたドラクエ・ワールドに引き摺り込まれております。

休日の前日からやり込みたい衝動にかられており、インドア親父にまっしぐらです。


nezumigochi 20110828a.jpg
ネズミゴチ  学名 Repomucenus curvicornis

 スズキ目 / ネズッポ科 / ネズッポ属

撮影 2011年9月:越前町 学校下 水深-8m 大きさ70mmぐらい
英名 Japanese dragonet
生息域 秋田県以南の日本海沿岸、仙台湾以南の太平洋沿岸、南シナ海など。

水深が約20m以浅の、沿岸の砂底域に生息しております。
雄雌ともに第1背鰭の棘は伸長せず、雄は第1背鰭が角張っていて上縁が黒い事、雌と、
幼魚の第3棘と第4棘の間の鰭膜に白く縁取られた大きな黒色斑紋が有る事等が特徴。

nezumigochi 20110828c.jpg

nezumigochi 20110828b.jpg

今回本種を取り上げる前に色々とWebサイトを検索してみましたが、想像したとおり
やはり釣り人が書かれたのがほとんどで、ダイバーが書かれたサイトは僅かだけ。
地味な砂地に生息する地味な色彩の生物だけに仕方ないかと。
自分的には形がステルス戦闘機みたいで好きなんですけどね~

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非睡眠薬

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今夜から当面の間、睡眠不足の毎日が続きそうです。

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タテジマヘビギンポ その3

今週末は約一ヶ月ぶりの柏島遠征の予定でしたが、仕事のスケジュール変更にて計画変更。

もともと休日が出勤に変更になる事が頻繁な職制ではありますが、現在の弊社の会社経営の
状況から、この半年間はあまりにも変更が多すぎて大変。
ストレス減衰のひとつでもある休日の海行きですが、必要な急仕事を無視して予定していた
休日を優先すれば、よけいにストレスは増すはずと考えると、ついそうなってしまいます。
何よりも社員の家族の生活を考えると、自分の休日変更なんて小さなストレスですからね。

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タテジマヘビギンポ   学名 Helcogramma striatum
 スズキ目 / ヘビギンポ科 / クロマスク属

撮影 2011年5月:柏島 後浜 水深 -8m 大きさ50mmぐらい
英名 Tropical Striped Triplefin
生息域 伊豆諸島、小笠原諸島、高知県、琉球列島以南の西部太平洋域、
     インド洋など。

tatejimahebiginpo20100904a.jpgtatejimahebiginpo20100904d.jpg
撮影 2010年9月:柏島 後浜

こちらは約1年前に撮影した個体、可愛そうに寄生虫が口の中で生息しております。

          tatejimahebiginpo20110805b.jpg
撮影 2011年8月:柏島 後浜

たまにはイメージを変えて、ダークマター的な。

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撮影 2011年5月:鵜来島 親指

数多いヘビギンポ科の種の中で本種は、自分にとっては同じ科の生物とは思えない生物です。
特に体色が黒色の色彩が多くならないと種名が同定できない種が多いだけに、ごく普通の時の
平常色で判断できる種は珍しく、ましてや赤色の色彩がほとんどの体色の本種は自分は好みの
生物です。

南紀で観察するのは希にて、その事からも好きな種なのかも知れません。

本種の特徴など詳しい報告は、 こちら を、どうぞ。

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ハナハゼ その2

先日も書きましたが自分はフジっ子なので朝は、「めざましテレビ」~「とくダネ!」を
見ながら支度をしております。
昨日の朝、何気に占いコーナーを見ていたら、自分の星座さそり座の本日のキーパーソンは
" 自分の父親世代の男性 " との事、父親世代の男性って?

もともと占いのコーナーは女性向けだろうなとは思ってましたが、やはりこの占い内容から
若い女性向けだったと確信ができました。
まぁそもそも男性で占い好きは珍しいと思いますので、当たり前の話かも知れません。

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ハナハゼ   学名 Ptereleotris hanae

 スズキ目 / クロユリハゼ科 / クロユリハゼ属

撮影 2011年9月:大瀬崎 湾内 水深-7m 大きさ約70mm
英名 Bluehana goby 
生息域 千葉県以南 ~ 琉球列島までの西部太平洋域、北西オーストラリア、
      朝鮮半島南岸、済州島、富山湾以南の日本海など。

珊瑚礁域や岩礁域にて水深が10m位までの砂底や、砂泥底に ダテハゼ などの共生ハゼと
巣穴を作り、その近くの中層で単独、もしくは少数匹で遊泳しており、危険を感じると瞬時に
巣穴に逃げ込みます。
体色は全身が半透明の水色にて腹部はやや紫色、下顎から皮弁が伸長し第一背鰭の棘は
伸長せず、尾鰭の約6本の軟条が糸状に伸長する事などが特徴です。

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撮影 2011年9月:大瀬崎 先端 水深-25m 大きさ:写真左約50mm、右約70mm

伊豆から南紀にかけて一年中観察が可能なハゼですが、他の浮遊性のハゼと同様に水温が
高い時期ほど活動が活発の様でして、水温の高い浅い水深に生息する個体ほど各鰭を開いて
機敏に動いておりました。
本種を撮影するには、今の時期が旬かも知れません。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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ホシテンスの幼魚 その3

  • Posted by: manboon
  • 2011年9月13日 00:55
  • ベラ科

経済産業大臣に枝野前官房長官が就任された事で、野党各党が「前管政権の官房長官が
前政権の失態に対する責任をまだ明確にしてないのに、ウンヌンカンヌン」と発言して
おりますが、そんな小さな事で国会を空転させる事事態が、日本国の政治を止めている
原因の一つと考えているのか。

決して自分は民主党が好きでは有りませんが、いい加減に現在の日本国の国難に対して
各党が力を合わせて立ち向かわない姿勢に憤慨します。

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ホシテンスの幼魚  学名 Iniistius pavo

 スズキ目 / ベラ科 / テンス属

撮影 2011年9月:串本 グラスワールド 水深-18m 大きさ約30mm
英名 Peacock razorfish
生息域 駿河湾、高知県以南 ~ インド洋、太平洋など

珊瑚礁域や岩礁域の、潮通しの良い砂底に棲息しております。
幼魚の頃の体色は黒色や茶色、薄茶色等の単色ですが、成長するにつれ体色が乳白色に
変化し赤茶色の横帯が明確になり、成魚まで育つとこの横帯は薄くなります。
成魚の特徴は体側面の胸鰭の上部あたりに黒色斑紋がある事や、眼から後下方向に2本、
体側面には3~4本の幅広の暗色横帯がある事等が特徴です。 

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近似種の テンス とは、 テンス が写真の赤色の線で囲った辺りの、背鰭の第2棘と第3棘の
間が鰭膜で繋がっている事、 ホシテンス は反対に繋がらない事で識別が可能です。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

サガミミノウミウシ

先週末の串本への移動中の往復路では、災害救済車や自衛隊の車両、報道関係の
車などを沢山見かけました。

TV等のメディアからはボランティア活動を取り上げられたりしていて、そんな中、
自分達はただ遊びに出かけて、ちょっぴり後ろめたさを感じる人もいたようですが、
約11年前の今頃は反対に自分達は被災者で、その時に遊んでられた方もいるはずで
世の中、常に幸せな方がいれば不幸な方もいる訳でして、人それぞれも幸せな時が
あれば不幸な時もありますし 自分はそれはそれで仕方ない事と思っております。

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サガミミノウミウシ 学名 Phyllodesmium serratum
 裸鰓目 / ミノウミウシ亜目 / アオミノミウシ科 / クセニアミノウミウシ属

 撮影 2011年8月:越前町 学校下 水深-5m 大きさ約20mmぐらい
 生息域 伊豆諸島、千葉県以南 ~ 西部太平洋域、インド洋域など

体地色は半透明の白色から薄灰色にて、先端が湾曲した突起が背側に数多く伸びており、
色彩は体地色と同色ですが、ピンク色から橙色の消化線が透けて見えます。
この突起内部の消化腺は褐虫藻を宿していて、突起自体は容易に自切する事が可能で、
落ちると上皮に粘液を分泌し、落ちてからもしばらくは動き続けます。
また頭部正中線上の両触角間より前方に白色斑がある事なども特徴です。

          sagamiminoumiushi20110828b.jpg

本種はいつも春先の水温が冷たい時に観察しており、真夏に観察するのは初めてでした。
ミノ系のウミウシ自体、自分には水温が冷たい時期の生物と言うイメージでしたが、
調べてみると本種は通年色んな水温や場所で観察されていて、反対に特定の生息域が
無いのでなかなか観察が少ない様です。
でもっと考えると、過去に秋の沖縄でもミノ系のウミウシを観察してますから、自分の
水温が冷たい時期の生物イメージは、的外れの様です。

夏の大瀬崎

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久々に夏の大瀬崎で潜って来ました。深夜に串本から名古屋に戻り、早朝出発の
強行スケジュール。
やってしまいました大寝坊の大遅刻、皆さんにご迷惑をかけてしまいました。
大変申し訳ございませんでした。

そして着いた見たら、夏の大瀬崎はダイバーが、いっぱい。
当然、海の中はニゴニゴ。

比較してはいけないかも知れませんが、
どうしても昨日のサービスさんの施設内容と、比べてしまいます。
同様にサービス業を営む自分としては、CSと言う観点で串本の各サービスさんに
大瀬崎の各サービスさんが、遅れている事が気になりました。

おそらく他の地域のサービスさんの視察とか、されていないんでしょうね。

" 他人の振り見て、我を知る " との言葉にもあるように、早速、自分も我社の
競合他社さん達の、我社より優れた点を視察に明日から動いてみます。

串本ボート

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今日は3年ぶりに串本のボートダイビングです。
これだけ串本で潜っているのに、いかにボートに乗っていない事かと。

8年ぶりにお世話になるサービスさんは、相変わらずの使い安さで
いいですね〜
でも海の中は台風の影響なのかニゴニゴ、なかなかの海況具合で。
2本目に奇跡的に良くなる事に期待です。

アカツメサンゴヤドカリ

自分はフジっ子 ( 正確には名古屋では東海TVなので東海っ子ですが ) なので、平日の朝は
"めざまし" から始まります。
そんな先日の朝、世間一般常識のサカナの話でサカナは頭を左にして書く人がほとんどとの
調査報告をしてましたが、もしもイカならどうなんでしょうか?

因みに自分はイカの絵を書く時は、頭は左上のイメージです。

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アカツメサンゴヤドカリ 学名 Calcinus minutus 
 十脚目 / ヤドカリ下目 / ヤドカリ科 / サンゴヤドカリ属

 撮影 2011年8月:柏島 後浜 水深-6m 大きさ不明 ( 鋏脚は約5mm )
 英名 White hermitcrab
 生息域 紀伊半島以南 ~ 西部太平洋域、インド洋、紅海など。

水深が15m位までの珊瑚礁域の礁原や礁縁、礁斜面などに生息する珊瑚のミドリイシ類や
ハナヤサイサンゴ類の枝間などで多く見られます。

         akatumesangoyadokari20110806c.jpg

ホストの貝にはコマトボラ貝等のアクキガイ科の仲間を好んでいる小型種。
前甲や鋏脚は白色にて、歩脚は白色の地色に細かな橙色の斑点が散在しており指節は
橙色で、鋏脚は左側側が大きい形状をしております。
眼柄は薄いごく淡い橙色にて眼球は黒色、第1触覚は黒色で先端は白色、第2触覚は
薄めの赤褐色をしております。

和名の " アカツメ " は、歩脚の指節が橙色な事から付けられたそうです。

ホストの貝殻の大きさでも10~20mmぐらいの大きさなので、結構皆さん見逃しがちでは
有りますが、探すとかなりの数の生息数です。
でもヤドカリ系は見つけてから写すまでかなりの時間がかかりますので、深く潜った後の
長~い減圧停止の時なんかに最適ですよ。

2011年9月の匡平の日

20110908aac.jpg20110908aaa.jpg

今日は匡平の月命日、先月は丁度2年目にあたりましたので長男も一緒に行きましたが、
今月からは再び自分ひとりで行って、いろいろとお供えをしてきました。

先日の台風12号で被災された地域と直線にして約50Kmぐらいしか離れていないので、
今月は行けるかどうか心配しながら向かいました。
現地近くに着いてみたところ写真の下流域ではいつもと何ら変わりなく、強いて言えば
いつもより少し濁っているぐらいで。
そのまま上流に登り現地に着いてみると、やはりでした。

水量は多くないのですが、直径2mぐらいまでの大きな岩が以前は無かった所にあったり
反対に有ったはずの岩が無くなっていたり、やはり今回の台風は凄かった様ですね。
この2年間近く同じ景観だったこの渓流の姿が、一変しておりました。

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それでも水の中は例年と同じ様に季節がやってきている様でした。
最後の写真は、道の駅まんぼうの夏期限定の海鮮丼。
日本人にありがちな、限定の言葉に弱い自分の今日のお昼ご飯でした。

チョウチョウウオの幼魚

先日、講談社の週刊モーニング誌で連載されている「僕はビートルズ」のコミック本の1巻から
6巻を、一気読みしました。
ビートルズのCOPYバンドがビートルズのデビュー前にタイムスリップし、自分達の曲として
日本でビートルズの曲を発表し世界へ進出していく話ですが、1巻目を読み始め出したところで
「ひょっとして、ビートルズを聞きながら読むとおもしろいかも」と思い試してみたら、これが
なかなか良かったです。

で、久々にビートルズを聴いて思ったのは、音楽ってこの40年変わってないなと。
勿論エレクトロニカの様なジャンルはPCの進化で変化してきてますし、流行やすたりで多少の
変化はあれど基本のギター、ベース、ドラム、ピアノにヴォーカルを組み合わせたジャンルでは
劇的な変化はしてない様に思えます。

それ故、いつでも誰もが違和感なく楽しめて聞ける物かもしれませんが、ビートルズが世界中の
音楽観を変えてしまった様な、そんな新たなムーブメントが現れるのはいつなのか?
自分が生きてる間に、そんな時代は現れるんでしょうかね。

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チョウチョウウオ  学名 Chaetodon auripes
 スズキ目 / チョウチョウウオ科 / チョウチョウウオ属

撮影 2011年8月:串本 串本DP前ビーチ 水深-5m 大きさ25mmぐらい  
生息域 小笠原諸島、千葉県以南の太平洋沿岸、兵庫県以南の日本海沿岸、
                             台湾、中国など。

本属の中で、南日本の太平洋沿岸の岩礁域でもっとも多く観察される種です。
体地色は黄色にて眼の上を上下に通る黒色の太い横帯があり、その前方の吻部は灰色で
後方には白色の太い横帯が入ります。
また体側面には暗色縦線があり、尾鰭は黄色で後端は黒みがかります。

幼魚の頃は背鰭軟条部に黒色の大きな眼上斑模様がありますが、成長共に消えてしまい
ます。

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串本では毎年夏頃から、タイドプールや潮間帯あたりで本種の幼魚を観察する様になりますが
他にも夏から初秋にかけては毎年、イスズミ礁と言うボートポイントで成魚の大きな群れが
観察されます。

こちらは4年前の2007年の夏に撮影した映像ですが、あいにく曇空の天気の下で透明度も悪く
見づらい映像になっておりますが、こんな感じで群れを成してます。
多い時には数百匹の群れとなり、ミドリイシ類の珊瑚の一斉産卵によって放出され海の中で
浮遊している卵を捕食する為に集まっていると考えられております。

ちょうど今からの季節、ぼぅ~っと眺めているだけでまったりできますよ。

アミメハギの幼魚

先週金曜の夜に男子サッカーA代表のワールドカップアジア地区3次予選試合をTVで
見たと思ったら、翌土曜日には女子のオリンピック最終予選試合を見て、昨日の月曜には
再び女子のオリンピック予選3試合目があり、本日火曜日は男子の3次予選試合2試合目と
サッカー好きにはここ連日楽しいTV観戦が続いておりますが、これだけ連戦が続くと
代表選手の体力はムリムリかと思ってしまいます。

特にワールドカップのアジア予選なんて、本大会は3年後なのでもう少しゆったりとした
スケジュールは組めない物なんでしょうか?
各国のリーグ戦や諸々を考えてのスケジュールとは思いますが、何もこんな暑い季節に
まとめてやらんでもと思ったりもします。

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アミメハギの幼魚  学名 Rudarius ercodes
 フグ目 / カワハギ科 / アミメハギ属

撮影 2011年8月:越前町 学校下 水深-7m 大きさ約8mm 
英名 Japanese filefish 
生息域 房総半島以南の西日本、朝鮮半島。

水深が20mぐらいまでの沿岸、岩礁域の藻場や内湾のアマモ場などに生息しております。
体型は強く側編していて、腰骨後端に鞘状鱗を持ちますが動かす事は出来ないそうで、
体色には変異が多く見られますが、一様に対側面に白っぽい斑紋が並びます。
また雄の尾柄には多数の剛毛がありますが、雌にはありません。

和名の由来は、対側面に網目状に白っぽい斑紋が並ぶことから付けられたそうでして、
頭部の背縁がわずかにへこむ事で、近似種のセダカカワハギと識別が可能です。

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大きさは緑色の個体が約8mm、約15mmほどの、それぞれ小さい個体ですので、本日の写真で
個体で写っているのは全てフルトリミング画像です。

常に動きっ放しと言うか、流されていると言うか止まらない生物なので、クローズアップレンズを
使う事は出来ず、105mmのマクロレンズでの撮影。
大きさが大きさだけにピントを合わせるのもひと苦労でしたが、それ故思わず挑戦してしまいます。

全部で20カットほど撮影して、「やっつけたぞ~」との達成感の写真が数枚だけ撮れました。
よかった、良かった~

イナズマヒカリイシモチ その5

今から約11年前に床上70cmの浸水災害を経験した自分は、1時間に100mmの降雨量は
当時100年に一度の災害との名古屋市の説明を受けて、自分が育った三重県南部と違って
都会は雨に弱いと思いましたが、そんな日本でも1、2位の降雨量の地域で豪雨に強いと
言われてきたはずの地域が、今回の台風12号により大災害に見舞われました。

TVから流れてくる映像には、いつも串本や紀伊大島へ潜りに行く道中の見慣れた風景の
様変わりした様子がが写っていて、また家屋が浸水した映像では我が家が水害で浸水した
時のありさまと重なり、当時の辛い思いが蘇りました。
被災者の皆さんは大変と思われますが、どうか頑張ってください。

さて何とか今週もマンデイアポゴンのネタがありました。

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イナズマヒカリイシモチ  学名 Siphamia tubulata
 スズキ目 / テンジクダイ科 / ヒカリイシモチ属

撮影 2011年8月:柏島 後浜 水深-18m 大きさ40mmぐらい 
生息域 高知県柏島、和歌山県紀伊大島、インドネシア・スンバワ島、
      ニューギニア島西岸、サラヤル島など。

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 抱卵中の姿  撮影 2007年7月:柏島民家下 水深-18m 大きさ約50mmぐらい  

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 幼魚の姿 撮影 2007年9月:柏島民家下 水深-23m 大きさ約10mmぐらい  

例年、本種を春の終わり頃から夏の始まり頃にかけて観察しますが、それ以外の季節は
もっと深い水深で生息しているのでしょうか?
暑さのピーク時に観察できなくて、寒さのピーク時にも観察できないと言う事は極めて
一定の水温を好む生物なんでしょうか?

日本では陸上と同じ様に海の中にも四季があって、四季によって観察できる生物も変化を
しますが、色んな生物で多く見かける年があれば、あまり見かけない年があります。
そう思うと本種は、昨年と今年はあまり見かけなかった気がします。

残念ながら、本種の光る姿を未だに見たことがありません。
名前が名前だけにピカリッと光ると思うのですが、

本種の生態などの詳しい報告は、 こちら を、どうぞ。

ビシャモンエビ その3

今週の土日は先週に引き続き台風12号の影響で海には行けず、まだ先週は日本海側で
潜れましたが今週は太平洋側も、日本海側も共に潜水不可能。
ならば、行ったことの無い名古屋港の藤前干潟で干潟生物の撮影にと考え、満潮時間に
併せて早朝に起きると、雨風がゴォーゴォーで傘もさせません。

仕方ないので貯っている写真の整理でもしようかと考えましたが、プロバイダ側の原因と
思うのですが昨日突然ダウンした会社のWebサーバが心配ですし、月初でやる仕事は
いっぱいありますので、昨日の土曜に引き続き本日も仕事に変更です。

と言う事で本日は、藤前干潟の様子を書こうと思ってましたが、急遽、昼の休憩時間中に
書いてます。

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ビシャモンエビ  学名 Miropandalus hardingi
 十脚目 / コエビ下目 / タラバエビ科 / ビシャモンエビ属

 撮影 2011年4月:三木浦 ナナコのダボ 水深-16m 大きさ約40mmぐらい
 英名 Gorgonuan pandalid shrimp
 生息域 伊豆半島以南 ~ 中、西部太平洋域など

この手のムチカラマツ類などや、海草、ソフトコーラル類に生息する生物の撮影をする時は
できるだけホストのポリプが閉じない様に工夫して撮影しますが、大勢のダイバーで一緒に
潜っていたりしていて、既に他の方が触られてしまったのかポリプが閉じてしまってる事が
結構あります。
皆さん撮りたい生物は大抵同じですから仕方ない事とは思いますが、できるだけ触らずに
撮ってほしいもの。

なので潜っているダイバーが少ない時は、数少ないチャンス。
本日の写真も、そんな少ない人数で潜った時に写した写真です。

本種の生態などの報告は、 こちら を、どうぞ。

オヤビッチャの幼魚

昨夜の2014年ワールドカップ・アジア3次予選の北朝鮮戦、ロスタイムで得点と実に見応えの
ある良い試合でしたが、当初見ていた地上波民放でのアナウンサーが、後半10分ぐらいから
「残り○○分、得点なしの日本はピンチ」との内容の発言を何度も繰り返して、実にネガティブな
アナウンスの連続で誠に不愉快な気分にさせてくれる放送でした。

プロのアナウンサーが見ている視聴者のマイナスな気分を増長させるとは、実に最低な番組
進行をしている放送局と思いながら見ていたら、NHKのBS放送でも生中継をしている事に
気づき、直ぐにchを切り替えて見ましたが、こちらは見事なプロのアナウンサースキル。
ロスタイムに入ったところで 「 まだ残り5分あります、頑張れニッポン 」 と視聴者の気持ちに
ワクワク感を与えてくれる気持ちよさ。
と気分良く見てたら、元グランパスの吉田選手のヘディングが決まり見事に勝利!!

同じ内容の放送でも、番組をガイドするアナウンサー次第でこうも気持ちよさが異なるのかと
改めて常日頃の自分自身の発言の参考にしようと教訓を与えてくれた放送でした。

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オヤビッチャの幼魚  学名 Abudefduf vaigiensis
 スズキ目 / スズメダイ科 / オヤビッチャ属

撮影 2011年8月:串本 串本DP前ビーチ 水深50cm 大きさ20mmぐらい
英名 IndoPacific sergeant
生息域 千葉県以南の西日本、インド洋、西部太平洋域など

水深が12mぐらいまでの岩礁域や珊瑚礁域に生息しており、中層から表層近くを少数の
群れを形成して泳ぎます。
特に体長が30mmに満たない幼魚は、潮間帯やタイドプールに多く流れ藻に紛れたりして
表層面で生息していたりします。
体地色はやや青味がかった白色にて、体側面に幅の広い5本の黒色の横帯があります。
背部には目立つ黄色斑があり、スズメダイ科の中では大型種にて体長が20cm近く迄
成長します。

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近似種の ロクセンスズメダイ は、尾鰭の上下の縁に黒色の線が這いメール事や、背部に
黄色斑紋が無い事などで識別が可能です。
また和名の オヤビッチャ とは、本種が沖縄地方でよく食べられており、沖縄地方において
" 綾が走る " と言う意味の " アヤビッチ " と言う方言から付けられたそうです。

ウミタナゴ

今週末は2週間振りの連休にて南紀でまったり生物撮影と考えておりましたが、何と
2週連続の台風の影響で計画変更となりました。
とりあえず土曜日は仕事に振り替えて、日曜日の海況の回復に期待です。

しかし海に行けない休日なので出勤に変更とは、よくよく考えると仕事を中心とした
生活なのか、海遊びを中心にした生活計画なのか。

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ウミタナゴ  学名 Ditrema temmincki
 スズキ目 / ウミタナゴ科 / ウミタナゴ属

撮影 2011年8月:越前町 学校下 水深-6m 大きさ約120mm 
生息域 東北地方以南の太平洋岸、北海道中部以南から山口県迄の日本海沿岸、
                       愛媛県、朝鮮半島南部、黄海など

沿岸域の砂底や岩礁域に生息しております。
体色は銀白色にてやや赤味を帯びており、眼から上顎の後端付近にかけて黒色帯が
2本斜めに走る事や、腹鰭基底部に黒色点がある事などが特徴です。
背鰭の棘数は9~11本にて、腹鰭の鰭膜の全体、もしくは第1棘と第2棘の間が黒味
がかり、臀鰭の基底は黒くありません。

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本種には銀色がかったマタナゴ型と赤っぽいアカタナゴ型があり、それらは同一種内の
色彩変異と考えられております。
尚、近似種の アオタナゴ は、眼から上顎後端付近にかけての斜走帯は1本、腹鰭基底に
黒色点がない事などで、識別が可能です。

ニライカサゴ

昨日のTVのNEWS番組で、「どじょう内閣」なる言葉を耳にしました。
夕刊に目を通すと、相田みつをさんの本の増刷の事とか、どじょう専門店の方達への
インタビュー記事とか、いちやく日本は「どじょう」が流行の様で。

野田新首相の手腕は判りませんが、自分はいち日本国民として僅かでも期待している事は
事実です。
ユニークな演説内容は自分も好きではありますが、そんな中から「どじょう」の言葉だけが、
一人歩きして行く様で、ちょっと心配ですね。

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ニライカサゴ   学名 Scorpaenopsis diabolus
 カサゴ目 / フサカサゴ科 / オニカサゴ属

撮影 2011年8月:串本 串本DP前ビーチ 水深-5m 大きさ150mmぐらい
英名 False scorpionfish
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県、高知県以南
               ~ 琉球列島、インド洋、西部太平洋域など。

沿岸域の岩礁帯や珊瑚礁域、その周辺の砂地や瓦礫砂底等にて、岩陰や珊瑚の間で
他の生物に気づかれない様に擬態しております。
背鰭基底部の前方で体の背縁が顕著に盛り上がり、胸鰭内側の鰭膜の外縁付近には
眼径よりも大きな長楕円形の黒班があります。
他にも、胸鰭内側の基底部はまだら模様になる事などで、近似種の サツマカサゴ との
識別が可能です。

また本種は遊泳性では無く、岩や砂底などの上を這うようにして移動し、体色は周囲の
環境に合わせて変化します。

niraikasago20110820a.jpg

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美味な魚として広く知られておりますが、刺毒魚にて背鰭の棘に強力な毒を持ちます。
本種は以前は、セムシカサゴ と呼ばれておりましたが差別的名称であった為、2007年に
現在の名称へ改称されております。

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