●クロリボンスズメダイ
先週末の沖縄で、いちばんやっつけたかった目標生物でしたが、今回も
いつも同様に、反対にコテンパンにやられて帰ってきました。
またまた、次回の宿題が増えてしまいました~
今回は、尾鰭が途切れた、へたっぴ~な画像ですみません。
クロリボンスズメダイ 学名 Neopomacentrus cyanomos
スズキ目 / スズメダイ科 / リボンスズメダイ属
撮影 2009年5月:沖縄本島 赤浜 水深-5m 大きさ50mmぐらい
英名 Regal Demoiselle
生息域 石垣島以南 ~ インド洋、西部太平洋域など。
水深5~18m位の内湾性の泥砂底にて、岩塊や珊瑚塊の周辺などに少数の
群れをなして生息しております。
特徴としては、体高は低く、大きく切れ込んだ尾鰭の中央部と背鰭後縁が
白く、サイ蓋上方の黒色斑は胸鰭基底の黒色斑より遙かに大きいこと。
動き自体は活発で、ほぼ止まることなく泳ぎ続けてますから、全鰭全開の
写真撮影はかなり困難です。
因みに近似種の、 リボンスズメダイ は、 クロリボンスズメダイ の白色の
部分が黄色く、サイ蓋上方の黒色斑は胸鰭基底の黒色斑より小さいか、
もしくは同じ大きさなことで区別が出来ます。
撮影したのは、金属とコンクリートで作られている人工物の水中での天井の
直ぐ下のところ。
中性浮力をとりながら、体の一部を人工物に当てて、体を揺らさない程度の
固定をし、人工物にいっぱい付着している沈殿物を舞い上がらせない様に
注意しながら撮影です。
クロリボンスズメダイ は、ほとんど左上の写真の様に天井に生息している
ソフトコーラルの廻りで斜めか背中を下にして泳いでおり、撮影に30分間もの
長時間を費やしたにも関わらず、今回は全鰭全開の真横ドンピシャ画像は、
たったの1枚も撮れませんでした。
実はこの クロリボンスズメダイ 、以前から撮りたいスズメダイのひとつでして、
前回3月に沖縄でのダイビングを終えた時に 潜水案内 の285さんに本種は
「沖縄にも居ますか?」 と訪ねたところ、「今日潜った所に居ましたよ~」との
ご返事を頂戴しました。
そう言えば、尾鰭の長い黒っぽいスズメダイがいたけど。
「えっ? あれなの?」と、一緒に潜っていた かじきあん の ともちゃんに聞くと、
「奄美のピアテグリにも、居ましたよね~」 と。
そうなんです。
今まで過去に数度、観察してきながら、いつも普通のスズメと思って無視して
きてたんです。
と言う事で、今回の自分からのリクエストは本種の成魚と幼魚。
言い訳のひとつとしては、先日、春に導入したばかりのフィッシュライトのLED
1000を水没させてしまい、今回のターゲットライトはLED48とダークバスター
だったんですが、1本目にしてLED48が故障してしまい点灯しなくなりました。
そうなると使えるライトとしてはダークバスターの眩しい灯りだけなので、幼魚達は
眩しすぎる明かりに驚いて、直ぐに逃げてしまいます。
しかし灯り無しでは、天井の下なので真っ暗で何も撮れません。
結局、30分間費やしたのに、ほとんどピンボケ写真ばかり。
次回はライトのスペアのスペアまで持参して、リベンジですね~