●ツノハタタテダイ
先日の津波の大きさが予報よりも小さかった事や、到達時間が2、3時間ほど
遅かった事で気象庁に謝罪を求める声が多いそうですが、日本もアメリカの様に
自分勝手な考え方を優先される、変な世の中になってしまったと思いました。
予報よりも大きかったり、到達時間が早かったりしたら、防げた物が防げなかった
かも知れませんが、予報よりも小さく、また遅く到達する分には被害が大きくなる
事は無いわけですし、その事によって余分に発生してしまった待避時間は確実に
安全に対する効果は増したと思います。
50年間に一度有るか無いかの天災に対して、いくら科学が進歩しても経験数が
少ない以上、誤差が有っても仕方無いと自分は思います。
所詮、人間が考える事に完璧はないのですから。
また予報よりも大きく、早く到達してしまった時の被害に対する苦情を考えれば、
予報を悪めに発表するのは当たり前とも思いますしね。
ツノハタタテダイ 学名 Heniochus varius
スズキ目 / チョウチョウウオ科 / ハタタテダイ属
撮影 2010年1月:紀伊大島須江 内浦 水深-3m 大きさ 約70mm
英名 Horned bannerfish
生息域 和歌山県以南 ~ 西、南太平洋域、インド洋域など。
水深が25m以浅の珊瑚礁域や岩礁域にて、単独、もしくは少数匹の群れでいる
事が多く、体型は側扁しており、体高は高く三角形、眼上棘は角状になります。
また幼魚の頃は、眼上棘が顕著ではなく、背鰭の一部が伸長します。
体色は濃茶色の地色に2本の白色の横帯がハの字型に入り、ハタタテダイ属の
多くが体色の地色は白色で、模様が入るのと反対のパターンな事、他にも額が
尖っている事などで、本種の同定が簡単にできます。
以前にも当ブログで書いた事が有る様な気がしますが、チョウチョウウオ科や
キンチャクダイ科の生物は、海の中での動き方の予想がしづらく撮影が困難な
生物です。
なので当ブログで、なかなか報告されない生物でもあります。
つまり、自分の写真撮影スキルの低さで、上手く撮れないからなんです。
ましてや今回の様に水深3m以浅の浅場では、波やウネリの影響も強くて体が
固定しづらく、上手く撮すことが難しく。
結局、20枚ぐらい撮影した中で使えたのは、たったの2枚だけでした。
何処かに写真が上手く撮れる右手って、売ってませんかね~。