●キヘリキンチャクダイ
柏島からの報告の第二弾は、久しぶり今年初めてのキンチャクダイ科の報告。
日頃から気にして色々撮影してるんですが、ヒラヒラと移動して逃げていくので、
後ろ姿とか、体半分だけしか撮れてないと言った感じで、なかなかいい写真が
撮れない生物です。
キヘリキンチャクダイ 学名 Chaetodontoplus melanosoma
スズキ目 / キンチャクダイ科 / キンチャクダイ属
撮影 2009年4月:柏島 後浜 -25m 大きさ150mmぐらい
英名 Phantom Angelfish
生息域 相模湾以南 ~ 西部太平洋域など
潮通しの良い岩礁域の沖の根や珊瑚礁域に棲息しております。
幼魚の頃は キンチャクダイ と似てますが、本種は尾鰭に黒色横帯が有る事で
識別が出来ます。
また近似種の アカネキンチャクダイ は頭部に虫食い模様が有り、本種には何も
模様が無い事で識別が可能です。
ちょっとすり傷だらけの個体でしたが、過去に何度か、ここ柏島で観察してますが、
いつも-40m以上の深い水深なので上手く撮れたことが無く、今回、初めて何とか
見れる写真が撮れました。
こんな浅めの水深で観察出来るとは思っても無かったので、最初に教えて貰った
時には、あれっ?なんでこんな水深でって感じでした。
ただ、この日の1本目に潜ったポイントでは、去年の夏に水深-50mの深さで観察
出来た スミツキオグロベラ が、-30mで観察できたので水温がまだ低めの今の
時期は、深場に生息する生物が浅場に上がってきてるのかも知れません。
深めの生物を観察するなら、今が狙い目かも。
それにしてもこのアホ面、いつ見ても癒されますね~♪