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2010年01月26日

●クチバシカジカの抱卵

先週末の土日の女川遠征の報告は、やはり、この季節ならではの主目的の
観察報告からです。
この時期の抱卵している姿はもちろんの事、普通の姿でさえ以前から自分が
見たくてたまらなかった生物です。

観察できた感想は、や・は・り・抜群の可愛いさでした~♪

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クチバシカジカ  学名 Rhamphocottus richardsonii

 カサゴ目 / クチバシカジカ科 / クチバシカジカ属
撮影 2010年1月:女川湾 石浜 水深-5m 大きさ 約60mm 
英名 Grunt sculpin
生息域 国内では岩手県、宮城県、相模湾などで北海道では未観察、
     海外では、カナダ~アメリカにかけての太平洋西岸域など。

比較的に浅い水深の岩礁域にて、オーバーハングされた面の岩穴などの中に
入って生息しており、体色は環境面で変化します。
体全体の半分が頭の二頭身で、尖った口は前に突出しており、頭部と体部は
棘状の突起で被われており、猪に似たその姿は可愛らしく、ダイバーの人気者
です。

例年12月頃から翌年2月頃まで、70日間後に孵化するまで雄が卵を守り続け、
その間はその場所を離れる事は無く、その愛らしい姿が撮影できます。

本種は交尾をしない種ですが、一般的に交尾しない種は雌が産卵した後に雄が
精子をかけて受精させますが、本種では先に雄が縫製してから雌が産卵する
行動が確認されているそうでして、この行動は交尾をする種に見られる行動から、
本種は交尾をする種としない種の双方の特徴を持っているそうです。

kuchibashikajika%2020100123c.jpgkuchibashikajika%2020100124a.jpg

現地ガイドさんの話しによると、本種は産まれて2度目の冬から抱卵行動をする
らしく、その後、2~3年は、毎年同じ種が同じ場所で抱卵するそうです。
全部で5個体見せて頂けましたが、撮影が可能だったのは2個体のみで、他の
3個体は狭い穴のオーバーハング上の穴の中で、でかいデジイチは入らなくて
小さなコンデジでもやっとの位置でした。

一番上の写真の個体も、今回4本潜った中で3本は見に行きましたが、顔を綺麗に
見せてくれたのは1本だけ。
今回の様な写真が撮れたのは、運が良かったみたいですね。

自分にとって初観察だった本種は、初めて柏島で観察した ホムラハゼ の時の
様に、撮りにくさ満点。
それゆえ、次の撮影チャレンジ意欲を燃えさせてくれる生物でした。