●バラオ特訓報告 その2 クダリボウズギスモドキ
いやぁ~、今年のグランパスは違いますねぇ。
昨年秋にピクシーが監督に決まった時は、あっ来年もダメだ~と思ったんですが、
いやいやベンゲル監督時代の強さです。
久々に瑞穂に観戦に行ってみたい気分です。
さて、よくダイバーズ天国パラオなどと、ダイビング雑誌にいつも紹介されており
ますが、雑誌に紹介されてる内容と自分が思う天国の意味は違えど、PALAUは
正に自分にとってダイビング天国です。
いつも内湾を潜り倒したいが故、外洋での大物観察の繁忙期でなく、閑散期を
ねらって通っておりますが、今回、サザンマリンダイバーズのぢろーさんが
計画してくれた自分のスケジュールは、ほぼ外洋でのダイビング計画でした。
PULAUに到着した夜、その計画書にナイトロックスタンクの使用する%や、いつ
使用するかなどを書き込み、出来上がった予定本数は4日と半日で合計32本。
今回は体力勝負の特訓です。
現実にはミッドナイトで窒素が抜けるヒマが無く、昼間は浅場の内湾を潜って
ましたが、やはり計画されてたのは普通の外洋ダイビングではなく、観察予定の
ほとんど、なんとかの1種って名前の生物の観察ばかり。
時には、レアすぎて名前がわからない生物や、小さすぎて判明出来ない稚魚
なんてのもあって、本当に自分が満足極まる毎日でした。
しかし、外洋ナイトに行くのにゲストが自分1人に対して、ボートオペレーターの
アレンさんも含めると、常にスタッフが5人。
GMのコージさんなんかは、毎晩ナイトダイビングだけ出動してくると言った、
それほど今のサザンマリンダイバーズさんの外洋ナイトは熱いんです。
近々、GW当たりに行かれる方は、是非ぜひ外洋ナイトをリクエストしてみて
下さい。
では本日も昨日に引き続き、PULAUでの外洋ナイトダイビングで監察してきた
報告です。
クダリボウズギスモドキ 学名Pseudamiops gracilicaude
撮影 2008年4月:PALAU 某所 水深-12m 大きさ40mmぐらい
生息域 奄美諸島以南、フィリピン、マーシャルなど西部太平洋域。
ハゼの次にテンジクダイふぇちの自分としては、 シマクダリボウズギスモドキ と、
サビクダリボウズギスモドキ を昨年4月に撮影して、山渓の「日本の海水魚」に
掲載されている中で、残る クダリボウズギスモドキ を撮したいなと、つねづねより
思っておりましたが、今回の深夜の外洋でその夢が叶いました
クダリボウスギスの仲間は、全て洞窟などの暗闇に生息するテンジクダイす。
だいたい中層を ふら~ふら~っと漂ってますが、ライトを当てるとのんびり気味に
すーっと逃げていき、追いかけすぎると岩穴の中に隠れてしまうので、ゆっくりと
近づくのが撮影のポイント。
上の写真は露出を開けて臓器がキレイに写る様に透明っぽく、下の写真は逆に
各鰭が判りやすい様に、露出を絞って撮ってみました。
でも現実は、ナイトの暗闇の中、カメラやストロボの光量などの各設定変更は
手探りにて、非常に難しかったです。
写真左が シマクダリボウズギスモドキ 、右が サビクダリボウズギスモドキ 。
共に2007年4月にPALAU某所でのナイドダイビングにて撮影。
と言うところで、残す観察は、 クダリボウズギス ですね。