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2010年03月13日

●トサカガザミ

昨日、午前中に名古屋市内を仕事で廻っていたら、すごく濃い色の桜を発見。
思わず鞄の名からコンデジを取り出し撮影していたら、他のサラリーマンらしき
人も鞄の中からコンデジ出されて撮されてました。
自分と同じ考えの人って、多いんですね~

20100312aaa.jpg20100312aab.jpg

植物に弱い自分ですが、後から調べたら寒緋桜 (かんひざくら)と言う品種で
沖縄が原産地らしいです。

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トサカガザミ   学名 Caphyra yookadai
 十脚目 / ワタリガニ科 / トサカガザミ属

撮影 2010年1月:紀伊大島須江 白野 水深-5m 大きさ甲長10mmぐらい
生息域 伊豆半島、紀伊半島以南 ~ 西部大平洋、オーストラリア東岸など

水深が-30mぐらいまでの岩礁域や、サンゴ礁域のユビノウトサカの仲間に
共生しております。
ユビノウトサカ等の枝の付け根に隠れている事が多く、盛り上がっている甲の
地色は白色にて9対の褐色の斑紋があり、その色彩や斑紋模様はホストに
似せて擬態しています。

歩脚の指節はかぎ爪状になっていて、ホストにしがみついてました。
今回の写真はナイトダイビング時に観察した写真なので、日中ではもっと
明るめの色と思われます。
なので今度は、日中のダイビング時に捜してみます。

2010年03月08日

●ムラサキゴカクガニ

摩訶不思議な物で、昨日自宅に戻ってから先週末に不調になったデジイチと、LED
ライトが復調、肝心な時に使えなかったくせに、これでは修理に出しても問題なしで
帰ってくるでしょうから、とりあえずこのまま使うしかありません。
いったい何だったんでしょうね。

        murasakigokakugani%2020100221a.jpg

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ムラサキゴカクガニ   学名 Echinoecus pentagonus
 短尾下目 / ヒシガニ上科 / ゴカクガニ科 / ムラサキゴカクガニ属

撮影 2010年2月:大瀬崎先端 水深-12m 大きさ甲長5mmぐらい
生息域 伊豆諸島、相模湾以南 ~ 西部大平洋、南太平洋、紅海、インド洋など

珊瑚礁域や岩礁域の潮間帯付近にて、ムラサキウニや、アカウニに共生しております。
ホストの裏側の周口部付近に穴を作り隠れ住んでますので、観察したい時はこれらの
ウニをひっくり返しては探します。

甲面の前縁から前側縁にかけて淡色の帯で縁取られ、本日の写真では判りづらい
ですが、甲面中央にも淡色の帯状の斑紋が2本あります。

murasakigokakugani%2020100221c.jpg

学名がペンダゴン、何だかアメリカのなんちゃらみたいで攻撃っぽい名前ですが、
きっと五角形の形から来てるんでしょうね。

個体差はありますが五角形の甲羅は先端部が前方にやや傾斜しており、わりと
かっちょいいので、個人的に ゼブラガニ と並んで好きなカニのひとつです。

2010年02月05日

●メンコガニ

自分が初めて潜った、南三陸海岸の女川。
初めてだけに報告種の数が多く、本日も女川遠征の報告です。

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メンコガニ   学名 Cryptolithodes expansus

 異尾下目 / タラバガニ科 / メンコガニ属
撮影 2010年1月:女川石浜 水深-8m 大きさ甲長40mmぐらい
生息域 函館湾以南、太平洋側は紀伊半島以北、日本海側は富山湾以北など

岩礁域の礁原や礁斜面に生息しております。
甲羅は形状は横長の楕円形で、甲面はあばた状で小さな窪みが点在します。
また鋏脚は右が大きい事も特徴のひとつ。

カニとの名前は付いておりますが、歩脚が3対しかなくタラバガニ と同じく
ヤドカリの仲間になります。
図鑑などで生息域は紀伊半島以北となっておりますが、今まで自分としては
伊豆方面で見かけた記憶は無いです。

menkogani%2020100123d.jpg

ちょっと判りづらい写真で申し訳ありませんが、甲羅の裏は鋏脚と歩脚だけで
スペースがいっぱい、胴体部分がほとんどありません。
これなら食用にならないと言われてる理由がわかります。

menkogani%2020100123c.jpgmenkogani%2020100123b.jpg

こちらは、甲長の大きさが約60mmぐらいの別個体。
ガイドさんのお話しによると本種の甲羅の模様は個体差があって、甲羅部分
だけを撮して、いっぱい比較しても面白いとの事でした。
しかし今回、自分が出会えたのはこの2個体のみで、この海に慣れればもっと
沢さん見つけられるんでしょうが、ちょっと残念でした。

どうやら女川にも、次回の宿題をいっぱい残してきたようです。

2010年01月12日

●ヒメキンチャクガニ

先週末は今年の潜り始めにと紀伊大島の須江に行ってきましたが、1本目は
テクニカルダイビングで深場に行った為、減圧は勿論100%酸素。
そして2本目は内浦ビーチの深場で泥砂ハゼ撮影をしましたので、こちらも
減圧に酸素を使い、結局、2本で600Lの100%酸素を吸いました。
テクニカルダイバーになって酸素が扱える様になり、安全なダイビングが
出来て嬉しいです。

因みに3本目は最大水深5mでのナイトダイビングと、2010年は潜り始めから
バラエティ溢れるダイビングでした。

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ヒメキンチャクガニ   学名 Lybia caestifera

 カニ下目 / オウギガニ科 / キンチャクガニ属
撮影 2009年1 2月:柏島 後浜 水深 -7m 大きさ 甲長5mmぐらい
生息域 伊豆諸島、高知県、琉球列島以南 ~ インド洋、太平洋域など

水深が 2~90m位の珊瑚礁域や岩礁域に生息しており、同じオウギガニ科の
キンチャクガニ の大きさは半分以下の小型種です。

砂混じりの転石や珊瑚の破片などの下に隠れ住んでおり、常に キンチャクガニ
同様に、カニハサミギンチャクを鋏脚にはさんでおり、それを振りかざす事で
捕食者から身を守っております。
体色は淡褐色、甲面に白色の斑紋が5対あり、体は軟毛で覆われていますが、
綿屑や泥が付着していることが多く、 キンチャクガニ ほど綺麗ではありません。

himekinchakugani%2020091230c.jpg

持ってるカニハサミギンチャクがあまりにも小さく、正面から撮した写真では
判りづらいですが、横からの写真だと何とか判ります。

himekinchakugani%2020091230b.jpg

小さいのでクローズアップレンズを付けてで撮ってみましたが、被写界深度の
設定に失敗、目の回り以外はボケボケ写真になってしまいました。
初めて出会えた生物でしたが、同じmmサイズでもウミウシより撮りづらいです。
次回、会えた時の撮影宿題のひとつに追加です。

2009年07月29日

●オキナヒシガニ&ホソウデヒシガニ 

久しくカニ下目の報告を怠っておりましたので、本日はヒシガニ科の生物を 2属
まとめて報告させていただきます。

参考までに、ともにナイトダイビングでの観察です。

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オキナヒシガニ   学名 Aulacolambrus boplonotus

 カニ下目 / ヒシガニ科 / オキナヒシガニ属
撮影 2009年1月:PALAU ショートドロツプオフ 水深 -7m 
                 大きさ 甲長20mmぐらい はさみ脚長50mmぐらい
生息域 琉球列島以南 ~ インド洋、太平洋域など

水深が 30m位までの珊瑚礁域の礁湖、礁池などの砂地に浅く埋もれる様に
生息しております。
体色は生息地の砂地に似た白灰色にて、甲の形は横長の二等辺三角形を
しており、体の周縁は長毛でおおわれております。
後側縁との境に、斜め後方に突出した大きなとげがあります。


hishigani%2020080412a.jpg
ホソウデヒシガニ   学名 Platylambrus laciniatus

 カニ下目 / ヒシガニ科 / ヒシガニ属
撮影 2008年4月:PALAU グアバスカス 水深 -20m
                 大きさ 甲長20mmぐらい はさみ脚長70mmぐらい
生息域 房総半島以南 ~ インド洋、西部太平洋域など

水深が200m位までの、貝殻類が多い砂底に潜って生息しております。
甲の形状は横に広い菱形、額は狭くてとがっていて甲面は隆を起しており、
ひしの実に似ているところから和名が付きました。
はさみ脚も突起しており、雌雄共に長さは甲長の3倍以上になります。

以前は ヒシガニ と分類されてた様ですが、その後、研究が進み、現在では
別種の ホソウデヒシガニ として独立した様です。

2009年01月07日

●コマチガニ

F-1が大好き中年オヤジの自分が、1年でいち番楽しみなF-1の放送は、年間
チャンピオンが決まるレースでもなく、開幕戦や、伝統のイタリアグランプリでも
有りません。
実は毎年、年末に放送されるその年の総集編が、いち番楽しみなんです。

1年間のレースの歩みと、その年の様々なF-1世界での出来事を、情熱大陸の
ナレーターでおなじみの窪田等さんの声で、ドラマ仕立てに毎年一本の番組と
して仕上げられ、フジTVの地上波と、フジTVのCS放送で放送されております。

ここ近年は地上波で無く、CFが入らないCS放送を録画して楽しんでましたが、
何故か年末に放送された昨年の総集編は、地上波は3時間番組で、CS放送
では5時間番組でしたので、あれっと思いながら両方を録画し、5時間放送から
見たところ、ナレーターが窪田さんの声ではありません。

担当されたアナウンサーの方には誠に申し訳ありませんが、やはりこの番組は
窪田さんの声があってこそ、もう何十年も毎年楽しみにしてましたので、自分は
がっかりして直ぐに見るのを止めてしまいました。

そして、ひょっとしてとの思いから3時間番組を見たところ、窪田さんの声です。

「良かった、今年も同じだ、これなら今年も行ける!」
( この言葉は窪田さんの声でイメージして下さい。
 総集編の開幕戦で、窪田さんが良くナレーションをされるセリフです。 )

でもどうして、今までは同じ時間、同じ内容の番組で地上波とCS放送の両方で
放送されていたと思うのですが、今回は違う番組内容にされたんでしょう?

今年の総集編も、窪田さんのナレーションで有る事を祈ります。

さて本日は、今年のカニさん第1話です。

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コマチガニ  学名 Harrovia japonica

十脚目 / 短尾(カニ)下目/ ゴカクガニ科 / コマチガニ属
撮影 2008年4月:PALAU セント・カーディナル 水深-8m
    大きさ甲長15mmぐらい
英名 Elbow crab
生息域 相模湾以南 ~ インド洋、西部太平洋などに分布。

沿岸の岩礁域の礁斜面や礁湖など、潮通しの良い所に住むウミシダに共生して
生息しております。
甲羅は六角形で、甲の周縁と胸脚は明黄色や白色で縁取られ、甲にも明黄色や
白色の横縞が4本あり、前側縁には平たい2歯と鋭い2歯があります。

近似種の シロスジコマチガニ とは、甲羅の表面部分の起伏が無く平らなのが
シロスジコマチガニ で、 コマチガニ は甲羅の前半が隆起している事で識別が
出来ます。
上の画像では、甲羅の前半部の隆起が判るかと思います。

また名前の由来は、昔はウミシダのことを「コマチ」と読んでいたらしく、ウミシダに
共生しているからそのままを表して、 コマチガニ と名付けられたそうです。

komachigani%2020070412b.jpgkomachigani%2020070412c.jpg

この生物を捜すには、大きなウミシダを裏返す方法が一番簡単ですが、これは
あくまでも自分の感想ですが、実際にはウミシダに共生してるのは、 コマチガニ
よりも、 コマチコシオリエビ の方が多いと思います。

また、ウミシダをひっくり返すと、すぐにウミシダの奥に逃げ引っ込んでしまうので、
裏返すと同時に見つけ、指示棒か何かで隠れない様にしてから撮影します。

でも指示棒などを使いすぎると、勢い余ってウミシダの外へ出してしまい、まったく
自然らしくない写真しか撮れなくなってしまうので、本当はガイドさんか、バディとか
誰か他の方に手伝って貰うと良いでしょうね。


2008年12月16日

●ウミシャボテンカニダマシ

" シャボテン " との言葉の由来は、16世紀後半に南蛮人の手によって日本に
持ち込まれたと言われる 「ウチワサボテン」の樹液を、当時はシャボン(石鹸)
として使っていた為、と言うのが有力説で、1960年代頃までは" サボテン " で
なく、ほとんどの方が" シャボテン " と発音しておりました。

しかしホストの名が、" ウミサボテン " なのに、本日ご紹介する生物の名前は
" ウミシャボテン " になったのは、何故なんでしょうか?

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ウミシャボテンカニダマシ  学名 Porcellanella haigae
十脚目 / カニダマシ科 / ウミエラカニダマシ属
撮影 2008年4月:PALAU 水深-18m 大きさ約20mm
生息域 相模湾以南 ~ 香港、東南アジア、インド洋、西部太平洋など

内湾の砂底や、砂泥底のウミサボテンや、ウミエラなどに共生しております。
ウミサボテンの多くは日中は砂底に潜っており、夜になると出てくる事が多く、
ナイトダイビングの方が観察する可能性は高いですよ。

自分的には以前は、ウミサボテンに付いてたら ウミシャボテンカニダマシ で、
ウミエラに付いてたら ウミエラカニダマシ と思ってましたら大間違いでした。

甲の側縁が左右並行で、歩脚の前節の先端に1棘が有れば ウミシャボテン
カニダマシ
で、甲の前縁が幅広く、歩脚の前節の先端に2棘が有れば ウミ
エラカニダマシ
と区別するのが、正しい区別方法でした。

umishabotenkanidamashi20080412c.jpg

こちらの画像は、いちばん上の画像の撮影後に、単体個体を綺麗に撮ろうと
粘っていた所、沢さんの夜行性の動物プランクトンがライトの灯りに集まって
しまった状態での画像です。

黒いツブツブみたいなのが、それらプランクトンでして、この撮影後も観察を
していると、 ウミシャボテンカニダマシ はウハウハと喜ぶ様に、ライトの
灯りに集まってくるプランクトンを、食べておりました。

こんな状態では、どんなに頑張っても良い写真は撮れないので、見つけたら
直ぐに撮る事が、パラオのナイトでエビカニ撮影の必須条件です。

2008年09月17日

●イソコンペイトウガニ

先日の越前での、日本海らしき生物観察報告もありますが、まだまだ
柏島での観察報告はつづきます。

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イソコンペイトウガニ  学名 Hoplophrys oatesii
クモガニ科 / イソコンペイトウガニ属
撮影 2008年9月:柏島 -10m 大きさ甲長20mmぐらい 
英名 Candy crab
生息域 駿河湾以南の南日本 ~ インド洋、太平洋、オーストラリアなど

和名の由来は見た目の様に、ピンクの金平糖に似ている事から。
ハサミ脚、脚など体中のいたる所に突起があり、甲羅や脚などにホストの
ウミトサカのポリプを付けてるときもあります。

なので見つける時は、ポリプが切り取られたあとが有るウミトサカを捜すと
見つけ安いですが、擬態のとても上手な生物ですので自分はいつもそんな
簡単には見つけられません。

isokpnpeitougani%2020080906a.jpgisokpnpeitougani%2020080906b.jpg

見つけたら今度は、とても撮りづらい生物です。
何せ擬態が上手すぎて、普通にピンを合わせて撮っても、ホストの色と
同じなのでメリハリのない写真になってしまいがち。

どうやって撮ったら、上手く撮れるのか?
いままで何十回と撮っても、未だに上手に撮れない生物です。

2008年09月01日

●ゼブラガニ

今年もあっという間に 9月ですね、早いモンです。
大好きな夏が終わってしまうかと思うと、寂しいものがありますが、日本の海の
中は、いよいよベストシーズンです。

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ゼブラガニ  学名 Zebrida adamsii
ゴカクガニ科 / ゼブラガニ属
撮影 2008年8月:田辺 ミサチ -10m 大きさ甲長20mmぐらい 
生息域 伊豆半島以南 ~ インド洋、オーストラリアなど

ラッパウニ や、 イイジマフクロウニ に住み付き、それらのウニの棘を食べて
生きているので、共生しているのではなく、寄生していると言えます。

ゼブラガニ が食べた後は、1本の禿げたスジが出来るので、 ラッパウニ や、
イイジマフクロウニ に直線的な禿げたスジがあったら、先ず寄生しています
から、見つけるのは割と簡単です。

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撮影 2004年9月:柏島 後浜 撮影マシン D100
zebragani%2020020622.jpgzebragani%2020010923.jpg
撮影 左2002年6月、右2001年9月:共に獅子浜 撮影マシン C3040

写真右上の様に ムラサキウニ に付いてる珍しい画像も撮ってますが、
何故か自分が今まで撮影した写真のストックを調べると、 ラッパウニ より、
イイジマフクロウニ に寄生してる写真が多く、自分のイメージとしては
いつも ラッパウニ に寄生している姿を多く見ているイメージだったんですが、
不思議です。

zebragani%2020030412.jpg
撮影 2003年4月:三木浦 オボレ 撮影マシン C5050

偶には、こんな、らぶらぶシーンにも出合えたり、姿形もかっちょよいので
写真の絵にはなりますが、 ラッパウニ も、 イイジマフクロウニ も毒を持って
ますから、触るときは注意して下さいね。

2008年08月17日

●キンチャクガニ

昨日は知識不足で、メタメタな生物紹介になりましたが、本日は間違いなく
名前があってる生物の紹介です。

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キンチャクガニ  学名 Lybia tessellata
オウギカニ科 / キンチャクガニ属
撮影 2008年6月:柏島 -7m 大きさ約20mmぐらい
英名 Boxer crabs
生息域 伊豆諸島、和歌山県、高知県、琉球列島 ~ 東南アジア、
      紅海、インド洋、太平洋域など

意外な事に、毎年いっぱい撮しているのに、当ブログでは未報告でした。

浅場のサンゴ礁や岩礁域などの、砂混じりの転石や、サンゴ瓦礫の下などに
潜んでおりますので、それらをひっくり返して捜します。
と言うより、そうやってガイドさん達はいつも捜してくれて、見せてくれてます。

はさみ脚の先にボンボンみたいな飾りが付いており、それを常に振り回しながら
チアガールの様に踊っている様に見えますが、実はボンボンみたいな飾りでは
無く、はさみ脚で カニハサミイソギンチャク と言うイソギンチャクをはさんでおり、
それを振りかざす事によって、イソギンチャクにある刺胞と言う毒液のマイクロ
カプセルを武器にして、魚類等の捕食者から身を守っているんです。

kinchakugani%20200800625b.jpg
珍しく前姿と、後ろ姿が同時に写った画像です。

それでいつもの様に、この文章を書く前に キンチャクガニ の事を調べていて、
面白い事を知りました。

それは キンチャクガニ が常に挟んでいる カニハサミイソギンチャク ですが、
まだ キンチャクガニ と離れて棲息している生態が観察されていないそうで、
キンチャクガニ がいったいどうやって捜してくるのか?
またどうやって繁殖しているのか? 

まだまだ、全然生態がわからないイソギンチャクの様ですよ。

2008年08月13日

●クモガニの1種

昨日は朝から、自分と奥さんのそれぞれの実家の墓参りをしてきました。
ついでに一年ぶりに実家近くの川で、 ボウズハゼ の撮影をしてみたかったの
ですが、そこまでは時間が無いし、間違っても奥さんは付き合ってくれないので、
口に出さずに諦めました。

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クモガニの1種  学名 Majidae Sp
撮影 2008年7月:柏島 -7m 大きさ約30mmぐらい
生息域 不明

クビナシアケウス は、コケムシ類を身につけていますが、その海草版と言った
感じの クモガニの1種 です。
と言うよりも、ぱっと見はカニの様な動きをする海草です。

いろいろ図鑑やWebサイトで調べてみましたが、種名は判りませんでした。
なので知っている方がいらっしゃれば、是非是非ご連絡願います。

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面白い事に、6月末に AQUAS の まっちゃんに見せて貰いましたが、7月末に
同じ柏島で今度は AQUAS 季節限定ガイドの ぢろーさんも見せてくれました。

お二人とも、自分が甲殻類も好きと知っての事かと思いますが、2ヶ月連続で
観察できると言う事は、捜せば結構棲息しているのかも知れません。

このところ当ブログで報告している甲殻類は、ほとんど柏島での観察した物
ばかりで、いったい柏島には甲殻類は、どれだけ多くの種類が棲息しているの
でしょう。
まだまだ、研究が進んでいない甲殻類ですので、これまた研究者の方の
ご尽力に期待する次第ですね。

2008年08月09日

●オキナガニ

昨夜は北京オリンピックの開会式をTVで観てましたが、やはり中国って
凄いですね~。
古い歴史有る国家とのイメージを、改めて世界に広められた内容だったと
思いました。

しかし何と言っても、全世界が省エネのこの時代に、エコのかけらもない
開会式の姿が凄かったです。
さすが、地球温暖化無視の公害経済大国ですね。

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オキナガニ  学名 Heteropilumnus ciliatus
ケブカカニ科 / オキナガニ属
撮影 2008年7月:柏島 -7m 大きさ約20mm
生息域 東京湾 ~ 九州、朝鮮半島沿岸、中国など

初観察のカニでした。
AQUAS さんの期間限定ガイドの ぢろーさんに紹介してもらいました。

自宅に戻ってから調べてみると、結構、日本の太平洋側ならどこでも観察が
出来そうな生物ですが、図鑑や、色んな方のWebサイトに載っているのは、
薄茶色の汚れた毛を全身にまとった写真ばかりです。

しかし、この個体はまるで赤ちゃんの産毛の様な綺麗な毛をまとってました。

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あいにくと、ウネリが有る浅場での撮影でしたので、波に流されている
画像ばかりですが、とても綺麗な毛ガニでした。
やっぱり、美味しいのかなぁ~?

2008年07月25日

●イボイソバナガニ

ホームセンターで、発砲ウレタンのスプレー缶が売ってます。
だいたい 600円~1,000円ぐらいですが、液状の物を噴射後に2倍程度に膨れ、
数時間後に固まりますが、使用用途としては家屋のエアコン取り付けで開けた
穴の屋内の隙間を防いだり、内壁の隙間を埋めるのに使います。

最近、我家の数年前に取り付けたエアコンの、外壁の穴の隙間を埋めていた
パテが剥がれたので、今回補修する時に念の為、屋内側に使用しました。

しかし使ったのは少しだけ、ほとんど余ってます。
ひょっとしたら、水中でマイナス浮力たっぷりのデジイチカメラの浮力物体として
使えるかも?
今度、暇な時にでも試行錯誤してみます。

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イボイソバナガニ  学名 Xenocarcinus tuberculatus
撮影 2008年7月:須江 オオバナ -18m 雌 大きさ約30mm
生息域 相模湾以南 ~ 地中海、インド洋、西部、南太平洋域など

自分としては、初観察のオレンジ色です。
オレンジ色の ムチカラマツ 自体は時々見かけるのですが、いままで観察して
きたのは、 ムチカラマツエビ ビシャモンエビ だけでした。
抱卵中の雌なので、近くに雄の個体を捜してみたところ、雄は薄いグリーン、
ホストの ムチカラマツ はオレンジですが、近くにグリーンの ムチカラマツ
群生してますので、異なるホストで生息していたのか、もしくはオレンジ色の雄が
居たが、何処かに行ってしまったのか?

iboisobanagani%2020080621a.jpg
撮影 2008年6月:串本 備前 -10m 雄 大きさ約50mm

グリーン色のパパと、オレンジ色のママ。
人間であれば、中間の色の子供が産まれるのでしょうが、ホストの色彩に染まる
生物なので、産まれる時は全てオレンジなんでしょうか?

かなりハッチアウトが気になる、 イボイソバナガニ さんです。


2008年07月10日

●マルソデカラッパ

本日も、先日の柏島でのナイトダイビングでの観察報告です。

marusodekarappa20080626a.jpg
マルソデカラッパ   Calappa calappa
撮影 2008年6月:柏島 -5m 大きさ 甲長100mmぐらい 
生息域 相模湾以南~伊豆諸島、インド洋 ~ ハワイ、南太平洋など
 カニ下目 / カラッパ科 / カラッパ属

雄が、とっても愛している雌を抱きかかえるようにして、図鑑写真に絶好の
交尾シーンでした。
横から見ると、下の写真の様な感じです。

marusodekarappa20080626b.jpg

やはり、ダイバーの皆さんに眩しいライトで照らされ、更にストロボをパシバシと
たたかれ写真を撮りまくられては恥ずかしいとみえて、すぐに砂の中へ2人で
隠れてしまいます。

marusodekarappa20080626c.jpg

砂の中から出しては、すぐに隠れられといった感じを何度も繰り返して、ふと
気づいてみると、今まで後ろから抱きしめてた姿が、いつの間にか向き合った
姿に変わっており、まるで、キスして居るような姿です。

何度も何度も隠れても、すぐに見つけられてしまうので、あきらめて覚悟を
決めて、どうどうと愛し合いだしたんでしょうか。

サカナだけでなく、6月の柏島は甲殻類まで恋の季節でしたよ。

2008年04月22日

●パラオ特訓報告 その4 オガサワラコブシガニ

本来、写真撮影以前に海洋生物の生態行動が好きな自分にとって、昼間の
海の中と違って、多くの生物が求愛行動や補食活動を見せてくれるナイトは、
昼間のダイビング以上に、溜まりません♪

時には昼間は観察出来ない異なる生態行動に見ほれてしまい、撮影する事を
諦めてしまったりします。
決して、上手に撮れなかった事の言い訳では有りませんよ、ホント。

今回も、ブルーコーナーでのサンセットダイビング時の マルチカラーエンジョル
フィッシュ
の求愛行動の観察時に、写真を綺麗に撮る為に眩しいストロボの光を
当ててしまって、求愛行動を辞めてしまう事を恐れた自分は、撮影はきっぱりと
諦め、観察だけに集中してきました。

しかし求愛行動中の マルチカラーエンジョルフィッシュ は凄く体色が鮮やかで、
むちゃくちゃキレイでしたよ~。
機会があれば、是非また見たいもんですね~♪

と、外洋のナイトでの観察話しを長々と書きましたが、今回は外洋と違って静かな
内湾のナイトからの観察報告です。

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オガサワラコブシガニ  Leucosia insularis
撮影 2008年4月:PALAU 某所  -20m 大きさ甲長20mmぐらい
生息域 小笠原諸島、琉球列島。

まるで、綺麗な貝殻の様に輝いた甲羅を持ったカニでした。
名前の様に、鋏脚はこぶしだらけで、腕の筋肉モリモリっ感じで、ちびっこなのに
力持ちに見えますが、すぐに砂の中に隠れてしまう臆病ぶりでした。

ogasawarakobushigani20080412b.jpgogasawarakobushigani20080412d.jpg

甲殻類で、随一、小笠原の地名がついてる生物だそうで、生息域は小笠原諸島、
琉球列島となってましたが、パラオでも確認できました。

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2008年02月23日

●ミズヒキガニ

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ミズヒキガニ  Latreillia phalangium
カニ下目 / ミズヒキガニ科 / ミズヒキガニ属
撮影 2007年5月:三保 真崎海岸 -15m 大きさ30mmぐらい
生息域 青森県以南 ~ 九州

自分にとってこの生物は、冬から春の西伊豆をイメージさせます。

毎年、ドライスーツが水中でガンガンに冷える季節が終わり、水温がちょっぴり
暖かくなってくると観察し始める様な気がしますし、捜せば居るんでしょうけど、
南紀ではあまり観察した記憶が無いからでしょうかね~。

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和名のミズヒキは、水引(贈答品や封筒に付けられる飾り紐の事)の様に、
第4脚で必ずガヤなどの切れ端を掴み上げているところかららしいです。

ご苦労さんな事に、いつ見かけてもガヤなどをウェイトリフティンク゜しており、
きっと年中、体を鍛えているんでしょう。
だから体脂肪が無く、足の長さの割に体が細いんでしょうね、きっと。

2008年01月08日

●オラウータン クラブ

本日も、先週末に潜った内浦で撮してきた生物からの報告です。

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オラウータンクラブ  Oncinopus sp.
撮影 2008年1月:紀伊大島 須江 内浦  -11m 大きさ約20mmぐらい
英名 orautan clab
生息域 伊豆半島以南

クモガニ科の1種にて、正式な分類はまだ研究者の方の発表待ちです。
内浦ビーチの白い砂地ゾーンに、ぽつんと存在する小さな岩のサンゴに隠れて
ました。
サンゴの奥から出てこないので、残念ながら撮影はいい構図が取れず、藻くずの
塊を撮した様な画像しか撮れませんでした。

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撮影 2006年3月:奄美大島 山本Sp  -12m

上の画像の様な構図がとれれば、名前のオラウータンっぽい姿が、皆さんにも
判ってもらえると思います。

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撮影 2005年11月:柏島後浜  -7m

この日の内浦ビーチでは、この オラウータンクラブ の近くで、 ホタテウミヘビ
ちょこんと乗った未記載種のエビも発見!

このエビに関しては、現在、現地サービスさんを通じて甲殻類の専門家の方に
問い合わせ中ですので、判明次第、報告させていただきます。