●クロホシイシモチの幼魚
何と朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮がミサイルをポンポン発射する
ものですから、沖縄の嘉手納基地に一昨日から F/A22ラプターが暫定配備に
なりました。
期間は4ヶ月間、バージニア州のラングレー米空軍基地所属の12機らしいですが
暫定配備が1週間早ければ見られたかと思うと、残念です。
でも沖縄の人は、やっぱり嫌でしょうね。
クロホシイシモチの幼魚 学名 Apogon notatus
スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属
撮影 2009年2月:紀伊大島須江 内浦 水深-9m 大きさ30mmぐらい
英名 Blackspotted cardinalfish
生息域 本州中部以南 ~ 西部太平洋域など。
比較的浅い水深の岩礁域等に、普段は少数から多数の群れを成して生息して
おりますが、地域によって若干の時期はずれるものの、日本沿岸に生息してる
ものでは、6月頃~9月頃にかけての産卵期に、2匹がペアになって群れを離れ、
岩礁などに縄張りを作ります。
上の画像は幼魚なのでちょっと判りづらいですが、近似種の ネンブツダイ との
違いは、 クロホシイシモチ は体側面の縦縞が無くて頭に一対の黒斑がある
事で区別が出来、その特徴の黒斑が和名のクロホシになった様です。
参考までに、魚の頭部にある耳石が、食べた時に硬く気になるのでイシモチと
呼ばれております。
撮影 2009年1月:大瀬崎 湾内 水深-4m 大きさ60mmぐらい
撮影 2009年2月:安良里 黄金崎 水深-8m 大きさ60mmぐらい
日本沿岸に生息するテンジクダイでは、 ネンブツダイ と並び最もポピュラーな
いわゆる普通種です。
伊豆や南紀のダイバーであれば、目にしないことは無いはずですが、あまりにも
普通種すぎて普段はガイドさん達もあまり紹介しませんが、上記の産卵期には
雌が産卵した卵を、雄が口内保育する事で、その時期だけは紹介されることが
多くなります。
と言う事で、今日から6月、本種に限らず各テンジクダイの口内保育している姿が
観察し易い時期になりました。
今年こそ、産卵シーンを写真に押さえたいものです。