●ユウダチタカノハ
本日の勤務で、やっと長かった12連勤も終了。
明日から2日間は、だらだらと始めてから約2年半と、長かったテック講習の
最終講習です。
もっとも真面目にやり始めるまで1年掛かりましたから、実質は1年半ですが。
普通のレクリエーション・ダイビングと異なり、ひとつのミスが連鎖を呼んで
大きな事故に繋がってしまう、リスクが大きなダイビング・スキルだけに講習も
慎重にやってもらった分、やはり時間は長く掛かってしまいました。
今回の講習が終わると共に、翌週からは今までは危険で行けなかった深場の
生物観察をしようと思ってますが、エアーと酸素だけでは行ける深度の限界が
有りますので、次のステップのトライミックス・エアーコースへ早く進んでみたい
ところです。
でもその前に、既に入手しながら飾り物になってるリブリーザー オプティマ の
講習も早く受講しないと行けませんね。
ちょっと光が当たっていない画像で、すみません。
ユウダチタカノハ 学名 Goniistius quadricornis
スズキ目 / タカノハダイ科 / タカノハダイ属
撮影 2009年4月:柏島 民家下 水深-5m 大きさ約50mm
生息域 琉球列島をのぞく、千葉県、新潟県以南の南日本。
沿岸の浅い水深の岩礁に生息しており、移動する時は、あまり海底からは
離れずに泳ぎます。
近似種の タカノハダイ や、 ミギマキ とは、体側面の斜走帯の色が濃い事や、
背鰭軟条の数が少ない事、尾鰭に小円点が無い事などで区別が出来ます。
体表の斜走帯が、鷹の羽の縞に似ているから、鷹之羽鯛になったらしく、
本種は田中茂穂博士が、夕立鷹之羽と命名されたそうです。
撮影 2006年2月:大瀬崎 先端 水深-16m
上の写真の撮影時には未だ知識不足でして、 タカノハダイ の幼魚かなって
思って撮りました。
その後、図鑑で調べて本種と知り、それ以来、ずう~っと見かけませんでした。
ひょっとしたら伊豆辺りでは普通種なのかも知れませんが、自分的には今年の
4月に柏島で、約3年振りに観察した稀種です。
まぁでも実は、何度か見てても単純に大きいと、 タカノハダイ と思って無視してた
だけかも知れませんけどね。