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2008年10月08日

●バラハタの幼魚

先週末に期待しながらもオープンされなかった、紀伊大島須江の季節限定
ポイントの内浦ビーチが、本日、今シーズンのオープンとなりました。

内浦ビーチは、自分が今までいちばん沢さん潜ってきたポイントです。
そのぐらい好きなポイントですが、残念ながら本日は出勤の為、今週末まで
お預けです。

今年の春のクローズ直前に観察出来た可愛かった キシマハナダイのYg が、
成長しているか楽しみです~♪

さて本日は、ちょっと真面目に生物紹介です。

barahataYg20080504a.jpg
バラハタの幼魚  学名 Variola louti
撮影 2008年 5月:串本 -18m 大きさ 100mmぐらい 
英名 Yellow-edged lyretail
生息域 南日本 ~ インド洋、太平洋域など

barahataYg20080906a.jpgbarahataYg20080906b.jpg
撮影 共に、2008年 9月:柏島 -12m 大きさ 100mmぐらい

成長すると、全長60cm~80cmほどにもなるハタ科の大型種。
成魚の体色は、和名のとおり鮮やかな朱色で、全身に赤色の小さな斑点が
ありますが、体色が朱色でなく褐色のタイプもいます。
胸鰭、背鰭、尻鰭、尾鰭の後端が黄色で、各鰭の後端と尾鰭の上下の端が
長く伸びる事で、他のハタ類と区別ができます。

幼魚は写真の様に背半身が朱色、下半身が白色で、目から尾びれの上まで
伸びる太い黒色帯は、成長するにしたがって消えてしまいます。

シガトキシンという毒を体内に持っており、シガテラ中毒の危険が大きいので
一般に食用とされていないそうです。


2008年10月07日

●スミツキトノサマダイ

昨日のブログに書きましたが、凄い数の漫画本が我が家にやってきました。
ただでさえ奥さんがあきれるほどの漫画本が有るのに。

さっさと読んで、倉庫にでも閉まっておくかと思いましたが、読んでる時間が
無いのが現実です。

sumitukitonosamadai20080925a.jpg
スミツキトノサマダイ  学名 Chaetodon plebeius
撮影 2008年9月:柏島 -8m 大きさ 30mmぐらい 
英名 Blue-spot Butterflyfish
生息域 駿河湾以南 ~ インド洋、西部、南部太平洋域など

まぁなんと言っても、黄色い体色に水色の大きな斑紋のお陰で、ひと目で
わかりますが、特徴としては体系はわりと側扁し楕円形。
背鰭と臀鰭の棘が多く、上述の様に体色は濃いめの黄色で、眼を横切る
黒色横帯があり、体側面上部に水色の大きな斑紋が入ります。

近似種の トノサマダイ とは、尾鰭の付け根に黒斑が入る事で
区別ができます。

sumitukitonosamadai20081004a.jpgsumitukitonosamadai20080906a.jpg
撮影 左 2008年10月:串本DP前 -5m 大きさ 40mmぐらい  
    右 2008年 9月:柏島勤崎  -8m 大きさ 60mmぐらい

この スミツキトノサマダイ はミドリイシなどの石サンゴ系のポリプを
好んで食べます。
なので、オニヒトデと同じく、サンゴの敵とも言えるチョウチョウウオですね。

2008年10月05日

●ヒレナガネジリンボウ その2

結局、5日(日曜日)も須江の内浦ビーチはオープンしないと言う事で、もともと
5日は休日でしたが、名古屋に戻って仕事をする事にしました。

「何~お前はダイビングが中止になると、仕事するんか」と言われそうですが、
確かに毎月、ダイビングの予定を決めてから、仕事のスケジュールを決めて
おります。

hirenaganejirinbou20080924a.jpg
ヒレナガネジリンボウ  Stonogobiops nematodes
撮影 2007年8月 柏島後浜 -20m 大きさ約40mm
英名 Black-Layed Shrimpgoby
生息域 伊豆諸島、相模湾以南 ~ 南日本の太平洋域、インド洋、
     東オーストラリア、サモア、西部太平洋域など

柏島の ヒレナガネジリンボウ は比較的黒色の斜めの帯が途切れているのが
多いのですが、本個体は普通のカラーでした。

とくに柏島でなければと言う生物ではなく、大瀬崎で通年観察出来る生物ですが
柏島では個体数の多さが違います。
沢山のダイバーが同時に潜っても、各自マイヒレナガが可能ですので、ちょっと
近づきすぎて引っ込めてしまっても、誰にも文句は言われません。

hirenaganejirinbou20080924b.jpgsyuugou20080924aab.jpg

あまりにも生息数が多くて住まいのハゼ穴が不足しているのか、右上の画像の
様に ヒレナガネジリンボウ ネジリンボウ ヤノダテハゼ の異種共同生活も
あちこち見受けられます。

でもこうなると同居しているシュリンプゴビーは、どのハゼの様子で活動している
のでしょうか?

hirenaganejirinbou20080924c.jpg

観察した時と月も変わり10月になってしまい、各ハゼさん達が ビュンビュン
飛んでいるのも今月末あたり迄かと思われます。

ハゼ好きの方は、どうぞお早めに。

2008年10月03日

●レッドバックドラゴネット

本日は、またまた自分自身、初観察の生物報告です。
今年は5月以降、ほぼ1ヶ月に1度は柏島へ出張しておりますが、毎回、初観察の
生物に出会えます。

ホントに凄い海です、柏島。

redbackdragonet20080925b.jpg
レッドバックドラゴネット  Neosynchiropus morisoni
撮影 2008年9月:柏島 -16m 大きさ約30mm
英名 Redback dragonets
生息域 八丈島、西表島、インド洋、西部太平洋域など。

このマニアックな生物をご存じの方なら、上記の水深を見られて「うっそ~」と
思われるかも知れませんが、本当なんです。

八丈島やパラオでは、浅くても水深-50mぐらい、7月に柏島で見れてた時も
-50m近かったんですが、今回はなんと衝撃の-16mです。

redbackdragonet20080925a.jpg

とエラそうに書きながら、実はエントリー前のブリーフィング時に ぢろーさんに
「パラオで紹介してませんでしたっけ?」と説明される迄は、レッドバック?
スズメダイだったかな?と全然違う想像をしていて、特徴の話しを聞いてみて
あっ赤クロのテグリだと思い出した次第でした。

他のゲストの方達と交代で撮影し、結構、枚数は撮ったつもりでしたが、後から
確認するとたったの10枚だけ。
これでは良い写真が撮れる訳無いですよね~。

2008年10月02日

●ナミスズメダイ その2

スズメダイ好きなのに、1,100本以上も潜っているのに、未だに西表島以外の
沖縄県で潜った経験が有りません。

いろんな写真の上手な方のサイトを見せて頂いていると、出会ってみたい
スズメダイ君達が、沖縄県には いっぱい生活されているみたいでして、
最近、沖縄県に スズメダイだけの撮影に行ってみようかな~っと思ってます。

でももう、米軍のステルス戦闘機、ラプターは居ないんですよね?

namisuzumedai%2020080925a.jpg
ナミスズメダイ  Amblyglyphidodon leucogaster
撮影 2008年9月:柏島 -16m 大きさ約40mm
英名 Whitebelly Damsel、 Yellowbelly Damsel
生息域 奄美大島、屋久島、琉球列島以南 ~ インド洋、西部太平洋域など。

以前にも書きましたが、いつもの自分の、スーパー適当な見分け方では、背鰭と
尾鰭の縁が黒くて、胸鰭から臀鰭が黄色い銀色のスズメダイ。

単独か小さな群れを作り、浅場から深場まで生息してますが、柏島での観察は
まず単独の個体です。
動きがスローな上、各鰭全開の時が多いので、結構、スズメダイ撮影にしては
簡単な種です。

namisuzumedai%2020080925b.jpg

と言う事で、同じ個体で青抜きを練習しましたが、ご覧の様にいまいち。

やはり自分には、カメラで生物を記録する事は出来ても、描く事の才能は
ないもようです。 (>_<)

2008年10月01日

●エナガカエルアンコウ

とうとう10月、本州の太平洋側ではダイビングのベストシーズンですね。
自分が今まで一番多く潜っている須江の季節限定ポイント、内浦ビーチも
今月からシーズンインと、楽しみな月の始まりです。

enagakaeruankou20080924a.jpg
エナガカエルアンコウ Antennarius rosaceus
撮影 2008年9月:柏島 -7m 大きさ約50mm
生息域 奄美大島以南 ~ インド洋、西部太平洋域など。

個人的に初観察の生物にて、粘ってみたかったのですが、あいにくの浅場の
ウネウネにて、証拠写真程度の写真しか撮れませんでした。

最初に見た時は、サンゴの中に隠れている黄色い生物を指して、 AQUAS
まっちゃんと ぢろーさんがスレートで「この黄色いの何?」って、会話してます。

「何やろう?」って感じで結局、サンゴの隙間から引っ張り出し、「エスカの形は?」
「エナガや」てなスレート会話があった後、教えていただきました。

「エスカの形がどうだったから、エナガなのか?」とエギジット後に質問しようと
思いながら、忘れていた自分は先ほど図鑑や、ネットで調べて判りました。

第1棘(エスカが付いてる竿みたいな部分)が、第2棘より長い事で判断している
みたいです。
でも、聞いていないので自信はありません。

そんなこんなでサンゴの隙間から出されて、横に置かれたエナガ君ですが、
ウネウネの中、落ち着きが有りません。

enagakaeruankou20080924b.jpg

飛び出したくて、ウズウズしてる感じです。

enagakaeruankou20080924c.jpg

ちょっと動いたと思ったら、

enagakaeruankou20080924d.jpg

結局、びょ~~んと飛び跳ねました。

この後、ふたたび まっちゃんに捕獲されて、他のゲストの方のモデルになって
おりました。

2008年09月30日

●ヤノダテハゼ

本日はダテハゼ属の中で、もっとも自分が好きな生物の紹介です。

yanodatehaze20080924a.jpg
ヤノダテハゼ  学名 Amblyeleotris yanoi
撮影 2008年9月:柏島 -16m 大きさ 50mmぐらい 
英名 Flagtail Shrimpgoby
生息域 伊豆諸島、紀伊半島、柏島、沖縄諸島以南 ~ インド洋、
  西部太平洋、PNGなど

尾鰭の濃い黄色、オレンジとブルーのラインの色彩が特徴ですが、ほとんど
体半分は穴に埋まっていて、チラッと見える尾鰭の色彩で確認が出来ます。
また他のダテハゼ属と比較して、4本の横帯が赤色っぽく太い事も特徴。

yanodatehaze20070829a.jpgyanodatehaze20060408a.jpg
撮影 上左 2007年8月:柏島  上右 2006年4月:PALAU

前回の AQUAS さんでのログ付け時に、 kazu さんの撮された 素晴らしい
ヤノダテハゼ の画像に魅せられ、今回の柏島でかなり粘ってみましたが、
まだまだ自分の撮影スキルでは、ムリっ!

Max -18mの水深なのに、スチール12LのWタンク背負って粘ってみましたが、
( 因みに今回の柏島では、深かろうが浅かろうが、常にWタンクしてました。 )
上の写真以上に、穴から出てくれる事は有りませんでした。

もうちょこっとだけ、出てくれるだけでいいのに~、残念~!!

2008年09月29日

●仮称 ユウレイモヅルカクレエビ

史上初のF-1ナイトレースの2008シンガポールGP、暗闇の中、膨大な照明で
照らされた都会の街中の道路で行われましたが、自分的には土曜日のフリー
走行で、夕焼けの街並みを走り抜けるF-1が綺麗で感激しました。

夕闇の中、マーライオンや、ラッフルズホテルを背にして、走り抜けていくF-1。
ヨーロッパでの放映時間の問題は有るでしょうが、来年以降は是非、サンセット
~ナイトの時間帯の決勝レースにして欲しい物です。

Periclimenes%20lanipes%2020080923a.jpg
仮称 ユウレイモヅルカクレエビ  学名 Periclimenes lanipes
撮影 2008年9月:柏島 -15m 大きさ10mm ~ 20mmぐらい 
生息域 琉球列島、フィリピン、コモド、バリなど

さて本日は洋物の図鑑には掲載されている、まだ和名の付けられていない
生物の紹介です。

正式な和名は有りませんが、学名では呼びにくいので ユウレイモヅル
隠れている事から、 AQUAS さんでは こう読んでます。

Periclimenes%20lanipes%2020080923b.jpgPericlimenes%20lanipes%2020080923c.jpg

洋物の図鑑では、 ユウレイモヅル、テヅルモヅル 等を調べると隠れていると
書いてある様に思えるので ( 自分の英語能力での和訳なので、かなり怪しい ) 、
串本あたりでも ユウレイモヅル は観察出来るので、こんど見つけたら捜して
みようと思います。

Periclimenes%20lanipes%2020080923d.jpg

但し、上手く見つけたとしても、ウミシダの様に常にクネクネと動きっぱなしの
ユウレイモヅル ですから、誰かのアシストがない限り綺麗に撮れないとは
思います。

まぁ甲殻類ってほとんど隠れている生物なので、大半がそうですけどね。

2008年09月28日

●フタスジリュウキュウスズメダイ

本日は柏島でなきゃって生物では有りませんが、今回幼魚の異なるステージの
サイズが2種類撮れましたので、いつもと志向を変えて、ひとつの生物のステージ
毎の姿で紹介させていただきます。

でもこのパターンに動画が加えたのが、本来、自分が当ブログで最もやってみたい
紹介方法なんです。

futasujiryuukyuusuzumadai%2020080924a.jpg
フタスジリュウキュウスズメダイ  Dascyllus reticulatus
撮影 2008年9月:柏島 -9m 大きさ10mmぐらい
英名 Reticulated Dascyllus
生息域 伊豆半島以南 ~ インド洋、太平洋域など

futasujiryuukyuusuzumadai%2020080925a.jpg
撮影 2008年9月:柏島 -12m 大きさ20mmぐらい

特徴は体高は高め、白が基調の体色に黒色の横帯が背鰭前縁と、背鰭後縁に
2本入る事で、他のミスジリュウキュウスズメダ属と識別が出来ます。
この2本の横帯は、若いステージほど鮮明で、成魚に成長するほどどんどん薄く
なっていきます。

futasujiryuukyuusuzumadai%2020060406a.jpg
撮影 2006年4月:PALAU 大きさ30mmぐらい

futasujiryuukyuusuzumadai%2020061012a.jpg
撮影 2006年10月:PALAU 大きさ60mmぐらい

共に成長した姿です。
いちばん下の画像はほとんど成魚の姿で、ここまで成長すると体系は頭の先が
丸みを帯び、背鰭後縁付け根の黒帯は消え、まるでヒトスジリュウキュウです。

でも、他に ミスジリュウキュウスズメダイ ヨスジリュウキュウスズメダイ
存在を知っておりますが、 ヒトスジリュウキュウスズメダイ って居るんでしょうか?

2008年09月27日

●パンダダルマハゼ その4

つい先日に報告させて頂いたばかりですが、更にその種の今まで以上に
満足出来る画像が撮れましたので、くどいようですが紹介させて頂きます。

pandadarumahaze%2020080923a.jpg
パンダダルマハゼ  学名 Paragobiodon lacunicolus
撮影 2008年9月:柏島 -7m 大きさ 10mmぐらい 
英名 Blackfin coral goby
生息域 小笠原諸島、紀伊半島、柏島、沖縄諸島、八重山諸島、
      インド洋 ~西部太平洋など

自画自賛では有りますが、この画像を見るまで今まで パンダダルマハゼ
抱卵状態は見た事が有りませんでした。
と、言うか卵じたい、初めて観察させて頂きました。

予想していたことではありますが、やはり黄色の卵でしたね。
この黄色い卵が、日に日に赤黒い卵に変化していくと思われます。

pandadarumahaze%2020080923c.jpg

これは、全く違うポイントでの撮影画像です。
今年の柏島では、至る所で パンダダルマハゼ が観察出来ており、
去年まであれだけ失敗が続いたパンダ画像ですが、今年は何とか見れる
写真が、ボチボチと撮れてます。

この生物、残すところは、ペアでのにっこり写真。
異常に多く観察出来る柏島で、今年中に何とか押さえておきたい次第です。

2008年09月26日

●クロエリカノコハゼ

本日は、久々にヤツシハゼ属の紹介です。
ここ数年間、自分が全鰭全開写真を最も求めている生物のひとつですが、
今回の柏島出張でも、今後の課題のままで終わりました。

なので、いまいちの写真しかありませんが、この調子ではいつまで経っても
紹介が出来ませんので、不満足の写真でありますが本日はそんな写真を
使って紹介をさせていただきます。

kuroerikanokohaze%2020080925a.jpg
クロエリカノコハゼ   Vanderhorstia hiramatsui
撮影 2008年9月:柏島 -35m 大きさ50mmぐらい
生息域 伊豆大島、柏島など。

平凡社の「日本のハゼ」では、 ヤツシハゼ属の1種-5 として掲載されている
ハゼですが、2007年の春に クロエリカノコハゼ の和名と学名が付きました。

ナノハナコトブキハゼ ( 当ブログで紹介当時は、ヤツシハゼ属1種の7 ) や、
キザクラハゼ とよく似ておりますが、ナノハナは茶色の斑紋が体側面だけで
なく背側にもあり、キザクラは5本の茶褐色の斜走縞に対して、クロエリカノコは
5個の黒色横斑で頭に近い斑紋は横縞上で色がもっとも濃い事で識別できます。

他にも、似ている キラキラハゼ は生息環境が泥砂帯と異なる事、第一背鰭に
黒色斑が有る事なので、区別が可能です。

かなり以前に当ブログに書きましたが、ヤツシハゼ属全制覇は目標のひとつ
でして、
まだ出会えていないヤツシハゼ属は、国内で発刊している図鑑系に掲載を
されている種だけでも、未だ3種あります。

目標達成にはまだ時間がかかりそうですが、諦めずにコツコツとやっていこう
と思う次第です。


2008年09月25日

●シコクスズメダイ その2

2日連続してのスズメダイ・ネタで、すみません。
実は、ちょっと前から気になってましたが、今回の柏島でも、ううん~?と
思いました。

shikokusuzumedai20080907a.jpg
shikokusuzumedai20080907b.jpg
シコクスズメダイ  学名 Chromis margaritifer
撮影 2008年9月:柏島 -7m 大きさ30mmぐらい 
英名 Bicolor Chromis
生息域 伊豆半島以南 ~ インド洋、西部太平洋など

前回の シコクスズメダイ の報告 を参照して頂きたいのですが、他の地域と
比較してて、柏島に生息する シコクスズメダイ の尾鰭付け根の白い部分が
体の前方向に広いと思います。

この画像は先々週に撮影したものですが、昨日も撮影していて思いました。

やはり、先日の ソラスズメダイ の幼魚の様に、各地域で色彩差があるのと
同じらしいですが、そう言う視点で同じ種を色んな地域で撮影して、当ブログで
報告していきたいと思います。

でもヲタク過ぎるネタなので、見てくれる方は引く人の方が多いですかね?

2008年09月23日

●柏島での休日、初日は

20080923aaa.jpg

本日は、1本目からWタンクで勤崎に挑みましたが、BCとインフレーターの
接続不良と言う整備不良にて、せっかくのピンクダートなのに、戦意喪失。

結局、今回も終日、パンダにコバンに明け暮れました。

2008年09月22日

●豊浜で休憩

20080922aab.jpg

久し振りの8連勤後、明日から柏島で休暇です。本日は仕事の都合で自宅に
戻る時間が無く、本日の仕事先の小牧市から出発。

ネクタイしめて柏島へ行くのは、初めてです。
でも、おかげで出発してから5時間弱で豊浜まで来れました~♪

2008年09月20日

●クロスジイソハゼ

心配していた台風13号ですが、我が街、名古屋は何も問題なく通り過ぎた
様で、ひと安心でした。
この台風で、南の魚さん達が流れ着いてくれていると良いですね。

kurosujiisohaze%2020080906a.jpg
クロスジイソハゼ  学名 Eviota sebreei
撮影 2008年9月:柏島 -5m 大きさ15mmぐらい 
英名 Sebree's Pygmy-goby
生息域 柏島、奄美諸島以南、インド洋~西部太平洋など

内湾の湾口から中程のサンゴ礁域の礁斜面で、キクメイシ、ミドリイシなどの
葉状のサンゴ群の上に単独で居るのをよく見ます。

体高は低めで体色は半透明、体内部の黒赤色の縦縞がはっきりと浮き出て
おり、この上縁に白色の小さな斑紋が縦に列をなしてますので、種の数が多い
イソハゼの種類の中でも、一目でそれと判ります

ただ自分だけかも知れませんが、柏島で観察する クロスジイソハゼ は、
黒赤色と言うより、黒色の気がします。

kurosujiisohaze%2020080906b.jpg

近似種の ニセクロスジイソハゼ (Eviota cometa) は、白色の小さな斑紋が
黒赤色の縦縞の上縁だけでなく、それ以外にも一部、縦縞の上にも重なって
いる事で、区別が可能です。

2008年09月19日

●パンダダルマハゼ その3

本日も柏島撮影、だめだめシリーズの第三弾!

なおこの生物は、既に2度ほど報告済みですが、今回はとってもとっても
小さな幼魚様の報告です。

pandadarumahaze%2020080906a.jpg
パンダダルマハゼ  学名 Paragobiodon lacunicolus
撮影 2008年9月:柏島 -7m 大きさ 5mmぐらい 
英名 Blackfin coral goby
生息域 小笠原諸島、紀伊半島、柏島、沖縄諸島、八重山諸島、
      インド洋 ~西部太平洋など

バックの チリメンハナヤサイサンゴ の大きさから判ると思いますが、とっても
小さな幼魚様でした。
小さい上に珊瑚の枝の奥深くに隠れていて、ストロボをコンパクトに縮めても、
写真の様な、こんな暗い光量が精一杯。
やはり、ダルマハゼやコバンハゼの撮影には、リングストロボが必須ですね。

pandadarumahaze%2020080529c.jpg
pandadarumahaze%2020080529d.jpg
上下ともに、撮影 2008年5月:柏島 -7m 大きさ20mmぐらい

内湾の湾口、サンゴ礁域の礁外縁や礁斜面等に育つ チリメンハナヤサイ
サンゴ
などの、枝間の狭いハナヤサイサンゴ属に棲息してます。

近似種の カサイダルマハゼ とは、 パンダダルマハゼ は胸鰭が黒いこと、
またホストとしているハナヤサイサンゴ属が、 カサイダルマハゼ の場合は
ヘラジカハナヤサイサンゴ と、異なる事から区別が出来ます。

でもサンゴの区別よりも、胸鰭をみれば誰でも違いが判りますよね。


2008年09月18日

●スジクロユリハゼ

本日は昨日に引き続き、これまた何度も撮っていながら、いまだに上手く撮れない
生物の報告です。

Sujikuroyurihaze%2020080906.jpg
スジクロユリハゼ  学名 Ptereleotris grammica
撮影 2008年9月:柏島 -35m 大きさ70mmぐらい 
英名 Lined dartfish
生息域 小笠原諸島、伊豆大島、伊豆半島、柏島、沖縄諸島、八重山諸島、
      インド洋~西部太平洋、PNGなど

他のクロユリハゼ属とは、第1背鰭が釣り鐘形で3~5棘が糸状に伸び、体側面に
2本の黒褐色と黄色の縦縞が入ることで、区別が可能。
腹鰭をいつも、ビンッ、ビンッって感じで伸ばしてホバリングしてます。

Sujikuroyurihaze%2020061108.jpgSujikuroyurihaze%2020071025.jpg
撮影 左2006年11月、右2007年10月:共に柏島 撮影マシン D200

で、冒頭にも書かせて頂いた様に、昔からこのハゼのまともな写真が未だに
撮れてません。

柏島では他所の地域よりは浅めの水深で観察出来ますが、それでもやはり
深い水深には変わりません。
なので時間をあまり掛けられないって事も有りますが、何度撮してみても
いつも何かをミスってます。

一番上の今回の写真は、ノートリミングの写真です。
それぐらい寄っても引っ込まずに第一背鰭が開いていたので、今回こそは
撮れたと思ってましたが、陸に上がってPCで見ると光が足りません。

ここまで寄っておきながら、肝心のストロボの発光調節のミスでした。

Sujikuroyurihaze%2020061109.jpg
撮影 左2006年11月 柏島 撮影マシン D200

こちらは、体長30mm位の赤ちゃん。
ちびっ子ながら、大人と同じ綺麗さです。

次回こそ、何とか上手く撮りたい物です。

2008年09月17日

●イソコンペイトウガニ

先日の越前での、日本海らしき生物観察報告もありますが、まだまだ
柏島での観察報告はつづきます。

isokpnpeitougani%2020080906c.jpg
イソコンペイトウガニ  学名 Hoplophrys oatesii
クモガニ科 / イソコンペイトウガニ属
撮影 2008年9月:柏島 -10m 大きさ甲長20mmぐらい 
英名 Candy crab
生息域 駿河湾以南の南日本 ~ インド洋、太平洋、オーストラリアなど

和名の由来は見た目の様に、ピンクの金平糖に似ている事から。
ハサミ脚、脚など体中のいたる所に突起があり、甲羅や脚などにホストの
ウミトサカのポリプを付けてるときもあります。

なので見つける時は、ポリプが切り取られたあとが有るウミトサカを捜すと
見つけ安いですが、擬態のとても上手な生物ですので自分はいつもそんな
簡単には見つけられません。

isokpnpeitougani%2020080906a.jpgisokpnpeitougani%2020080906b.jpg

見つけたら今度は、とても撮りづらい生物です。
何せ擬態が上手すぎて、普通にピンを合わせて撮っても、ホストの色と
同じなのでメリハリのない写真になってしまいがち。

どうやって撮ったら、上手く撮れるのか?
いままで何十回と撮っても、未だに上手に撮れない生物です。

2008年09月16日

●カエルアンコウモドキ その2

本日報告の生物は、先日の柏島出張の時には他の生物に夢中になっていて、
撮り損ねてしまったので、7月に撮影した画像を使わせていただきます。

kaeruankoumodoki20080727a.jpg
カエルアンコウモドキ  学名 Antennarius tuberosus
撮影 2008年7月:柏島 -9m 大きさ60mmぐらい 
英名 Bandfin frogfish
生息域 小笠原諸島、柏島、琉球列島以南 ~ インド洋、太平洋域など

なぜ " モドキ " って名前が、わざわざ付いているのか?
見た目でお判りの様に、カエルアンコウ属と違いカエルアンコウモドキ属は
鼻先にある竿状のエスカがありません。

ダイバーの方達はご存じの様に、カエルアンコウ属はエスカを疑似餌として
補食をしておりますが、このカエルアンコウモドキ属は疑似餌なしで補食を
してる生物なんです。

kaeruankoumodoki20080727b.jpgkaeruankoumodoki20080727c.jpg
kaeruankoumodoki20080727d.jpg

この時の撮影時に、パラオからヘルプに来ていた ぢろーさんから教えて
頂きましたが、本当に自然な生息環境は上の画像の様な状態らしく、
コバンハゼみたいにサンゴの奥深くに潜んでおり、よく見かけるサンゴの
瓦礫や小石の下に隠れている姿は、誰かが見つけてゲストが観察し安い
様に動かした姿らしいです。

そう教えて頂くと、いつかはサンゴに引っ込んだ自然な姿の全身写真を
撮ってみたいと高望みをしてしまう自分でした。

2008年09月15日

●フタイロサンゴハゼ

昨日のF-1、我がフェラーリは地元モンツァと言うのに表彰台を逃しましたが、
フェラーリのエンジンを積んだプライベートチームの、トロロッソが優勝でした。

ドライバーはセバスチャン・ベッテル、あのシューマッハと同じドイツ人で、
F-1史上最年少の、ポール・トゥ・ウィン。
F-1界にまた新しい、未来のチャンピオンが誕生したようです

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フタイロサンゴハゼ  学名 Gobiodon quinquestrigatus
撮影 2008年9月:柏島 -6m 大きさ20mmぐらい 
英名 five-line Coral-goby
生息域 小笠原諸島、八丈島、和歌山県、柏島、屋久島、奄美大島、
     種子島、琉球列島以南 ~ インド洋、太平洋域など

コバンハゼの仲間はよく似たのが多く、10mm位の小さな個体だと水中では
なかなか区別が付きにくいのですが、 フタイロサンゴハゼ の特徴は眼から
眼下に掛けて通る2本を含み胸鰭までに計 5本の細い青白い横線が有り、
胸鰭から後ろにも薄い青白い横線が数本並ぶ、そして胸鰭付け根近くから
白い点が尾鰭に掛けて並ぶこと。

因みに上記と同じ特徴で、胸鰭から後ろに薄い青白い横線がないのが、
アワイロコバンハゼ だそうです。

尚、本画像では画質を50Kbに落としてあるので判りにくいと思いますが、
2点の写真共、胸鰭から後ろにも薄い青白い横線が数本見られます。

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撮影 2008年7月:柏島 -5m 大きさ15mmぐらい 

ダイビング中にガイドさんが紹介してくれるのは、その場で名前が判って
大丈夫ですが、上記の特徴の判別はダイビング中には非常に難しいので、
自分で見つけた場合は、たくさん写真を写しダイビンク後に画像を大きく
伸ばして判別している次第です。

そんなコバンハゼ系、大好きなハゼ属のひとつです。

2008年09月13日

●ヤマブキスズメダイ その2

本日も過去に報告済みの生物で申し訳ありませんが、でもこれまた、柏島では
初記録と紹介されちゃったので・・・。

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ヤマブキスズメダイ  学名 Amblyglyphidodon aureus
撮影 2008年9月:柏島 -18m 大きさ40mmぐらい 
英名 Golden damsel
生息域 南日本以南 ~ インド洋、西部太平洋など

幼魚の頃は透明ぽっいボデイを、黄色の各鰭が縁取るような、とても綺麗な
スズメダイです。
以前にパラオで観察した画像で報告済みですが、今回、柏島では初記録と
紹介されるや否や、先日の オドリハゼ も そうでしたが、" 初記録 " の
心地よい言葉に燃え上がり、やはりずっぽりと刺さってしまいました。

でも刺さったわりにはダメダメ写真ばかりで、やっつけられてしまった様です。


今回も ヤマブキスズメダイ の説明は、 こちらを ご覧下さいね。

2008年09月12日

●ガンガゼエビ

本日の生物は、柏島の最新ネタではありません。
以前からペアで出てたりしてた生物ですが、脚まで撮れたのは初めてなので
そんな画像を使って報告させていただきます。

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ガンガゼエビ  学名 Stegopontonia commensalis
十脚目 / テナガエビ科 / ガンガゼエビ属
撮影 2008年9月:柏島 -8m 大きさ30mmぐらい 
生息域 八丈島、柏島、琉球列島以南 ~ インド洋、太平洋域など

ジリジリと伸びたり縮んだりして動いている、あのにっくきガンガゼの棘トゲの
廻りを泳いで居るように生息していると思ってましたが、上の画像では脚が
見えており、まるでトゲの上を歩いている様にもみえます。

本当は棘から棘へと脚で捕まえながら、移動しているんでしょうか?

ガンガゼエビ の色彩変色個体なのか、国内ではホストのガンガゼと同色の
黒色が多いのですが、バリやマブールなどの暖かな太平洋域では、本種の
様な青っぽい色彩が観察出来ます。

gangazeebi%2020080906b.jpg

ガンガゼエビ は体側面の白い縦線が太く、背中にも白い縦線が入る事などで、
近似種の ガンガゼカクレエビ と区別が可能です。

残念なのは、真横ポーズの写真を取り忘れしまった事。
次回の柏島出張の時には、忘れずにリベンジしてきます。

2008年09月11日

●オドリハゼ  その2

本日も、先週末の柏島での観察報告です。
今回の自分の初観察は アゴハタの幼魚 だけでしたが、柏島初記録種の
観察もチラホラ。

今日は、そんな柏島初観察種の報告です。

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オドリハゼ  学名 Lotilia graciliosa
撮影 2008年9月:柏島 -5m 大きさ30mmぐらい 
英名 Whitecap goby 
生息域 紀伊半島、奄美大島、沖縄諸島、西表島、石垣島、
                     インド洋~西部太平洋などに分布。

オドリハゼ は、過去にパラオ、グアムや、サイパンなどでも沢さん撮して
おりますが、柏島では初記録と言われて紹介されてしまうと、「そいつは
絶対に綺麗に撮るぞお~」っと、燃えてしまいます。

これもまた、フォト派ダイバーのサガでしょうね。

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odrihaze%2020080907c.jpg

観察した個体は比較的大きめで、ほぼ成魚に近いサイズでした。
同居されてる ダンスゴビー・シュリンプ も巨大サイズ。
ってぇ事は、流れ着いた物ではなくて、もともと居て成長した物なのかも
知れません。

比較的、浅い水深で観察出来るハゼですが、ひょっとしたら、深場には
沢さん生息してたりするとか?

オドリハゼ の詳しい説明は、 こちらを ご覧下さいね。

2008年09月10日

●ホムラハゼ その3

本日は、いつも観察する度に報告したい生物の報告です。

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ホムラハゼ  学名 Discordipinna griessingeri

撮影 2008年9月:柏島 -12m 大きさ20mmぐらい 
英名 Spikefin goby
生息域 柏島、奄美大島、沖縄諸島、八重山諸島、インド洋~西部太平洋

前回 今年は毎月 ホムラハゼ を観察できていた事から、できれば来月も
同じタイトルで報告などと ほざいたところ、案の定、天の神様は こいつ~
偉そうに~と思われたのか、7月は見ることは出来ませんでした。

今回も土日の柏島でしたので、ムリかと諦めていたところ、見れました~♪

homurahaze%2020080906b.jpg

今回も見せてくれた AQUAS の やっちゃんに 「manboonさんは、もう
ホムラは普通種やね」って言われたくらい、今年はやっちゃんに 3回も見せて
貰ってます。

でもホントにホントに、見られただけで嬉しいんです。
なので、今回も撮せた写真はこの様な証拠写真が、たった2枚だけでも
すごく嬉しいんですよ。

この気持ち、柏島に行った事がある方なら判ってくれますよね~。