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2010年02月28日

●コクテンベンケイハゼ

今日は28日なのに、月末。
なので日曜日ではありますが、出勤です。

今年の冬期オリンピックもフィギュアスケートが終わって、もう終わり感がたっぷり
でしたが、スケートの女子パシュートでまだメダルが期待できそうですね~
何とか、" 日本に金メダルを " 。

お~っと、皆川さんもまだでしたね。

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コクテンベンケイハゼ   学名 Priolepis sp.

 スズキ目 / ハゼ科 / イレズミハゼ属
撮影 2010年1月:紀伊大島須江地区 内浦 水深-9m 大きさ40mmぐらい
生息域 小笠原諸島、千葉県以南 ~ 西部太平洋域、インド洋域など。
 
珊瑚礁域や岩礁域の岩の隙間や穴陰にて、潜む様に生息しております。
体色は濃赤褐色で白くて細い横縞があり、第一背鰭の基部先端付近に黑斑と
尾鰭の上部先端部に白線に囲われた黒斑があるのが特徴です。

因みに、黑斑が背鰭部に有り尾鰭部にない場合は、 イレズミハゼ属の1種 で、
背鰭部と尾鰭部の両方にない場合は、 ベンケイハゼ になります。

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撮影 2010年1月:紀伊大島須江地区 右:ナギザキ、左:内浦 

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撮影 2007年2月:PALAU GP3 

かなり以前から撮してきている生物ですので、当ブログで既に紹介済みと
思ってましたが、イレズミハゼ属として纏めて報告したきりで、キチンとした
報告はまだでした。

久しくハゼ科の生物報告をしていないなと思いながら、写真を整理していて
気づきました。

2010年02月27日

●た・ぶ・ん キイロクシエラウミウシ

昨日の仕事帰りに車のTVで、真央ちゃんの涙なみだのインタビューを見て
思わず、もらい泣きしてしまいました。

どうも去年の夏以降、自分は涙腺が極端に弱くなっているようで、今回は
金メダルの夢は叶いませんでしたが、銀メダルは立派な結果だと思います。
きっと4年後のソチで、夢は叶うはずです。

さて本日観察報告させていただく生物は、種の特定に、いまひとつ自信が
ありません。
もしも間違っていたなら、ごめんなさい。

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キイロクシエラウミウシ  学名 doriopsis granulosa
 裸鰓目 / ドーリス亜目 / ドーリス科 / クシエラウミウシ属

撮影 2010年1月:女川 石浜  水深 -7m 大きさ約30mmぐらい
生息域 能登半島以北、北海道、アラスカ、カナダなど

カイメンを食していて、そのカイメンの色彩に体色が影響されるようですが、色々と
Webサイトや図鑑で他の方が撮された写真を見ていると、背面部の小さな突起が
上の写真の様に荒いタイプや、まるで糸状みたいに細いタイプとか、色んな体色も
加えると、様々なバリエーションが有る様です。

そもそもクシエラウミウシ属とは、名前からして櫛状の鰓が特徴だと思うのですが、
自分が撮した上の写真には、その肝心な鰓が鮮明に写っておりません。

次回、何処かの海で見かけた時には、もっとじっくり粘って撮影して、種の特定が
し易い写真を撮ってきます。

2010年02月26日

●ホタテエソ

やっと本日は、真央ちゃんの小学校の頃からの夢、オリンピックで金メダルが
叶うはずの日です。

先日のSPの時は、社内会議の休憩を上手く合わせてTV観戦が出来ましたが、
本日のフリー演技の時間は、外部講師による研修中の時間にあたり、誠に残念
ですが、生で見られそうにありません。
こうなりゃ急遽、風邪でもひこうかな?ってな気分です。

さて本日観察報告をさせて頂く生物は、先日報告済みの オキトラギス ほどの
深い水深では有りませんが、比較的に深めの水深に生息している生物です。

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ホタテエソ  学名 Pseudotrichonotus altivelis
 ヒメ目 / ホタテエソ科 / ホタテエソ属

撮影 2010年2月:大瀬崎 先端 水深-32m 大きさ 約70mm 
生息域 相模湾、駿河湾、伊豆諸島以南 ~ 東シナ海など。

水深が -30m ~ 50mぐらいの岩礁に隣接する砂地に生息しております。
体型は円錐形にて、背鰭と臀鰭の基底部が長いことで他のエソ科の
生物とは区別が出来ます。

臀鰭起部を超えるほど長い腹鰭で体を支え、背鰭をピクピクと動かしながら
静止してるかと思うと、突然、パパッ、パッと素早く砂地を移動し、時には
砂中に潜り隠れます。

エソの名前は付いておりますが、一般的に知られているエソ科の生物とは
異なり、1科1属1種の生物です。

hotateeso%2020100221b.jpg

以前からここの砂地に居る事は知っており、今までにもチラ見はしてましたが、
真面目に撮影したのは今回が初めて。
本当はもっと粘って、各鰭全開の姿を押さえたかったのですが、計画していた
水深-50mで20分間楽しんだ後に、浅場へ戻る途中の限られた時間の中での
撮影でした。

テクニカルダイビングは、事前に建てた潜水計画通りに潜水しイレギュラーへの
対応は潜水中止と言うのが基本です。
その為、計画した最大深度以外でゆっくり粘って撮影が可能なのは、ディープ
ストップをしている時 ( 簡単に述べると最大深度の約半分の深度で約2分間の
潜水深度停止 ) か、減圧停止中の時ぐらいになります。

勿論、予め途中の深度での潜水を計画する事は可能ですが、海の中の生物が
予定した深度で必ず観察出来る可能性は低く、ダイビングではむしろ予定外の
生物を観察する事のほうが多いので、不確実な生物観察には、Wタンクの様な
オープンサーキットでのテクニカルダイビングは向いてないのかも知れません。

あらゆる深度に応じて、常に適切な濃度のナイトロックスガスを供給してくれる
クローズドサーキットのリブリーザーを使用すれば、水深-50m位までであれば、
時間を掛けての不確実な生物観察も可能な訳で。

今は自宅倉庫に飾ってあるだけのリブリーザーですが、ちょっと訳ありで講習が
進んでおりません。
早く使いたいものです。

2010年02月25日

●アワシマオトメウミウシ

昨日は終日、真央ちゃんの小さな頃から生長していく姿を、何度もTVで
見ました。
自分だけでは無いと思いますが、同じ愛知県民として、名古屋市民として
真央ちゃんを身近に感じてしまい、やっとオリンピックに出られたと言う
気持ちで、つい応援に力が入ってしまいます。

安藤美姫選手も、鈴木明子選手も同じ愛知県民なんですが、どうしても
少女の頃から見てきた真央ちゃんを、一番に想ってしまいます。

しかしさてさて、やはり地球温暖化なんでしょうか?
名古屋でもまだ2月だと言うのに、昨日の日中は20度を越える暖かさ。
久しぶりに家の中で朝も夜も、暖房器具を動かさずに過ごせました。

一年中この気候であれば、かなりエコ化が促進するとは思いますが、やはり
日本人として毎年訪れてくる四季の変化が無いと、寂しい気持ちをいだいて
しまうとも思いますし、寒い冬、暑い夏があってこそ良いんでしょうね。

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アワシマオトメウミウシ  学名 Dermatobranchus albopunctulatus
 裸鰓目 / タテジマウミウシ亜目 / タテジマウミウシ科 / オトメウミウシ属

撮影 2010年2月:大瀬崎 先端 水深-16m 大きさ約50mmぐらい
生息域 房総半島以南の太平洋域など。

一見、ボデイ全体が黄白色にて、黄色、もしくは橙色で縁取られた外套緑、
口幕緑、及び、腹足緑をしたウミウシとの印象ですが、黄白色の背面部には
微細な縦ヒダがあり、その各ヒダの間の溝には白い細点が散布しております。
また触角は濃青色にて、白く縁取られております。

2月頃から夏にかけ、水深-20m以浅で観察ができ、和名のアワシマの名前は
本種が大瀬崎近郊の淡島地域にて発見された事から付けられております。

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撮影 2009年5月:三保 真崎海岸 水深-18m 大きさ約50mmぐらい

この手の白い生物の撮影で気にかけるのは、とにかく白トビをしない様に暗めに
撮影する事。
普通の感覚で撮してしまうと、背部は白トビして少し暗い色の各ヒダはまず上手く
映りません。

生物を芸術的な絵の様に撮す才能に乏しく、ただ単純にあるがまましか撮れない
自分にとって、ここらへんが白い生物を撮す時の難しい点です。

2010年02月24日

●オキトラギス

以前であれば、本日報告の写真の撮影水深を明確には書けませんでしたが、
テクニカルダイバーになった今では堂々と書けます。

テクニカルダイバーのマニュアルの序章に、「無理してテクニカルダイビングの
資格を取得しなくても、ダイビングは十分に楽しめるものです」と書かれており
面白い事に、このマニュアルは"やらなくても良い"と言う表現が沢山出てきます。

「普通のダイビング器財の倍近い重い器財を背負い、余分な体力を使って危険な
深度の水域にわざわざ行かなくてもダイビングは十分楽しいですよ」と言いたいん
だと思うんですが、さぁ頑張ってテッキーになろうと勉強をしている者にとっては、
思わず「えっ?」と感じてしまいます。

これはきっと、アメリカ人と日本人の感覚の差なんでしようね。

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オキトラギス  学名 Parapercis multifasciata
 スズキ目 / トラギス科 / クギベラ属

撮影 2010年2月:大瀬崎 先端 水深-50m 大きさ 約150mm 
生息域 新潟県、及び東京都以南 ~ 朝鮮半島、台湾など。

珊瑚礁域をのぞく、水深100m前後の大陸棚砂泥底に生息してます。
背鰭と尻鰭はそれぞれ基底部が長く、身体は丸く細長い形をしており、体側面に
暗赤色で細長い横帯が2本づつ相接近して5対入ります。

また、尾鰭の基底部辺りに黒班点があるのも特徴のひとつで、下の写真の様に
真正面から見ると、まるで口紅を引いて、ほお紅を付けた様な化粧顔をしており、
とっても可愛いトラギスです。
しかし蒲鉾などの練り物の原材料として使われているらしく、こんな可愛い
サカナがと思ってしまいます。

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と偉そうに本種の特徴を上述しておりますが、実は自分は本種は今回が初観察
にて、恥ずかしながら海の中で見た時は名前が判らなく、眼の形状から判別して、
しましまの綺麗な顔したトラギスだな~と思い、ダイビング後に図鑑で調べてみて
名前が判明しました。

大瀬崎の先端のこの深度に潜るのは初めてでは無く、今までにも見ていたとは
思うのですが、きっと中層を泳ぐハナダイやベラばかり見ていて、ちっとも気づか
なかったんだと思います。
今回は本種以外にも、水底近辺で生息している生物の初撮影が多くあり、今まで
自分の目は、いかに節穴であったか痛感させられた次第です。


2010年02月23日

●カナメイロウミウシ

さて久々に大瀬崎からの生物報告は、この季節ならではのウミウシ類。
艶やかな色彩が多いウミウシ類でも特にイロウミウシ科の生物は、同じ種で
あれど、見つける度に刺さってしまいます。

更に今回報告の初観察ともなると、テクニカルダイビングで計画していた
最大水深からの浮上時の深場であれ、色んな事を忘れて刺さってしまいます。

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カナメイロウミウシ   学名Hypselodoris kaname
 裸鰓目 / ドーリス亜目 / イロウミウシ科 / アオウミウシ属

撮影 2010年2月:大瀬崎 先端 水深 -32m 大きさ約50mmぐらい
生息域 千葉県以南 ~ 西部太平洋域、インド洋域など

比較的に深い水深の、潮通しの良い岩礁域などに生息しております。

体地色は白色にて、外套膜の周縁は黄色に縁取られており、その内側に太さが
不規則で途切れたりもする赤紫色の帯があります。
また両触角の間から前後縁で繋がる2本の赤橙色の線があり、その外側には
途切れがちな同色の線があります。

学名、及び、和名のカナメとは、薔薇科のカナメモチからとったそうでして、
カナメモチの赤い実のような斑点が触角前方に見られる事からだそうです。

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当日、テックダイビングのガイドをしていただいた かじきあん の東さんに教えて
貰った時は、大瀬崎の黒っぽい砂地にカラフルな色彩が映え、これは~と
がっつり撮しましたが、その後に水深を上げて行くと、水深-25m ~-30mぐらいに
いっぱい居ました。

しかし、約1時間30分後に同じ所に行くと、1個体も居ません。
ウミウシって、1個体見つけるとその周りに同種がいっぱい居て、今回の様に
1時間後に同じ所に潜ったら全然居なかったりする事が良くあります。
足が遅い生物なのでそれほど遠くに移動していないとは思うのですが、いったい
何処に消えてしまうんでしょうね?

2010年02月22日

●クギベラの幼魚

連日、冬季オリンピックを楽しく見てますが、スピードスケートでは2回走って
良い方のタイムで、スノーボードのハーフパイプは2回飛んで良い方の得点で、
スキーのジャンプは2回飛んで合計、モーグルではただ1回のみと、競技によって
トライアルの差が有るのは不公平の様な気もします。

勿論、それぞれ理由があっての事でしょうが、もしもジャンプが2回飛んで良い
方の得点で争う競技だったなら・・・
昨日は、ついそう思ってしまいました。

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クギベラの幼魚  学名 Gomphosus varius
 スズキ目 / ベラ科 / クギベラ属

撮影 2010年1月:紀伊大島須江 内浦 水深-5m 大きさ 約30mm 
英名 Bird wrasse
生息域 駿河湾以南 ~ 中部太平洋域、インド洋域など。

南紀では、毎年夏以降に浅いサンゴ群落域で、幼魚を普通に観察できる様に
なります。

幼魚の頃の体色は、地色が緑色で2本の黒い縦帯があり、その縦帯の間には
1本の白くて太い縦帯が走り、吻はとんがっている程度ですが、成長に伴って、
くちばしが伸び、体色は雄は全身が青緑色に変化し、雌は体の前半分が白くて
後半分が青緑色で、くちばしの先端上部はオレンジ色に変化します。

南紀での成魚はほぼ雌ばかりで、雄はみかけません、

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浅場で安全停止中の時に、じっくりと撮れる生物です。
ただ動きは素早いので、海が穏やかな時でも上手く撮るのは難しく、海が
荒れてる時には、まず撮れません。

何とか上手く撮ろうと粘っていると、あっという間に10分間なんて事も。

2010年02月21日

●今日は、テクニカルダイビング

昨日は約2年振りに大瀬崎近くで宿泊し、今日も昨日に引きつづき
西伊豆で、今日は大瀬崎で潜ってきました。

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テクニカルダイビングは体への負担が大きい為、なるだけ月に1~2回に
押さえようと思っており、今回は1月以来の約1ヶ月ぶりのテック。

深場のハナダイの生物観察が目的でしたが、今回はハナダイよりも深場の
普通種に目がいき、結局、撮したのは普通種だらけでした。

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ちょと気になったのが、湾内にいっぱい打ち上げられてたハリセンボン。

先日、大量発生しているとのニュースも流れていたそうですが、見ると
つい先ほど打ち上げられた様なのから、既にカラカに干からびてるの迄
いっぱい見かけました。

なぜなんでしょうね。


2010年02月20日

●伊豆で10年振りに、いちご狩りに

今日は名古屋を4時30分に出発して、約1年ぶりに獅子浜で午前中に
2本潜って、これまた約10年振りにイチゴ狩りに行ってきました。

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時間制限はなく、練乳のお替わりもフリーでしたが食べられる限度は
ありました。
イチゴなら、いくらでも食べられるとは思ったんですが・・・・

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このいちご狩り屋さんでは、トチオトメ、アキヒメ、紅ほっぺの3種類の
いちごが食べられて、よ~く考えて見れば産まれて初めていちごの品種の
食べ比べが出来ました。

味の好みは人それぞれですが、自分にはアキヒメが一番だった様に
思います。

2010年02月19日

●シロウサギウミウシ

数年前に放送されていたキスマークのCFにて、スノーボードがジャンプして
眼下に綺麗な湖が見えるシーンがあって、当時、匡平に「ボードやってると、
こんな凄い風景が見えるの?」って聞いてみたところ、「まず、ありえせん」
って言われました。

ハーフパイプの選手だったら、見えてるんでしょうかね~?
自分はWコーク等のクルクル回る技よりも、ただ高~く飛んでる技の方が
気分が良さそうに見えました。
そんな技ではオリンピックや、Xゲームでは勝てないんでしょうけど、
気持ちは良さそうに思えました。

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シロウサギウミウシ   学名 Noumea simplex
 裸鰓目 / ドーリス亜目 / イロウミウシ科 / シラユキウミウシ属

撮影 2010年1月:紀伊大島須江地区 内浦 水深 -6m 大きさ約20mmぐらい
生息域 千葉県以南 ~ 西部太平洋域、インド洋域など

比較的浅い水深の岩礁域や珊瑚礁域等に生息しております。
体色は全身が真白色で、触覚全体と二次鰓の先端のみが赤色にて、和名の
" 白兎 " のイメージぴったりです。
カイメン類を食しております。

日頃のウシっぽく撮すのではなく、和名の様にウサギっぽく撮ろうとしましたが
個体の大きさが小さすぎて、自分の撮影技術では無理なもくろみであった様で
普通の構図が精一杯でした。

国内で観察出来るのは、ほぼ白色のみですが、海外には、淡い紫色や、淡い
ピンク色の個体も観察出来るそうです。

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撮影 2005年8月:三重県梶賀 水深 -12m 大きさ約30mmぐらい

こちらは、今から 5年近く前に撮した個体です。
この時は本種を初観察した時でしたので、水中で思わず叫んでしまった事を、
覚えております。

2010年02月18日

●たぶん、セレベスゴチ

何なんでしょうね~?

日頃は日本人と言うナショナリズムを感じる事は少ないのに、オリンピックが
始まると、本気で日本選手を応援し、時にはその人達に感動して涙さえ流して
しまいます。
結果はどうであれ、それまでの4年間もの長い間の各選手の努力を見たことが
無くても、自然に感じてしまうんでしょうね。

さて本日も、冬の南紀の夜の海での観察報告です。

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セレベスゴチ  学名 Thysanophrys celebica

 カサゴ目 / コチ科 / クロシマゴチ属
撮影 2010年1月:紀伊大島須江 白野ビーチ 水深-5m 大きさ 約80mm 
生息域 伊豆半島以南 ~ 西部太平洋域、インド洋など。

浅い水深の珊瑚礁域や、岩礁域の砂底や砂泥底に生息しております。
鰓蓋付近にピンク色、もしくは淡い紫色の斑斑がある事が多く、鮮明では
ありませんが小さな皮弁が眼上にあります。
また、眼の虹彩皮弁の下側が単峯(山がひとつ)なのが本種の特徴です。

近似種の オニゴチ は、眼上にある単独の皮弁が鮮明であり、眼の虹彩
皮弁の下側が2峯(山がふたつ)と言う違いで識別ができます。

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非常に判りづらいですが、青い丸の中に本当に小さな皮弁が眼上にあり、
そして赤い矢印の先の虹彩皮弁の下側はと言うと・・・・・
う~ン単峯とも、2峯のどちらとも言えない形をしておりますね。

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撮影 2008年10月:パラオ セントカーディナル 水深-10m 大きさ 約50mm

更にこちらに至っては、 オニゴチ の特徴である眼上にある単独の皮弁自体は
鮮明ですが、眼には虹彩皮弁が無く、下側にも山はありません。

撮したのもパラオですから、ひょっとしたら外人の種かも知れません。
まだまだ勉強不足です。
もっともっと沢さん観察してから、再報告させて頂くことにいたします。

2010年02月17日

●サラサエビ (ナイトカラー)

今週月曜日発売の少年ジャンプにて、先週号から想像していた事とは言え、
昨年の夏前から半年以上もの長い期間をかけて、ルフィー達が助けに行って
いた、ルフィーの兄ちゃんのポートガス・D・エースが天国に行っちゃいました。

恥ずかしながら52歳にもなるオヤジが、そんな漫画のワンピース読みながら、
オイオイと泣いてしまいました。

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サラサエビ   学名 Rhynchocinetes uritai
 エビ上目 / 十脚目 / サラサエビ科 / サラサエビ属

撮影 2010年1月:紀伊大島須江地区 白野 水深 -5m 大きさ 胴長30mmぐらい
生息域 男鹿半島以南 ~ 琉球列島、日本海沿岸など

比較的に浅い水深の沿岸岩礁域に生息しており、国内で潜るダイバーが最も
多く観察するエビと思われ、いわゆるエビの普通種です。

体色は透明色にて赤褐色の縦縞が複数本走り、その縦縞の間には小さな白斑が
無数に入ります。
第1、第2胸脚は鋏脚にて、第三腹節の背部が著しく盛り上がっており、歩脚は
夜間は白く変色します。

近似種の スザクサラサエビ は、赤褐色の縦縞が交差する事や、
盛り上がった第三腹節の背部先端に黒い斑紋が有ること等で識別が可能です。


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こちらは多くのダイバーがご存じの、昼間の体色です。
夜の赤色が抜けてしまった白っぽい姿と違って、綺麗な色をしております。

ダイバーがカメラを持ち始めた頃しか撮らない生物ですが、こんなに綺麗な
被写体なんですよ。

2010年02月16日

●ヒメクロモウミウシ

今朝の各マスメディアの報道内容、「あぁ、またね~」と思いました。
一昨日の岡田JAPANの日韓戦での敗退により、東アジアカップを3位で終えた
事による、岡田監督とチームへの批判。

高名な解説者達の指摘内容や批判のお言葉、そんなもの当事者達は言われる
までも無く、分かっているはずですって。
それでも上手くいかないのが、スポーツの世界。
理論通りに全て出来れば、全ての競技が金メダルばかりですよ。
心の狭い自分は、そう思ってしまいます。

負けたら、すぐ批判。
解説者による無駄な否定言葉や、ほめ言葉を聞かないで済む実況中継こそが
正しいライブ放送だと、各メディアは早く目覚めて欲しい物です。

多分、メデイア業界は判ってても今までの慣習やしがらみで、出来ないとは
思うんですけども。

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ヒメクロモウミウシ  学名 Aplysiopsis minor
 嚢舌目
/ ハダカモウミウシ上科 / ミドリアマモウミウシ科 / トウヨウモウミウシ属

撮影 2010年2月:紀伊大島須江地区 内浦  水深 -13m 大きさ約5mmぐらい
生息域 男鹿半島以南、九州など

体色全体は黒色にて、背側の突起部に白色の細かな点が線上に並びますが、
触角には白線が入るタイプと、入らないタイプがあります。
近似種の アリモウミウシは背側の突起部が褐色になる事、 ノトアリモウミウシ
頭部の正中線付近が白く無い事で、また クロモウミウシは背側の突起部に
白線が入る事と大きさが大きい事などで、それぞれ識別が出来ます。

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と偉そうに書きましたが、現実に海の中で老眼絶好調の自分には生見では
違いがわかりません。
デジイチのファインダー越しに覗いて、やっと何とか判るぐらいです。
何せ、本種は10mmにも満たない大きさですからね。

2010年02月15日

●オオスジイシモチ その3 ( ナイトカラー )

先々週末も、ナイトダイビングを楽しんできました。
今年になって、3本目のナイトダイビングです。

何も一年で一番寒い時期に、昼間より更に寒いナイトを潜るなんてと言われる
方が多いんですが、自分は昼間より夜に潜る海が好きなんです。
しかも今の時期は日没も早いので、夏の時期より早い時間にエントリーが
出来ますので、たっぷりと長い時間潜れるんですよ。

さて本日は、そんなナイトダイビングからの観察報告。
久々に、アポゴン・マンデイです。

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オオスジイシモチ  学名Apogon doederleini

撮影 2010年1月:須江 白野 水深-7m 大きさ50mmぐらい 
英名 FourLine cardinalfish
生息域 千葉県以南 ~ 西部太平洋域など

内湾の珊瑚群生域や、岩礁域で日中はそれらの珊瑚や岩礁の隙間に隠れる
様にして生息しておりますが、夜になるとフラフラ~って感じで中水層を泳いで
います。
体地色は半透明色にて、体側面に濃い茶褐色の縦縞が5本走り、尾柄部には
眼径並みの大きさの黒斑がひとつあります。

本日は全てナイトダイビングでの姿にて、日中では見えない青白く光る縦線が
クッキリと見えておりりマス。

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撮影 2010年2月:須江 白野 水深-7m 大きさ30mmぐらい 

特徴の5本の縦縞ですが、ぱっと見 4本しか見えないので、以前に当ブログで
「自分的には縦縞が4本だと オオスジイシモチ と識別しております。」と書いた
ところ、その後に英名で「FourLine cardinalfish」 と呼んでいる事も有ると
知りました。
どうやら欧米人にも、自分と同じ様に考える方がいるんでしょうね~

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撮影 2010年1月:須江 白野 水深-7m 大きさ120mmぐらい 

こちらは、成魚のナイト姿です。
幼魚より青白く光る縦線の輝きが鈍い様な。

やはり人間と同じで、大人になるに連れて輝きは薄れて行くんでしょうか。
嫌な現象ですね~

2010年02月14日

●洞川温泉

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今日は ケータイ国盗り合戦 のの進行に、奈良県の山奥の洞川温泉と言う
温泉にやって来ました。

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もう少し山奥に行くと、世界遺産の霊峰大峯山があるそうですが、昼前に
思い付きで出掛けてきたので時間もなく、今回は今から温泉入って帰ります。

2010年02月13日

●久々の大瀬崎

本日は約二ヶ月ぶりに大瀬崎で潜ってきました。

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京で催されているダイビング・フェスティバルの影響なのか、単なる冬場の
せいなのか、平日並みにガラガラの大瀬崎でしたが、海の中は生物まで
ガラガラでした。

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伊豆に来ること自体、久々ですので、帰りは沼津の丸天さんで晩ご飯。
今週末も、またもやトロ食べちゃいました~
旨かった~♪

2010年02月12日

●ニュウトウタテジマウミウシ

何かと今、旬である自分の社用車の豊田プリ男君ですが、一応、明日の午後
ソフト書き換えを受ける事になりました。

しかし、個人的に思うのですが、ちょっと騒ぎすぎてはないかと。
確かにABS作動時のブレーキが遅れる現象は自分も 2、3度体験済みですが、
ブレーキの聞き具合なんて、そももそ車種によってまちまちですし、あの
ちっとも止まらないランクル90に比べれば、プリ男君の方がかなり短距離で
止まります。

先日のアクセルペダルの件と言い、どうもアメリカの日本に対するイジメの様な
気持ちになるのは自分だけでしょうか?

フロンティア精神で欧州から移民してきた人達が国作りをしてきた、自分が
尊敬する寛大な心を持ったアメリカが、そんなにせこくなったかと思うと
残念に思います。
でもその前に、そんなアメリカの情報に更に苦情を上乗せしているプリ男君の
日本人ユーザーの方が、もっと残念ですけど。

さてウミウシのネタが溜まってしまいましたので、本日は女川で観察して来た
ウミウシの報告です。

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ニュウトウタテジマウミウシ  学名 Armina papillata
 裸鰓目 / タテジマウミウシ亜目 / タテジマウミウシ科 / タテジマウミウシ属

撮影 2010年1月:女川 石浜 水深-8m 大きさ約100mmぐらい
生息域 房総半島以南の太平洋域など。

背面は黒色の地肌にて、白色の縦線を伴う縦ヒダが複数走ります。
また口幕上には、多数の白色の乳頭状の突起が多数あります。

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地味な体色のせいか、色んなウミウシの図鑑やWebサイトで調べてみても
得られた知識は、上述の情報ぐらいです。
観察したのは南三陸なのに、調べられた生息域も房総半島以南と。

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ガイドさんに教えて貰った時は、砂地をノシッノシッと歩いてました。
体色が地味だけでなく生息場所も地味な色と、目立ちたくないような感じが
しますが、その割にはゼブラカラーが大胆でした。

しかし、口の作りが怖いですね。

2010年02月11日

●オオウミウマ

考えて見ると今年になってから、須江と女川しか潜っておりません。
例年の今頃は大瀬崎と須江が半々になる季節なんですが、年々、伊豆で潜る
回数がなぜか減っております。

さて今週末は、どこで潜ることやら。

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 撮影機材:IXY220IS 水中モード 
オオウミウマ  学名 Hippocampus kuda

撮影 2010年2月:紀伊大島 須江 内浦 水深 -13m 大きさ約200mmぐらい
英名 Estuary Seahorse
生息域 伊豆半島以南、インド洋、太平洋域など

比較的に浅い水深の内湾域に生息しており、吻は長い筒状をしていて、
体表面は硬い体鱗に覆われいます。
また頭部の冠状突起は明瞭にて、200mmを超えるサイズまで成長し、
雄は腹部に育児嚢を持ちます。

頭を上に尾を下に立った姿勢でフラ~~~っと泳ぎ、睡眠時や休憩の時は
尾部で海藻などに巻きつけて休んでいるので、写真に納めやすい生物でも
あります。

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 撮影機材:Nikon D300+105mmVRⅡマイクロニッコール

納めやすいと言っても、流石に105mmマクロレンズでは近寄れば画角から
はみ出るし、全身入れようと離れるとストロボの光が届かず、今回の様な
アップサイズでしか撮せません。

デジイチも、コンデジみたいに水中でレンズが付け替えられれば良いのに。

2010年02月10日

●ツノザヤウミウシ

以前にも書いておりますが、自分が国内でいちばん沢さん潜っているのが
和歌山県串本町紀伊大島の須江地区です。
普通のダイビングサービスは、夏が忙しくて冬は暇になりますが、夏よりも
冬の方がゲストが多くて混んでいると言う、ちょっと変わったポイント。

その最大の要因は秋から春の季節限定で潜れる内浦ビーチですが、熱帯域の
生物観察が多い南紀で有りながら、温帯域の生物が沢さん観察できる事が
南紀で潜るダイバーを引きつける魅力かと思います。

又、串本が荒れて潜れ無い時には反対の風向きの内浦は潜れますので、冬に
荒れて潜れない串本ダイバーが須江に流れてくる事も多いんです。

そんな内浦も今シーズンに潜れるのは、あと一ヶ月あまり。
しばらくはボートに乗らず、内浦ビーチに集中しようと思っております。

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ツノザヤウミウシ  学名Thecacera picta
 裸鰓目 / ドーリス亜目 / フジタウミウシ科 / ミズタマウミウシ属

撮影 2010年1月:紀伊大島須江 内浦  水深-24m 大きさ約20mmぐらい
生息域 伊豆半島以南の太平洋域 ~ インド洋域など。

水深25m以浅の内湾、コケムシ類が群生する砂底や磯底に生息しております。
体色は半透明の白色で頭部や触角鞘、尾、鰓外側の指状突起などに黒色域が
入り、体側面には黒色の斑紋が散在します。

また触角鞘、触角、鰓の突起などの各先端、口幕周縁、尾部の先端は黄色、
もしくはオレンジ色にて、鰓は半透明色で外側の縁は黒色になります。

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体型と体色が近似している ミズタマウミウシは、頭部や触角鞘、尾、鰓外側の
指状突起などに黒色域が無い事で、識別が可能です。

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ツノザヤウミウシ & カンナツノザヤウミウシ
撮影 2006年1月:紀伊大島須江 内浦  水深-13m

こちらは以前に カンナツノザヤウミウシ を粘って撮していたら、偶然にも
ツノザヤウミウシ が流れてきて、一緒にして撮した写真です。

共にコケムシ類を摂食する種ですから、自然にあり得る光景とは思えますが、
いちおう真実を報告しておきます。

2010年02月09日

●今月も、8日は

早いもので、昨日で匡平が天国に行ってから半年が経ちました。

お通夜もお葬式も行って、その後の色んな仏事も滞りなく行ってると言うのに、
なぜか日毎に、匡平が天国に行ってしまった実感が薄れてきてます。

確かに匡平の部屋に、毎日、彼は帰ってきませんし、彼の仕事用に使っていた
鞄も部屋に置いたまま、通勤用の自転車も玄関前に置いたまま。

匡平を見かけていないだけ、声を聞いていないだけ。
そんな風に思えてしまうぐらいなんですが、悲しみの大きさはあの日のままで、
決して薄れていないので、心のどこかで現実を拒否しようとしている気持ちが
あるんだと思います。

そしてやはり昨日も匡平が天国に行った場所に出かけて、お花と線香、そして
あの日、匡平が最後に食べたのを手向けてきました。

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毎月8日に同じ景色の写真を写してますが、やはり昨日は冬の風景です。
自分は植物に無知なので判りませんが、それでも小さな花が咲いていて
春への準備なんでしょうかね。

20100208hac.jpg20100208hab.jpg

行く途中、匡平がやってた ケータイ国盗り合戦 の進行にと四日市市の近郊の
湯の山温泉に寄り道をしましたが、

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こんな風な雪景色で。

ちょっと同じ三重県なのでと心配しましたが、やはり三重県は南北に長くて
北部の雪景色のかけらも南部には有りませんでした。

2010年02月08日

●カスザメ その2

本日は紀伊大島須江の白野ビーチでのナイトダイビングからの報告です。

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カスザメ  学名 Squatina japonica
撮影 2010年2月:紀伊大島 須江 白野 水深 -7m 大きさ約1000mmぐらい
生息域 北海道以南、沖縄諸島、東シナ海など

比較的に浅い水深の、砂底や砂泥底に生息しております。
体はエイ類に似て扁平の形状で、胸鰭の外側はほぼ直角にて前縁は大きく
切れ込みます。
鰓孔はその欠刻部の体側に開き両噴水孔間の距離は両眼間隔より長く、
体色は茶褐色にて黒色や淡色の小斑点が点在します。

上の写真は、けっして本種が ウルメイワシ を、補食しようとしている姿では
ありません。

偶に体をせり上げ大きな口を、ぱくっと開けますので、当初は補食している
姿かな~と思いましたが、動画を見てみるとどうやら偶に体を動かして砂を
体にかけている姿みたいです。

スロー再生で見ると、大きな口を瞬時に開けてますが 1匹も口の中に入って
無いように思えます、動画に写っていない時にも、 ウルメイワシ が口元を
いっぱい通り過ぎても、ほとんど知らんぷりしております。

でも本当は補食姿で、ただ鈍くさくて単純に捕まえられていないだけかも、
知れませんが・・・・

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撮影 2010年1月:紀伊大島 須江 白野 水深 -7m

ここ1月、2月と、毎月同じ辺りで本種を観察しております。

以前の報告時 に書いておりますが、なかなか本種は指示棒などで触っても、
少しぐらいの接触なら、他の生物の様に驚いて動いたりしません。

今回も、そろ~りそろ~りと触ってみました。
カッチコチのボディに何度か触ってもピクリともしないので、口の中に指示棒を
突っ込んでみたところ、以前はすっ飛んで逃げて行きましたが今回は指示棒に
噛みつきました。

でも、逃げません。
他の人もそんな自分の姿を見て触り始め、しぱらくすると流石に嫌になったのか、
逃げて行ってしまいました。

やはり、触られるのは嫌なんですね。

2010年02月07日

●イボオコゼ

流石に紀伊大島でナイトダイビングをしてから、名古屋の自宅に戻ると日付けは
変わって、昨日の帰宅は午前2時。
本ブログを書く時間が無かったので、久々に仕事の昼休憩中に書いてます。

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イボオコゼ  学名 Aploactis aspera

撮影 2010年2月:紀伊大島須江 内浦 水深-22m 大きさ40mmぐらい
生息域 相模湾以南 ~ 長崎県、中国など

沿岸の浅い水深の砂質底に生息しており、体型は細長くて体色は暗褐色
前鰓蓋骨には5本の棘があり、臀鰭は1棘13軟条。
背鰭は低くて深いへこみがあります。

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須江ダイビングセンターにも事前情報はなかったのですが、まぁ地味色の
生物なので、ナイトダイビング終了後にスタッフの方に報告すると、あれまっ、
そのスタッフさんは イボオコゼ は未だ見た事が無かったそうで・・・
「明日の朝一番で、見に行ってきます」との事。

いや失敗、実は昼間の2本目に観察したので、もっと早く伝えれば良かったです。
地味な生物ですから、一般ダイバーは黄にも止めないと思うし、特別、ストレスを
与えてませんから、そのまま居ると思うのですが。

本日、ご無事に見られていると良いのですが。

2010年02月06日

●今夜は、ちょっと贅沢

2月に入って初めての休日は、3週間振りに須江で潜ってきました。

この時期の須江と言えば、今回もナイトダイビングがメイン。
昼間、のんびりと2本内浦ビーチを潜って、日が暮れるのを待ってから
白野ビーチでナイトダイビングを楽しみましたが、3週間前は17時過ぎには
日が落ちていたのに、今日の日の入り時刻は17時34分。
少しずつですが、夏に向けて昼間の時間が長くなってきてますね~。

約70分間に渡りナイトダイビングを楽しんだ後は、 かじきあん が仲良しの
明石の ダイビングショップ・モラモラ さんに、教えていたただいたお店で、
夜ご飯を食べてきました。

自分が選んだのは、ちょっと贅沢に大トロ丼。

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旨かった~♪

2010年02月05日

●メンコガニ

自分が初めて潜った、南三陸海岸の女川。
初めてだけに報告種の数が多く、本日も女川遠征の報告です。

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メンコガニ   学名 Cryptolithodes expansus

 異尾下目 / タラバガニ科 / メンコガニ属
撮影 2010年1月:女川石浜 水深-8m 大きさ甲長40mmぐらい
生息域 函館湾以南、太平洋側は紀伊半島以北、日本海側は富山湾以北など

岩礁域の礁原や礁斜面に生息しております。
甲羅は形状は横長の楕円形で、甲面はあばた状で小さな窪みが点在します。
また鋏脚は右が大きい事も特徴のひとつ。

カニとの名前は付いておりますが、歩脚が3対しかなくタラバガニ と同じく
ヤドカリの仲間になります。
図鑑などで生息域は紀伊半島以北となっておりますが、今まで自分としては
伊豆方面で見かけた記憶は無いです。

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ちょっと判りづらい写真で申し訳ありませんが、甲羅の裏は鋏脚と歩脚だけで
スペースがいっぱい、胴体部分がほとんどありません。
これなら食用にならないと言われてる理由がわかります。

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こちらは、甲長の大きさが約60mmぐらいの別個体。
ガイドさんのお話しによると本種の甲羅の模様は個体差があって、甲羅部分
だけを撮して、いっぱい比較しても面白いとの事でした。
しかし今回、自分が出会えたのはこの2個体のみで、この海に慣れればもっと
沢さん見つけられるんでしょうが、ちょっと残念でした。

どうやら女川にも、次回の宿題をいっぱい残してきたようです。

2010年02月04日

●ダンゴウオ その7 ( 赤色 )

昨日は節分と言う事で出社前の早朝に、近くの笠寺観音(笠覆寺)さんに寄って、
毎年買っていた家内安全のお札を返してきました。

いつもなら新しいお札も一緒に買うんですが、去年は匡平が天国に行っちゃい
ちっとも家内安全じゃなかったので、毎年お金払ってお札買ってたのに~と
言いながらお賽銭だけあげて、今年から買うのを止める事にしました。

この笠寺観音さんは名古屋四観音のひとつでして、毎年、名古屋城を中心に
して鬼門の方角にある観音さんがその年の恵方に当たりますが、その4つの
観音さんのひとつです。
他には、甚目寺観音さん、竜泉寺観音さん、荒子観音さんが四観音さんにて
今年は荒子観音さんが恵方でした。

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ダンゴウオ   学名 Lethotremus awae

 カサゴ目 / ダンゴウオ科 / ダンゴウオ属
撮影 2010年1月:女川石浜 水深-9m 大きさ10mmぐらい
生息域 北海道、宮城県、千葉県、静岡県~三重県志摩地方、新潟、
     佐渡ケ島、福井県、中国煙台など

本種の詳しい情報は先日書いたばかりなので、本日は省略させていただきます。
今回も Nikonの105mm + UCL-165クローズアップレンズ1枚での画像ですが、
まるでレッドスライム。

でも、本家ドラクエのスライム属に赤色はいなかったような。

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最初に見つけた時は、こんな感じで、半分寝てる様な顔してました。

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いきなりストロボの眩しい光りをあてられて、「 はっ! 」っと驚いてます。

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その驚いた時の横顔。

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更に驚いて、海草の上から岩の上に移動しちゃいました。
そして、一番上のスライム風になりました。

しかし、本種はいつ見ても可愛くて、何度観察しても刺さっちゃいますね~


2010年02月03日

●ウミクワガタ科の生物

本日の報告は、正確な属名種名まで調べ尽きませんでしたの、科全体の
説明にて失礼させて頂きます。

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ウミクワガタの生物   学名 Elaphognathia sp

 フクロエビ上目 / ワラジムシ目 / ウミクワガタ亜目 / ウミクワガタ科
撮影 2010年1月:女川石浜 水深-5m 大きさ 5mmぐらい
生息域 潮間帯、汽水域、干潟、南極や、水深約4000mの深海までと広範囲

ウミクワガタ科の生物は世界で 11属170種以上、日本でも 4属25種以上が
見つかっているそうで、決して寒い地域だけに住む生物ではなく、上述した様に
国内の各地域で見つけることが出来るそうです。

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陸のクワガタムシやカブトムシは、子供達がまだ小さな頃、子供達のせいにして
自宅で越冬させたり、卵から年越しして成虫に育てていたなど、自分は大好き
ですが、海の中のこの手の虫系はちょっと苦手です。

でも折角、女川まで来て、ガイドさんに紹介されたとあれば。
と、真面目に気合い入れて撮しましたが、実際にはこんな綺麗なヒトデに載って
居るのではなく、ガイドさんがどこからか見つけて下さり、綺麗に写真が撮り安い
様にと、ヒトデの上に載せてくれました。

ここまでの3枚の写真は、勿論、全てトリミング済みです。
バックのヒトデの模様の一部が、ハートマークに見えるくらい大きく伸ばして
あります。

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で、これが3枚目の写真のトリミング前の、未加工の写真。
レンズは105mmに、UCL-165のクローズアップレンズを1枚付けてこの画像。

と言うことで、Nikonの105mmか、Canonの100mmのマクロレンズを使った方なら、
本種がどのくらいの大きさか、想像つきますよね~

2010年02月02日

●リュウグウハゼ

本日も自分にとって、初観察の生物の報告です。

しかもハゼ科の生物で、観察できると予想もしていなかっただけに喜びは
ひとしお。
自分のダイビング経験で今回は最低記録の水温でしたが、こういう嬉しい
出会いがあると、一時的ではありますが冷たい水温を忘れてしまいます。

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リュウグウハゼ   学名 Pterogobius zacalles

 スズキ目 / ハゼ科 / キヌバリ属
撮影 2010年1月:女川石浜 水深-5m 大きさ70mmぐらい
生息域 青森県太平洋側 ~ 紀伊半島、北海道日本海側 ~ 九州北部、
    瀬戸内海、済州島、黄海など

水深が30m以浅の、岩礁域の砂底に生息しております。
本種の特徴は体側面に幅広の黒色横帯が5本あり、尾鰭後縁が黒く腹鰭が
吸盤状な事。

近似種の キヌバリ とは、頭部に黒色帯が無いことで識別が可能です。

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去年の夏頃には大瀬崎の深場で観察されてた様ですが、稀に伊豆の何処かで
観察出来たと聞いても、自分の中では観察する事は無いと思ってたハゼでした。

今回の女川遠征でも、目的は クチバシカジカの抱卵姿 しか頭に無く、最初に
エントリーした時も、「女川にも チャガラ は居るのか~」と思ったほどで、でもよく
見ると横線が太い。

そう言えば寒い地域が生息地だったと思い出して、これは真面目に撮さなかんと
立ち止まろうとしましたが、ガイドさんから移動するとの合図でキチンと撮せずまま
1本目が終わってしまいました。

普段から一緒に潜ってガイドしてくれてるガイドさんなら、自分が撮影に夢中になり
はぐれてしまっても何とかなりますが、初めてのガイドさんなのでそこまで心配を
掛ける事は出来ません。

2本目までの休憩時間にガイドさんに リュウグウハゼ をキチンと撮りたいんですと
話すと、ここではあまりにも普通種すぎてどこでも撮れるから、2本目の終盤に
浅瀬で時間作るから、じっくり撮ってと言われました。

しかしその終盤とは水温7度で60分間潜ってからなので、手は寒いと言うより
30分頃から痛いに変わっており、いくら寒さに強い自分でも粘る気持ちはなく、
パッパッと撮しておしまい。

結局、2日目の1本目に他の皆さんが クチバシカジカの抱卵姿 や、 スナビクニン
ダンゴウオ などに夢中になってる間に、ひとり近くで撮してました。

地味すぎなのか、他の方達は誰も撮ってませんでした。
あんな冷たい水温の中では、ハゼ好きしか振り向かない生物なんでしょうかね?

2010年02月01日

●シロホクヨウウミウシ

本日は、初観察のウミウシの報告です。
白い生物だけに白い部分が飛ばない様にと、注意して撮影してましたが
やはりテカテカに白色が飛んだ写真ばかり量産してしまいました。

白色の生物の撮影は、難しいですね~

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シロホクヨウウミウシ 学名 Tritonia festiva
 裸鰓目 / スギノハウミウシ亜目 / ホクヨウウミウシ科 / ホクヨウウミウシ属

撮影 2010年1月:女川 石浜  水深 -7m 大きさ約30mmぐらい
生息域 能登半島以北、北海道、アラスカ、カナダなど

体色の地色は半透明な白色、薄い朱色や朱色などにて、外套膜や、腹足、
口幕などの周縁は白く縁どられています。
外套膜の周縁には黄白色の樹枝状の突起が並び、白線がその基部を繋ぐ
ような形で模様を描き、希に樹枝状の突起が藍色のタイプも居るそうで、
背面中央には白色輪の模様が縦列で並びます。

尚、ヒトデの補食対象らしく、襲われると泳いで逃げるそうです。

どうりで。
実は撮影中にヤドカリが近づいていったので、自分がヤドカリを手で掴んだら
その拍子に簡単にひっくり返ってしまったんです。
「えらい簡単にひっくり返っちゃったね~」ってダイビング後にみんなと話した
ぐらいです。
泳ぎやすい様に粘着力と言うか吸着力と言うか、弱いんでしょうね。

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自分自身としては初観察のウミウシにて、ダイビングタイムが30分を超え、手の
寒さが痛みに変わっておりましたが、前方から、右斜め前から、左斜め前から、
右横から、そして左横からと、全部で31カット撮してました。
初観察物は色んな角度から撮って見るのが、自分の基本です。

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そして名古屋に戻って来た翌日、 かじきあん へ女川遠征の精算によって
ついでに撮した写真を見ていて、発見してしまいました。
撮していた時は気づかなかったのですが、右横に変な生物がくっついています。

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これが大きく引き延ばした画像です。
自分はこの手の生物に弱いので名前が判りませんが、ウミウシに付いてたので
とりあえず " ウミウシカクレ虫 " とでも呼んでおきます。

後日、今回の女川遠征で撮影してきた ウミクワガタ を報告しますが、国内でも
25種類以上分類されていると聞きましたので、ひょっとして仲間なんでしょうか。
ウミクワガタ は、ガイドさんに紹介されたので真面目に撮影しましたが、こいつは
あくまでも偶然の産物で、気づけばもっと真面目に撮っていたのに~と思うと
悔しさが残ります。

でもここまで引き延ばせるとは、やはり1.2万画素のデジイチの威力ですよね。