●ヒレナガハゼ その2
水深-40mで25分間も居られるにも関わらず、もっと浅い水深で十分に撮せる
ハゼを夢中になって撮してしまった報告です。

ヒレナガハゼ 学名 Vanderhorstia macropteryx
スズキ目 / ハゼ科 / ヤツシハゼ属
撮影 2009年12月:紀伊大島須江 ナギザキ 水深 -41m 大きさ60mmぐらい
日本固有種
生息域 千葉県、神奈川県、静岡県、和歌山県、高知県、長崎県など
わざわざテクニカルダインビングで観察しなくても、大瀬崎や三保、ここ須江の
内浦ビーチなど、水深約-25m以深であれば観察出来ます。
一般的には泥砂地にテッポウエビと共生しており、泥砂底に各鰭を全開にして
いることが多いので、カメラビギナーの方の練習台や、新しいカメラ器材のテスト
にも適していると思います。
そんな水深-25m辺りで撮せる生物なのに、久々に泥系ハゼに会えた嬉しさから
なのか、 マダラハナダイ の撮影順番待ちと言う事もあって、この時は-40mの
深さで粘って撮影してしまいました。
もっとも、別の理由も有りました。


その理由は、このレンズ。
nikonが新しく発売した、85mmマイクロニッコールVRレンズです。
撮り慣れた被写体を新しいレンズで写すのが、いち番のテストになるかと。
今までは105mmVRⅡマイクロニッコールをメインで使ってましたが、とにかく
750gの重さとスチールに換算すると約160mmの望遠、それに比べ85mmであれば
約130mmで、しかも355gの軽さで取り扱いも楽ちんです。
2年間の技術の進歩は、VRⅡの重さを半減した様ですが、試した結果は想像して
いたとおり、スズメダイ系の幼魚には物足りなく、成魚にはぴったし。
あとは使う人の好みの問題でしょう。
因みにポートは105mm用で試しましたが、ケラレも無く問題ありませんでした。
そしてその深さ故、他に撮影しているダイバーはいませんので、被写体に近づき
すぎて引っ込めても、誰にもご迷惑をかけません。

こんな風に、引っ込めてしまっても。

更に、またまた違う個体を引っ込めてしまっても。
泥砂地特有の、モクモクと砂煙を上げてしまったとしても。
誰にも怒られません。

撮影 2009年12月:紀伊大島須江 ナギザキ 水深 -41m 大きさ70mmぐらい
ついでにと、以前、 ヒレナガハゼ その1 の時に書きましたが、テッキーになる
目標のひとつ、近似種の キラキラハゼ を捜してみましたが、そんなに易々とは
見つかりませんでした。
複数の不規則な黄色いラインが、ラインでなくてドット模様なら、 キラキラハゼ
なんですけどね~。
いつかもっと長時間のテックセッテイングにて、時間をたっぷりかけて探して
みたいと思います。
