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2009年08月30日

●この夏、匡平がおしえてくれた事 その2

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撮影者 : 匡平 2009年1月10日 金沢にて

皆さんのお陰で無事に葬儀関連を営み終えて、まず取りかかったのは遺品の
整理でした。

携帯電話やPCメールは今後の連絡などを考え、当面の間は契約はそのままに
しておくつもりですが、クレジットカードや預金口座は本人がもう使用しない
以上、速やかに解約の手続きをする事が正しい事かと思い、辛い気持ちを抑え
解約を進めました。

その為にはクレジットカード、預金通帳、印鑑などが必要ですが、クレジット
カードは契約時に郵送されてきた用紙とカードが、自宅の机や財布の中から
全て出て来ましたので、各カード会社のインフォセンターに連絡し、その後に
送付されてきた書類に記入、捺印し返送して終了。
各社によって若干の違いは有れど、実に簡素で的確な解約方法でした。

しかし預金に関する各金融機関に於いては、やはり金額の大小があっても遺産
相続になる為、各預金口座の解約は手間がかかり、解約方法が各金融機関で
異なっており面倒でした。

実は匡平自身は大学卒業後に新卒で某信用金庫様に入庫し、外回りの営業職を
約3年4ヶ月勤めてましたが、その間に3度転勤になっており、その都度に転勤に
なった支店で預金通帳を作ってました。
これは業務上、きっと必要だったんでしょうね。

しかしこれらの通帳は今後の色々な手続き上、当面の間は凍結はせずに1冊の
通帳にまとめ、自分が相続人として使用できる様に手続きを進めて貰って、
残る某メガバンク、某都市銀行、郵便局の各口座は解約手続きをしました。

と言うことで、解約手続きは某メガバンクから。
さすがメガバンクです、窓口で受付ではなく遺族の心情に配慮されておられ、
個室みたいなところで解約手続きと遺産相続用の書類が渡されて、TV電話を
使って説明をされます。
そして次回、説明された書類に記入捺印し、匡平の産まれた時から死亡までの
連続した戸籍謄本、相続人である自分の印鑑証明、解約する預金通帳と、
キャッシュカードを持参すれば、解約と相続の手続きが完了です。

しかしそう言った説明方法は素晴らしかったのですが、通帳に記帳されてる
アルファベットでの省略語のクレジット会社名を、「次回の引き落とし期日の
前に連絡をして、事前に支払いしておきたいので、クレジット会社名を教えて
下さい。」と尋ねると「調べるのには時間がかかりますし、本日通帳の凍結を
させていただきましたので、次回の引き落としは出来ない為、カード会社から
必ず連絡がありますので大丈夫ですよ」と返答されました。

「子供の名誉の為にも、そんないい加減な事は嫌なので」と言ってもこちらの
気持ちは全く伝わらなくて、顧客の気持ちを理解しようとしない、全く残念な
銀行員の対応でした。

自分は匡平の名誉を傷つけずに支払いを綺麗に終えたい訳で「引き落としが
出来ませんでした」などと言う不名誉な事になりたくないだけなのに。
残念ですが、この某メガバンクにはそんな自分の気持ちは伝わらなかった
様でした。

続いて某都市銀行ですが、こちらもどうなんでしょうね?
最初の受付時に、「戸籍謄本や印鑑証明などと書類による手続きが必要に
なります。」と説明されたので、「全て持参してきてます」と答えてみると
「こちらでしばらくお待ち下さい」と言われ、再び窓口に呼ばれていくと
「今回は、書類などの手続きは不要で解約をさせていただきました」と
言われました。
通帳にもすでに、停止のはんこが押されてます。

残高が僅か数百円だったせいなのか、ろくに説明も無く適当な銀行でした
この銀行は仕事で別の支店を利用させていただいてますが、以前から窓口
スタッフの接客のスキルが低くて、異なる業種ではありますが、我が社の
各店舗の接客窓口ではそうならない様、事例の参考にさせていただいて
おりましたが、その支店だけでなく全ての支店の窓口スタッフのスキルが
低レベルみたいですね。

そして最後は郵便局です。
こちらも僅か数百円の残高なので、「お金だけ卸してほかっておいたら」と
思う方もいる様ですが、自分は匡平が今まで生きてきた時に行ってきた物事を
綺麗に終えてあげたくて、面倒でも解約と相続の手続きを進めております。

郵便局の方の説明はすごく丁寧でしたが、もっとも面倒な方法でした。
まず手続きの申し込みに行き、受け付けていただくと後日自宅に記入の必要な
書類が届き、それに記入し捺印して、匡平の産まれた時から死亡迄の連続した
戸籍謄本、相続人全員の印鑑証明を持参し、そして更に後日、郵便局の預金の
管理をされてる担当部署から、払戻し金の請求書が自宅に届き、再度郵便局に
行かなければなりません。
つまり、最低でも三度は郵便局に行く必要が有るわけです。

しかし金融機関によって、方法や添付書類がこうもバラバラとは?
この夏、匡平が教えてくれた事の、ひとつでした。

2009年08月28日

●共通点

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撮影者 : 匡平 2008年8月18日 奈良東大寺

匡平と自分とは、趣味や嗜好が似てました。
ともに、休日は家に居るより外が好き。
だけど家に居る時は、TVゲームと漫画好き。
長男と奥さんは2階に部屋がありますが、匡平と自分は1階で、車で出かける時も
匡平と自分は前の席( つまり運転要員 )で、長男と奥さんは後ろの座席。

匡平が小さな頃から毎年夏には、虫が苦手な奥さんを家に残して、長男と3人で
毎週の様に海や川へ出かけており、昼ご飯はBBQが定番でした。
行けない分、奥さんは毎回、BBQの具材の下準備をばっちりしてくれてました。
そんなことも有ってか、大人になってからの匡平はかなりのBBQ好きでした。

成長し大きくなると長男が奥さんに似たのか虫が苦手になり、匡平と2人で海や
川に出かける事が増えました。
そんな自然をフィールドにした遊び以外でも、匡平と長男が小学生の頃には毎年
必ず家族で行ってたデイズニーランドに、当初は家族全員で行く計画だったはず
なのに、理由は忘れましたが2人だけで行ったこともありました。

匡平が高校生の頃に彼はスノーボードに出会い、自分はダイビングに出会って
枝葉は分かれましたが、ともに休日は自宅に居ない生活になっていきました。

昨年の夏前、そんな彼に自分は不要になった nikon D100をあげました。
それまでは以前にあげた、オリンパスの古いコンデジC3040で彼は腕を磨いて
いた様でして、上の写真がD100をあげた直後に撮した写真です。

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撮影者 : manboon 2008年6月4日

そしてこれは偶然にも、匡平が撮影した約2ヶ月前に自分が撮した同じ奈良の
東大寺です。
自分も匡平も歴史有る建築物が好きで、古くて大きなお寺さんや城を撮す事が
好きだったんです。

自分はデジイチ歴が7年になりますが、負けました!!

マクロな生物写真撮影なら負けない自信は有りますが、自然な構図が何よりも
全てのワイド撮影では、匡平は自分より感性がかなり優れていた様です。

なのに匡平は自分が持ってる、日頃はレンズ庫の肥やしと化してるフィッシュ
アイレンズや、ワイドレンズを全く使わずに、「そのうち写真が上手くなったら、
借りて撮すよ」って言って、至って普通のズームレンズだけで撮っていたのが、
今になってはとても残念です。

2009年08月26日

●今年の父の日には

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撮影者 : 匡平 2009年7月11日 紀伊長島にて

今年の父の日、産まれて初めて匡平から父の日のプレゼントを貰いました。

彼が社会人になって初めてのボーナスの時には腕時計とか、他にも色々と
記念日にプレゼントは貰ってましたが、父の日には初めて。
奥さんは今まで毎年、母の日のプレゼントを貰っていましたが、自分への
父の日のプレゼントは今年が初めてでした。

「本当は、何か欲しいモン有るの?」
と、父の日のプレゼントを渡されながら聞かれ、自分がちょうどフェラーリの
模型を組み立てている時だったので、「フェラーリか、孫」って答えた覚えが
あります。

プレゼントの品はパワーストーンのストラップで、いつまでも元気で居てとの
メッセージが込められており、とっても嬉しい気分で 「 いつも身につけてる
為に、携帯に付ける事にするよ 」 って言って、それから携帯に付けてますが
今回の件で、これから一生外せない携帯ストラップになってしまいました。

2009年08月24日

●この夏、匡平がおしえてくれた事

従来の様な生物の事はまだ書けませんが、久々にちょっと書いてみる気が
出ましたので、最近の出来事を書いてみます。

ただコメント返信するまでの気力は有りませんので、生意気な事を申して
申し訳ございませんが、コメントの書き込みはご遠慮願います。

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撮影者 : 匡平 2009年7月20日 佐久島にて

仏壇やお墓は、長男と匡平が買ってくれる物と思っていた我が家ですので、
先日の匡平の突然の出来事では、まずはお寺さんで四苦八苦しました。

もともと二男である自分の実家は曹洞宗なので、まずお願いした葬祭場に
曹洞宗で自分達が希望する日程で、受けていただけるお寺さんを紹介して
いただきお願いしてみたところ、「まず実家のお寺さん、すなわち自分の本家が
檀家となっているお寺さんに、ひと言連絡して下さい」とのこと。

「へっ?、なんで」と思いながらも、連絡してみて判りました。

曹洞宗がそうであって、他の宗派では異なるかも知れませんが、自分の様に
本家の跡継ぎでない新家の場合、本家が檀家になってるお寺さんが新家の
お寺さんの優先権が有るそうで、例えば自分の様に実家から遠方に住んで
いる新家がお寺さんを決めるのには、本家のお寺さんの許可がいるそうです。

と言うことで今回は突然の事ゆえバタバタのまま、通夜、葬儀、初七日迄は
自分が住んでる近くの曹洞宗のお寺さんが、実家が檀家のお寺さんの代理と
して受けていただき、その後は自分と、実家のお寺さんと話して決めることで
進めていただきました。

結局、遠方と言う理由で押し通して、今後、我が家は今回お世話になった
自宅近くにある曹洞宗のお寺さんにお世話になる事で落ち着きましたが、
今の時代に顧客希望が第一優先で無く、お寺さんのルールを第一優先として
物事を進める姿勢に、800年近い曹洞宗の伝統を守り続けていく奥深さを
感じました。

この夏、匡平が教えてくれた最初の出来事でした。

2009年08月19日

●自慢の息子、橋本匡平

早い物で、あの日から10日が過ぎ、ようやく人前でボロボロ涙を流す事が少なく
なってきました。
この10日間で、人生でいちばん泣きました。
きっと子供の頃の、弱虫だった時よりも泣いていたと思います。

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実は今月の8日、自分が愛していた家族のひとり、二男の匡平(きょうへい)が、
僅か25歳の若さで永眠しました。

自分と2人して、8日に渓流で遊んでいた時に行方不明となり、当日深夜までの
捜索で見つからず、翌日早朝から捜索の結果、8時50分に水中の狭い岩穴に
挟まれ、天国に召された姿で見つかりました。

しかし発見されても岩穴から出すのが困難を極め、上流に有るダムが降り続け
ていた雨のせいで、あと10分でダムの水を放流するという瀬戸際で、消防の方、
消防団の方、警察の方達が頑張ってくれたおかげで、綺麗な顔で引き上げて
いただけました。
あと少し遅ければ、放流された大水に流されていってしまう所でした。

彼は幼少の頃からスイミングスクールに通い、もともと海や川で遊ぶ事が
大好きで、中学生ぐらいまでは毎年、夏は何度も一緒に渓流にテナガエビや
魚捕りに行っており、今回は彼が高校生の頃に一緒に行って以来、一緒に
出かけた川遊びでした。
25歳になっても、父親と一緒に遊んでくれる優しい子供でした。

先日、当ブログにライフジャケットを着けたままでの水遊びの事で、偉そ~に
自分の子供への教育方法を書いたばかりでしたが、そのくせ自分は何も出来て
なかった様で、偉そうに書いた罰が当たったのかも知れません。

いつもなら朝は起こしてもなかなか起きてこない匡平が、当日はすっと起き、
移動中の車の中ではお笑い系のDVDを見ながら、2人して大笑いしながら出かけ、
現地に着くなり自分の分までお湯を沸かしてくれて、カップラーメン食べたら、
虫取り用のタモを持って、すっ飛んでエビ取りに行きました。

そして「これじゃあ~捕れんわ~」と言いながら、一度戻ってきて、タモを置き
モリを持って、再び楽しそうに行ってしまいました。
そんな楽しそうな姿が、最後の姿でした。

そんな姿の思い出と、最後には綺麗な顔をしたまま家族の元に戻ってきてくれた
事を良かったと、今では思う様にしております。

遺影を作ろうと匡平の写真を見返してみると、いつも笑顔の写真ばかりで、
常に笑顔の絶えない本当に良い子でした。

お通夜とお葬式には、彼の幼なじみ、小中学校時代の友達などや、高校生の時、
大学生の時、そして社会人になってからの友達など、友達だけで約200名もの
多くの方がお集まりいただき、短いながらも多くの友達に恵まれた幸せな人生
だったと思います。
自分が例え今、死んだとして、とてもこんなに沢さんの友達を集める事は
出来ません。

当ブログに彼の事を書こうか、書こまいかと悩みましたが、我家にはこんなに
幸せを運んでくれてた良い子供がいた事を、皆さんに自慢したくて書きました。

これが今、自分がブログを更新していない理由だったんです。
久しく当ブログを更新しておりませんが、毎日、閲覧していただいている
カウンター数を見ては、申し訳なく思っておりました。

しかし残念ながら、まだ従来の様に毎日更新する気持ちにはなれませんので、
まだしばらく休載させていただきます。
申し訳ございません。

あとコメントも、今はまだ返事が書ける様な心境では有りませんので、どうか
差し控えていただく様、お願い申し上げます。

2009年08月10日

●休載のご連絡にて

大変申し訳ありません。

悲しい出来事がありましたので、一ヶ月ほど休載させていただきます。

2009年08月08日

●シコンハタタテハゼの幼魚

大手の製造業メーカーの方々は本日から大型連休で、しばらく通勤ラッシュが
緩まると思われますが、反面、高速道路の渋滞が激しくなるんでしょうね。

せっかく梅雨が明けたと言うのに、この一週間は芸能人の方の暗いNEWSが
あふれる毎日でしたので、来週は旅行や帰省などでの子供達の明るい声が
あふれるNEWSでいっぱいになる事を、祈ります。

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シコンハタタテハゼの幼魚  学名 Nemateleotris helfrichi
 スズキ目 / ハゼ科 / ハタタテハゼ属

撮影 2005年3月:PALAU 水深 -35m 大きさ約40mmぐらい
英名 Helfrich's dartfish
生息域 小笠原諸島、奄美大島以南 ~インド洋、中西部太平洋域など。

岩礁域や珊瑚礁域の水深が35m ~ 60mぐらいの、軽石混じりの砂磯底上の
中層をホバリングしながら生息しております。
頭部は鮮やかな黄色、眼上部から第一背鰭起部にかけて、淡紫色の縦帯状の
模様があり、胸鰭辺りの濃紫色が尾鰭にかけてグラデーション的に色彩が薄く
なっていきます。

前半分が白色に近い水色で、後半分が濃褐色をしている第一背鰭は、幼魚の
時ほど長いと言われてますが、本種は普通の長さでした。
もっと小さい幼魚じゃないと長くないのかも知れません。

頭部の模様の色彩に関しては地域によって異なり、本写真の様にミクロネシア
地方では黄色い頭部をしてますが、南太平洋域にあるクック諸島や、タヒチ等に
生息する種では頭部が濃いピンク色をしておりますが、単なる色彩変異と考え
られ、現時点では分類上は同種となっております。

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撮影 左2001年11月:SAIPAN グロット  右2003年10月:GUAM ブルーホール

右のGUAMで撮したのは鰭が開いて無いし、左のSAIPANで撮したのは、まだ
経験数が100本位の頃に、当時のコンデジで撮した物にて、画質が悪く、本種に
関しては、これらの大きな個体の綺麗な写真が撮れてから、報告しようかと長年
思っておりました。

でもそんな事思ってると、いつまで経っても本ブログの種の数が増えませんので
今回の潜水休止期間の内に、報告させていただきました。

2009年08月07日

●ハナナガモチノウオ

ちょっと今日はローカルなお話しで、すみません。

昨日、仕事中に名古屋都市高速道路を利用しましたが、入り口でETC君が
「530円、ご利用しました」と、アナウンスしてきました。

「うんっ? 530円? 750円の間違いじゃないの」って思ったのですが、どうやら
7月18日から、やっと名古屋都市高速道路も " 社会実験 " とやらの大名目で
土日祝日割引が始まったらしく、今回のお盆期間の特別割引日程のおかげで
昨日も割引だったみたいです。

まぁ会社経費ですので安いに超した事はないのですが、それにしてもETC君の
変な丁寧語、「ご利用されました」か、「利用しました」の間違いでは?

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ハナナガモチノウオ  学名 Cheilinus celebicus
 スズキ目 / ベラ科 / モチノウオ属

撮影 2008年10月:PALAU 水深 -7m 大きさ約150mmぐらい
英名 Celebes wrasse
生息域 和歌山県、奄美大島以南 ~インド洋、中西部太平洋域など。

内湾性の珊瑚礁域の礁湖や入り江など生息しております。
吻が長く、頭部の外郭が眼の付近で窪むのが特徴で、成長した雄には
眼の周りに放射状の橙赤色帯があります。

また、尾柄部に長い黒斑があることも本種の特徴です。

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おそらく普通のダイバーなら、まず撮してみようとは思わないと考えられる種の
ひとつです。
自分も撮した時は、「そう言えば、偶に見かけるけど撮した事ないなぁ~」 と
思って撮影した写真です。

なので、真横どんピシャでなく少し斜めってるは、尾鰭は切れてるはと、
綺麗に撮り直してから報告したかった生物のひとつではあります。

2009年08月06日

●ミカドチョウチョウウオ

流石に1ヶ月半近くも潜っていないと、報告ネタに限界がやってきました。
なので本日からは、しょぼい写真が多くなりますが、スミマセン。

しかし、過去に撮った写真を調べていくと、結構、ボツ写真が多い事に
笑えました。
しかも最近初観察と思ってた生物も、実は過去に色々撮してたりしていて、
如何に知識不足でただ撮していただけかと、恥ずかしい限りです。

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ミカドチョウチョウウオ  学名 Chaetodon baronessa
 スズキ目 / チョウチョウウオ科 / チョウチョウウオ属

撮影 2009年3月:沖縄本島 真栄田岬 水深-7m 大きさ120mmぐらい
英名 Eastern triangular Butterflyfish
生息域 駿河湾以南 ~ インド洋、東オーストラリア、西、中、南太平洋域など。

珊瑚礁域の礁池、礁湖などや、珊瑚礁の外縁部、礁斜面など、珊瑚が発達して
いる所に、比較的にペアで生息しております。
体色は、頭部には眼の上を通る暗褐色の2本の横帯があり、体側面の胸鰭より
後には、くの字型の黄色の横縞が全体に広がります。

体型は側扁しており、背鰭、臀鰭の中央が高く発達していて、主にミドリイシ類の
ポリプを好んで食べます。

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和名のミカドとは、背鰭と尻鰭の中央が高く発達し、体が三角形をしてる事から
付けられたそうです。
てっきり自分は「帝」からと思い、神々しい名前のチョウチョウウオと思ってました
が、全然間違ってました。

英名と違って、和名に帝とか天皇とか神様とかって、日本人の感覚からすれば
簡単に付ける訳ないですよね。

2009年08月05日

●ニラミギンポ

先日、若田光一さんが宇宙空間での長期滞在から地球に帰ってこられて、椅子に
座ってお尻が痛くなると言う話しに、へぇ~っと思いました。

無重力における筋肉の弱体化に対して、ある程度の運動を続けていたそうですが、
重力による体の重さに対する力は、鍛えようがないみたいですね。

だとすると、宇宙で産まれ育って地球に初めて降り立った時のカミーユ・ビダンや、
アムロ・レイ達は戦いながら、コクピットの中で椅子の痛みとも闘ってたんでしょうか?

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ニラミギンポ  学名 ecsenius namiyei
 スズキ目 / イソギンポ科 / ニラミギンポ属

撮影 2009年4月:柏島 民家下 水深-9m 大きさ60mmぐらい
英名 Combtooth-blenny
生息域 伊豆大島、和歌山県、高知県、長崎県男女群島以南
                        ~ 西部太平洋の熱帯域など。

水深が 5m~20mぐらいの珊瑚礁域や岩礁域などに生息しており、多くの
イソギンポ科の生物と同じ様に普段は岩穴などに引っ込んでいて、顔だけを
出している姿を多く観察します。

体色は紺色、背鰭に欠刻がなく尾柄部から尾鰭にかけては鮮やかな黄色を
してますが、幼魚の頃は尾鰭が白く、サカナに関しては珍しく幼魚の頃よりも
成魚の方が撮り映えがします。

フタイロカエルウオ に似てますが、黄色域が尾柄部以降に
限られる事で本種と判別できます。
普段は底からやや離れて泳いでますが、危険を感じると岩穴等に逃げ込み、
そんな時に頭部に鮮やかな青帯を出します。

           niramiginpo%2020090412a.jpg

この画像は普段の姿を自分が写真に撮った時にストロボで驚かせてしまい、
頭部に青帯を出した画像です。

人間で言うところの、恐怖に青ざめた顔ってとこでしょうね。

2009年08月04日

●スミウキゴリ

やっと、梅雨が明けました~♪

と言っても、台風のせいで今夜あたりからまた雨みたいですが、梅雨前線が
なくなったのは嬉しい事です。

先日、車の中がぞうきん臭いので原因を探してみたところ、傘からでした。
しばらく使っては車の中で放置、って状態が続いていたのが原因の様でして、
梅雨って、こんなところまで影響するんですね。

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スミウキゴリ   学名 Gymnogobius petschiliensis

 スズキ目 / ハゼ科 / ウキゴリ属
撮影 2009年7月:三重県銚子川 魚跳渓 水深 -30cm 
生息域 北海道日高地方、本州以南 ~ 屋久島、隠岐、壱岐、対馬、
      朝鮮半島など。

河川の河口付近から下流部にかけて生息してますが、上流部まで遡上して
いる事もあり、今回も中流部から上流部にかけたところで撮影してます。

ウキゴリ、スミウキゴリ、シマウキゴリのウキゴリ属3種とも
体型は体前半は上下に平ら、後半は左右に平ら型であり、本種は、第1背鰭の
模様が縞模様だけで後端に黒斑が無い事、体側面の横縞の後半部が明瞭で
ある事、尾鰭基底部にある黑斑が明瞭な事などで同定ができます。

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撮影 2007年8月:三重県銚子川 魚跳渓 水深 -1m 

春の産卵期には雌の腹部が黄色に染まるそうで、以前から撮してみたいと
思ってますが、限られた休日の中で海に行く事を優先し、またその頃の水温を
考えるといつも二の足を踏んでおりました。

しかし、ようやくテックトレーニングも一段落した事ですし、まずはこの秋にでも
ボウズハゼ の婚姻色を撮しに行って、その寒さを基準として来年の春を考えて
みようと思っております。


●シュノーケル

     20090804raa.jpg
      写真は本文と全く関係ありません、ただのイメージです。

普通のファンダイビングではシュノーケルは安全の為、必需品になってますが、
テクニカルダイビングでは、体から飛び出ていて障害物へ引っかかる危険性の
ある物と考えられ、不要なものとされてます。

なので自分もテクニカルダイビングを始めてから、シュノーケルは不要物となり、
普通のファンダイビングをしてても付けないようになってしまいました。

そんな中、先日、川で淡水生物の撮影をしようと思い、必要なシュノーケルを
探したところ、見つかりません。
いつも使わなくても、ダイビング器財のバッグに入れていたはずなんですが、
見あたりません。

結局、今回は何とか借りることで助かりましたが、常に使わない物でも時には
無くてはならない物だけに、大切に保管する様に改心いたします。

でも、どこにいっちゃったんでしょう~

2009年08月03日

●タイワンマトイシモチ その2

例年なら、6月末頃 ~ 7月にかけて、テンジクダイ科の生物の口内保育を
いろいろ観察しておりますが、今年は同時期は潜れなかったので、一度も
口内保育の観察が出来ませんでした。

なので本日は、去年観察した口内保育の画像の報告です。

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タイワンマトイシモチ  学名 Foa brachygramma
 スズキ目 / テンジクダイ科 / タイワンマトイシモチ属
撮影 2008年10月:パラオGP3 水深-12m 大きさ60mmぐらい
英名 Fo cardinalfish 、Weedy cardinalfish
生息域 相模湾以南の南日本、インド、西部太平洋域。

内湾沿岸部のアマモ場周辺や、珊瑚礁域でも同じ様な環境に生息して
おります。
体高は高く側扁しており、目の周囲に褐色の点列状の模様、体側面には
全体に暗褐色のまだら模様があります。

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撮影 2008年4月:パラオGP3 水深-12m 大きさ30mmぐらい

本日の口内保育中の画像ですが、テンジクダイ科の生物の習性から言って、
口内保育をしているのは雄と思われます。
そしてちょっと見にくいのですが、画像の後の方により大きな個体がいます。
って事は、大きな個体は雌?

わりとよく見るテンジクダイ科の夫婦さん達は、同じぐらいの大きさの雌雄の
組み合わせが多いのですが、本画像の夫婦さんはかなり大きさに差があり、
撮したところがパラオだけに、奥さんが凄く強いんでしょうね。

日本と違って四季のないパラオでは、テンジクダイ科の生物たちも、一年中、
いつでも産卵シーズンなのか、本日の口内保育を観察したのは10月ならば、
この幼魚たちの観察も4月です。

しかし年中、口内保育の観察が出来るのであれば、もっと沢さん口内保育の
観察が出来ていいはず。
いったいパラオのテンジクダイ科の生物は、いつがシーズンなんでしょう?

2009年08月02日

●ヒラテテナガエビ ( ヤマトテナガエビ )

先週の週末、実家の整理の合間に、近くの川で数時間ほど遊んできました。
本日は、その時に撮した生物の報告です

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ヒラテテナガエビ ( ヤマトテナガエビ ) 雄
学名 Macrobracbium japonicum
 ホンエビ上目 / テナガエビ科 / テナガエビ属
撮影 2009年7月:三重県銚子川 魚跳渓 水深 -15cm 
                  大きさ 甲長70mmぐらい 鋏脚長100mmぐらい
生息域 千葉県以南 ~ 九州、台湾など

水質の綺麗な河川の、中流から下流に生息しております。
昼間は石の下や水草の茂みなどに隠れていて、夜になると活発に活動を
します。
体長は成長すると甲長が100mm程度にまで大きく成り、胸部の横に細かな
縦縞がたくさんある事で、本種と同定できます。

近似種のテナガエビが流れが割と緩やかな所に生息しているのに対して、
本種は川を遡るぐらい力が強くて、流れの速い川の上流部にも生息して
おります。
第2胸脚が太くて長い事から、゛ヒラテナガエビ"との和名が付きました。

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撮影 2009年7月:銚子川 魚跳渓 (雌) 水深 -15cm 大きさ 甲長60mmぐらい

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撮影 2009年7月:銚子川 魚跳渓 (雌) 水深 -15cm 大きさ 甲長40mmぐらい

今でこそ ヒラテテナガエビ なぞと読んでますが、自分が小中学生の頃は、
夏に川遊びで捕まえては、オヤツ代わりに焼いて食べてました。
自分の実家の地域では、ワニエビと読ばれてます。

しかし現在では、自分達が小中学生の時に、放課後とか日曜日に川遊びを
してた区域は、ほとんど危険区域とされ立ち入り禁止になっているようです。
今回撮影したところは高校生の頃に遊んでいたところで、ここだけは未だに
立ち入り禁止区域になっておりません。

自分達や、自分の子供達は海パンいっちょで遊んでましたが、最近の子供は
親の育て方もあるんでしょうが、ライフジャケットやウェットスーツまがいの物を
着て、川遊びをしてます。
安全に越した事は無いんでしょうが、それでは自然の痛みとか、自然の海や
川の本当の怖さが判らないだろうな~と、いつも思います。

って、そんな中に、シェルドライ着て、フィン履いて潜ってる奴が偉そうに言う
セリフじゃ無いですね、きっと。

2009年08月01日

●たぶん ウケグチイットウダイの幼魚

さて今日から 8月。
とうとう 7月中に、梅雨明け宣言は出ませんでしたね~
今週末は月末月初なので、お仕事、お仕事です。
休日だったとしても、どうせ海には行けませんし、天気もすぐれませんし。

梅雨が遅れている分、お盆明けから夏が遅れてやって来れば良いの
ですが。

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たぶん ウケグチイットウダイの幼魚  学名 Neoniphon sammara

キンメダイ目 / イットウダイ科 / ウケグチイットウダイ属
撮影 2008年10月:PALAU セントカーディナル(ナイトダイビング)
 水深 -7m 大きさ 30mmぐらい 
英名 Spot-fin Squirrelfish
生息域 紀伊半島以南 ~ 紅海、インド洋、太平洋域など。

珊瑚群落の比較的浅い水深に生息しております。
図鑑や色んな文献で調べるところ、イットウダイ科の仲間としては体型は
やや細長く、下顎が上顎より突出し、目は大きい。
成魚の体色は銀色地に赤色縦線が入り、背鰭前方に暗色斑が入る事で
他のイットウダイ科の生物と区別ができる。

と、あります。
近似種の ヒレグロイットウダイ は背鰭に黒い斑紋ではなく、黒帯が入る事、
また体色が同じ ホソエビス は背鰭は透明な事で区別が可能な様です。

しかし、本画像の様なサイズの写真が何処にも載っていないので、確実とは
言えませんし、本画像自体が昼でなく、ナイトでの撮影。
ひょっとしたら昼間は体色がもっと赤くて、背鰭の斑紋も幼魚の頃は黑斑でも、
成魚になると縦帯に変化するのかも知れません。

なので本日は、「たぶん」と、言い訳させていただきました。