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2009年02月28日

●テングノオトシゴ その2

一昨日の倉庫引っ越しの筋肉痛が、嬉しいことに翌日の昨日やって参りました。
しかし痛み始めたのは、夜の22時頃。
翌々日では無かったのですが、1日半後とは。

嬉しいような、悲しいような複雑な筋肉痛でした。

tengunootoshigo20090208a.jpg
テングノオトシゴ  ブラックバージョン 
学名 Pegasus laternarius
トゲウオ目 / ウミテング科 / テングノオトシゴ属
撮影 2009年2月:安良里 黄金崎 水深-16m 大きさ50mmぐらい 
生息域 相模湾以南 ~ インド洋、マレー半島、中国、台湾など

不思議なモノで、1,200本以上も潜っていたのに先月、初めて観察出来たと
思ったら、一ヶ月も経たないうちに違うカラーの個体に出会えました。

しかし出会えた時は残圧30、たった2カットの撮影で諦めエギジットに至ったと
言うのに、最期は残圧0でみっともなく緊急浮上をしてしまいました。

本種の詳しい説明は こちら を、ご覧下さい。

2009年02月27日

●Arcygobius baliurus

当報告は、最初、 キララハゼ属の1種(?) のタイトルで報告させていただき
ましたが、サザンマリンラボラトリーの ぢろー所長より、今から170年も昔の
1837年に学名が Arcygobius baliurus と発表されたハゼ科の生物ですよと、
お教えいただきましたので、修正させていただきました。

因みに未だに英名も、和名も付いて無いそうです。

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我家は小さなちびっ子建てですが、2000年の東海豪雨の時に床上70cmの
水害にあってから、近くの当時水害に遭わなかった高台にコンテナ倉庫を
借りており、先日購入したリブリーザー等のダイビング器材や、季節モノの
家電製品や、今の季節は自分と子供の夏タイヤやら、反対に夏ならスタッド
レスタイヤなどを保管しておりましたが、先々週、突然、地主さんから退去の
依頼が届きました。

と言う事で、急遽、昨日は休暇を頂いて、地主さんから斡旋された新らしい
コンテナ倉庫へ引っ越し作業。
久々に、終日の肉体労働でした。

さてここ数日間、一般種の報告をしておりましたので、そろそろサカナヲタクの
血が騒ぎ、本日は不明種の報告です。

でも詳しい方がご覧になられたら、「な~んだ、○○ じゃんっ!」って言われる
かも知れませんが。

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学名 Arcygobius baliurus
スズキ目 / ハゼ科
撮影 2009年1月:PALAU -12m 大きさ 80mmぐらい 
生息域 セイシェル、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど

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やはり、自分が無知なだけで、学名 Arcygobius baliurusと言うハゼでした。

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あの平凡社発行の 「決定版 日本のハゼ」 にも、近似種は掲載されていても
本種は掲載されていません。
パラオの一般的なサービスさんや、ダイバーが行かないポイントですが、この
ポイントには沢さん棲息しており、決してパラオの全てを知り尽くしたわけでは
ない個人的な感想ではありますが、本種をこのポイント以外で観察したことは
ありません。

自分的な、てきとーパッと見みてくれ識別では キララハゼ属の1種(?) の様に
思えますが、いつもの如く学術的根拠は全く無いため、当ブログの分類的には
ハゼ科の1種にとどめさせていただきます。

種の同定が出来てないため、当然、学名、生息域などは判りませんので、
あしからず。

2009年02月26日

●フタスジタマガシラ

以前にも書きましたが、職業柄ケータイを 3ヶ月位で新しい機種に変更して
おります。

今回は2009年春モデルなのですが、今回いつも希望してるF社の商品は、
前回の2008年冬モデルから指紋認証機能が無くなったぐらいで、外観も
ほとんど同じなので、偶には変わったタイプとSHARP製にしました。

20090226aaa.jpg20090226aab.jpg

このタイプ、画面が横にスライドして両手の指で文字キーが打てますので、
キーボート打ちしかしか出来なくて、ケータイでの文字打ちが苦手であった
自分の様なおじさん属には、キーボード打ちで打ちやすく、たまにケータイ
からブログアップする時は楽になりそうです。

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フタスジタマガシラ ナイトカラー
撮影 2009年1月:PALAU - 12m 大きさ 100mmぐらい 

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フタスジタマガシラ 幼魚サイズ
撮影 2005年10月:西表島 - 8m 大きさ 40mmぐらい 

学名 Scolopsis bilineata
スズキ目 / イトヨリダイ科 / ヨコシマタマガシラ属
英名 
生息域 高知県以南 ~ 東部インド洋域、西部太平洋域など。

比較的浅い水深の、珊瑚群落近くの礁湖などの砂礫底域で見られます。
幼魚の頃は、体側面の背側に黒と黄色の3本ずつの縦縞が有り、腹側が白い
体色をしてますが、成魚になると黒と黄色の縞はグレーに変色し、眼の上部を
斜めに走る白い縞が2本入るようになります。

串本辺りでも夏頃から秋にかけて、幼魚は偶に観察出来ますが、成魚は観察
したことが自分は有りません。

futasujitamagashira%2020051010.jpg
撮影 2005年10月:西表島 - 12m 大きさ120mmぐらい 

ナイトカラーと幼魚カラーと紹介してきて、さて日中の成魚カラーはこれ。
若干の色彩の濃淡は有れど、まぁあまり昼も夜も大きく変わらないみたいです。

幼魚は体色がカラフルで、とぢらかと言えばカメラを向けると、逃げずにこちらに
よってくる位、愛嬌が有るのですが、一般種すぎるのか南の海ではダイバーの
皆さんの被写体になる事は少ないようです。

2009年02月25日

●アカヒメジ

自分は10代後半から一年中、慢性アレルギー性鼻炎なので、年中なんらかの
鼻炎対策の薬を服用しております。
特にひどいのは杉~檜の時期、判りやすく言うと2月~5月の頃でして、今年は
昨年末から通院してる耳鼻咽喉科で、1月から新しい薬を頂いて服用したところ、
何と大当たり~♪

薬は人によって、合う合わないが有る物ですが、自分には合っていたようで、
今のところ軽めの症状で助かっております。

さて今日も、南紀での普通種の報告です。

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アカヒメジ  学名 Mulloidichthys vanicolensis
スズキ目 / ヒメジ科 / アカヒメジ属
撮影 2009年2月:須江 内浦 -6m 大きさ 100mmぐらい 
英名 Yellowfin goatfish
生息域 南日本以南 ~ インド洋、太平洋域など。

珊瑚礁域の礁湖や、珊瑚礁外縁に数匹から数十匹の群れを作って遊泳して
おります。
体側面の中央に走る黄色い縦帯と、各鰭が黄色い事が特徴で、下顎にある
1対の髭(ヒゲ)で砂の中に隠れている環形動物などを探しだし食べています。

akahimeji%2020090207b.jpgakahimeji%2020071017b.jpg
撮影 左上 2009年2月:須江 内浦 右上 2007年10月:GUAM

水中で見るからには赤色のイメージはほとんど無く、どう見ても黄色のヒメジ、
英名はそんなところから付いていると思えますが、死んでしまうと全身が赤色に
変色する事から、 アカヒメジ の和名が付いたようです

スーパーや魚屋さんで売っている赤い姿しか見たことが無い方の為に、そんな
海の中での黄色すい姿を動画で記録しましたので、興味が有る方はこちらを、
ご覧下さい。

2009年02月24日

●サビハゼ

あの偉大な手塚治虫先生のアトムを主人公とした作品「史上最大のロボット」を
サンプリングされて、浦沢直樹先生が描かれている作品「PLUTO」が、とうとう
クライマックスになってきました。
小学生の頃、リアル・アトムで育った自分にとって、今から約5年半ほど前に、
衝撃のリファイン振りの連載開始でしたが、単行本にして1冊に纏まってしまう
内容の物語が、最終的には8冊の物語に生まれ変わっております。

本作品では手塚先生が描いていたロボットの苦悩を、浦沢先生が更に鮮明に
書き描かれており、「モンスター」や、「20世紀少年」に続いて、いつかはきっと
映像化される事と思いますが、本当に良い作品ですので読まれていない方は
ぜひお読みいただければと思います。

さて本日は、日本の海のほとんどのポイントで観察可能なハゼ科の普通種の
報告です。

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サビハゼ  学名 Sagamia geneionema
スズキ目 / ハゼ科 / サビハゼ属
撮影 2009年1月:大瀬崎 湾内 -6m 大きさ 80mmぐらい 
生息域 青森県~九州の沿海州、朝鮮半島南岸、済州島など。

比較的浅い水深の砂底に生息しております。
特徴としては、体側面に暗褐色斑が不規則に点在し、尾鰭基底部に円形の
暗色斑がある、また胸鰭上部の軟条が遊離している事、そして何よりも判り
やすい特徴は、下顎に多数のひげがある事です。

成長すると150mm位の大きさになり、着底した底生生活の行動をしますが、
50mm位までの小さい幼魚の頃は、海底より数センチ浮いた位置を、小さな
群れを作って遊泳しております。

sabihaze20090208c.jpg
撮影 2009年2月:安良里 黄金崎 -12m 大きさ 50mmぐらい 

大瀬崎や串本など、伊豆や南紀などの大半のポイントの砂地で観察が出き
ますので、伊豆や南紀を潜った事のあるダイバーなら、まず、見た事が無い
人はいないのではと思います。

「見た覚えがないな~」と言う方は、安全停止の時にゴロタやテトラポット等の
下の砂地を、よぉ~く捜してみて下さい。
あちらこちらで観察出来ると思いますよ。

2009年02月23日

●ナミダテンジクダイ その2

昨日は 3週間振りに仕事の日曜日でした。
今年の2月は28日間しかないので、日々毎日の曜日は1月と同じと言う事で、
今週末は1月と同様、月末月初に当たる為に出勤です。
と言う事は、必然的に怒濤の14連勤のスタートでした。

さて今日は、南の海で観察出来るテンジクダイの報告です。

namidatenjikudai20090111a.jpg
ナミダテンジクダイ  学名 Apogon savayensis
スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属
撮影 2009年1月:PALAU -5m 大きさ 50mmぐらい 
英名 Similar cardinalfish
生息域 奄美諸島以南 ~ 紅海、西部太平洋域、GBRなど。

水深5~10mの珊瑚礁域に生息しております。
眼は大きく、眼の下から頬にかけて斜め方向に、先細りの黒色の線があり、
体側面の中央部に6~10本の輪郭が明瞭な暗褐色の横帯があります。
また、尾柄部に太い黒色の横帯があるなどが特徴。

近似種の ホソスジナミダテンジクダイ は、尾柄部の太い黒色横帯の前の
白色部分が太くて明瞭、体側の横帯が無いことで区別ができます。

namidatenjikudai20060611b.jpgnamidatenjikudai20081019a.jpg
撮影 左2006年6月:PALAU -5m 右2008年10月:PALAU -12m 

本種も他のテンジクダイ科の生物と同様に、日中は珊瑚や岩塊の隙間などに
隠れていて、夜になるとフラフラと泳ぎだします。
上左写真は、日中、サンゴの中に隠れている姿で、その他はナイトでの撮影。

パラオのナイトダイビングでは過去に、小さな 幼魚 の姿も観察出来ており、
やはりテンジクダイ科の生物観察で、ナイトダイビングは外せませんね。

2009年02月22日

●セグロスズメダイ

さて昨日の須江の2本目は、須江初登場の ジャパニーズ ピグミーシーホース
見てきました。
個人的には柏島以外で初めて見ましたが、ここ数年は串本でも観察出来て
ますし、意外と捜せば結構いてるかも知れませんね。

segurosuzumedai20090110a.jpg

セグロスズメダイ  学名 Dischistodus melanotus
スズキ目 / スズメダイ科 / スズメダイ属
撮影 2009年1月:PALAU -5m 大きさ 100mmぐらい 
英名 Blackvent Damsel
生息域 宮古諸島、八重山諸島以南 ~ 西部太平洋域など。

珊瑚礁域にて水深が12m以浅の内湾の礁湖や、礁池などに生息しており、
珊瑚に付く藻類を主食としております。
体色は成魚は頭部から背鰭後部にかけ灰黒色で、腹部には大きな暗色斑が
あります。

幼魚の頃は背鰭後部に眼状斑がありますが、成長と共に消えてしまいます。

segurosuzumedai20090110b.jpgsegurosuzumedai20090110c.jpg

まだまだスズメダイ科の知識に乏しい自分は、本種を最初に見た時に、白地に
適当に絵の具で塗った様な体色を見て、てっきり ホワイトダムゼル の婚姻色と
思って撮影し、ダイビング後に質問して セグロスズメダイ と教えていただいて、
初めて知った次第です。

外国人のスズメダイならともかく、和名の付いたスズメダイ科の生物はほとんど
知ってるつもりでしたが、よく調べたらきちんと山渓の「日本の海水魚」に掲載が
されている種でした。

こんな頭でっかちの自分は、真面目に沖縄県を潜って勉強してこないと駄目な
ようです。

2009年02月21日

●今日も、須江に

20090221aaa.jpg20090221aab.jpg

今週も須江にやって来ました。

今日の目的は、先週末に見つけたアオハナテンジクダイの幼魚ちゃま。
しかし見つけたのは、高校生サイズ。
先週は、あんなに小さかったのにまさか1週間でここまで大きくならないと
思うと、残念ながら違う個体のようです。

因みに今日も出動はD200、もったいないけど、このところD300は、すっかり
お休みです。

2009年02月20日

●ノコギリダイ

この時期、例年どおりと言うか、今年も仕事は閉散期と言う事で世間様と同様に
土日に休日が取れています。
従って海に行く回数も順調で、昨年の晩秋に耳を痛めて、更に年末の繁忙期も
重なってしまい、あの潜れなかった1ヶ月半は何だったのか、と思えてしまうほど
です。

そう言えば現在のガソリンの価格ですが、昨年のあの価格高騰前の時期よりも
安くなっており、いったい昨年の価格高騰は何だったんでしょうね??

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ノコギリダイ  学名 Gnathodentex aureolineatus
スズキ目 / フエフキダイ科 / ノコギリダイ属
撮影 2009年2月:紀伊大島須江 水深-5m 大きさ 150mmぐらい 
英名 Yellowspot emperor
生息域 小笠原諸島、和歌山以南 ~ インド洋、西太平洋域など。

珊瑚礁域や、珊瑚礁外縁の岩礁域などで、昼間は群れをなして泳いでますが、
夜間は群れを作らず単独で穴奥などの岩陰に潜んで眠ります。
体色も夜間には変化するそうなのですが、残念ながら自分は未だ夜の体色を
撮影したことがありません。

昼間の体色は、体側面に複数本の黄色の縦帯があり、尾柄部基部の背側に
黄色の大きな斑紋が目立ち、本種と確認できます。

和名の由来は、上あご側面に有るノコギリの歯の様な隆起かららしいです。

nokogirifuedai20090129a.jpgnokogirifuedai20090129c.jpg
撮影 2009年1月:紀伊大島須江 水深-5m 大きさ 150mmぐらい 

紀伊大島須江地区の秋~春にかけての限定潜水ポイントの内浦ビーチでは、
エントリー口すぐ南のゴロタ近辺で、いつも観察出来ます。

特にかわいい~とか、かっこいい~と言った生物でもなく、年中、観察可能な
生物だけに、特別気にして見たり撮影する方も少ない生物ですが、塩焼きや、
煮付けなどで、とても美味しくいただける魚ですので、スーパーや市場などで
見かけた時には、「あ~、あの魚ね」と思い出してみて下さい。

2009年02月19日

●シラナミウミウシ

自分がダイバーになって初めて手にしたカメラは、オリンパスのC3040でした。
当時のコンデジですのでシャッターを押してから写るまでのタイムラグは長く、
運動能力に優れていない自分としては、当然の如く、動きの速~い生物達の
撮影は難しくて、その頃はいつもウミウシばかり撮しておりました。

ウミウシのシーズンは寒い頃とか言う方が多いですが、実際にはその季節に
応じたウミウシが年中存在しており、いち年中、熱~い南の島の海でも観察が
できます。

しかし、以前にも書いたことがありますが、何故かパラオでウミウシはあまり
見かけません。

本日は、そんなパラオにしては珍しく、1日の間に2個体も観察したウミウシの
報告です。

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シラナミウミウシ  学名 Chromodoris coi
裸鰓目 / ドーリス亜目 / イロウミウシ科 / コモンウミウシ属
撮影 2009年1月:PALAU 水深 -6m 大きさ約50mmぐらい
英名 Co's Chromodoris
生息域 琉球列島以南 ~ 西部太平洋域など

内湾や、珊瑚礁域、岩礁域等に生息しており、カイメン類を主食としており、
コモンウミウシ属としては大きく成長する種です。
体色は様々な色彩をした個体を観察出来ますが、独特の色彩模様ですので、
ひと目で本種と識別できると思います。

shiranamiumiushi20090111a.jpgshiranamiumiushi20090111b.jpg
撮影 2009年1月:PALAU 水深 -12m 大きさ約50mmぐらい

こちらは、ナイトダイビングで観察できた姿です。
本種の面白いところは移動する姿で、外套膜を翼の様にバサッバサッと激しく
動かしながら移動します。

上の写真は、ちょうどそんな風に動いている時の姿でして、左が閉じた状態で、
右が開いた状態ですが、写真ではちょっと判りづらいかなと思って、動画でも
撮してみましたので、そんな変わった動き方は、こちらを、ご覧下さい。

2009年02月18日

●クロイトハゼ

昨日は来日中のヒラリーさんの報道を、TVのNEWS番組で沢さん見ましたが、
たった1日の間に、天皇、皇后陛下様から東大生に至るまで多くの日本人の
言葉に耳を傾けられて、すごいスケジュールをこなされていた様で、どう見ても
アメリカ大統領の来日行程みたいでした。
でも、ヒラリーさんではなくて、今はクリントン国務長官なんですね。

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クロイトハゼの幼魚  学名 Valenciennea helsdingenii
スズキ目 / ハゼ科 / クロイトハゼ属
撮影 2009年2月:紀伊大島須江 内浦 -12m 大きさ 40mmぐらい 
英名 Blacklined Sleepergoby
生息域 神奈川県以南 ~ インド洋、中、西部太平洋域など。

岩礁域近くの砂底に巣穴を作って生息しており、クロイトハゼ属に共通する
動きにて、口から砂と共に餌をとりこんで鰓から砂だけを捨てて、砂の中に
含まれているベントス(底生微生物)を食べております。

体色は白く、頭の先端から尾鰭先端まで繋がる長い黒色の縦帯が2本あり、
第1背鰭に大きな黒色斑が有ることで、本種が簡単に特定できます。

kuroitohaze20090207b.jpgkuroitohaze20090207d.jpg

成長するとペアでひとつの巣穴を共用しますが、上の画像の個体は、
幼魚のためなのか、1人でホバリングしておりました。

kuroitohaze20070206a.jpg

上の写真は内浦ビーチのエントリー口のすぐ南方向の辺りで、数年前から
生息しているペアの画像です。
砂埃り混じりのヘタな写真にて見ずらくて申し訳ありません。
自分の記憶では、少なくても 3年以上は生息しております。

ペア姿を見ると幸せに成ると言われるだけあって、いつも仲良しの様です。

2009年02月17日

●シチセンチョウチョウウオ

やはり昨日は朝礼の後、渉外に地下鉄で出かけると、ふくらはぎが痛い!!
でもちょっと嬉しくて・・・翌日に筋肉痛とは。

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シチセンチョウチョウウオ  学名 Chaetodon punctatofasciatus
スズキ目 / チョウチョウウオ科 / チョウチョウウオ属
撮影 2009年1月:PALAU 水深- 5m 大きさ 30mmぐらい 
英名 Spot Banded Butterflyfish
生息域 小笠原諸島、八丈島、琉球列島 ~ インド洋、西部太平洋域など。

比較的に浅い海の、珊瑚礁域や岩礁域に棲息しております。

黄色い体色に、体側面の上半身には濃い灰色の横縞が 7本、下半身の
腹側には沢さんの濃い灰色の点が並びます。
チョウチョウウオ属の大半が、目を通る帯は黒色ですが、本種だけは橙色を
しております。

shichisenchou20090110a.jpgshichisenchou20071118a.jpg
写真左は撮影2009年1月、右は撮影2007年11月 ナイトダイビングにて。
撮影場所は、共にPALAU。

shichisenchou20090110d.jpg

こちらは、仲良しのお友達の メガネゴンベ 君とのツーショット。
うん? ツーショット??
そう言えば、最近この言葉は使わない様な気がします。

幼魚ちゃまに関しては、どう見てもスズメダイ系がピカいちとは思いますが、
おやおや、チョウチョウウオ系もなかなかですね。
今回は撮影中、ずう~っと、まるでネコ目属のスズメ幼魚ちゃまを撮影させて
頂いている様な気分でした。

2009年02月16日

●フウライイシモチ

いつもの事ですが、テック講習は大変疲れます。

水中ではウネリや流れが無い限りは、特に辛いのはWタンクに慣れるまでの
バランスぐらいと思いますが、何せ講習中は14LのWタンクですので、陸上を
移動するのはその重さゆえ歩くのも辛ければ、エギジットも大変です。
ダイビング前後の器材のセッティングだけでなく、車へタンクを乗せる時から、
現地にて車から下ろしたり、帰りに再び車に積んだりと重労働が続きますので、
どう見ても体育会系のダイビングです。

更に短期間で続けてやれば良いかもしれませんが、2~3ヶ月に1度のペースで
やってるので、いつも講習後には筋肉痛がやってきます。

でも講習終了後には、いろいろ嬉しいダイビングが出来ると思うと、この辛さも
もう少しと頑張っており、何とかこの春までには卒業したいと思っております。

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フウライイシモチ  学名 Apogon quadrifasciatus
スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属
撮影 2008年10月:PALAU -12m 大きさ60mmぐらい 
英名 Four Lined Cardinalfish
生息域 東京湾以南 ~ インド洋、太平洋など

比較的浅い海の内湾、砂泥やマングローブ域の泥質の底に棲息し、岩塊や、
流木等の物陰に隠れたり、ハナイソギンチャク類の周囲に群がって棲息して
います。

体側面の中央部に、鼻先から尾鰭後縁まで明瞭な黒褐色の縦帯が1本伸び、
その背方に明確な短い縦帯が1本と、不明瞭な縦帯が2本有る事で、英名の
Four Lined の名が付けられたと思われます。

尚、 フウライイシモチ には腹部側面に6~8本の淡褐色の横帯が有る事で、
近似種の テッポウイシモチ と区別できます。

Fourlined%2020081022b.jpg

テンジクダイが好きになってから、 テッポウイシモチ は大瀬崎にて、何度か
観察しておりますが、 フウライイシモチ は、この時、初観察でした。

昨年秋の写真になりますが、観察出来たのがとても嬉しくて実はず~~っと
それから良い写真を撮りたくて捜してたんですが、なかなか出会えないまま、
今回は、イマイチな写真での紹介となってしまいまして、申し訳ありません。

生息域が東京湾以南となってますので、獅子浜や三保辺りで捜せばいるの
かも知れませんが、自分的にはまだ国内で未観察の生物です。

非常にマイナーな生物ですが、どこでも沢山観察出来る、 ネンブツダイ や、
クロホシイシモチ 等のテンジクダイ、ちょっと体色が変わってるなと思ったら、
気にして見て下さいね。
意外と撮してみると、綺麗な種が多いんですよ。

2009年02月15日

●今日は、テック講習。

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今日は、去年の潜行失敗以来のテック講習でした。

あれから一緒に受講する方も増えて、今日は3名で受講です。
テッキーが増えて、嬉しい限りです。

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これは、講習風景の一部。
昨日の須江は、生憎の大荒れ天候で海の中は透明度 3m程度と最悪の海況にも
関わらず、クローズされた串本からダイバーが流れてきたのか超満員でしたが
今日はこんなに綺麗な海というのにガラガラでした。
昨日いっぱい居たダイバーに、こんな海で潜って欲しかったですね。

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そう言えば、今、須江に某TV局の撮影隊が来ております。
目的はこれらしいですが、皆さんくれぐれも脅威を与えないで下さい。

テック講習やテックダイブは、普通の器材と違って準備も、後片付けも時間が
かかります。
終わってみればゲストは誰もいませんでした。

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帰り道に、偶には風景を。
明日も良い天気だと、いいですね。

2009年02月14日

●ホシテンス その2

本日報告させていただく生物は、 前回は幼魚でしたが、今回は中学生ぐらいの
ステージです。

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ホシテンス  学名 Iniistius pavo
撮影 2009年2月:安良里 黄金崎 -16m 大きさ60mmぐらい 
スズキ目 / ベラ科 / テンス属
英名 Peacock razorfish
生息域 駿河湾、高知県以南 ~ インド洋、太平洋など

珊瑚礁域や岩礁域の、潮通しの良い砂底に棲息しております。
幼魚 の頃の体色は、黒色や茶色等の単色ですが、成長するにつれて写真の
様な横帯が明確になり、成魚まで育つと横帯は薄くなります。 

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撮影 2008年8月:串本 サンビラ -12m 大きさ120mmぐらい

しかし、この ホシテンス 君たち、いつ見てもこんなアホ面をしながら、フワ~リ
フワ~リと波に揺られて漂う様に泳いでおり、なんとも和やかにさせていただく
おサカナさんです。
この写真なんか、目がバッテンになってますし。

なのに、こちらが近づきすぎた時にビュッと一瞬にして砂の中に隠れる素早さも
持っており、いつも毎日ぬぼ~としてるだけでは有りません。

でも、砂に潜る素早い時の表情は?
この顔つきでも、引き締まった顔つきになってるんでしょうかねぇ~?

2009年02月13日

●カニハゼ

先日の黄金崎でのヘタレっぷりを反省し、脚の疲れが取れだした火曜日から
毎夜、wiiFit で走り込んでおります。
wiiFit でジョギングした方なら判るかと思いますが、とりあえずまだ島一周に
やっと昇格できたレベルです。

外を走るのと違って寒くないし、雨降りでも出来るし、服装はパジャマで良いし、
と良い事づくしなのですが、wiiFit を購入した時には、文字通り三日坊主だった
だけに、いつまで続くかが心配です。

因みに火曜日の夜に動かした時、wiiFit君に、「おや、369日振りですね」って
言われちゃいました~。

思わず、「余計なお世話っ!」 っと、過去のデータをリセットし、再設定をして
新たなスタートをしている次第です。

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カニハゼ  学名 signigobius biocellatus
スズキ目 / ハゼ科 / インコハゼ属
撮影 2008年10月:PALAU -5m 大きさ 30mmぐらい 
英名 Crabeyed goby
生息域 インド洋、中、西部太平洋域など。

内湾など珊瑚礁域の、礁湖や礁池の砂泥底、マングローブ域の泥底などに
生息しており、日本では観察例が内にも関わらず、通称和名 カニハゼ
名前がついております。

通称和名の由来は、第1背鰭と第2背鰭にある黒色斑点が、カニの目に見える
事からなのは有名なお話しですね。

kanihaze20090110a.jpgkanihaze20090110c.jpg
撮影 2009年1月:PALAU -8m 

kanihaze20070214a.jpg
撮影 2007年2月:PALAU -5m

意外にも、当ブログ初登場の種でした。
以前から撮影している生物なので、もうとっくの昔に報告済みと思ってましたが。

写真中段の2枚は、共に白系の砂地での撮影したもので、下段の写真は
マングローブ域の濃い茶色の泥地で撮影した物で、やはり生息している地の
色が濃いほど、生物の体色も濃く綺麗になる様です。

因みに、上段と下段の写真は同じポイントで、同じ105mmのレンズ、ストロボも
同じZ240ですが、カメラ本体が上段はD300で、下段はD200で撮した物です。
これは自分だけかも知れませんが、D300よりも型落ちのD200の方がカチッと
した絵が撮れる様な気がして、何か設定次第なんでしょうかねぇ~?

と言う事で、最近、再びD200を持って行く事が増えている次第です。

 

2009年02月12日

●メイタガレイの幼魚

先週の日曜日、急遽、 アカグツ 出現情報に黄金崎に繰り出して参りましたが、
現地にてサービスさんに生物情報を聞いていると、 マスダオコゼ が居るとの事。
実は今まで、 マスダオコゼの1種 は、2度ほど観察しておりますが、本家本元の
マスダオコゼ は見たことが無く、聞いた瞬間に一生に一度見られるかどうかの、
英名 何ちゃらバットフィッシュの アカグツ よりも、自分の頭の中はグルグルと
マスダオコゼ でいっぱいでした。

そんな自分のヨコシマな考え方に神様はお怒りになられたのか、やはりと言うか
アカグツ はおろか、 マスダオコゼ も見られませんでした。

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メイタガレイの幼魚  学名 Pleuronichthys cornutus
カレイ目 / カレイ科 / メイタガレイ属
撮影 2009年2月:安良里黄金崎 水深-16m 大きさ 10mmぐらい 
英名 Ridged-eye flounder 
生息域 北海道南部以南 ~ 黄海、渤海、東シナ海北部など。

水深100m以浅の砂泥底に生息しており、3年ぐらい育つと30cm程の大きさに
成長します。
体高が高く菱形、頭部が小さく両眼がぐっと飛び出しているのが特徴ですが、
両目が飛び出しているカレイは、他にも ナガレメイタガレイ と言う種が存在して
おり、両種の同定は難しいそうです。
因みに相違点は、メイタガレイ に対して、ナガレメイタガレイ は、鱗の並び方が
不規則で、斑紋が丸い事などだそうです。

和名は、眼と眼の間の骨質板が突出してるからと言う説の他に、眼を掴むと
痛いからという説もあります。

meitagarei20090208c.jpg

しかし、この時にガイドしてくださった かじきあん の東さんに紹介された時は、
ただの白い貝殻に見えましたが、ちょっと触れるとピョッと動き、判りました。

普通カレイとかヒラメって、近づくとササァ~と逃げていく姿が印象的ですが、
このこにいたっては、ピョッと動くだけ。
だだっ広くて隠れられる障害物が少ない砂地で、こんな大胆でいて大丈夫
なんでしょうか?

頑張って生き延びて、大きく育つ事を祈ります。
因みに本種は、魚河岸での流通量は少なく高級魚らしいですよ。

2009年02月11日

●バラフエダイの幼魚

今まで、串本や、紀伊大島の浅場でよく見かけてました。
ネコ目スズメダイフェチのは自分としては、いつもネコ目の変なヤツだな~と
チラ見だけしてましたが、今回初めて真面目に撮して調べてみました。

本日は、そんな生物の報告です。

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バラフエダイの幼魚  学名 Lutjanus bohar
スズキ目 / フエダイ科 / フエダイ属
撮影 2009年1月:紀伊大島須江 水深-5m 大きさ 150mmぐらい 
英名 Twinspot snapper
生息域 南日本 ~ インド洋、西太平洋域など。

比較的浅い珊瑚礁域や、岩礁域に生息してます。

成魚は成長すると体長が1メートルぐらいにも育つ大型魚にて、平常時の
体色は赤みがかった銀色ですが、興奮するとその赤色が濃くなる事から、
薔薇色のフエダイとの和名が付いており、幼魚の頃は背鰭後方に2つの
白色斑が有る事から、英名の Twinspot が付いたようです。

本写真よりも小さい全長が50~60mm位の幼魚は、 オキナワスズメダイ 等の
肉食性でないスズメダイに擬態し、獲物を油断させて捕食するそうです。
 
BarafuedaiYg%2020090129b.jpgBarafuedaiYg%2020090129c.jpg

串本辺りでは幼魚は観察出来ても、成魚はまず見られません。
内蔵にシガテラ毒を持ち、中毒例もある危険種ではありますが、食する餌に
より毒性が違うらしく、沖縄地方では練り物の材料にしたり、小笠原地方では
食用にされているそうです。

因みにこの毒は、煮ても焼いても毒性は消えないらしいです。

2009年02月10日

●ストッキーサンドタイルフィッシュ

昨日は仕事上、いろいろ車で移動しては歩き回る事が多かったんですが、
ふと階段を上がる時に、足がなかなか上りません。
日頃の鍛錬不足から、翌日になっても泳ぎまくった足の疲れが全く取れて
ないようです。

と言う事で、明日から久しぶりに WiiFitで走り込もうと思います。
何せ、引きこもり系なので外では恥ずかしくて走れませんから。

Stocky%20tilefish%2020090111a.jpg
ストッキーサンドタイルフィッシュ  学名 Hoplolatilus fronficinctus
スズキ目 / キツネアマダイ科 / サンゴアマダイ属
撮影 2009年1月:PALAU 水深 -**m 大きさ120mmぐらい 
英名 Stocky tilefish
生息域 西部太平洋域など

キツネアマダイ科の報告では、いつも書いてる内容ですが、水深30m以深の
砂礫底などに生息しております。

本種の最大の特徴は、自身で死珊瑚片などで塚を作り、その巣穴に複数匹の
集団生活をする事です。
英名そのままの特徴って事ですが、キツネアマダイ科の生物の棲息行動は
種によってバラバラなところが面白いですね。

Stocky%20tilefish%2020090111b.jpgStocky%20tilefish%2020090111c.jpg
撮影 左右共に、2009年1月:PALAU 水深 -**m 

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撮影 2007年6月:PALAU 水深 -**m 

自分は何度撮影しても、ちっ~とも上手く撮れない生物が、いくつかあります。
例えば、 カマヂハナダイ マルチカラーエンジェルフィッシュ などがそうですが、
この ストッキーサンドタイルフィッシュ も、その上手く撮れない生物のひとつです。

実際には自分はこの生物をパラオでしか観察した事が有りませんが、今まで
何度撮しても、全鰭全開の真横バッチリ画像が撮れません。
そう言う画像が取れるまでは当ブログでの紹介はしないつもりでしたが、最近
ハゼ科、テンジクダイ科、スズメダイ科以外の生物も、沢さん報告しなければと
思い、今回は不満足の写真ではありますが・・・

次回のパラオでは、バッチリ撮ってきたい課題のひとつです。 

2009年02月09日

●トゲナガハゼ

先週末は、紀伊大島須江と安良里と、実に南紀と伊豆に潜ってきました。
それぞれ報告したい生物がありますが、まだ写真の整理が出来ていないので、
今回は、今までに撮り貯めた生物の報告です。

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トゲナガハゼ
学名 Gladiogobius ensifer
スズキ目 / ハゼ科 / トゲナガハゼ属
撮影 2009年1月:PALAU -3m 大きさ 40mmぐらい 
生息域 奄美大島、琉球列島以南 ~ 西部太平洋域など。

何故か平凡社の「決定版 日本のハゼ」に、トゲナガハゼ属の1種は掲載されて
いても、属名たる トゲナガハゼ は掲載されておりません。

生息域は珊瑚礁域の内湾にて、礁湖、礁池とサンゴのガレ場などが混在する
様な浅場。


togenagahaze20090111b.jpg

togenagahaze20090111c.jpgkotogehaze20070710b.jpg
写真左は、 トゲナガハゼ 、右は2007年7月にグアムで撮影した コトゲハゼ 。 

折角なので、外観上での特徴と相違点を説明しますと、共に トサカハゼ ほど、
大きくは有りませんが、頭部の目の後ろ辺りから第1背鰭の先端付け根まで
目立つトサカが有ります。

自分の様に、目が悪い人間でも可能な相違点は2点。
まず1点は頭部側面にて、目の下辺りから 口元にかけて トゲナガハゼ
小さな水色の斑紋が並びますが、 コトゲハゼ では斑紋が垂線になります。

またもう1点は、ちょっと判りづらいと思いますが、 トゲナガハゼ は棘の先端が
鰓の後縁まで伸びるのに対して、 コトゲハゼ は鰓の中央までしか伸びません。
そんな特徴から、トゲナガに対して、コトゲの名前になったみたいです。

2009年02月08日

●今日は安良里

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この木曜、金曜と安良里の黄金崎ビーチに アカグツ が現れたと言う事で、
こりゃ見てこなかんと、予定を変更してやって参りました。

昨日の土曜は目撃情報は無く、残念な事に1本目、2本目も観察できず、さらに
2本目に自分だけエア切れでスタミナが無くなり、3本目は留守番休憩。
見事なヘタれダイバーぶりを、披露してきました。

黄金崎は春が近いようで、早咲きの桜が既に散り始めてました。
皆さん3本目に見てこられると、良いのですが。

2009年02月07日

●今日も須江

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10日振りの海は、今回も須江で。
土日と2日間潜る予定でしたが、他のポイントで、珍しい生物の観察情報が
入りましたので、早めに切り上げて、一度、名古屋に戻って明日の早朝に
再出発です。

さて変更先、珍しい生物とは?
詳しくは明日、報告せていただきます。

写真は久し振りに食べた、 萬口さんの、かつを茶漬け です。

2009年02月06日

●ハクセンコマチテッポウエビ

一昨日は、23,000歩も歩いた事を書きましたが、昨日は終日会議だった為か
たったの、2,123歩でした。
ちょっと、何か考えないとまずいような歩数です。

さて今日は、久しぶりにナイトで観察とした甲殻類の報告です。

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普段はこのように暮らしてられるので、非常に判りずらいのですが、

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ちょっと綺麗に撮らせてとお願いしたところ、外に出てきてくれました。

ハクセンコマチテッポウエビ  ナイトカラー 
学名 Synalpheus stimpsoni
十脚目 / テッポウエビ科 / ツノテッポウエビ属
撮影 2009年1月:PALAU 水深- 8m 大きさ約30mm
英名 Stimpson's snapping shrimp
生息域 和歌山県、高知県、琉球列島以南、東南アジア ~ インド洋、
      西部太平洋域、オーストラリアなど
 
ホストとなるハナウミシダの色に体色を合わせ、隠れる様に生息しております。
なので体色も、様々な色彩が見受けられます。

近似種の コマチテッポウエビ とは、体に白い縦帯が入る事で区別出来ますが、
この撮影個体はナイトダイビングでの撮影の為なのか、白い縦帯では無く、
色が付いた帯になっております。

hakusenkomachiteppouebi20090111b.jpg

写真中の個体と、下の個体は別個体ですが、隣り合わせに居たハナウミシダに
生息しておりました。

共にお母さんらしく、それぞれお腹には卵がいっぱいで、特に写真下の個体は
体からポロポロと卵がこぼれそうな姿で、あともう2晩ぐらい遅く観察出来れば、
ハッチアウトが見られたかも知れません。

次に観察しに行く時には、この卵達が大人になってるんでしょうか?

2009年02月05日

●クロオビスズメダイ

昨年11月から使っているケータイには、万歩計が付いております。
ケータイに付属してる機能だけに、普通の万歩計より精度は落ちるんですが、
日頃、車通勤で仕事も車移動の自分は、毎日約5,000歩~6,000歩ぐらいと
電車通勤の方に比べて、かなり少ない歩数かと思います。

しかし昨日は、金華山の山上に建つ岐阜城と、清洲城を歩き回ったおかげで
23,000歩も歩きました。
やはり体力維持の為にも、毎日、歩こうかと思うこの頃です。

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クロオビスズメダイ  
学名 Chromis retrofasciata
スズキ目 / スズメダイ科 / スズメダイ属
撮影 2009年1月:PALAU -5m 大きさ 40mmぐらい 
英名 Blackbar chromis
生息域 屋久島、琉球列島以南 ~ 南、西部太平洋域など。

体後部の幅広の黒色横帯と、黒い目の下の白いラインが特徴で、尾鰭の
先端が長く伸びます。
潮通しの良い珊瑚礁域の、枝状の珊瑚の間に単独で行動する姿を多く
見かけます。

kuroobisuzumedai%2020081018a.jpgkuroobisuzumedai%2020081018b.jpg
撮影 2008年10月:PALAU -8m 大きさ 40mmぐらい
kuroobisuzumedai%2020090110a.jpg
撮影 2009年1月:PALAU -5m 大きさ 40mmぐらい

外観が似ている イシガキスズメダイ とは黒色横帯の位置が、本種は背鰭と
臀鰭の縁までかかるのに対して、 イシガキスズメダイ は縁まで掛からない
ことで区別が出来ます。

2009年02月04日

●ユカタイシモチ

約一年ほど前に ヒトスジイシモチ の報告をしてから、直ぐに書こうと思って
いた生物ですが、その後ずう~っと忘れており、先日潜った須江で久しぶりに
ヒトスジイシモチ を観察して思い出しました

大好きなテンジクダイなのに、忘れていたとは。

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ユカタイシモチ  
学名 Apogon exostigma
スズキ目 / テンジクダイ科 / テンジクダイ属
撮影 2008年10月:PALAU -5m 大きさ 50mmぐらい 
英名 Narrowstripe cardinalfish
生息域 奄美諸島以南 ~ 中、西部太平洋域など。

内湾やサンゴ礁域などの珊瑚群落や岩礁などで、観察出来ます。
体色は銀白色にて、尾柄部から眼を通り、反対の体側面の尾柄部まで1本の
太い暗褐色縦帯が伸びており、尾柄部に大きな黒斑紋があるのが特徴。

この大きな黒斑紋が、太い暗褐色縦帯より上側に位置していると本種にて、
暗褐色縦帯と同じライン上に位置していれば、近似種の ヒトスジイシモチ です。

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ユカタイシモチ  ナイトカラー 
撮影 2007年6月:PALAU -9m 大きさ 70mmぐらい 

こちらはナイトダイビングでの観察した姿、日中と比較して体色は透明感が
増し、銀色に反射する色彩が強くなります。
また各背鰭の外淵が黒く縁取られるので、一目で本種とわかります。


そんでもって、こちらが近似種の ヒトスジイシモチ です。
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撮影 2009年1月:紀伊大島須江 内浦ビーチ -12m 大きさ 60mmぐらい 

残念ながら自分は、まだ ヒトスジイシモチ のナイト姿を、観察してませんので、
ユカタイシモチ の様な、体色変化があるかどうかが判りません。

紀伊大島須江の内浦ビーチでは、 ヒトスジイシモチ を去年観察できた場所で、
今年も同じ様に観察が出来てますが、残念な事に内浦ビーチをナイトで潜らせて
いただけるのは、年に一度、大晦日だけ。

しかし自分は毎年大晦日~元旦にかけては仕事なので、内浦ビーチのナイトでの
比較観察はできません。
ただでさえマイナーなテンジクダイの観察内容だけに、大晦日に内浦ビーチを潜る
事が可能な知り合いのダイバーで、そんな変態観察ダイバーもおりません。

こうなりゃ、年中ナイトダイビングが可能な、隣りの白野ビーチからリブリーザーで
入って、内浦ビーチまで静かに泳いで観察するしかないかと。
リブリーザなら、泡が出ませんからね~。

おっ~と皆さん、くれぐれも須江ダイビングセンターさんには、ご内密に。

●岐阜城と、清洲城めぐり

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本日は、久々に海に行かない休日。

このところ個人的にマイブームの織田信長公の お城見学に、朝から岐阜城、
午後から清洲城へと行って参りました。

それぞれ昔に作られた物が現存するのでは無く、 復元された建物にて、中の
展示物もほとんど複製品ですが資料などで勉強にはなりますね。

2009年02月03日

●コウリンハナダイ

はぁ~?今頃になって~?
って言われそうですが大学に進学の為、三重県の田舎から名古屋に出てきて
33年になりますが、織田信長公の歩まれた史跡が、名古屋市近郊にたくさん
残されている事に気づき、最近、仕事で近くに行ったときに昼休憩とばかりに、
いろいろ見学しております。

幸いというか、自分の仕事での行動範囲内に幾つも有り、ほとんどが公園に
成ってますので、おにぎり食べながら案内板なんか読んでます。

ある程度、写真や書ける事が貯まったら、当ブログに書くつもりでいますので、
戦国時代の武将好きの方はご期待願います。

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コウリンハナダイ  学名 Pseudanthias parvirostris
スズキ目 / ハタ科 / ナガハナダイ属
撮影 2009年1月:PALAU 水深- **m 大きさ 80mmぐらい 
英名 Diadem anthias、 Sunset anthias         
生息域 伊豆諸島、インド洋 ~ 西部太平洋域など。

サンゴ礁域の水深35m~60mぐらいに分布し、岩棚の下や大きな穴の中で
小さな群れを作って棲んでおります。

頭部の大きな輪のような模様が、光の輪の様に見える事から、和名で光輪
コウリンハナダイ となったらしく、参考までに英名の Diadem anthias とは、
和訳すると王冠のハナダイになります。

体色は雌雄で異なり、雌は全体に黄色一色って感じですが、雄は背鰭や
胸鰭、尾鰭の上下端部が濃いピンクとなり艶やかな体色です。 

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日本では、伊豆大島やIOPぐらいでしか観察報告の無い種ですが、稀にその他の
地域でも、ポツポツと観察報告が有ります。
自分がホームとしている南紀紀伊大島の須江でも、冬~春限定の内浦ビーチで
昨年秋のシーズン開幕時に幼魚が観察されました。

日頃から、年に数回ほど深場のハナダイの稀種が観察出来る須江には、やはり
何処かにハナダイの根が有ると自分は信じており、この正月には現地ガイドさんが
とうとう マダラハナダイ を観察されており・・・やはり。

早くテッキーになって、深場へ探索に行かなければと、強く思っている次第です。

2009年02月02日

●テリエビス

昨日は月初にて、月次提出書類の回収などで終日弊社の営業店舗を回って
おりましたが、名古屋市内の高台から南アルプスの赤石岳、聖岳などの白い
山々を見ることが出来ました。

普段はガスが掛かって見えないのですが、風が強く寒い季節だったおかげと
思いますが、なんかちょっと嬉しい気分になりました。

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テリエビス  ナイトカラー 

学名 Sargocentron ittodai
キンメダイ目 / イットウダイ科 / イットウダイ属
撮影 2009年1月:PALAU -12m 大きさ 120mmぐらい 
英名 Samurai squirrelfish
生息域 小笠原諸島、南日本 ~ インド洋、西部太平洋域など。

サンゴ群落や、浅めの岩礁域に生息する岩礁性のイットウダイの仲間です。
串本辺りでエビ刺し網漁で混獲されるサカナの中で、イットウダイ科としては、
いちばん多く観察出来るそうです。

特徴は背鰭に体側に沿った白い縦帯が有る事、また上の画像では判りにくい
ですが、背鰭前端には1つの黒斑が有る事で、他のイットウダイ科と区別が
できます。
鱗は大きくて堅く、体長20cmにもなります。

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幼魚のナイトカラー 
撮影 2008年4月:PALAU -7m 大きさ 40mmぐらい 

こちらはナイトダイビング中に観察した幼魚。
こちらの画像では、背鰭前端の1つの黒斑が判りやすいかと思います。

特に日本の固有種では無いのですが、何故か学名の種小名がイットウダイで、
英名は侍、なんとも日本的な名前のサカナです。

2009年02月01日

●ゴンズイ

2月最初の生物報告は、先日、 かじきあん のお客様より、たってのリクエストと、
お願いをされた生物の報告です。

最近は普通種をよく撮影しておりますので、こういったメジャーな生物報告にも
お答えできる様になりました。
エヘンッ!

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ゴンズイ
学名 Plotosus japonicus
ナマズ目 / ゴンズイ科 / ゴンズイ属
撮影 2009年1月:紀伊大島須江 内浦ビーチ -9m 大きさ 80mmぐらい 
英名 Striped catfish eel
生息域 本州中部、富山湾以南 ~ 紅海、インド洋、西部太平洋域など。

背鰭と胸鰭の第一棘条に毒腺があり、これらの棘に刺されると激痛を伴い、
知らずに手で掴んでしまうと、棘で斬ってしまう上に、更に毒にもおかされと
二重の苦しみを味わうので、絶対に触れない様に注意するべき生物です。

ただ興奮状態に無いときは、刺す事は無いそうです、いちおう。

幼魚の頃は集団で行動する習性があり、水中で観察したダイバーの方も
多いと思われますが、巨大な団子状になる為、「ごんずい玉」と呼ばれるて
おります。
この行動は集合行動を引き起こすフェロモンによって制御されている事が
研究者の方の努力によって判明しております。

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今までは、近くに居るとフィンで向こうへ行けとばかりに追い払ったりして、まず
真面目に撮影する事が有りませんでしたが、改めて撮してみると目がまん丸で、
なかなかキュートな表情をしておりますね。

ナマズ目の生物では随一、淡水生活をせずに海の中だけで生涯を終える生物
らしいですよ。