●ウミシャボテンカニダマシ
" シャボテン " との言葉の由来は、16世紀後半に南蛮人の手によって日本に
持ち込まれたと言われる 「ウチワサボテン」の樹液を、当時はシャボン(石鹸)
として使っていた為、と言うのが有力説で、1960年代頃までは" サボテン " で
なく、ほとんどの方が" シャボテン " と発音しておりました。
しかしホストの名が、" ウミサボテン " なのに、本日ご紹介する生物の名前は
" ウミシャボテン " になったのは、何故なんでしょうか?

ウミシャボテンカニダマシ 学名 Porcellanella haigae
十脚目 / カニダマシ科 / ウミエラカニダマシ属
撮影 2008年4月:PALAU 水深-18m 大きさ約20mm
生息域 相模湾以南 ~ 香港、東南アジア、インド洋、西部太平洋など
内湾の砂底や、砂泥底のウミサボテンや、ウミエラなどに共生しております。
ウミサボテンの多くは日中は砂底に潜っており、夜になると出てくる事が多く、
ナイトダイビングの方が観察する可能性は高いですよ。
自分的には以前は、ウミサボテンに付いてたら ウミシャボテンカニダマシ で、
ウミエラに付いてたら ウミエラカニダマシ と思ってましたら大間違いでした。
甲の側縁が左右並行で、歩脚の前節の先端に1棘が有れば ウミシャボテン
カニダマシ で、甲の前縁が幅広く、歩脚の前節の先端に2棘が有れば ウミ
エラカニダマシ と区別するのが、正しい区別方法でした。

こちらの画像は、いちばん上の画像の撮影後に、単体個体を綺麗に撮ろうと
粘っていた所、沢さんの夜行性の動物プランクトンがライトの灯りに集まって
しまった状態での画像です。
黒いツブツブみたいなのが、それらプランクトンでして、この撮影後も観察を
していると、 ウミシャボテンカニダマシ はウハウハと喜ぶ様に、ライトの
灯りに集まってくるプランクトンを、食べておりました。
こんな状態では、どんなに頑張っても良い写真は撮れないので、見つけたら
直ぐに撮る事が、パラオのナイトでエビカニ撮影の必須条件です。
