●ウスモモテンジクダイ
今日は会社帰りに 3回目の耳鼻科通院でした。
すっかり耳だれは出なくなったのですが、まだ時々ボ~ンっと耳が遠くなる事が
有りますので、引き続き投薬治療、ダイビング復帰の日はまだ見えずです。
さて本日は昨日に引き続き、人気いまひとつのテンジクダイ科の報告です。

ウスモモテンジクダイ 学名 Apogon fragilis
撮影 2007年6月:PALAU 水深-6m 大きさ 50mmぐらい
英名 Fragile Cardinalfish
生息域 奄美諸島以南 ~ インド洋、西部太平洋域など
テンジクダイ属の多くの生物に見られる様に、本種も内湾の珊瑚礁域、岩礁域の、
珊瑚や岩礁塊の中に日中は隠れる様に、同種や別種と混在した形の大きな群れを
なしておりますが、夕方から夜になると摂餌の為に浅場の砂泥底に移動します。


撮影 2007年6月:PALAU

撮影 2008年10月:PALAU 水深-12m
こちらはナイトダイビング中の撮影です。
前述の様に、昼間と異なって夜間では浅場の砂泥底の上で、じっとしている姿が
見られます。
ところで クロオビイトヒキテンジクダイ の様な体色が大きく異なる生物は除き、
この形でこの様な色彩の似たテンジクダイ属は、自分の知る限りでも 5種類が
存在しており、区別が非常に判りづらいです。
名前を挙げると、 イトヒキテンジクダイ と本日報告の ウスモモテンジクダイ の
国内でも観察出来るテンジクダイ属と、海外に住む Blue-barred Cardinalfish 、
Gilbert's Cardinalfish 、 Blue-spotted Cardinalfish の計5種ですが、最近、
やっと区別の方法が判ってきました。
で、やっと判った自分なりの識別方法は、まず イトヒキテンジクダイ は、尾柄
基底部や尾鰭など体全体のどこにも黑斑が無く、体側面に数本のブルーの
横縞が入り、第1背鰭が糸状に伸長している事。
ウスモモテンジクダイ は、体側面には数本のブルーの横縞が薄く入り、尾柄
基底部と尾鰭の上下の各先端に黒斑がある事。
Blue-barred Cardinalfish は、 イトヒキテンジクダイ と同様に体側面に数本の
ブルーの横縞が入るが、第一背鰭は伸長せず、尾鰭基底部に黒斑がある事。
Gilbert's Cardinalfish は、 ウスモモテンジクダイ と同様に尾柄基底部と尾鰭
上下各先端に黒斑があり、体側面に数本のブルーの横縞が濃く鮮明に入り、
更に尾鰭基底部が黒い事。
そして Blue-spotted Cardinalfish は、 Gilbert's Cardinalfish の体色であるが、
体側面のブルーの横縞が複数の点に変わり、腹鰭と近辺が赤い事。
文字で表現するとこういう形ですが、現実に写真で違いを比較しないとこれでは
判りにくいですよね。

撮影 2008年4月:PALAU 水深-10m
と言う事で一例だけですが、上の画像の左が ウスモモテンジクダイ で、右が
Gilbert's Cardinalfish です。
区別のポイントは、尾柄基底部が黒いか? それとも黒くないか。
色んな方のWebサイトなどを参考に見させて頂くと、 ウスモモテンジクダイ の
学名が、 Apogon gilberti と書かれてるのを多く拝見させていただきましたが、
Apogon gilberti は Gilbert's Cardinalfish の学名なので、おそらく、皆さん
Apogon fragilis と間違えてらっしゃるのではないかと。
最もこれは、アカデミックな学者では無い素人の自分の考えですので、間違ってる
かも、知れませんが・・・・・
