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2008年04月30日

●バラオ特訓報告 旅編その1 驚異のスケジュール 

本来なら昨日は休暇の予定でしたが、一昨日の夜遅く急な仕事が入ってしまい、
急遽、田辺行きの予定を中止し、休暇返上となりました。
しかしやはり急な仕事のせいなのか、仕事は午前中で終わってしまい、午後は
わりとフリーな時間が多く取れましたので、久しぶりに長々と書いてみます。

そして本日は、最近、生物の紹介ばかりで飽きちゃった方もいらっしゃるかな~と
思いまして、久々にパラオ特訓旅行でのあれこれを書いてみます。
生物ファンでいつも見て頂いている方には、ごめんなさい。

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いつもパラオへ行く時に乗り継ぐグアムへの昼便はガラガラなので、フライトの
2時間前にセントレアに着く様、自宅を出発します。
平日の朝、ガラガラの知多半島自動車道路を通って、右手の奥にセントレアを
眺めながら、予定通りの時間に到着しました。

出発時にも書きましたが、グアムまでの旅中は何もかもガラガラのはずでしたが
今回は某在名ラジオ局主催のツアー客の方たちで、受付カウンターが撃込み。
これでは、いつも恒例のゴールドラウンジで "ただビー" に、ありつけそうに
ありません。
でも、何とか、駆け付け一杯だけは飲めました。

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そう言えば、去年からコンチネンタル空港の搭乗口の場所が、出国審査後に
進んで左側の南端から、反対の右側真ん中当たり位置に変わっております。

てくてく歩いて到着してる見ると、いつものボーイング737、いつもならガラガラ
なので3席ぐらい使って伸びのびと座れますが、今回はやはりコミ込みでした。

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遠くにタモン湾、手前にアガニャ湾を見ながら、右手奥の方にグアム・アガニャ
空港が見えてきて、まもなく着陸です。

飛行機の離着陸前後30分間は、現在、航空法でデジカメは使えません。
使うと50万円以下の罰金らしいですが、こんな時に "写るんですよ" などの
フィルム簡易カメラは便利です。

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さて、グアムに到着。
やはりちょっと込み気味のグアムへの入国審査を終え、パラオへ乗り継ぎの
為、チケットチェック後すぐに、その足でグアム出国手続きへ向かいますが、
ここでやっと、いつものガラガラになりました。

通常であれば、パラオ行きのグアム出発時間は19時40分。
空港内で約3時間ぐらい待つので、フードコートでビール飲んだり、軽く食べたり
してますが、毎週金曜発だけは17時50分発と約2時間近く早い出発なので、
待ち時間は短く、必用な買い物を済ましたら、出発ゲートに移動してのんびりと
搭乗時間を待ちます。

グアム~パラオ間の飛行機も、セントレア~グアム間と同じボーイング737。
この区間はいつも満員です。
日本とパラオの時差は同じですが、グアムは+1時間なので実際のフライト
時間は約2時間でも、パラオ時間的には1時間早く着いてしまいます。

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コンビニ程度の広さのパラオのイミグレーション。
いつも麻薬探査犬がウロウロ、犬アレルギーの方は大変ですよ~。

無口なパラワン入国審査官達の審査も問題なく通過し、器材も無事にバゲッジ
カウンターにて受け取り、ようようパラオへ入国ですが、たった1人で、しかもBC、
ウェット、フィン、ブーツ等、器材はひととおりサザンさんに預けてあると言うのに
この荷物の多さ。
中身は、Wタンク用の器材一式、カメラ器材、ナイトでの必需品のカップラーメン
などで、いっぱいなんです。

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パラオのコロール空港を外に出ると、いつもこんな感じで送迎の方や、旅行者で
にぎやか、何せ国際空港と言っても、日本の離島並みの大きさの空港なので、
こんな程度でも、大賑わいに見えてしまいます。

ホテルの迎えの方にもすぐに会え、時速40Km/h位のスピードで20分ほど走り、
ホテルにやっと到着。
パラオは道路が悪く、舗装もボロボロなので皆さん車はゆっくり走らせてます。

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今回の宿泊もVIPホテル、ここはスタッフの愛想が良く、部屋やベランダも広くて
リーズナブルな価格なのでお気に入りです。

しかし今回、部屋はハズレでした。
いつもなら2人部屋を1人で広々と使ってますが、今回は1人部屋です。
同じ価格なのに、ちょっと損した気分に成ってしまいますね。

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日本を発つ前に、サザンマリンダイバーズの ぢろーさん、拓ちゃんに、到着した
夜は打ち合わせがてら食事の約束をしており、ホテルまで迎えに来て貰らって、
居酒屋"夢"に行きました。

そこで、自分に伝えられた今回のパラオ特訓のスペシャルスケジュールとは、
さすが あの ぢろーさんが考えてくれた内容でした。

 初日 早朝内湾1本、昼間3本、外洋サンセット1本、ナイト~オーバーナイト3本
2日目 早朝外洋1本、昼間3本、外洋サンセット1本、ナイト1本、ミッドナイト1本
3日目 早朝内湾1本、昼間3本、内湾、もしくは外洋でナイト1本、ミッドナイト1本
4日目 早朝内湾1本、昼間3本、外洋ナイト2本、ミッドナイト2本
5日目 早朝外洋1本、午前中2本の、合計4日半で32本。

聞いた瞬間、絶句と言うより大爆笑~♪
いったいホテルで寝る時間は?、カメラやストロボの充電が出来るのか?
いくら、いままでパラオで変態耐久ダイビングをしてきた自分と言えど、これでは
減圧症&齢(よわい)50歳の体力無視のスケジュールかも?

このスケジュールに対して、コージさん、ぢろーさん、拓ちゃんのガイドさんは
交代で各セクションを担当され、非番を作って休憩の時間帯を設けております。
つまり休まず潜り続けるのは、ゲストの自分だけ。
まさに、究極の変態耐久ダイビングです。

現実にはこのスケジュールを完遂する為には、高価なナイトロックスエアーを
大量に使います。
自分が支払う代金なんぞ考えてませんので、もちろん見積もりも無し。
勿論、だからと言って、余分な高額代金ではなく、通常価格です。

ただ自分に目一杯楽しんで貰いたい思いで作られたスケジュール内容ですし、
こんな予定を組んでしまうと、上記のガイドさんだけでなく、研修中のスタッフ
さんまで、大変な労力になってしまいます。

「ムリだと思われれば、いつどう変更されても大丈夫ですよ」との言葉よりも、
「どのタイミングで、何パーセントのナイトロックス使いますか?」の言葉の方に
反応し、スケジュール表に使用予定のナイトロックスのパーセントを書き込み、
こんな大変なゲストサービスを考えてくれた、ありがたい気持ちに感謝して、
チャレンジしてみる事にしました。

いったい、日程終了時の支払いはお幾らになるのやら。
そんな心配はすぐに忘れて、今回観察したい生物名を書き出し、明日からの
ちょーハードスケジュールに備え、笑いを抑えながら早めに床につきました。

( 一部の写真は今回でなく、過去に撮影した物を使っております。 )

2008年04月29日

●パラオ特訓報告10 トガリモエビYg

深海魚系が集まってきたり、夜行性の生物が群れをなして活発に補食活動を
行う外洋でのナイトダイビングを動とすれば、内湾の砂地や岩礁域で日中は
あまり姿を現さない生物が、暗い海の中、静か~に砂や穴の奥から出てきて
活動をする内湾でのナイトダイビングは、静と思われます。

本日も、そんな静かな内湾の夜の、海の中で観察した生物の報告です。

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トガリモエビYg  Tozeum armatum
十脚目 / モエビ科 / トガリモエビ属
撮影 2008年4月:PALAU -20m 大きさ10mmぐらい
生息域 相模湾以南、PNG、インド洋などに分布。

なんで、こんなに簡単にいっぱい観察出来るの?

思えば去年の今頃、トガリモエビを撮したいが為に、獅子浜の-4*mまで潜って
みたりしましたが、この夜のナイトダイビングでは写真の様な幼魚 (?) を始め、
沢さんの個体を、いとも簡単に観察してしまいました。

togarimoebi%2020080412a.jpgtogarimoebi%2020080412b.jpg

カラーバリエーションも初観察の赤色、少し透明っぽい茶色などいろいろ。
しかも獅子浜や三保で観察した状態と異なり、水中を浮遊していたり、砂地や
岩に着底しているなど、生活環境はかなり異なる様です。

当ブログにて3月に報告したばかりの生物ですが、今まで観察した状況とは全く
異なる環境下で観察出来ましたので、改めて報告させて頂きました。

2008年04月28日

●バラオ特訓報告 その9 モンツキイシモチ幼魚

ほほほほほほほ~~♪
フェラーリ、2戦連続の1-2フィニッシュ!!

今年のF-1もいよいよヨーロッパラウンドになりましたが、我が王者フェラーリは
絶好調にて、キミライコネンもこれでフェラーリに載ってから、驚異の勝率5割
です。
かずき君も今期F-1デビューで2度目の入賞と、自分にとって大喜びの嬉しい
週末のスペインGPでした。

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モンツキイシモチYg   Apogon melas
撮影 2008年4月:PALAU -20m 大きさ20mmぐらい
英名 Black cardinalfish
生息域 南日本~西部太平洋域、オーストラリア北部など。

サザンマリンダイバーズの ぢろーさんから水中で紹介されましたが、幼魚と
言うよりも、小さすぎて稚魚の世界です。

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ぢろーさんのスレートペンの先っちょの大きさと比較すれば判ると思いますが、
このサイズで、しかも下半身は透明なので余計小さく感じます。

montukiishimochiYg%2020080412b.jpgmontukiishimochiYg%2020080412c.jpg

モンツキイシモチの成魚の体色は全身黒茶色で、名前から想像される様に、
第二背鰭と臀鰭に大きくな斑紋がある姿ですが、まさか幼魚がこんな体色とは
知りませんでした。

成魚自体は過去に何度か観察しておりますが、地味な色の上、バカでかくて、
さほど綺麗じゃない事から、今までまともに撮した事がありませんでしたが、
色々な種の各ステージの姿収集を考え、次回の観察時には真面目に撮影を
してみます。

それにしても、成魚に比べてあまりにも可愛いすぎるのは、何なんでしょう?

2008年04月27日

●パラオ特訓報告 その8 アーチンシュリンプ

本来であれば、この日は外洋でオーバーナイトの予定でしたが、あいにく風が
強く、内湾でのミッドナイト ( ナイト3本 ) に変更になりました。
しかしパラオの内湾ナイトも外洋に引けをとらない面白さ、ナイトでの観察定番の
珍しい甲殻類だけで無く、テンジクダイ系の稚魚など、大変珍しい生物を沢さん
観察できました。

今日からしばらくは、ナイトで観察出来た生物を報告させていただきます。

Allopontonia%2020080412a.jpg
アーチンシュリンプ  Allopontonia iaini
撮影 2008年4月:PALAU   -30m 大きさ甲長20mmぐらい
生息域 大瀬崎、フィリピン、バラオ、バリなど西部太平洋域。

例年、西伊豆の大瀬崎では冬から春にかけてホストのオーストンフクロウニが、
ダイバーが観察可能な水深に上がってくる為、観察例が多くなります。
自分の意志に関係なくホストの動きで棲息水深が変化し、それにつれ外的からの
脅威が増すわけですが、その変化自体 アーチンシュリンプの繁殖行為に
適している様で、そんなところに自然界の神秘を感じます。

Allopontonia%2020080412b.jpgAllopontonia%2020080412c.jpg

実は自分は未だ大瀬崎で観察したことが無く、過去に観察したのは今回も含めて
バラオだけ。
ナイトで観察出来たのは今回が初めてでしたが、ナイトならではの生態観察が
出来ましたので動画に納めて見ましたので、まずは この動画 をご覧下さい。

いつもならターゲットライトをあてただけで、ホストの後ろに隠れてしまう臆病さ
ですが、ナイトの暗闇の中での撮影の為に照らしているダークバスターの光に
集まるプランクトンを、ここぞとばかりに激しく動いて補食している姿です。

Allopontonia%2020080412d.jpg

この画像はその時の物ですが、思わぬごちそうに嬉しそうな顔してますね。


2008年04月26日

●今日は南越前

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今日は本日オープンの、南越前ダイビングパークに
やって来ました。

南越前町あげての事業らしく、施設は素晴らしいです。

2008年04月25日

●バラオ特訓報告 その7 カスリフサカサゴ

パラオのブルーコーナーで潜った時は、エギジット近くの安全停止を棚上で
生物観察をしながらする事が多く、今回もいつもの様にハナヤサイサンゴの
枝の隙間を覗いていて、見つけました。

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カスリフサカサゴ  Sebastapistes albobrunnea

撮影 2008年4月:PALAU ブルーコーナー -8m 大きさ50mmぐらい
英名 Yellow-spotted scorpionfish
生息域 琉球列島、紅海、インド洋、西部太平洋域など。

まだまだ自分は勉強不足の様でして、何という名前のカサゴなのか判らなくて、
エギジット後にサザンマリンダイバーズの拓ちゃんに、撮した画像を見せて
教えて貰いました。

よくサンゴの枝の中に隠れているダルマハゼ系や、コバンハゼ系の生物と同様
この子も、ハナヤサイサンゴの枝の奥の方に隠れていて、撮影するのが難しく、
指示棒ですら太くて入りません。

こんな時は、スペシャル撮影アイテムの針金くんの登場です。

kasurifusakasago20080414a.jpg

この画像の真ん中上あたりに、白っぽく光っている物がそれです。
自分と一緒に潜った人なら見た事があるかも知れませんが、いつも自分がBCの
Dリングに、指示棒と一緒にくっつけている針金です。

kasurifusakasago20080414e.jpg

この針金を、時には2本、更に指示棒まで使って、サンゴの枝の中での逃げ道を
塞いで、逃げ場が無くなりじっと止まった所を撮影します。

一眼の方だけで無くコンデジの方でも、この方法であれば被写体の生物がじっと
止まって撮りやすくなりますので、是非お勧めです。
でも決して間違っても、生物に触れないで下さいね。
触れちゃうと、そのホストから離れて、どこか違うところへ移動してしまいますので
くれぐれも逃げ道を邪魔して、疲れさせるだけにして下さい。

2008年04月24日

●バラオ特訓報告 その6 シボリ

本日紹介させて頂く生物は、たぶん普通のダイバーは見向きもしないと
思われます。
でも、自分の様なテンジクダイふぇちには、溜まらん生物なんですよ。

実際、今回、撮影するのにキャーキャー言って追いかけ廻っている自分と
サザンマリンダイバーズの拓ちゃんを見て、他の一緒に潜っていた方達は
唖然とされてました。

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シボリ   学名Fowleria variegata
撮影 2008年4月:PALAU 水深-3m 大きさ80mmぐらい
英名 Variegated cardinalfish
生息域 奄美大島以南、紅海、東アフリカ、インド洋、西部太平洋域など。

撮影してた時は ナハマトイシモチ かな?って思っておりましたが、戻ってから
図鑑で調べてみると シボリ の様です。

いまいちの写真で申し訳ありませんが、これでもちょっとでも鰭を開いた写真を
撮れたのは、初めてなんです。
以前に一度だけGP3で観察した事は有りますが、壊れたサンゴや岩礁の穴の
奥の方に引っ込んでいて、ちっとも全身を見せてくれませんでした。

shibori20080414a.jpg

なかなか、こんな感じしか撮せないんですね。

アクアリスト関連では¥1,000-もしない生物みたいですが、観察出来ただけ
でも嬉しい生物です。
自分が帰ってきてから、砂の中に潜っていくテンジクダイも沢さん見つかったらしく、
次回はそいつの撮影もしたい。

でもその前に、三保に居るらしい砂の中に潜るテンジクダイも撮影したい物です。

2008年04月23日

●バラオ特訓報告 その5 ヤツシハゼ属の1種

今回の特訓では、自分がパラオで一番潜っているポイントのGP3で、たったの
3本しか潜りませんでした。
28本も潜っていながら、たったの3本です。

思えば、前回の昨年の11月の時も、たったの4本しか潜りませんでした。
GP3は自分が世界中で一番大好きなポイントなんですが、今回はミッドナイトと
言う、異なる面白さのダイビングに多くを費やしてしまい、潮回りの悪さも有って
外洋ポイントを多く潜ってしまいました。

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ヤツシハゼの1種  Vanderhorstia Sp
撮影 2008年4月:PALAU GP3 -22m 大きさ40mmぐらい
英名 不明
生息域 不明

とりあえず、ばっと見からですが、ヤツシハゼの1種と思われます。
平凡社の「決定版 日本のハゼ」にも載ってませんし、自分のバイブル図鑑と
している 「Reef Fish Identification Tropical Pacific」に、PNGでしか観察が
されていない Yelloe-Lined Shrimpgoby と言うのが
載っていてよく似ておりますが、
その子は胸鰭より尾鰭にかけて黄色の横縞が入っていて、この子は写真を
ご覧の様に縞でなく、全て黄色のスポットです。

う~ん、不明種です。

YatsushihazeSp%2020080412d.jpgYatsushihazeSp%2020080412b.jpg
YatsushihazeSp%2020080412c.jpg

とりあえず、5個体ぐらいの棲息は確認できましたので、観察したい方は早めに
観察に行って下さい。

なにしろこのGP3、自分は2006年4月に初めて潜って以来、2年間で合計30本
潜りましたが、結構、観察できる生物が入れ替わっていきます。
そこが面白い点でも有りますが、今回とうとうあのGP3のアイドル 赤井くん が、
居なくなっちゃいました。

赤井君には、自分はGP3へ行く度に、毎回1本目の安全停止で必ずご挨拶を
しておりましたが、前回の潜った本数が少なかったせいなのか?
赤いジョーなんて、世界でここでしか観察してなかったのに。
次回、こっそり戻っている事を期待してます。

2008年04月22日

●パラオ特訓報告 その4 オガサワラコブシガニ

本来、写真撮影以前に海洋生物の生態行動が好きな自分にとって、昼間の
海の中と違って、多くの生物が求愛行動や補食活動を見せてくれるナイトは、
昼間のダイビング以上に、溜まりません♪

時には昼間は観察出来ない異なる生態行動に見ほれてしまい、撮影する事を
諦めてしまったりします。
決して、上手に撮れなかった事の言い訳では有りませんよ、ホント。

今回も、ブルーコーナーでのサンセットダイビング時の マルチカラーエンジョル
フィッシュ
の求愛行動の観察時に、写真を綺麗に撮る為に眩しいストロボの光を
当ててしまって、求愛行動を辞めてしまう事を恐れた自分は、撮影はきっぱりと
諦め、観察だけに集中してきました。

しかし求愛行動中の マルチカラーエンジョルフィッシュ は凄く体色が鮮やかで、
むちゃくちゃキレイでしたよ~。
機会があれば、是非また見たいもんですね~♪

と、外洋のナイトでの観察話しを長々と書きましたが、今回は外洋と違って静かな
内湾のナイトからの観察報告です。

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オガサワラコブシガニ  Leucosia insularis
撮影 2008年4月:PALAU 某所  -20m 大きさ甲長20mmぐらい
生息域 小笠原諸島、琉球列島。

まるで、綺麗な貝殻の様に輝いた甲羅を持ったカニでした。
名前の様に、鋏脚はこぶしだらけで、腕の筋肉モリモリっ感じで、ちびっこなのに
力持ちに見えますが、すぐに砂の中に隠れてしまう臆病ぶりでした。

ogasawarakobushigani20080412b.jpgogasawarakobushigani20080412d.jpg

甲殻類で、随一、小笠原の地名がついてる生物だそうで、生息域は小笠原諸島、
琉球列島となってましたが、パラオでも確認できました。

ogasawarakobushigani20080412c.jpg

2008年04月21日

●バラオ特訓報告 その3 オキナワハゼ属の1種

今回のパラオ特訓では、昼も夜も沢さん潜る為、できるだけ浅場でも32%以上の
ナイトロックスを使用しました。
いつも国内では、 かじきあん のお陰で安くナイトロックスを使っておりますが、
海外ではそれなりに費用がかかります。

しかし多本数の反復潜水による減圧症の危険性を考えると、やはり、安全と
お金を計りには掛けられません。
その結果、今回の全てのダイビング終了後の精算金額は、!!!でした。

と言う事で、いつもの事でも有りますが、帰国後、その足ですぐに会社に出社し、
先週末も休日返上して、びっしり働いております。
仕事あっての遊びですから、しっかり働いて稼がないと潜れませんからね。

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オキナワハゼ属の1種   Callogobius Sp
撮影 2008年4月:PALAU 某所 -10m 大きさ3mmぐらい
生息域 屋久島、奄美大島、石垣島など。

平凡社の「決定版:日本のハゼ」では、40mmもの大きなサイズが写真で紹介を
されておりますが、こちらは僅か3mm程度の大きさでした。
こんな小さな個体を捜して紹介してくれたサザンマリンダイバーズの拓ちゃんは、
見つけるまで、いったい幾つの小石や葉っぱをめくったんでしょうか?

写真は105mmVRマイクロに、クローズアップレンズのUCL-165 M67を付けて
撮した画像にて、勿論トリミングしてあります。

okinawahaze1-3%2020080416b.jpg

この生物が観察できたポイントは、「なんちゃって〇〇〇」。
本当は〇〇〇ってポイントに行きたかったんですが、〇〇〇は隠しポイントにて、
いつものオペレーターのアレンさんが毎夜のナイトに備え、昼間は代理の方が
操船しており、正確な場所が判りません。

てな事で、「ここらへんやろうっ」って潜ったポイントなので、おそらく、もう一度
潜りたいってリクエストしても、不可能かと思われます。
しかし、そんな目的からはずれた所を潜っても、目的以上のこんな凄い生物を
見つけてくれるなんて、やはりサザンさんは熱いです。

こんな小さな幼魚がいるので、絶対に成魚が居るはず。
次回は、「決定版:日本のハゼ」の様な大きな個体を捜して、背鰭がぴーーんと
伸びた画像を押さえたい物です。

2008年04月20日

●バラオ特訓報告 その2 クダリボウズギスモドキ

いやぁ~、今年のグランパスは違いますねぇ。
昨年秋にピクシーが監督に決まった時は、あっ来年もダメだ~と思ったんですが、
いやいやベンゲル監督時代の強さです。
久々に瑞穂に観戦に行ってみたい気分です。

さて、よくダイバーズ天国パラオなどと、ダイビング雑誌にいつも紹介されており
ますが、雑誌に紹介されてる内容と自分が思う天国の意味は違えど、PALAUは
正に自分にとってダイビング天国です。

いつも内湾を潜り倒したいが故、外洋での大物観察の繁忙期でなく、閑散期を
ねらって通っておりますが、今回、サザンマリンダイバーズのぢろーさんが
計画してくれた自分のスケジュールは、ほぼ外洋でのダイビング計画でした。

PULAUに到着した夜、その計画書にナイトロックスタンクの使用する%や、いつ
使用するかなどを書き込み、出来上がった予定本数は4日と半日で合計32本。
今回は体力勝負の特訓です。

現実にはミッドナイトで窒素が抜けるヒマが無く、昼間は浅場の内湾を潜って
ましたが、やはり計画されてたのは普通の外洋ダイビングではなく、観察予定の
ほとんど、なんとかの1種って名前の生物の観察ばかり。
時には、レアすぎて名前がわからない生物や、小さすぎて判明出来ない稚魚
なんてのもあって、本当に自分が満足極まる毎日でした。

しかし、外洋ナイトに行くのにゲストが自分1人に対して、ボートオペレーターの
アレンさんも含めると、常にスタッフが5人。
GMのコージさんなんかは、毎晩ナイトダイビングだけ出動してくると言った、
それほど今のサザンマリンダイバーズさんの外洋ナイトは熱いんです。
近々、GW当たりに行かれる方は、是非ぜひ外洋ナイトをリクエストしてみて
下さい。

では本日も昨日に引き続き、PULAUでの外洋ナイトダイビングで監察してきた
報告です。

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クダリボウズギスモドキ   学名Pseudamiops gracilicaude 

撮影 2008年4月:PALAU 某所 水深-12m 大きさ40mmぐらい
生息域 奄美諸島以南、フィリピン、マーシャルなど西部太平洋域。

ハゼの次にテンジクダイふぇちの自分としては、 シマクダリボウズギスモドキ と、
サビクダリボウズギスモドキ を昨年4月に撮影して、山渓の「日本の海水魚」に
掲載されている中で、残る クダリボウズギスモドキ を撮したいなと、つねづねより
思っておりましたが、今回の深夜の外洋でその夢が叶いました

bouzugisumodoki20080413b.jpg

クダリボウスギスの仲間は、全て洞窟などの暗闇に生息するテンジクダイす。
だいたい中層を ふら~ふら~っと漂ってますが、ライトを当てるとのんびり気味に
すーっと逃げていき、追いかけすぎると岩穴の中に隠れてしまうので、ゆっくりと
近づくのが撮影のポイント。

上の写真は露出を開けて臓器がキレイに写る様に透明っぽく、下の写真は逆に
各鰭が判りやすい様に、露出を絞って撮ってみました。

でも現実は、ナイトの暗闇の中、カメラやストロボの光量などの各設定変更は
手探りにて、非常に難しかったです。

simakudaribouzugisumodoki.jpgsabikudaribouzugisumodoki.jpg
写真左が シマクダリボウズギスモドキ 、右が サビクダリボウズギスモドキ
共に2007年4月にPALAU某所でのナイドダイビングにて撮影。

と言うところで、残す観察は、 クダリボウズギス ですね。

2008年04月19日

●2008春バラオ特訓報告 その1 ワンフィン フラッシュライトフイッシュ

今回の特訓は、内湾どろポイントに始まり、深夜の内湾、深夜の外洋に、
大深度潜水と、パラオの様々な海のフィールドを駆け巡って参りました。
第一回の報告は、そんな深夜の外洋ポイントからです。

onefin%2020080413a.jpg
ワンフィン フラッシュライトフイッシュ  Photoblepheron palpebratus
撮影 2008年4月:PALAU 某所 -12m 大きさ120mmぐらい
生息域 西部太平洋など。

観察出来たのは外洋に面したホールの中、夜20時頃から始めたナイトダイブの
1本目でした。
日頃はサザンマリンダイバーズさんで一番の大物系ガイドのGMのコージさん
ですが、夜のナイトダイブでは小物系のガイドに大変身。
深夜の外洋で次々に現れてくる、稚魚や見た事も無いヘンテコな生物に対して、
まるで夏休みの小学生の虫取りの様に、とっても楽しみながらガイドをして頂き
ました。

そんなコージさんから、最初に教えて貰いましたのが、これ。
自分が見た時は、1個体だけ逃げ去っていく姿でしたが、暗闇に2個光る生物を
確認できました。
暗闇に生活する種らしく、ライトの光が当たるとすぐに隠れてしまいます。

そして、その後の3本目に クダリボウズギスモドキ を探しに小さなホールに
入った時に再度、発見。
最初見た時は2個体いたのですが、いつもの如く1個体はすぐに雲隠れ、しかし
1個体がダークバスターにやられたのか、フラフラと逃げ回っており、そんな姿を
撮せたのが今回の写真です。

onefin%2020080413b.jpg

和名で ヒカリキンメダイ (Anomalops katoptron) と言う種が有り、第1背鰭と
第2背鰭の背鰭が2つ有るのに対して、ワンフィン フラッシュライトフイッシュ
その名の通り、背鰭が1つしか有りません。

ヒカリキンメダイ 系の種は夜行性の生物で、目の下の頬の所に半月型の大きな
発光器が有り、この発行器に共生している光バクテリアが、かなり強い光を放って
光っているらしく、海洋生物の研究者の方のお話しでは発光器を表裏に回転させて
光を点滅させ、仲間同士でのコミュニケーションや、求愛行動に使ってるらしいです。

泳いでいる様子も動画に納めてみましたので、興味が有る方はをご覧下さい。

ライトを当てた時と、ライトを当てていない暗闇での光る姿が判りますので、生物の
生態観察が好きな方には、特に一見の価値有りです。

なぜなら、自分が調べた限りこんな動画はどこのサイトにも有りませんでしたから。
そして本物が見たくなった方は、是非、サザンマリンダイバーズさんに尋ねてみて
下さい。

2008年04月18日

●ホタテツノハゼ

流石に6連休明けの仕事は、す~ぱ~てんこ盛りでしたので、帰宅も遅くなり
パラオの写真の整理は出来ませんでした。

なので本日は、自分がまだパラオで観察していない生物の紹介です。

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ホタテツノハゼ   Flabelligobius sp. 

撮影 2006年10月:柏島 勤崎 -24m 大きさ40mmぐらい
英名 Black sailfin goby
生息域 伊豆大島、和歌山県、高知県、奄美大島、琉球諸島、
      西部太平洋など。

カメラを持ったダイバーなら、見かければ誰でも撮してしまうハゼのひとつです。
ハゼ科の生物の種類はとても多いのですが、おそらくその中で開いた背鰭が
いちばん大きなハゼと思います。

そんな大きく開いた背鰭が、写真的にとても絵になるので皆さん、思わず撮して
しまうのかと。

hotatetunohaze20051106b.jpg

偶に串本や黄金崎あたりで出現すると、すぐにNEWSとなり、多くのダイバーが
駆けつけるので、撮すときは順番待ちになったりもしますが、柏島ではハゼの
シーズンでは、ほぼ観察出来る生物。
従って、自分の写真ストックも必然と柏島での撮影品ばかりなのは当然なんで
しょうね。

2008年04月17日

●セントレアは雨

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2008年春のパラオ合宿(特訓?)を無事に終え、本日のグアムからの午前便で、
帰国したしました。

今回、パラオのサザンマリンダイバーズさんが計画してくれた特訓予定本数には、
4本ほどおよびませんでしたが、ほぼ満足な結果でした。
結果報告は、明日からボチボチあげさせていただきます。

ところで、行きは珍しくコミコミでしたが、帰りも反対に珍しくガラガラ。
セントレアにも人が少なく、やはり世間はGW前って事なのでしょうか?

と言うことで、今から久し振りの出社です。

2008年04月11日

●撃コミ

20080411ab.jpg

いつもならガラガラのグアムへの昼便ですが、何故か今日は撃コミです。
どうやら、某在名ラジオ局主催のツアー客が居たり、慰安旅行の団体さんも
居るらしく、4月に慰安旅行とは、何だかんだ言っても日本の企業の景気は
良さそうですね。

お陰でラウンジでは、駆け付け一杯しか飲めませんでした。
そこまでして飲むかよって、話しでは有りますが。

●いざ2008年春合宿へ

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本日から、5ヶ月ぶりにパラオへ春合宿に行って参ります。
合宿と言っても、今回は1人で行くので、どちらかと言えば特訓でしょうか?

昨年12月に、奄美大島へ行った時以来の長期休暇。
例年通り、大晦日、お正月の三が日は仕事に邁進し、たま~に2連休は
有りましたが、3連休以上は奄美大島の時以来です。

今回、友人に 「何休みになるの?」 って聞かれて、答えた言葉は、
「 遅い正月休暇か、早めのお盆休みかな? 」

なんとも季節感のない、回答でした。

今回の撮影武器は、NEWマシンがまだ手元に届かない為、現在愛用している
ネクサスD200と、IXY910ISの2台だけに絞りました。
NEWマシンは今月発売開始なので、ひょっとしたらと密かに期待はしてましたが、
所詮、週3~4台の生産数で、当然プロの方から優先でしょうから、自分の手元に
届くにはまだまだ時間がかかりそうです。
カメラ本体は、去年の11月から手元にあるんですけどね~。

だったら昨年6月同様に、D200と、D100のそれぞれにマイクロ105mmVRⅡと、
マイクロ60mm+1.5倍テレコンで各セットしてみて、被写体で使い分けてみようか
とも思いましたが、その時の帰りのエアーで重量オーバーとなってしまい、79$もの
EXCESS BAGGAGE代金を支払う羽目に成った事を思い出し、BC、ウェット、フィン
などをサザンマリンダイバーズさんに預けているとは言え、今年もWタンク用の
インデペンデンドキットや、その為のハーネス、ウィングとレギュを持って行く為、
撮影機材は少なめに絞ってみました。

絞ったと言っても、デジイチとコンデジ持ってく訳ですから、普通なら充分だと思う
んですが、5ヶ月ぶりの特訓と成ると、つい、いっぱい持ち込んでみたい気持ちに
成ってしまっております。

深場に、泥ドロに、早朝に、更に外洋の深夜にと。
またまたガッツリ潜って特訓して参りますので、その後の報告をお楽しみにして
下さい。

と言うことで、しばらくは更新が無くなりがちですので、スミマセン。

2008年04月10日

●ヤマドリ

本日も、またまたみどり~い下手くそな写真でスミマセン。
何せカメラのセッティングがダメダメだった上、更に大ボケかましてRAWデータを
全て消してしまったので、JPEGからの加工です。

なので得意のフォトショップ様も、力を発揮してくれておりません。

yamadori20080405b.jpg
ヤマドリ   Neosynchiropus ijimai

撮影 2008年4月:安良里 黄金崎 -14m 大きさ40mmぐらい
生息域 北海道積丹半島~長崎県、伊豆半島など

西伊豆に潜りに来ると、割とどのポイントでも良く見かけますが、南紀ではあまり
見かけない気がします。
更に柏島では、 ミヤケテグリ や、 コウワンテグリ の方がよく見る様に思えます。

yamadori20080405a.jpg

この写真ではビタッと閉じてる黄色い背鰭が全開したところを、いつかはバチッと
撮したいのですが、いままで閉じたところとか観察出来ておりません。
魚類全般の行動と同じで、求愛行動かオスどうしの戦闘モードの時だけ全開に
成るそうですが・・・。

ところで、ネズッポ科のネズッポとは何なんでしょうか?
疑問に思って、当文章を作成する時にいろいろ調べてみましたが、手がかりは
ありませんでした。
更に、普通なら〇〇ネズッポと言う名前が有っても良さそうなのに、なさそうだし
何故なんでしょう??

2008年04月09日

●カサゴYg

kasagoYg20080405a.jpg
カサゴの幼魚   Sebastiscus marmoratus
撮影 2008年4月:安良里 黄金崎 -12m 大きさ30mmぐらい
生息域 北海道南部以南~東シナ海など

ちょっと緑っぽい写真でスミマセン。
白い砂地の上、スーパー春濁りのニゴニゴの透明度と、カメラのセッティングが
全然だめだめでした。

黄金崎の砂地をのんびりと泳ぎながら、大きく育って水底に漂っている海草を
めくりながら被写体を捜していて、見つけました。
こちらが砂地でまったりとしているせいか、この子も一緒にまったりとしており、
いきなり隠れていた海草をどけられても逃げずにジットしております。

成魚は岩礁域で見かける事が多いのですが、幼い頃は砂地に居る事もあるん
ですね。

昨日紹介した コウイカの幼魚 と違って、ストロボの眩しい光をあびても、ちっとも
動じずに、じ~っとしているお利口さんでした。
釣り人に釣られたりせずに、無事に大きく育ってね。

2008年04月08日

●コウイカYg

Kouika20080405a.jpg
コウイカの幼魚   Sepia esculenta
撮影 2008年4月:安良里 黄金崎 -14m 大きさ40mmぐらい
生息域 関東以西、東シナ海、南シナ海など。

本日の報告は、本当は 〇〇コウイカ なのかも知れませんが、撮影した
個体が幼魚で有ることや、成魚でも コウイカ の種分類は難しい事から、
とりあえず コウイカの幼魚 とさせていただきます。

Kouika20080405b.jpg

撮影時はストロボが発光すると、その度に驚いてビュッと移動をし、まだ幼魚
だからなのか、とても臆病な子でした。

まだ体色の色彩変化をさせる事にも慣れていないのか、数枚撮影した後でも
体色は最初に見かけたままで、黒い墨を吐いて逃げる事もしないのですが、
最後まで、ストロボの光に反応していたのがカワイかったですね。

黄金崎の砂地でのまったりしたダイビング中、更に癒してくれた生物でした。

2008年04月07日

●サギフエ

        sagifee20080405e.jpg
サギフエ   Macrorhamphosus scolopax
撮影 2008年4月:安良里 黄金崎 -14m 大きさ60mmぐらい
生息域 琉球列島をのぞく、本州中部以南など

撮影した安良里の黄金崎ビーチでは、例年3月頃から観察出来る様ですが、
冬から春にかけての観察生物です。
水深15~150mの砂泥底に生息しているらしいのですが、春先だけ浅場に
上がって来るんでしょうか。

写真は単体での画像ですが、近くにはペアも居て、又、少し離れた岩場では
5~6匹の小さな群れも観察出来ました。

      sagifee20050423e.jpg
撮影 2005年4月:三保 真崎海岸 -23m 大きさ70mmぐらい

こちらも3年前の同じ4月に撮影した物で、先月の大瀬崎でのテック講習時に
湾内でもペアで見かけました。

確かにこの時期、桜の咲く頃に観察出来る生物の様で、常々口を下にして
漂うように泳いでますが、近寄りすぎて脅かしたりすると普通の魚の様に
横になってスス~ッと逃げていきます。

何とも不思議なサカナです。

2008年04月06日

●アナハゼYg

黄金崎での写真が整理できてませんので、本日も先週末の越前での観察報告を
させていただきます。

anahaze%2020080406b.jpg
アナハゼYg   Pseudoblennius percoides
撮影 2008年3月:越前 ログ前 -5m 大きさ15mmぐらい
生息域 北海道と沖縄を除く、日本沿岸。

小さな幼魚や甲殻類など、何でも食べてしまうハイエナのような アナハゼですが、
他の生物同様、やはり幼魚時代はカワイイですね。
ダンゴウオを捜しながら、ふと目に入ると思わず撮影しておりました。

anahaze%2020080406a.jpg

結局、写真に撮れたのは2個体だけでしたが、観察出来たのは幼魚ばかり。
この生物は秋に交配し冬に産卵、孵化した個体は翌年の冬までの生涯らしく、
そり通りなのか成魚は観察出来ませんでした。

2008年04月05日

●2年半振りの安良里

20080405aa.jpg

本日は、約2年半振りに安良里の黄金崎ビーチで潜ってきました。
早くも桜が散っていく中、水中ではサギフエやミズガニなど春を告げる
生物観察が出来ました。

20080405ab.jpg
20080405ac.jpg

ダイビング後は、宇久須の湯でまったり

2008年04月04日

●ダンゴウオ (その3)

調子に乗って、引き続き、先週末に観察してきた ダンゴウオ の報告
第三弾です。 

dangouo20080330ca.jpg
ダンゴウオ   Lethotremus awae
撮影 2008年3月:越前 ログ前 -5m 大きさ3mmぐらい
生息域 北海道、宮城県、千葉県、静岡県~三重県志摩地方、新潟、
     佐渡ケ島、福井県、中国煙台など

順番的には、昨日報告の白、一昨日報告の茶緑と観察して、三個体目は
天使の輪っかが付いた幼魚と思い、捜した結果、ほんの少しだけ細くて
白い輪っかを残した幼魚を観察出来ました。

dangouo20080330cb.jpg

残念ながら、この時は皆さんとはぐれてしまい、自分ひとりで観察になって
しまいました。
一緒に潜った皆さん全員が< ダンゴウオ モードの視界になっており、
ひとりはぐれた自分が言うのも何ですが、こういう動かないダイビングでも
はぐれる事は有るんですね。

2008年04月03日

●ダンゴウオ (その2)

昨日に引き続き、先週末に観察してきた ダンゴウオ の報告第二弾です。 

dangouo20080330aa.jpg
ダンゴウオ   Lethotremus awae
撮影 2008年3月:越前 ログ前 -7m 大きさ5mmぐらい
生息域 北海道、宮城県、千葉県、静岡県~三重県志摩地方、新潟、
     佐渡ケ島、福井県、中国煙台など

もうちょこっとだけ、右を向いてくれてたら両目が写った正面顔でしたが、
世の中、そんなに上手くいかないのが当たり前かと。
全身で僅か5mm程度の生物の顔が、ピントがボケずに撮れただけでも
ラッキーと思うべきなのでしょう。

dangouo20080330ab.jpg

dangouo20080330ac.jpg

実は5mmでも、自分が今まで観察してきた ダンゴウオ の最大サイズです。
今までは1~3mm程度のゴマ粒程度の大きさばかりでしたので、最初に
教えて貰った時は、この子は石ころで隣に居るのかなって思い、石ころが
ゆらっと動いたっと思ったら、この子でした。

5mmの生物に対して、意外にでかいって思うのも変なのですが、本当に
その時は、でかっと思いました。

2008年04月02日

●ダンゴウオ (その1)

桜が満開になり始めると、毎年、自分の ダンゴウオ 観察シーズンの到来です。
自分が生活している名古屋市から、いち番近い ダンゴウオ の観察ポイントは
福井県の越前海岸です。

名古屋市東部からは車だと約2~3時間で行けますが、3月までは波が高く、
荒れている事が多く潜れないことも有り、現地サービスさんも4月から営業が
ほとんどで、観察情報は全く有りません。

幸いな事に先日は、事前に予約したらオープン前の時期ですが、ご親切に
施設を使わせていただけたので、浅場のダイビングとは言えども、いつもの
エンリッチタンク持参で行ってきました。

と言う事で、本日は越前で観察出来た ダンゴウオ の報告、第1段です。

dangouo20080330ba.jpg
ダンゴウオ   Lethotremus awae
撮影 2008年3月:越前 ログ前 -7m 大きさ5mmぐらい
生息域 北海道、宮城県、千葉県、静岡県~三重県志摩地方、新潟、
     佐渡ケ島、福井県、中国煙台など

冷たい水温の時期に観察できる生物なので、いつも越前では10度前後の時に
観察しており、 ダンゴウオ を観察する時は、日頃からどんな冬の寒い時期でも
フード無しの自分が、年間で随一、フードを被るダイビングです。

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体系は丸っこくてスライムみたいで、赤、緑、白、紫など色んな体色のタイプを
観察出来るので、被写体としても最高、ダイバーからは大人気の生物。
浅めの岩場で、腹鰭の吸盤を使って岩や、アラメ、カイメンなど海草にぴたっと
くっついてます。

成魚は体長2~3センチにもなるそうですが、大抵いつも観察するのは5ミリほどの
大きさで、幼魚だと1~3ミリぐらいですが、幼魚の頭には「天使の輪」と呼ばれる
白い輪っかが付いてますよ。

2008年04月01日

●ヒレナガカサゴYg

昨日潜った越前で、黒いカサゴらしき種の幼魚を観察しました。
その種の名前を捜す時に、そう言えばとこの写真を思い出したので紹介させて
いただきます。

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ヒレナガカサゴYg   Neosebastes entaxis
撮影 2006年2月:大瀬崎 湾内 -12m 大きさ20mmぐらい
生息域 千葉、館山~土佐湾など

毎年2月~3月頃に、大瀬崎の湾内辺りで見かけます。
よく似た生物で ホウボウ の幼魚も見かける季節ですが、どちらも可愛くて
大好きな被写体です。

hirenagakasago20060218b.jpg

成長すると棲息帯が深場になるせいか、残念ながら未だに成魚を観察した事が
ありません。
でもカワイイのは幼魚の時なので、個人的には別に成魚を見なくてもいいかな
とも、思っている次第です。