●バラオ特訓報告 旅編その1 驚異のスケジュール
本来なら昨日は休暇の予定でしたが、一昨日の夜遅く急な仕事が入ってしまい、
急遽、田辺行きの予定を中止し、休暇返上となりました。
しかしやはり急な仕事のせいなのか、仕事は午前中で終わってしまい、午後は
わりとフリーな時間が多く取れましたので、久しぶりに長々と書いてみます。
そして本日は、最近、生物の紹介ばかりで飽きちゃった方もいらっしゃるかな~と
思いまして、久々にパラオ特訓旅行でのあれこれを書いてみます。
生物ファンでいつも見て頂いている方には、ごめんなさい。
いつもパラオへ行く時に乗り継ぐグアムへの昼便はガラガラなので、フライトの
2時間前にセントレアに着く様、自宅を出発します。
平日の朝、ガラガラの知多半島自動車道路を通って、右手の奥にセントレアを
眺めながら、予定通りの時間に到着しました。
出発時にも書きましたが、グアムまでの旅中は何もかもガラガラのはずでしたが
今回は某在名ラジオ局主催のツアー客の方たちで、受付カウンターが撃込み。
これでは、いつも恒例のゴールドラウンジで "ただビー" に、ありつけそうに
ありません。
でも、何とか、駆け付け一杯だけは飲めました。
そう言えば、去年からコンチネンタル空港の搭乗口の場所が、出国審査後に
進んで左側の南端から、反対の右側真ん中当たり位置に変わっております。
てくてく歩いて到着してる見ると、いつものボーイング737、いつもならガラガラ
なので3席ぐらい使って伸びのびと座れますが、今回はやはりコミ込みでした。
遠くにタモン湾、手前にアガニャ湾を見ながら、右手奥の方にグアム・アガニャ
空港が見えてきて、まもなく着陸です。
飛行機の離着陸前後30分間は、現在、航空法でデジカメは使えません。
使うと50万円以下の罰金らしいですが、こんな時に "写るんですよ" などの
フィルム簡易カメラは便利です。
さて、グアムに到着。
やはりちょっと込み気味のグアムへの入国審査を終え、パラオへ乗り継ぎの
為、チケットチェック後すぐに、その足でグアム出国手続きへ向かいますが、
ここでやっと、いつものガラガラになりました。
通常であれば、パラオ行きのグアム出発時間は19時40分。
空港内で約3時間ぐらい待つので、フードコートでビール飲んだり、軽く食べたり
してますが、毎週金曜発だけは17時50分発と約2時間近く早い出発なので、
待ち時間は短く、必用な買い物を済ましたら、出発ゲートに移動してのんびりと
搭乗時間を待ちます。
グアム~パラオ間の飛行機も、セントレア~グアム間と同じボーイング737。
この区間はいつも満員です。
日本とパラオの時差は同じですが、グアムは+1時間なので実際のフライト
時間は約2時間でも、パラオ時間的には1時間早く着いてしまいます。
コンビニ程度の広さのパラオのイミグレーション。
いつも麻薬探査犬がウロウロ、犬アレルギーの方は大変ですよ~。
無口なパラワン入国審査官達の審査も問題なく通過し、器材も無事にバゲッジ
カウンターにて受け取り、ようようパラオへ入国ですが、たった1人で、しかもBC、
ウェット、フィン、ブーツ等、器材はひととおりサザンさんに預けてあると言うのに
この荷物の多さ。
中身は、Wタンク用の器材一式、カメラ器材、ナイトでの必需品のカップラーメン
などで、いっぱいなんです。
パラオのコロール空港を外に出ると、いつもこんな感じで送迎の方や、旅行者で
にぎやか、何せ国際空港と言っても、日本の離島並みの大きさの空港なので、
こんな程度でも、大賑わいに見えてしまいます。
ホテルの迎えの方にもすぐに会え、時速40Km/h位のスピードで20分ほど走り、
ホテルにやっと到着。
パラオは道路が悪く、舗装もボロボロなので皆さん車はゆっくり走らせてます。
今回の宿泊もVIPホテル、ここはスタッフの愛想が良く、部屋やベランダも広くて
リーズナブルな価格なのでお気に入りです。
しかし今回、部屋はハズレでした。
いつもなら2人部屋を1人で広々と使ってますが、今回は1人部屋です。
同じ価格なのに、ちょっと損した気分に成ってしまいますね。
日本を発つ前に、サザンマリンダイバーズの ぢろーさん、拓ちゃんに、到着した
夜は打ち合わせがてら食事の約束をしており、ホテルまで迎えに来て貰らって、
居酒屋"夢"に行きました。
そこで、自分に伝えられた今回のパラオ特訓のスペシャルスケジュールとは、
さすが あの ぢろーさんが考えてくれた内容でした。
初日 早朝内湾1本、昼間3本、外洋サンセット1本、ナイト~オーバーナイト3本
2日目 早朝外洋1本、昼間3本、外洋サンセット1本、ナイト1本、ミッドナイト1本
3日目 早朝内湾1本、昼間3本、内湾、もしくは外洋でナイト1本、ミッドナイト1本
4日目 早朝内湾1本、昼間3本、外洋ナイト2本、ミッドナイト2本
5日目 早朝外洋1本、午前中2本の、合計4日半で32本。
聞いた瞬間、絶句と言うより大爆笑~♪
いったいホテルで寝る時間は?、カメラやストロボの充電が出来るのか?
いくら、いままでパラオで変態耐久ダイビングをしてきた自分と言えど、これでは
減圧症&齢(よわい)50歳の体力無視のスケジュールかも?
このスケジュールに対して、コージさん、ぢろーさん、拓ちゃんのガイドさんは
交代で各セクションを担当され、非番を作って休憩の時間帯を設けております。
つまり休まず潜り続けるのは、ゲストの自分だけ。
まさに、究極の変態耐久ダイビングです。
現実にはこのスケジュールを完遂する為には、高価なナイトロックスエアーを
大量に使います。
自分が支払う代金なんぞ考えてませんので、もちろん見積もりも無し。
勿論、だからと言って、余分な高額代金ではなく、通常価格です。
ただ自分に目一杯楽しんで貰いたい思いで作られたスケジュール内容ですし、
こんな予定を組んでしまうと、上記のガイドさんだけでなく、研修中のスタッフ
さんまで、大変な労力になってしまいます。
「ムリだと思われれば、いつどう変更されても大丈夫ですよ」との言葉よりも、
「どのタイミングで、何パーセントのナイトロックス使いますか?」の言葉の方に
反応し、スケジュール表に使用予定のナイトロックスのパーセントを書き込み、
こんな大変なゲストサービスを考えてくれた、ありがたい気持ちに感謝して、
チャレンジしてみる事にしました。
いったい、日程終了時の支払いはお幾らになるのやら。
そんな心配はすぐに忘れて、今回観察したい生物名を書き出し、明日からの
ちょーハードスケジュールに備え、笑いを抑えながら早めに床につきました。
( 一部の写真は今回でなく、過去に撮影した物を使っております。 )