2日間5本のダイビング、3時間45分を費やした結果です。

キシマハナダイYg Tosanoides filavofasciatus
撮影 2008年3月:紀伊大島 須江 内浦 -13m 大きさ約20mm
生息域 相模湾、沖縄舟状海盆、トンガ海嶺
数年前に同じ須江のナギザキで、-35m位で観察できたことも有りましたが、
普通の生息域は、水深-40~-50m位の深場です。
ところが、ご覧の個体はなんと水深-13mで観察できております。


今回の須江での撮影の目的は、この幼魚。
とにかく撮れるまではこの個体1本に絞って、ダイビング計画を立てました。
まず初日1本目、エントリー後に直ぐに観察出来てる所へ泳ぎ着くと、やはり
既に先客の方が、知り合いのガイドさんとお客さんが1人、他にもカメラを
持った方がお1人おられました。
今、この須江でこれだけホットな生物ですから、この土日は自分と同じ目的の
方も多いはず。
先週末の土日は、撮影待ち行列も出来ていたそうですから、仕方ないかなと
思っていたら、1人の方が諦めて移動されて行きましたので、空いた場所で
自分も住み家の穴から出てくるのを、一緒に待たせて頂きました。
待つこと45分、結局一度も出てこなくて諦め、減圧停止にエキジット場所に
移動。
エギジット後に、自分より先に待っられてた知り合いのガイドさんとお客さんに
聞くと、その前の何処かのショップの団体さんが、引っ込めたとの事でした。
2本目もエントリー後にまっ直ぐに到着し観測開始。
今度は誰も待ってません、どうやら今日は出てこないと皆さん諦めた様子
ですが、時々、色んな方がやってきては、スレートに " 出ましたか? " とか、
" 最初から出とらんかった? " とか聞かれては、首を横に振る事が何度も
続き、またもや45分で諦めてエギジット。
今回は知り合いの写真が上手な方達、数人とお会いできましたが、皆さん
微妙にエントリ-時間がずれてて、水中ではがち会う事もなく、お互いに
休憩中に " 今日は出てきませんね " の会話ばかりでした。
結局、この日は3本目もひたすら待ちましたが、会えませんでした。
合計2時間15分、ただひたすら待つだけのダイビングでした。

そして2日目のエントリー前の事、昨日から着てられる知り合いの方達は、
皆さん早朝から潜って、お見事に撮影成功との事です。
良かったな~と思いながら、期待を込めて待つこと35分、遂に自分も観察が
出来ました。
そして2日目の2本目も、全ての時間を費やしひたすら撮影、撮影。
撮影後に数えてみると、なんと88カットも撮影しておりました。
因みに、初日はテスト撮影も含め、10カット。
この日は運良く、1本目も2本目も他にダイバーは来なくて、全ての時間を
自分一人で独占して撮影できましたので、自ずと撮影数も延びました。
5本のダイビング、3時間45分も生物1個体に費やしたのは、流石に今回が
始めてです。
でも、おかげて良い写真を撮ることが出来ました。
やはり良い写真を撮るには、粘りですね。