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アケボノハゼ その2

今週末は6月最後の週末ですが、残念ながら海へは行けませんでした。
これで4月に柏島で潜水して以来、2ヶ月以上潜っておりません。
特にこの1ヶ月は家庭事情で外泊する事自体を自粛してた事も有りますが、考えて
みればダイビングを始めてから16年間、海外遠征などの予定変更はほとんどが
仕事関係から、その間ずっと健康で居てくれてた奥さんに感謝ですね。

しかし今年半年間で潜った本数は僅か34本ですが、本日の観察報告で136種目です。
フィリピンの某ガイドさんから”生物撮影具合が雑食”とおほめいただいてる様に、
常日頃から沢山の種の撮影を心がけてる賜ですね。

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アケボノハゼ 学名 Nemateleotris decora
 スズキ目 / クロユリハゼ科 / ハタタテハゼ属

撮影 2017年年4月:高知県大月町柏島 水深-22m 大きさ約70mm 
英名 Decorated Goby
生息域 伊豆諸島、高知県、奄美大島以南の琉球列島、西部太平洋域、インド洋など
      インド洋~西部太平洋、PNGなど

内湾の湾口部、珊瑚礁域の礁外縁や礁斜面などにて水深が20m~55mぐらいに単独、
もしくはペアで、中層をホバリングして生息しており、脅威を感じると瞬時に巣穴に
逃げ隠れます。

体形は細長く、第1背鰭の前方は伸長し先端が丸く、尾鰭の後縁はやや湾入しており、
体色は前半身は乳白色にて後方に向かうにつれて濃紫色になり、第1背鰭は赤紫色にて
前部が青色で縁取られ、腹鰭は白色にて先端は赤紫色、第2背鰭と腹鰭は赤紫色にて
それぞれ基部の境界と外縁は青色で縁取られており、尾鰭は中心部が青色にて上下の
外側は赤紫色にて青色で縁取られます。

和名の”アケボノ”は、皇后陛下の美智子様のご提案で付けられたそうです。

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撮影 2016年年6月:高知県大月町柏島 水深-22m 大きさ約50mm 

こちらは約1年前に同じところで観察した同種、大きさはひと回りほど小さく第1背鰭が
長く伸びておりましたが、同じ個体だとしたら成長すると短くなるんでしょうかね?

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ヒラミルミドリガイ

梅雨に入っても晴天の日が続き、日傘をさしている女性を多く見かけます。
会社の最寄りの駅からはいつも歩道橋を渡るのですが、上り下りの階段のところは
真ん中に自転車を押せる部分があるので3人ぐらいの幅がありますが、道路の上の
歩道のところは2人ぐらいの幅しか無いので、すれ違う時に日傘が顔に当たりそうに
なります。

気が利く女性の方は高く手を伸ばしたり斜めにしたりしてくれますが、中には何も
考えずに歩いてくる女性も居て、いつも大げさによけてアピールしてますが、まぁ
そんな女性に限って何にも感じてないのが現実です。
今日は土曜日にて出勤してる人は少なく、安心の歩道橋でした。

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ヒラミルミドリガイ 学名 Elysia trisinuata
 嚢舌目 / ゴクラクミドリガイ亜目 / ゴクラクミドリガイ科 / ゴクラクミドリガイ属

 撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-9m 大きさ約15mm
 生息域 伊豆諸島、千葉県以南の太平洋岸、新潟県以南の日本海岸、琉球列島、
インド洋、太平洋の熱帯域など

春から初夏にかけてよく観察される緑藻類のミルをホストにしている事から、同時期に
観察される種です。
体地色はホストのミルの色彩に併せていて草緑色から緑色にて、全身に渡って赤色の
細点が散在し、側足には白色の円錐状の微細な突起があり、触角の先端は黒色か灰色で
白色の小突起が散在します。
ガイドさんに居場所を指示棒などで指して貰っても、非常に判りづらいウミウシです。

ハマフグ その5

今日ちょっと面白い事がありました。
朝、会社の最寄りの地下鉄駅でいつもの様に改札を Apple Watch使って通過しようと
した時に、改札機の画面に「定期期限7月12日」って表示されました。
特に問題無く通れたので、誤表示なんかなと思って無視していたら、今度は帰り道に
改札機で何度 Apple Watchを飾してもエラー状態になり「係員にお問い合わせ下さい」
と表示されます。

仕方ないので改札機の横の窓口の係員に尋ねてみると「そんな腕時計で通れるの?」と
言われてしまい、色々と説明したところ「それなら窓口の奥の方に有る機械に飾して
みたら現在の状態が判る」との事なのでやってみたら、どうやら朝の時に改札口から
出ていない状態になってました。

つまり約11時間近くも地下鉄に乗ってた事になる訳ですが、申告した内容の証明は何も
無いにも関わらず信じて貰い、特に追加料金なんかも取られなくてホッとしました。

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ハマフグ  学名 Tetrosomus concatenatus
 フグ目 / ハコフグ科 / ラクダハコフグ属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-26m 大きさ約150mm 
生息域 三浦半島以南の大平洋岸、琉球列島 ~ インド洋、西部太平洋域など

岩礁域や珊瑚礁域にて、水深が 50m以浅の沿岸の砂底や砂泥底に単独で生息しており、
体地色は薄茶色にて、全身に蜂の巣状に茶褐色の模様が入り青色の細点が頭部と背部、
尾柄部に散在します。

眼の上部に2本の棘が有る事や、背中の隆起部の頂点付近にも2本の棘が有る事で本種との
特定が可能ですが、ハコフグ科の多くが正面から見ると四角形であるのに対して、本種は
三角形の形をしている事が最大の特長と思えます。

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撮影 2013年12月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-23m 大きさ約40mm 

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撮影 2014年1月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-12m 大きさ約40mm 

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

サンゴトラギス その3

一緒に暮らし始めてから約40年にて、夫婦初めての共通の趣味のポケモンGO。
最近は毎夜の如く、その日にジムからやっつけられて帰ってきたモンスターを再び
ジムに乗せにと、夫婦そろって行くこ事が多かったんですが今夜はひと休み。

未だにポケモンGOを楽しんでる方ならご存じの様に、本日未明からジムの戦いの
システム変更の為にリセットとなり、しばらくはジム戦は休止になります。
自分が乗せていたモンスターも朝方からポツポツと帰ってきて、正午過ぎには合計
14匹のモンスター全てが戻ってきました。

ジム戦をリニューアルして面白くするのは歓迎しますが、その為に今まで苦労して
乗せてきたのを単純にリセットするのは、ちょっとなぁ。
リスタートするまで、そのままにしておくと言う方法は採れなかったのか。
ちょっと不満が残るアップデートでしたね。

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サンゴトラギス  学名 Parapercis multiplicata
 スズキ目 / トラギス科 / トラギス属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-18m 大きさ約70mm
英名 RedBarred sandperch
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県以南 ~ 琉球列島、など。

珊瑚礁周りの水深が10m~20mぐらいの潮通しのよい砂礫域底や、礫混じりの砂底に
生息していて、ほとんど遊泳はしません。
体地色は白色にて体側面の背側は淡褐色の鞍条横帯があり、腹側には赤褐色の幅の狭い
横帯が並びます。
また背鰭前方部分に赤色の斑紋があり、背鰭軟状部に小黒班が縦一列に並びます。

近似種の ハワイトラギス は、腹側の横帯が背側の鞍条横帯が太さが同じぐらいな事で
識別が可能です。

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撮影 2015年~2016年:高知県宿毛市鵜来島、高知県大月町柏島

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

アマミスズメダイ その9

Facebookの方には少し書きましたが、昨日の朝の通勤途中に会ったネネちゃんから、
「マヌカハニーとパンに塗ってどっちが美味しいか比べたいから、この間の蜂蜜が
まだあったらちょうだい」と言われ、奥さんに届けてもらいました。

そして今朝ネネちゃんに会った時に「マヌケなハニーと、どっちが美味しかった?」
と聞くと「マヌケじゃないよ、マヌカだよ!」と真面目に返されました。
残念、小学1年生にはまだこの手のジョークは通じない様です。

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アマミスズメダイ  学名 Chromis chrysura
スズキ目 / スズメダイ科 / スズメダイ属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-22m 大きさ約30mm
英名 Stoutbody chromis
生息域 南日本~台湾、西インド諸島、モーリシャス、フィジーなど

水深が5m~30mぐらいの岩礁域や珊瑚礁域等で観察が出来、成魚は群れを形成して
生息しておりますが、幼魚の頃は群れは作らず、単独で珊瑚や岩などの隙間に隠れたり
しながら生息しております

成魚の体色は黒褐色にて、背鰭の軟条部と臀鰭の後部を結ぶ位置より後ろは淡色であり、
シコクスズメダイ の成魚と非常に良く似ておりますが、本種の方が体高が高くて鱗が
粗めで良く目立つことや、本種の背鰭の軟条数が本種は14本~15本であるのに対して、
シコクスズメダイ は12本~13本であること等で識別が可能です。

また幼魚の小さな頃の体地色は黒みがかった鶯色にて、各鰭の縁と、頭にV字型に蛍光
ブルーの色彩が入り、ひと目で本種と識別が出来ます。

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撮影 2016年12月:和歌山県串本町紀伊大島須江 内浦 水深-7m 大きさ約80mm

こちらは水温が18度に下がっても頑張ってました。
このまま年を越しても居てくれるかなと思ってましたが、2月末に潜ったときには
見かけませんでした。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

オシャレハナダイ その6

当観察報告は基本的に過去半年以内に撮影した写真を中心にして書かせていただいて
おります。
本日も本種を4月に撮影したものと思って書いており、大まかに書き終えてから写真を
選択していたら大きな勘違いで、直近に撮影したのは昨年6月でした。
いつもであればボツ原稿にして違う生物に置き換えるところですが、たまたま今回は
書き貯めておいた原稿も無く日付が変わる迄の時間も少ない事から、このまま使わせて
いただきました。

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オシャレハナダイ  学名 Plectranthias pelicieri
 スズキ目 / ハタ科 / イズハナダイ属

撮影 2016年6月:高知県大月町柏島 ラスベガス 水深-34m 大きさ約80mm
英名 Pelicier’s Parchlet
生息域 伊豆諸島、和歌山県、高知県、琉球列島、
             インド洋モーリシャス、ニューカレドニアなど

水深が35m~70mぐらいの珊瑚礁域のがれ場などにて、普段は岩穴や岩陰に隠れる様に
生息しており、多くのイズハナダイ属の生物がそうである様に遊泳やホバリングはせず、
移動するときは海底を這う様にして動きます。

体地色は鮮やかな赤色にて、体側面の胸鰭から尾柄部にかけて白色の横帯が筋状に不規則に
入り、頭部から体側面の中心あたりまでは黄色と白色の不規則な小斑紋が散在します。
鰓蓋には、外縁部が黄色のリング状で中心が赤色の眼状斑があり、第1背鰭は蛍光黄色にて
棘状に伸長し各棘に赤色斑点が入ります。
また第2背鰭と尾鰭の鰭膜は透明色にて黄色の小斑点が散在し、腹鰭と臀鰭は赤色と白色の
模様で構成されるなど非常に綺麗な色彩模様をしております。

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撮影 2014年2月:和歌山県串本町紀伊大島須江 ナギザキ 水深-30m 大きさ約70mm

2014年、この年は本種を一番多く観察した年でした。
紀伊大島須江のボートポイントのナギザキ、この頃には見に行こうと思えばほぼ確実に
観察出来る様になってます。

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撮影 2014年8月:高知県大月町柏島 ラスベガス 水深-35m 大きさ約80mm

このポイントも見ようと思えば、ほぼ確実です。

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撮影 2014年11月:和歌山県串本町紀伊大島須江 内浦 水深-10m 大きさ約60mm

そしてこれはかなり意外な観察ポイント、自分のダイビングの師匠 かじきあん の社長が
最初に見つけましたが、何でこんな水深にって感じでした。
ただこの場所の直径10m近辺は、過去にも キシマハナダイ や、ベニヒレイトヒキベラ
デルタスズメダイ の幼魚が観察出来ているところなので、何か珍しい種が流れ着いてくる
特別な理由が有るのかなと思ってます。

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撮影 2014年11月:高知県大月町柏島 勤崎 水深-30m 大きさ約80mm

こちらは自分にしては珍しく背景の色が変わってるなと思って、絞って撮影した写真です。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

メシマウバウオ属の1種 その2

Facebookでは既に報告済みですが、今日の午前中は本日が最終日の名古屋市博物館の
シーボルト展を観て来ました。

今まで自分はシーボルトと言うと教科書で学んだ、当時は極秘情報であった日本国の
地図を国外に持ち出そうとして日本から国外追放された”シーボルト事件”ぐらいしか
知りませんでしたが、当時の日本の民族品や植物、工芸品、文化など多く収集されて
オランダやドイツに日本博物館を作った方と知りました。
展示品の中には日本国内には残されてない物も有り、非常に面白い展覧会でした。

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メシマウバウオ属の1種  学名 Pherallodichthys sp.
 スズキ目 / ウバウオ科 / メシマウバウオ属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-4m 大きさ約20mm
生息域 八丈島、伊豆大島、和歌山県、高知県、愛媛県、屋久島など。

春から夏にかけて、水深が10m以浅の岩礁域にて根の下や岩の隙間などに少数匹で生息し、
岩壁の横や陰などに産み付けられたスズメダイ類やヘビギンポ類の卵を捕食する姿が
観察されますが、それ以外の季節にはほぼ観察されません。
体側面に濃褐色の太い横帯が3本有り、それらの横帯の間は茶褐色、頭部は濃褐色に染まり
それらには白色の虫食い模様が入ります。

以前では本種は メシマウバウオ Pherallodichthys meshimaensis と考えられてましたが、
近年になり同属の未記載種と改められております。

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撮影 2016年6月:高知県大月町柏島 水深-4m 大きさ約20mm

これは昨年6月に撮影したものですが、この時は団体で捕食に勤しんだおかげかお腹を
大きく膨らませておりました。
今回の撮影は4月にてまだ現れ始めたばかりだったのか、せいぜい2匹ぐらいしか1度に
観察出来ませんでした。
本種を観察するなら今の時期が旬かと思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

イシガキカエルウオ その4

予定では今頃はバリ島ダイブサファリ中でしたが、先日も書きました様に家庭事情にて
キャンセルとなり普通に仕事をしてますが、もともと1週間の休暇の為に前倒しで仕事を
片付けておいたので、予定外の仕事以外はちょっと暇な感じです。

大きな声では言えませんが何の為にここ数週間、会社を退勤してから自宅で色んな仕事を
こなしていたのか。
事前準備としてはバッチリでしたが、今の状況では無駄な時間配分をしてしまったもので、
せっかくなら4日間ぐらいは休んでどこかへ行こうかと思案中です。

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イシガキカエルウオ  学名 Ecsenius yaeyamaensisi
スズキ目 / イソギンポ科 / ニラミギンポ属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-9m 大きさ約40mm
英名 Yaeyama blenny
生息域 八丈島、屋久島、琉球列島以南 ~ 東部インド洋、西部太平洋域など

珊瑚礁域の浅い水深にて礁池や礁縁などに棲息しており、岩肌や珊瑚の上に単独でただずむ
姿が観察されますが、危険を感じると岩穴などに隠れます。
体地色は白色にて、頭部から体側面の前半部は小さな黒色斑紋が入り、後半部には反対に
体地色の小さな斑紋が入る色彩模様が多く見られますが、体色や斑紋には変異があり個体に
よって様々です。
また前鼻孔の後縁のみ皮弁があり、胸鰭基部にY字状の黒色縦線が入ることで本種との同定が
できます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

カモハラトラギス その3

先日の話ですが、朝、小学生の分団登校の待ち合わせ場所にネネちゃんと一緒に居た
Jタロウ君が「今日は雄のダンゴムシ見つけたよ」と見せてくれました。
自分はダンゴムシの雄雌の識別方法を知らなかったので、「雄雌はどこで判るの?」と
聞くと、「スジが入ってるのが雄だよ」って教えてくれました。

この間は小学1年生に「家の中でシャボン玉飛ばしちゃダメだよ」と叱られたと言うのに、
今度はダンゴムシの事で教えられたかと思うも、ひょっとしてとグーグル先生にお伺いを
したところ、不安を感じたとおりその識別方法は間違っておりました。
考えてみればまだ6歳~7歳の子供の知識、そのまま鵜呑みにしてはやはり危険ですね。

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撮影:2016年4月:高知県大月町柏島 水深-10m 大きさ約100mm 

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撮影:2014年5月:高知県宿毛市鵜来島 水深-13m 大きさ約100mm

カモハラトラギスの雄  学名 Parapercis kamoharai
 スズキ目 / トラギス科 / トラギス属
生息域 伊豆諸島、相模湾。和歌山県以南 ~ 屋久島、台湾、香港、スラウェシ島など。

沿岸の珊瑚礁域の転石帯や砂地、大陸棚上の砂泥底などに単独で生息しております。
体型は円筒形にて頭部はやや縦扁しており、背鰭の棘条部と軟条部の間には欠刻が
あります。
体地色は淡色にて体側面の胸鰭以降に、背鰭の基部から腹部に達するY字型の濃茶褐色の
横帯が6本~8本入り、背鰭、臀鰭、尾鰭には黒褐色の班点が散在します。
雄の頬部には暗色斜走線が複数本走っていて、雌は暗色の横線と縦線がが数本走ることで
雌雄の識別が可能です。
種小名の カモハラ は、蒲原稔治博士への献名から付けられたそうです。

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カモハラトラギスの雄
撮影:上2016年11月、中左2017年7月、中右2015年5月、下2017年4月 全て高知県大月町柏島

今回使用した写真の撮影日を見ていただければ判ると思いますが、見つけるといつも撮して
しまう生物のひとつです。
でもよくよく考えると未だに幼魚を観察した覚えがありません。
次回の柏島でのリクエストは、本種の幼魚をお願いしてみようと思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

シノビイロウミウシ属の1種 (トルンナ・ダニエラエ)

昨日、ふるさと納税の事を書きましたが、自分の反対理由がちょっと説明不足でした。
昨年6月に総務省が発表した現状調査にて、平成27年度のふるさと納税の寄付金は全国で
約1,653億円で、その中から約793億円が返礼品の実費やパンフレット作成などの返礼品
関連で消費されたそうです。
本来であれば福祉や社会事業など国民に公平に使われるべき約793億円が、肉や魚など
ふるさと納税の寄付金者にだけ使われました。

因みに納税控除のデータからでは全国のふるさと納税への寄付金数は約130万人にて、
納税控除総額は約999億円、全国で寄付金額第1位は東京都で386億円、2位は神奈川県の
137億円、3位が大阪府124億円、4位愛知県112億円、5位埼玉県77億円とこの1都1府3県で
約半分ほどの金額です。

平成28年度の実態が近日発表されると思いますが、平成27年度の寄付金が平成26年度の
4.3倍に、返礼品関連金額が3.8倍に増えた事から平成28年度が平成27年度を下回る事は
想定にくく、793億円以上の税金が平成28年度も国民に不公平に使われたと思います。
決して自分はふるさと納税自体がダメだと言ってる訳では有りません。
国民に税金を不公平に還元している返礼品は撤廃しないとダメだと思っているだけです。

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シノビイロウミウシ属の1種  学名 Thorunna daniellae
 裸鰓目 / ドーリス亜目 / イロウミウシ科 / シノビイロウミウシ属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-10m 大きさ約15mm
英名 Danielle SeaSlug
生息域 伊豆諸島、伊豆半島以南~琉球列島、中部・西部・南太平洋、インド洋など。

水深が5mから10mほどの珊瑚礁域や岩礁域で観察されますが、地域によっては30mほど
でも観察されております。
体地色は白色にて外套膜と尾の周縁は半透明の白色、外套膜の内側には赤紫色から紫色の
線がはいりますが、個体や生息地域によっては途切れがちな線や太い線など差があります。
触角の鞘は基部が透明にて橙黄色、二次鰓は透明色にて鰓葉は橙黄色。
学名は軟体動物学者の Danielle Fellows先生への献名になっております。

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