Category / カサゴ亜目
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- 2018
- 05/03
ネッタイミノカサゴ その3
先日の朝、通勤時に会ったねねちゃんがニューヨーク・ヤンキースの
ロゴが入った野球帽を被っていたので、「あれ~今日はヤンキースの
帽子なんだね」って言うと、「そうそうヤンキーの帽子」って言って
はしゃいでました。
それをそばで聞いたネネちゃんのお母さん。
「ちがう違うヤンキース、ヤンキーじゃない」って慌ててました。
子どもの行動は予想が難しく、見ていてとても面白いです。
ネッタイミノカサゴ 学名 Pterois antennata
スズキ目 / カサゴ亜目 / フサカサゴ科 / ミノカサゴ属
撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島
水深-10m 大きさ約60mm
英名 Spotfin Lionfish
生息域 小笠原諸島、伊豆半島以南 ~ 太平洋域、インド洋など。
岩礁域や珊瑚礁域にて沿岸から外海までの広い範囲に生息しております。
胸鰭の鰭条が糸状に長く伸びており、鰭膜は鰭条の先端まで達しないこと
などで他のミノカサゴ属の生物と識別が出来ます。
夜行性で日昼は珊瑚の奥や岩陰、岩穴などに隠れておりますが夜になると
出てきて、水底近くにとどまります。
本種も他のミノカサゴ属の生物同様に背鰭の棘に強い毒があり刺されると
危険です。
また近似種の キリンミノ は尾柄部の色彩模様がTの字になっていて、
本種は普通の縞模様であることで識別が可能です。
撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島
水深-5m 大きさ約40mm
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- フサカサゴ科 | マクタン島
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- 2018
- 04/03
ヤセオコゼ その3
今朝、出社前に匡平のお墓掃除に行くと黒い墓石が真っ白になって
ます。
このところ雨が降ってないので砂埃りかとは思いますが、たった
3日前の土曜日に綺麗に拭き掃除をしたばかりなので、ここ数日の
季候のせいかと。
黄砂にはちょっと早いと思いますが、そう言えば自分の車も白っぽく
汚れております。
さて本日の観察報告の生物は、ここ毎年この季節に観察をしていた
生物ですが今年は残念ながら観察に行くことが出来ず、昨年の今頃に
観察していた未公開の写真での報告です。
ヤセオコゼ 学名 Minous pusillus
スズキ目 / カサゴ亜目 / オニオコゼ科 / ヒメオコゼ属
撮影 2017年3月:和歌山県紀伊大島須江
内浦ビーチ 水深-18m 大きさ約40mm
生息域 駿河湾以南の太平洋岸、新潟県以南の日本海岸
~ 東、南シナ海、フィリピンなど。
浅い水深から110mぐらいの砂泥底や泥底に生息しており、日中は
砂泥底や泥底の中に隠れておりますが、夜になると外に出てきて
ゆっくりとした速度で這う様に行動します。
胸鰭軟条数が9-11、涙骨の2番目の棘が短くて下方を向く事や、
背鰭軟条には黒色斑が無く尾鰭に小黒色斑がある事などで同属の
多種と識別が可能です。
生息数は少なく、成長すると70mmぐらいまで育ちます。
また鰭棘や頭部の棘は有毒であり刺されるとかなり痛みます。
撮影 2017年2月:和歌山県紀伊大島須江
内浦ビーチ 水深-23m 大きさ約40mm
ヤセオコゼ の体表には サカナウミヒドラ と言うクラゲの仲間が
付いていて、沢山つくとミノをまとった様な擬態となり、外敵から
身を守ります。
しかしポリプの頃に ヤセオコゼ の体表に付いた サカナウミヒドラ は
やがて成長すると小さなクラゲの姿となり、ヤセオコゼ から離れて
海の中を浮遊し、ヤセオコゼ はミノが無くなった様な凄くヤセた姿に
なってしまいます。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- オニオコゼ科 | 紀伊大島須江
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- 2018
- 02/06
ハチ その7
昨日は雪がぱらつく天気でしたので今朝お墓掃除に行ってみると、予想どおり
お墓の水道は凍り付いており、いつも車に入れてあるお墓掃除用のタオルも
見事に凍ってます。
そして本来の使用目的には使われなく最近はお墓掃除用に使っている5mmの
三つ指のダイビンググローブをはめて拭き掃除をしてみると、タオルが墓石に
凍りついてしまいました。
寒いわけですね。
ハチ 学名 Apistus carinatus
スズキ目 / カサゴ亜目 / フサカサゴ科 / ハチ属
撮影 2018年1月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ
水深-18m 大きさ約70mm
英名 Longfin waspfish
生息域 本州中部以南 ~ 西部太平洋域、インド洋域など
水深が100m位までの砂底や砂泥底に棲息しており、昼間は砂底に潜って
身を潜めていて夜になると水底近くの中層を遊泳しながら活発に活動します。
体型は細長く頭部の一部を除いて櫛鱗に覆われており、体色は体側面の
上側は薄茶色にて腹部は白色、大きく広がる胸鰭は黄褐色にて白く縁取られ、
下顎には3本の髭が有ります。
また背鰭後縁には白く縁取られた大きな黒斑が有る事などで本種と同定が
可能です。
また背鰭の棘には毒腺があり、刺されると非常に痛むそうです。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- フサカサゴ科 | 紀伊大島須江
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- 2018
- 01/02
ダルマオコゼ その6
本日は、従来の年に比べて1日遅い仕事始め。
朝一番は今日から同じく仕事始めの店舗の朝礼に参加して、その後は
2店舗ほど正月営業の激励訪問にと寄ってみましたが、どちらの店舗も
お客様がいっぱいで大盛況、新年早々から嬉しい状況でした。
さて話は変わりまして、お正月と言う事で紅白模様の魚の観察報告をと
思いましたが当てはまる生物が無く、同様に目出度いイメージの金色の
生物を選択させていただきました。
ダルマオコゼ 学名 Erosa erosa
スズキ目 / カサゴ亜目 / オニオコゼ科 / ダルマオコゼ属
撮影 2017年7月:高知県大月町柏島 水深-8m 大きさ約80mm
英名 Pitted stonefish
生息域 本州中部以南の南日本の太平洋岸 ~ 琉球列島、
東部インド洋、北東部オーストラリアなど。
沿岸の岩礁域や礫石底に単独で生息していて、底性質の甲殻類や魚類を
捕食しております。
全身の体形は太くて短く頭部は大きくて丸くなっており、体色は茶褐色や
ベージュのタイプが多いですが、赤色、黄色など変異に飛んでおります。
背鰭、尻鰭、腹鰭の棘には猛毒があり、万が一刺されたりすると激しい呼吸
困難から発汗し昏睡状態となり、2~3時間で死亡する事もあるそうですが、
本種の毒は熱に弱い熱分解性なので、直ぐに60度以上の熱湯に浸す事で症状を
軽くできるそうです。
また和名の由来は大きくて丸い頭から「(達磨(ダルマ)」と付けられたそうです。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- オニオコゼ科 | 柏島
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- 2017
- 12/24
ハダカハオコゼ その4
弊社の諸事情にて約20年前まで自分が担当していた業務と、約10年前まで
担当していた業務に明日から復帰する事になり、今週末は休暇を取り止め
土日の2日間かけて業務作業の復習や追加されているスキル習得等の準備を
しておりました。
問題なのは、その業務の両方とも毎日何らかの作業の必要がある事。
以前なら自宅や旅先でPCさえされ有ればこなせましたが、この今の時代では
会社のサーバに外から接続なんて出来ないので出社しないと何も出来ません。
そう言う訳で、少なくとも年度末までは平日に休日を取る事は不可能となり、
パスポート要らずの生活に成り下がりです。
ハダカハオコゼ 学名 Taenianotus triacanthus
スズキ目 / カサゴ亜目 / フサカサゴ科 / ハダカハオゼ属
撮影 2017年11月:高知県大月町柏島 水深-22m 大きさ約80mm
英名 paper fish
生息域 和歌山県、高知県以南、インド洋、西太平洋など
珊瑚礁域の潮通しの良い根の上や転石帯などの岩塊の上や隙間などに
生息しております。
体高が高くて背鰭が大きく広がり、正面から見た体の肉厚は非常に薄く
人間などの外的からの脅威を感じたり、ほんの少しのうねりでも体全体を
左右に揺らしながら水底に止まっております。
体色は白色、淡黄色、赤色、茶色など様々な色彩が見られ、海藻に似せて
擬態をしていると考えられております。
また本種は脱皮を繰り返す種として知られておりますが、甲殻類の様に
全身の表皮を自らの意志で行うのでは無く、表皮が1枚剥がれ落ちていく
様な感じで脱皮を行うそうです。
本種の過去の報告は、 こちら を、どうぞ。
- フサカサゴ科 | 柏島
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- 2017
- 11/29
トゴットメバル その2
最近の皆さんのブログやFacebookに紅葉の写真が色々と掲載されてますが、
それを見ていて思い出しました。
昔、結婚する事を実家に今の奥さんと報告に行ったところ、
父から「折角いい季節だから、紅葉狩りに行こう」と誘われ頭の悪い自分は
「紅葉ってどうやって食べるんだろう?」と奥さんと不思議に思いました。
なんとか狩りと言うと食べる事しか思いつかない、風情のない若い頃の話です。
さて本日はそんな紅葉の様な艶やかな色彩では無く、昨日に引き続き2日連続の
モノクロカラーの地味な魚の観察報告で申し訳ありません。
トゴットメバル 学名 Sebastes joyneri
スズキ目 / カサゴ亜目 / メバル科 / メバル属
撮影 2017年10月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ
水深-21m 大きさ約200mm
生息域 岩手県以南の太平洋岸、新潟県以南の日本海などの温帯域、
朝鮮半島南部など
岩礁域沿岸に小数匹の群れを成して生息しております。
体地色は赤褐色から灰褐色にて、体側麺の上方、第1背鰭先端の基部あたり
から尾柄部にかけて6個の丸みを帯びた黒褐色の斑紋が並びます。
約4年振りに観察しました。
伊豆ダイバーには普通種かも知れませんが、自分にとってはレアもの。
ところ変わればってヤツですね。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- メバル科 | 紀伊大島須江
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- 2017
- 08/25
たぶんセレベスゴチ その3
約1ヶ月間の夏休みが終了し、今週末のベルキーGPから2017年のF-1GPの
後半戦が始まりました。
今は2回目のフリー走行をライブ中継で見ながら当観察報告を書いてます。
ベルキーGPが開催される スパ・フランコルシャンサーキットはモナコ、
フランスのポーに次いで自分がお気に入りのサーキットでして、1994年に
見に行く予定をしてましたが、その年5月にイモラ催されたサンマリノGPで
アイルトン・セナの不幸な事故を現地で目撃した事で中止しました。
共に当時の仕事での取引先からのご接待でしたが、いま考えてみると何とも
バブリーな時代でした。
セレベスゴチの幼魚 学名 Thysanophrys celebica
スズキ目 / カサゴ亜目 / コチ科 / クロシマゴチ属
撮影 2017年7月:高知県大月町柏島 水深-20m 大きさ約20mm
英名 Celebes flathead
生息域 千葉県以南の太平洋岸 ~ 台湾、インド洋、西部太平洋域など。
水深が5m~100mぐらいの砂泥底や、砂底に生息しております。
眼上に不鮮明な小さな皮弁があり、吻は短く大きな眼径と同じぐらいの
長さにて、眼下骨隆起には粗い鋸歯状の棘が数多くあります。
眼の虹彩皮膜は上片が複雑にわかれ、下側は単峰型(山がひとつ)に
なっており、臀鰭は13軟条です。
また体地色は白色にて4本の太い暗褐色の横帯が入ります。
近似種の オニゴチ は眼上に目立つ皮弁が有り、眼の虹彩皮膜の下片は
2峰型な事などで識別が出来、クロシマゴチ は眼上の皮弁が無く臀鰭は
11軟条である事などで識別が出来ます。
本種と区別される。
とされてますが、過去にも何度が書いてきましたが、眼の虹彩皮膜上下の
形状は個体によって様々なタイプが観察出来ますので、外観上からでは
ほとんど識別は困難かと思っており、自分的には眼上に皮弁が無ければ
クロシマゴチ、皮弁があれば本種か オニゴチ のどちらかと識別を
しております。
撮影 2013年9月:高知県大月町柏島 水深-6m 大きさ約80mm
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- コチ科 | 柏島
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- 2017
- 08/02
キリンミノ その4
先日の柏島の後浜ナイト2日目での出来事。
潜水後10分くらいして変わったタコを撮影しようと左手を水底に付けようと
したら、ジャキッとした鋭い痛みを感じて見てみると、本種の背鰭の棘に
当たった様でした。
一般的に毒が強く危険生物なんですが、自分は過去にも本種の棘が刺さった
事があり、その時は最初エライこっちゃと直ちに潜水を中止して陸に上がり
熱湯に付けてたら、5分も経たない内に痛みが取れ大事に至らなかった事が
あります。
今回も最初はジンジンしてましたが酷くなったらエギジットしようと考え、
潜水を続けていたらやはり10分ぐらいで痛みは無くなりました。
自分にしてみれば「ヒメヤマノカミ属、恐るるに足らず」です!
でも決して、自ら刺さりには勿論行きませんよ。
キリンミノ 学名 Dendrochirus zebra
スズキ目 / カサゴ亜目 / フサカサゴ科 / ヒメヤマノカミ属
撮影 2017年7月:高知県大月町柏島 水深-10m 大きさ約80mm
英名 Zebra Lionfish
生息域 南日本 ~ 南太平洋、アフリカ東岸、紅海など。
岩礁域や珊瑚礁域にて、比較的に浅い水深に生息しております。
日中は岩陰や岩礁の下あたりでオーバーハングしていたり、岩陰に隠れる様に
している姿をよく見かけます。
成魚は胸鰭上部の鰭膜に切れ込みが無く扇状なこと、眼の上の皮弁が長い事、
尾柄部にTの文字型の模様があること等が特徴。
但し幼魚の頃は胸鰭の棘が鰭膜より新調しており、他の種と混同しがちです。
また他のヒメヤマノカミ属と同様に、各鰭の棘には毒腺があり刺されると
非常に痛みますので注意が必用です。
コヤツが今回、自分の手に背鰭の棘を刺した輩です。
「知らんがね、おみゃーさんが勝手に触ってきたからだがや」と言ってる様な
感じでした。
でも高知県に生息されてる個体ですから、こんな風に名古屋弁では無かったかも
知れません。
近似種の シマヒメヤマノカミ は、胸鰭が太い横縞模様で第2背鰭、尾鰭と臀鰭が
短い横線の組み合わせ模様である事などで識別が、また ネッタイミノカサゴ は
胸鰭の鰭条が糸状に長く伸びていて、鰭膜が鰭条の先端まで達しない事や尾柄部の
模様がTの字で無く、横縞模様である事などで、それぞれ識別が可能です。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- フサカサゴ科 | 柏島
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- 2017
- 04/23
ダルマオコゼ その5
2日連続して同じ様な話しになりますが、ここしばらくは晴天が続くと言う事で昨夜、
車を洗車しましたが今朝見ると薄く曇りがかっており、ひょっとしてと指でなでて
みると、やはり黄色い粉が付いてます。
と言う事で今日は仕事を早めに切り上げお墓掃除に行ってみると、やはり拭き掃除を
したタオルに黄色い物が付いており、更にこの季節ならではのタカラダニがチラホラ。
今年も春から初夏にかけての自然現象が感じられ、嬉しい事です。
ダルマオコゼ 学名 Erosa erosa
スズキ目 / カサゴ亜目 / オニオコゼ科 / ダルマオコゼ属
撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-8m 大きさ約80mm
英名 Pitted stonefish
生息域 本州中部以南の南日本、東部インド洋、北東部オーストラリアなど。
沿岸の岩礁域や礫石底に単独で生息していて、底性の甲殻類や魚類を捕食しております。
全身の体形は太くて短く頭部は大きくて丸くなっており、体色は茶褐色やベージュの
タイプが多いが、赤色、黄色など変異にとんでおります。
背鰭、尻鰭、腹鰭の棘には猛毒があり、万が一刺されたりすると激しい呼吸困難から
発汗し昏睡状態となり、2~3時間で死亡する事もあるそうですが、本種の毒は
熱に弱い熱分解性なので、直ぐに60度以上の熱湯に浸す事で症状を軽くできるそうです。
また和名の由来は大きくて丸い頭から「(達磨(ダルマ)」と付けられたそうです。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- オニオコゼ科 | 柏島
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- 2017
- 03/08
トゲカナガシラ その2
自分は地下鉄通勤時に Apple Watch に事前にモバイルSuicaをチャージして使って
おりますが、先日改札前に残高が70円しか残ってない事に気が付いたので、その場で
iPhoneからチャージしようとアプリを立ち上げましたが、Touch ID の指紋認証が
認証されず、更にパスワード入力もパスワード違いとかで弾かれてしまいました。
両方とも弾かれるのは変だなと思いつつも、表示されたパスワードが認証できない時の
連絡先に電話しても延々と話中が続いていて全く繋がりません。
ならばとパスワードの再設定を繰り返してみると再登録したパスワードがことごとく
弾かれてしまい、結局、現金で切符を買って、その後に モバイルSuica のHPの
問い合わせ欄や、良くある質問の所を見ても原因がわからず、Google先生に尋ねて
やっと判明しました。
まずモバイルSuicaでは Touch ID の記憶日時期間が異常に短かい事、更にパスワード
認証に複数回失敗すると24時間ロックされてしまうらしいです。
そんな大事な事こそ、良くある質問の所に書いておくべきと思いますよね。
トゲカナガシラの幼魚 学名 Lepidotrigla japonica
スズキ目 / カサゴ亜目 / ホウボウ科 / カナガシラ属
撮影 2017年2月:和歌山県紀伊大島須江 白野ビーチ 水深-5m 大きさ約10mm
英名 Longwing searobin
生息域 隠岐諸島、兵庫県〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、千葉県〜九州南岸の
太平洋沿岸、瀬戸内海、朝鮮半島南岸、南シナ海、台湾など。
水深が30m~130mぐらいの泥砂底や砂底に生息していて、胸鰭の下部3軟条が遊離し、
指状の動きをして平時は歩く様に移動しますが、危険を感じると大きな胸鰭を使って
素早く移動します。
第2背鰭は14〜18軟条にて基底部に小棘のある骨質板があり、吻棘は顕著にて基底部は
前に突出し吻背面はくぼむかまっすぐな形状をしております。
胸鰭は後端が第2背鰭中央下を超えるほど大きく、青色で縁取られ内側の半分は大きな
黒色班紋がありその外側は黄緑色の地に青色の流状紋が入ります。
また体地色は赤色にて、大きな白色帯が不規則に入ります。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- ホウボウ科 | 紀伊大島須江
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