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Category / ヘビギンポ科

    • 2016
    • 06/22

ヨゴレヘビギンポ その4

本日の観察報告を書いていて過去の報告を調べてみると、昨年は本種の産卵行動を今回と
同じ柏島で8月に観察しており、他にも同じく柏島で昨年8月に観察した オトメベラ の産卵
行動も今回観察したりと、今年は海の中での色んな生物の行動が例年より早いのかなと
思えば、後浜の25m近辺のハゼ類は4月に観察した時よりも飛んでません。

水温はその時よりも間違いなく高いのに不思議な物です、でもだから面白いんですけど。

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ヨゴレヘビギンポ 学名 Helcogramma nesion
 スズキ目 / ヘビギンポ科 / クロマスク属

撮影 2016年6月:高知県大月町柏島 水深-3m 大きさ50mmぐらい  
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県、高知県、鹿児島県など。

水深が5m位までの珊瑚礁域や岩礁域にて、大きな岩肌斜面や岩穴の天井等に複数匹で
生息しております。
雄の体色は婚姻色になると体地色が深紅色に変色し、頭部の下半面と各背鰭の上部と
胸鰭や腹鰭が黒色化し、上唇から眼の下を通る斜帯が蛍光色の青色に変わります。
また同色の斑点が、胸鰭基部に浮き出ます。
雌の方には特に変化は現れず、白色の体地色に胸鰭後方辺りより上半身は、茶褐色と
暗橙色の不規則な斑紋が散在し、下半身は黒色の横帯状の斑紋が複数並びます。
また雄は繁殖期には縄張りを持ち、小数匹の雌と生息します。

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ヨゴレヘビギンポ雌
撮影 2016年6月:高知県大月町柏島 水深-3m 大きさ40mmぐらい 

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産卵中でしたので、大きく引き延ばしてみました。

そして今年も、産卵行動中の動画アップです。
浅い水深ゆえウネリも大きく、ず~っと見てると酔いそうな動画で申し訳ございません。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2016
    • 05/06

タテジマヘビギンポ その4

意外や今朝の通勤道路はガラガラ、よくよく考えると今日も休めば日曜日までまだ連休が
続くんですね。
久々の平日と言う事で、お昼の休憩時間を利用してちょっと用有りの買い物をするつもり
でしたが、混んでるかと思って諦めました。
つくづく混雑時が苦手になってしまっていて、この性格は治さないと行けませんね。

さて本日は先月の柏島遠征において、自分の事前課題の第3弾の報告です。
先日の ヤノダテハゼ とは違って通年に渡って観察可能と思われる生物ですので、ならば
たまにはいつもと違った写真を撮ってみようと思い、ちょっとチャレンジしてみました。

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タテジマヘビギンポ 学名 Helcogramma striatum
 スズキ目 / ヘビギンポ科 / クロマスク属

撮影 2016年4月:高知県大月町柏島 水深-6m 大きさ50mmぐらい  
英名 Tropical Striped Triplefin
生息域 伊豆諸島、小笠原諸島、伊豆半島以南の太平洋岸 ~ 琉球列島、西部太平洋域、
     インド洋など。

岩礁域や珊瑚礁域などの潮間帯から水深10mほどに生息しており、珊瑚の上や岩棚などに
じっと立ち止まるようにしており、脅威を感じたり危険が迫ったりすると瞬時にその場所
から移動しますが、暫くすると元の場所に帰ってきます。

体型は細長くて、体地色は赤色にて腹部は白色、体側面の赤色部分に白色の明瞭な縦帯が
3本入ります。
また体色に雌雄の違いはありませんが、雄の婚姻色の時には体側面に白色の横縞が複数本
現れますが、生息地域や個体によって多少の色彩変化がみられ、白色の縦縞が途切れたり
します。

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撮影 2016年1月:インドネシア・バリ島 トランベン 水深-5m~12m 大きさ40mmぐらい

と言うことで今年初めにバリ島で観察した本種ですが、体側面の横帯の1本の色彩が濃くて
国内で観察する赤色と言うよりも茶褐色でした。
なのでこの観察時もエギジット後にガイドの 大介さん に、「タテジマヘビギンポですよね?」と
質問してしまいました。

そしてここから下の写真は、今回の柏島遠征で試してみた写真です。

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撮影 2016年4月:高知県大月町柏島 水深-6m 大きさ50mmぐらい 

大きなテーブル珊瑚の裏側にエアーを貯めて、柏島ではあまり見かけない フクロノリ
映り込む様にして、と思いながら撮ってみました。
本当は鏡に映った様にクッキリと撮してみたかったんですが、残念ながら撮影スキルに
乏しい自分の腕ではこんな風にしか撮れませんでした。
でもかえって明るめの緑色が入って、これはこれで満足しております。

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撮影 2016年4月:高知県大月町柏島 水深-6m 大きさ50mmぐらい 

こちらは何も工夫をしていない普通の写真です。
でも自分にしては珍しく、開けてます。

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撮影 2011年11月:高知県大月町柏島 水深-20m 大きさ50mmぐらい 

そう言えば、昔にこんなのも撮ってました。
こうしてみると本種って、なかなか絵になる写真が撮れる生物ですね。
本日はいつもの自分の観察報告とはイメージが異なる、自分にとってはダークサイドの
写真が多い観察報告でした。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2015
    • 08/07

ヨゴレヘビギンポ その3

夏真っ盛りの季節ではありますが、今回遠征の高知県大月町柏島の海の中では色んな
生物の産卵行動を観察する事が出来ました。
本日はそんな産卵行動中の生物を報告させていただきます。

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ヨゴレヘビギンポの雄 学名 Helcogramma nesion
 スズキ目 / ヘビギンポ科 / クロマスク属

撮影 2015年8月:高知県大月町柏島 水深-2m 大きさ50mmぐらい  
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県、高知県、鹿児島県など。

水深が5m位までの珊瑚礁域や岩礁域にて、大きな岩肌斜面や岩穴の天井等に複数匹で
生息しております。
雄の体色は婚姻色になると体地色が深紅色に変色し、頭部の下半面と各背鰭の上部と
胸鰭や腹鰭が黒色化し、上唇から眼の下を通る斜帯が蛍光色の青色に変わります。
また同色の斑点が、胸鰭基部に浮き出ます。
雌の方には特に変化は現れず、白色の体地色に胸鰭後方辺りより上半身は、茶褐色と
暗橙色の不規則な斑紋が散在し、下半身は黒色の横帯状の斑紋が複数並びます。
また雄は繁殖期には縄張りを持ち、小数匹の雌と生息します。

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ヨゴレヘビギンポ雌
撮影 2015年8月:高知県大月町柏島 水深-2m 大きさ40mmぐらい 

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どうやら産卵中の様子でしたので、大きく引き延ばしてみました。

こちらはそんな産卵行動の様子ですが、浅い水深ゆえウネリが大きくてチリまみれの
動画で見にくくて申し訳ございません。
でも少しでもそんな行動が、動画の方が判りやすいかと思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2014
    • 09/01

セグロヘビギンポ その3

ドラゴンクエストシリーズの新作が来年春にPS3/PS4用で発売されるそうですが、
とうとうアクションRPGになっちゃうらしいです。
ドラクエ1から最新作の10を除いてドラクエ9まで全て遊んできた自分としては、
課金制ネトゲのドラクエ10は遊ぶ気がしなくて次回作に期待しておりましたが、
アクションRPGであれば、またまた遊ばないでしょう。
ドラクエは普通のRPGだから良いと思うんですけど、流行には勝てないんでしょう。




セグロヘビギンポ 学名 Enneapterygius tutuilae
 スズキ目 / ヘビギンポ科 / ヘビギンポ属

撮影 2014年7月:高知県鵜来島 水深-10m 大きさ30mmぐらい  
英名 Highhat triplefin
生息域 伊豆諸島、小笠原諸島、南日本の大平洋岸以南 ~ 琉球列島、
                        インド洋、太平洋域など。

岩礁域の水深5m〜20m位までに多く生息しますが、ヘビギンポ科の生物にしては珍しく
30mほどの深い水深でも生息が確認されております。
第1背鰭が大きく、雄雌とも臀鰭の基底部に6~7個の暗色斑がある事や、雄の婚姻色時に
第2背鰭中央に黒色斑紋や、橙色域を現れる事などが特徴です。
近似種の シマヒレへビギンポ は腹鰭に3〜4本の暗色帯が入る事や、臀鰭の基底部に
暗色斑が無い事などで本種と識別が可能です。



撮影 2014年5月:沖縄本島 波の上ビーチ 水深-2m 大きさ25mmぐらい

こちらは何とも判りづらい所に居た子でした。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2014
    • 04/30

ヒメギンポ その2

先日、隣国での偽情報の乱立に対して誇り高き我が日本では云々と書かせていただきましたが
自分の仕事のミスを隠そうと遠足中止の小細工をしたり、出店を遠慮されたパン屋さんの名前を
勝手に使って違うパン屋さんのパンを販売したとか、最近の日本人のモラルも隣国並みに落ちて
きてる様ですね。
「間違った事したら謝りなさい」って、保育園の頃から教えて貰ってるはずなんですが。

と前置きをしたのは、実は本日の種名は自信が無いからでして。
数々のナイトダイビングを潜ってきてますが、本種のこんな色彩を見たのは初めてです。
なのでひょっとして間違っていたら、ゴメンなさい。


ヒメギンポのナイトカラー 学名 Springerichthys bapturus
 スズキ目/ ヘビギンポ科 / ヒメギンポ属

撮影 2014年4月:兵庫県香住 佐津ビーチ 水深-9m 大きさ40mmぐらい
英名 Japanese blacktail triplefin
生息域 北海道以南の南日本 ~ 琉球列島、朝鮮半島など。

岩礁域や珊瑚礁域の潮下帯や、水深が10mほどの浅い水深に生息しております。
平常時は体地色は薄い青色にて全身に橙色の不規則な斑紋があり、尾鰭の後縁はやや黒色を
しておりますが、産卵期には雄、雌ともに婚姻色に体色が変化します。
雄の婚姻色は全身が鮮やかな橙色にて頭部と尾鰭が黒くなり、雌は平常時の体色が濃くなり
頭部がやや黒ずみます。


撮影 2012年3月:和歌山県串本

こちらが雄の婚姻色です。


撮影 2012年5月:和歌山県串本


撮影 2013年9月:高知県柏島

通常色であれは、国内の広い範囲で一年中観察出来る生物にて、いつも見る度に撮してしまいます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2013
    • 06/07

セグロヘビギンポ その2

本日は1年前に受けた、前立腺癌による前立腺全摘手術の1年後の検査でした。
いつも医師の診断を受ける前に血液検査と尿検査をしますが、本日は1年後の検査と
言う事でCTスキャン検査も受けました。
検査の結果を聞く前はいつもドキドキもんですが、今回も癌組織は無いとの診断で、
今までは3ヶ月起きの検査でしたが、手術後1年経って何も異変が無い結果から、
今後は4ヶ月起きになりました。

このままずう〜っと、何処にも転移してこないといいんですけどね。



セグロヘビギンポの雌 学名 Enneapterygius tutuilae
 スズキ目 / ヘビギンポ科 / ヘビギンポ属

撮影 2013年5月:柏島 水深-6m 大きさ40mmぐらい  
英名 Highhat triplefin
生息域 伊豆諸島、小笠原諸島、南日本の大平洋岸以南 ~ 琉球列島、
                        インド洋、太平洋域など。

岩礁域の水深5m〜20m位までに多く生息しますが、ヘビギンポ科の生物にしては珍しく
30mほどの深い水深でも生息が確認されております。
第1背鰭が大きく、雄雌とも臀鰭の基底部に6~7個の暗色斑がある事や、雄の婚姻色時に
第2背鰭中央に黒色斑紋や、橙色域を現れる事などが特徴です。

近似種の シマヒレへビギンポ は腹鰭に3〜4本の暗色帯が入る事や、臀鰭の基底部に
暗色斑が無い事などで本種と識別が可能です。

本種の雄の婚姻色は、 こちら を、どうぞ。

    • 2012
    • 10/23

ヨゴレヘビギンポ その2

昨年5月にスペイン南東部で発生したマグニチュード5.1の地震は、長年の地下水くみ上げに
伴う地盤沈下が引き起こした可能性が高いとする研究結果がイギリスの科学誌に発表された
様ですが、これが間違いない事実とすれば、以前にも書きましたが、やはりシェールガスの
採掘の様な地中深い地盤に人工的に余分な外圧を加えるのは危険な気がします。

過去に犯してしまった地球温暖化の反省が、この様な新エネルギーの採掘に生かされない事が
非常に残念に思いますね。




ヨゴレヘビギンポ 学名 Helcogramma nesion
 スズキ目 / ヘビギンポ科 / クロマスク属

撮影 2012年9月:串本DP前ビーチ 水深-5m 大きさ40mmぐらい  
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県、高知県、鹿児島県など。

水深が5m位までの珊瑚礁域や岩礁域にて、大きな岩肌斜面や岩穴の天井等に複数匹で
生息しております。
雄の体色は婚姻色になると体地色が深紅色に変色し、頭部の下半面と各背鰭の上部と
胸鰭や腹鰭が黒色化し、上唇から眼の下を通る斜帯が蛍光色の青色に変わります。
また同色の斑点が、胸鰭基部に浮き出ます。
雌の方には特に変化は現れず、白色の体地色に胸鰭後方辺りより上半身は、茶褐色と
暗橙色の不規則な斑紋が散在し、下半身は黒色の横帯状の斑紋が複数並びます。

また雄は繁殖期には縄張りを持ち、小数匹の雌と生息します。



撮影 2011年5月:柏島 水深-4m 大きさ40mmぐらい 


撮影 2011年6月:鵜来島 水深-5m 大きさ40mmぐらい 

本種の下顎中央の感覚管開孔数は2にて、第1背鰭第1棘の基底前方に小鱗が1対のパッチ状に
分布する事や、第2背鰭の棘数が14である事に対して、近似種のアヤヘビギンポは下顎中央の
感覚管開孔数が5~10にて、第1背鰭の第1棘基底前方に1~2鱗列を有する事や、第2背鰭の
棘数が15である事が識別が可能です。

ただ海の中でのこれらの識別はほぼ不可能ですので、本種は体幹部と鰭の基底部が深紅色にて、
基本的に小笠原諸島、伊豆諸島から鹿児島県にかけて生息しており、アヤヘビギンポは体幹部と
鰭全域が黒色にて、基本的に鹿児島県から琉球列島に分布しているとの識別の方が適している
かと思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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