「キンチャクダイ科」カテゴリーアーカイブ

キヘリキンチャクダイ その3

本日の観察報告を今回の西日本大豪雨に関するNHKの特集番組を見て
書いておりますが、相変わらず被害の原因に重きを置いた番組制作に
疑問を感じております。

今回も多くの方が自宅で被災されており、失礼ながら事前に避難されて
いれば助かっていた方もいたと思います。
特別警報で逃げる事すら出来なかったかも知れませんが、特別警報の
前には必ず警報や避難勧告が出ていたはずです。
過去の経験から避難しなくても大丈夫と過信されたのかも知れません。

災害の発生要因や被災された方達の事よりも、助かった方達の行動を
もっと取り上げて報道された方が今後の為になると思います。

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キヘリキンチャクダイ 学名 Chaetodontoplus melanosoma
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / キンチャクダイ属

撮影 20016年11月:高知県大月町柏島
             水深-18m 大きさ約120mm
英名 Phantom Angelfish
生息域 相模湾、高知県 ~ 西部太平洋域など

潮通しの良い岩礁域の沖の根や珊瑚礁域に棲息しております。
体地色は黒色にて頭部は白色、雄は成熟すると頭部に黄色がかり水色の
不規則な短い帯状の斑紋が沢山入る様になります。
また背鰭後半と臀鰭、尾鰭が黄色く縁取られている事が和名の由来に
なっております。

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近似種の アカネキンチャクダイ は本種と キンチャクダイ のハイブリッド種と
考えられており、今回の観察時でも本種が終始 キンチャクダイ を追いかけまわす
行動が観察出来ました。

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撮影 20016年11月:高知県大月町柏島
             水深-25m 大きさ約150mm

自分は今まで本種を今回採用した写真を撮影した高知県大月町柏島と
同じく高知県の宿毛市鵜来島でしか観察し事がありません。
個人的にはキンチャクダイ科の中で一番好きな種でして、見かけると
必ず撮影しております。

で、何故一番好きかと言うと

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このちょっと、ボ~ッとしたマヌケ面。
いつ見ても和ませていただけます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

タテジマキンチャクダイ その4

「そだね~」
今の季節が秋だったら、間違いなく今年の流行語大賞でしょうね~♪
昨夜の銅メダルをゲットの瞬間、思わず貰い泣きでした。
いつもオリンピックの時には色んな競技を見ていて、メダルだけでなく
立ち振る舞いにも感動させていただける、そんな日本のオリンピアンに
感謝の気持ちに耐えません。

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タテジマキンチャクダイの若魚 学名 Pomacanthus imperator
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / サザナミヤッコ属

撮影 2017年11月:高知県大月町柏島
 水深-10m 大きさ約100mm
英名 Emperor Angelfish
生息域 相模湾以南の南日本、中部太平洋域(イースター島を除く)、
    インド洋など。

水深が30mぐらいまでの珊瑚礁や岩礁域に生息しております。
幼魚の頃は浅い水深の礁湖や礁池などの、珊瑚の根の下や岩陰などに
隠れるようにして生息しておりますが、成魚に成長すると深い水深で
生息するようになります。
成魚の体色は体側面に黄色と濃青色の斜帯が複数本走り、頭部には
眼を通り後方で下側に湾曲し再び後方上部から胸鰭基部に向かう様な
濃青色で縁取りされた濃藍色帯があります。
また臀鰭は濃藍色で、背鰭後部の軟状部と尾鰭は黄色です。

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成魚:撮影 2017年4月:高知県大月町柏島
 水深-12m 大きさ約200mm
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成魚:撮影 2016年6月:高知県大月町柏島
 水深-9m 大きさ約200mm
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幼魚:撮影 2014年11月:高知県大月町柏島
                水深-8m 大きさ約40mm
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幼魚:撮影 2016年6月:和歌山県串本町 水深-17m 大きさ約10mm

幼魚の頃の体色は成魚とは大きく異なり体地色は紺色にて、体側面に白い
同心円状の模様と湾曲した白色の帯があり、尾鰭には模様がありません。
この様に本種が成魚と著しく体色が異なるのは、本種の成魚の縄張り意識が
非情に強く、幼魚が成魚から攻撃を受けない為だと考えられております。

近似種の サザナミヤッコの幼魚 は、吻端から背鰭前部にかけて白色縦線が
入る事で識別が出来ます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

サザナミヤッコ その3

以前はスマホのアラームで目覚ましをセットしておりましたが、最近は
AIスピーカーの Amazon Echo にセットしております。
例えば「アレクサ、午前6時にアラームかけて」と話しかけるだけなの
ですが、午前とか午後とか言わないと「午前ですか?、午後ですか?」と
必ず聞いてきます。

なので「午前6時」と直ぐに答えたとしても、それに対しては全く反応を
しませんので、改めて「アレクサ、午前6時にアラームかけて」と言い直す
事になります。
使い始めて約2ヶ月になりますが全く覚えてくれません。
この点が現時点でのAI技術の問題のひとつかと思います。

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サザナミヤッコの若魚  学名 Pomacanthus semicirculatus
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / サザナミヤッコ属

撮影 2018年1月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ
                   水深-3m 大きさ約50mm
英名 Semicircle angelfish
生息域 千葉県以南の南日本
            ~ 琉球列島、西部太平洋域、インド洋域など。

珊瑚礁域や岩礁域にて、比較的に浅い水深の礁外縁の潮通しの良い所に
生息しており、岩壁の切れ目など身を隠しやすい所を好みます。
幼魚の頃の体色は濃青色に白色の縦帯模様が入りますが、やや成長すると
波模様になり成魚になると背鰭や臀鰭の後端が伸長し、体地色は黄色み
がかった緑色で鰓蓋棘は青く体側面には暗色斑が散在する様に変わります。

本種の幼魚の頃 の体色は タテジマキンチャクダイ に非常に似てますが、
本種は体側面の色彩が波模様にて吻端から頭頂部にかけて白色の縦帯が
入る事に対し、 タテジマキンチャクダイ は体側面の色彩は渦模様な事や
吻端から頭頂部にかけて白色の横帯が数本入る事などで識別が可能です。

また和名は幼魚の頃の波紋模様からで、英名のセミサークルは完全な
円では無い幼魚の波模様からだそうです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ニシキヤッコ

HDDブルーレイDVDレコーダーの調子が悪くてメーカーに問い合わせたところ
約2万円ぐらいの修理費用がかかるとの事なので、修理をせずに新品を購入
しようと品定めしたところ、市場価格で希望する商品が4K対応の最新機種より
4K非対応の旧機種の方が高くなってます。
不思議に思って詳しく調べたら、最新機種は4K対応ゆえかDVDへの録画機能が
付いて下りません。
確かに将来はブルーレイの方が普及するのかも知れませんが、現状では車など
DVD再生機の方が普及しており恐らくその影響かと思いますが、悩んだ結果、
高価な旧機種を購入する事にしました。
最新機能の機械よりもすこし古い性能の機械の方が高価とは、面白い話ですね。

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ニシキヤッコの幼魚  学名 Pygoplites diacanthus
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / ニシキヤッコ属

撮影 2017年11月:高知県大月町柏島 水深-5m 大きさ約35mm
英名 Regal angelfish
生息域 八丈島、和歌山県、高知県、奄美諸島 ~ 琉球列島、
     紅海、インド洋域、中部太平洋域(ハワイ諸島を除く)など。

珊瑚礁域や岩礁域にて単独、もしくは数匹にてハーレムを成して生息して
ますが、幼魚の頃ほど警戒心が強く岩陰や根の奥などに隠れております。
体地色は黄色にて体側面に濃い青色で囲まれた白色の横帯が複数本入り、
臀鰭軟条部は青色にて橙色の斜帯が入り、尾鰭と腹鰭は黄色です。
また幼魚の頃は背鰭軟条部に大きな眼状斑紋が入りますが、成長すると
共に消失してしまいます。

本種の幼魚はその可愛さから休日であれば多くの方が交代で順番に撮影と
なる所ですが、自分だけで独占して15分間も撮影する事が出来ました。
これぞ平日ならではの特権ですね。

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撮影 2017年9月:フィリピン・ナルスアン島 水深-16m 大きさ約35mm

こちらは今年9月にフィリピンのマクタン島近くのナルスアン島で撮影した
ものですが、この時もガイドしてくいただいた アクエリアスダイバーズ
ジッフィー君とマンツーでした。

今回の観察報告に使用した写真で決して完璧な物は有りませんが、これぐらいの
写真を撮るだけでも、かなり難しいキンチャクダイです。

フカミヤッコ

本日の観察報告の写真は、いまひとつの写真ばかりではありますが、実は個人的に
本種はこの時が初観察にて、そのすぐそばには これまた初観察の ルソンハナダイ
ペアでいて、水深50mと言うのに二兎を追ってしまった結果、ことわざ通り一兎も
得なかったと言う結果の写真の出来具合となりました。
でも初めての観察でヘボ写真とは言え雄雌の両方撮せた事と言う事で、完璧写真は
次回の宿題として取り急ぎ初観察報告とさせていただきます。

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 雄:大きさ約130mm 

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 雌:大きさ約100mm 

フカミヤッコ 学名 Genecanthus bellus
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / タテジマヤッコ属

撮影 2017年2月:フイリピン マクタン島 水深-50m
英名 Ornate Angelfish
生息域 鹿児島県硫黄島、琉球列島伊江島、
~フィリピン、パラオ、インドネシアなど中部、西部、南太平洋域など

水深が50m~110mぐらいの珊瑚礁外縁のドロップオフや瓦礫底域にて、単独もしくは
少数匹で中層を泳いで生息しておりますが、ニューギニア島北西部のチェンデラワシ湾
では例外的に20m~25mで観察されます。
雄の体地色は灰色がかった白色にて、眼の上からと胸鰭基部の上部辺りから尾柄部まで
それぞれ黄色の太い縦帯が入り、それらは尾柄部で繋がります。
雌の体地色は白色にて、頭部から眼にかけて黒色の太い横帯が入り、そのすぐ後方には
頭頂部から胸鰭基部まで太い横帯が入り、その帯は頭頂部にて背鰭後端まで伸びる太い
縦帯に変わり、その縦帯の下側には尾鰭の下葉まで繋がる黒色の太い斜帯が入ります。
また鰓蓋の後方には青色の後ろにかけて細くなる大きな斑紋が入ります。

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今回で13回目のマクタン島の アクエリアスダイバーズ での潜水ですが、のべ36日目に
してようやく本種の観察が出来ました。
以外と思われる方も多いかと思われますが、過去に2度ほど見に行きながらいずれも
お会い出来ずで、本種とのご縁は薄いなとおもつておりましたが、ヒジョーキング
新たに生息して居る所を見つけてくれていて、ようやく会えました。
今回の遠征では他にも初見のアポゴンを ヒジョーキング が事前に見つけてくれており
いつもながら、感謝感激雨あられです。

ソメワケヤッコ その3

先週末は高知県柏島の AQUAS さんで催された水中カメラマンの阿部秀樹さんの写真現像
セミナーを受講してきましたが、撮影時にはきっちりと閉じていた第1背鰭も、教えていただいた
現像テクニックをマスターすれば現像後には開いているんでは無いかと思えるぐらいの、とても
参考に成るセミナーでした。
教えていただけたテクニックを頑張ってマスターして、今後の当観察ブログに活かせて行きたいと
思います。

でもとりあえず、久々アップの本日の観察報告は従来のスキルで申し訳けありません。

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ソメワケヤッコの幼魚  学名 Centropyge bicolor
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / アブラヤッコ属

撮影 2016年11月:高知県大月町柏島 水深-10m 大きさ約35mm
英名 Bicolor angelfish
生息域 南日本の太平洋岸 ~ 琉球列島、太平洋域、インド洋域など。

岩礁域や珊瑚礁域にて、水深5m~25mぐらいにペアもしくは少数匹のハーレムを形成して
生息しております。
体側面の前半身と背鰭の前部、腹鰭、尾鰭は鮮やかな黄色で、後半身と背鰭の後部、臀鰭は
濃青色にて、頭部頂上から眼に周りにかけて濃青色の太い帯が入ります。
幼魚の頃は体側面の濃青色の部分は明るめの青色にて、黒色の太い横帯模様にて、頭部から
眼の周りにかかる帯も黒色です。

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撮影 2016年10月:和歌山県紀伊大島 内浦ビーチ 水深-9m 大きさ約30mm

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撮影 2016年11月:和歌山県紀伊大島 内浦ビーチ 水深-9m 大きさ約35mm

今シーズンの内浦ビーチで観察出来てる個体です。
約3週間で、5mmほど大きくなりました。
このまま何とか寒い水温を克服し、来年秋のオープン時には成魚に育った姿を見せて欲しいと
思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

サザナミヤッコ その2

今夜は今週末の潜水先に移動する為、早めに帰宅し早めのブログアップ。
先々週に潜った時から水温は 1~2度下がっているそうなのでドライにしようかなと
悩みどころですが、天気予報はまずまずみたいなのでウェットで頑張ります。

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サザナミヤッコの若魚  学名 Pomacanthus semicirculatus
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / サザナミヤッコ属

撮影 2016年7月:和歌山県串本町 串本DP前ビーチ 水深-3m 大きさ約15mm
英名 Semicircle angelfish
生息域 千葉県以南の南日本 ~ 琉球列島、西部太平洋域、インド洋域など。

珊瑚礁域や岩礁域にて、比較的に浅い水深の礁外縁の潮通しの良い所に生息しており、
岩壁の切れ目など身を隠しやすい所を好みます。
幼魚の頃の体色は濃青色に白色の縦帯模様が入りますが、やや成長すると波模様になり
成魚になると背鰭や臀鰭の後端が伸長し、体地色は黄色みがかった緑色で鰓蓋棘は青く
体側面には暗色斑が散在する様に変わります。

幼魚の頃の体色は タテジマキンチャクダイ に非常に似ておりますが、本種は波模様で
タテジマキンチャクダイ は渦模様な事で識別が可能です。
また和名は幼魚の頃の波紋模様から付けられたそうで、英名のセミサークルは完全な
円では無い幼魚の波模様からだそうです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

アカハラヤッコ その2

毎年この季節になると第二次世界大戦に関連したドラマや記録映像、ドキュメンタリー
などのTV番組を見る機会が多くなりますが、今夜はNHKのBSチャンネルで 戦艦武蔵の
搭乗員とその家族を描いた放送がありました。

毎年こう言った番組を見る度に、当時多くの優秀な若い人材を失ってしまった事に実に
勿体ない事をしたと思います。
もしも第二次世界大戦が無ければ、日本の技術や文明文化はもっと進んでいたはずで
残念に思います。

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アカハラヤッコ  学名 Centropyge ferrugata
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / アブラヤッコ属

撮影 2016年7月:和歌山県串本町 備前 水深-18m 大きさ約90mm
英名 Rusty angelfish
生息域 小笠原諸島、八丈島、和歌山県以南 ~ 琉球列島、台湾、西部太平洋域など。

水深が10m~30mぐらいまでの珊瑚礁域や岩礁域にて、小数匹の群れを形成し生息して
おります。
体色は頭部から背側にかけて灰白色が広がり、体側面の腹部より後半は赤みを帯びていて
多数の黒色の短めの横線か、もしくは点線の斑点が入りますが、これらの横線や点線には
個体差が多く見られます。

また背鰭と腹鰭、臀鰭はそれぞれ赤茶色にて、背鰭と臀鰭の後縁部は黒色の太い横帯状に
染まり、共に青色で縁取られます。

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撮影 2014年1月:紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-4m 大きさ60mmぐらい

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

タテジマキンチャクダイ その3

大相撲の本場所が始まるといつも中入り後から録画して、仕事から帰宅して見ております。
本日もそんな感じで本日の取り組みを見ながら本観察報告を書いておりますが、ご当地力士の
御嶽海が本日やっと今場所初白星をあげました。

ややとんがり頭の上にポンッと乗った様なちょんまげ頭に、自分は勝手に “どんぐり君” と呼んで
応援しておりますが、今場所は過去最高位の前頭筆頭だけに初日から横綱大関戦の連戦続きで
難しい取り組みが続いておりますが、8勝7敗でもいいので何とか勝ち越して欲しいものです。

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タテジマキンチャクダイの幼魚
 学名 Pomacanthus imperator
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / サザナミヤッコ属

撮影 2016年6月:和歌山県串本町 水深-17m 大きさ約10mm
英名 Emperor Angelfish
生息域 相模湾以南の南日本、インド洋、中部太平洋域(イースター島を除く)など。

水深が30mぐらいまでの珊瑚礁や岩礁域に生息しております。
幼魚の頃は浅い水深の礁湖や礁池などの、珊瑚の根の下や岩陰などに隠れるようにして生息して
おりますが、成魚に成長すると深い水深で生息するようになります。
成魚の体色は、体側面に黄色と濃青色の斜帯が複数本走り、頭部には眼を通り後方で下側に湾曲し
再び後方上部から胸鰭基部に向かう濃青色で縁取りされた濃藍色帯があります。
また臀鰭は濃藍色で、背鰭後部の軟状部と尾鰭は黄色です。

幼魚の頃の体色は成魚とは大きく異なり体地色は紺色にて、体側面に白い同心円状の模様と湾曲
した白色の帯があり、尾鰭には模様がありません。
この様に本種が成魚と著しく体色が異なるのは、本種の成魚の縄張り意識が非情に強く、幼魚が
成魚から攻撃を受けない為だと考えられております。

近似種の サザナミヤッコの幼魚 は、吻端から背鰭前部にかけて白色縦線が
入る事で識別が出来ます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

トサヤッコ

先日ネネちゃんが遊びに来ていた時の事です。
おままごと遊びをしていて「はしもとじいちゃん、何つくって欲しい~?」
「えびチャーハン作って欲しい」って言うと、フライパンで作り始めました。
「まずご飯入れて炒めます、ジャアーッ!」
「次にタマネギ、人参、ピーマンいれて炒めます、ジャアーッ!」
「塩こしょうとチャーハンの素入れます、ジャアーッ!」
「続いてケチャップ入れます、ジャアーッ!」
「えっ、それじゃあ、チャーハンで無くてチキンライスになっちゃうよ」と言うと、
「じゃあマヨネーズ入れます、ジャアーッ!」
「え~っ、なにそれ」って言うと、
キャッキャ、キャッキャと笑いながら「おしっこも入れます、ジャアーッ!」
更に大笑いしながら「うんちも入れます、ジャアーッ!」

こう言う所の笑いって自分の子供の頃と変わらず一緒で、いくら文化や技術が進んでも
子供の頃の笑いのネタは普遍の物なんですね。
なんだか、とっても嬉しかったです。

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トサヤッコの幼魚 学名 Genicanthus semifasciatus
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / タテジマヤッコ属

撮影 2016年4月:高知県大月町柏島 水深-50m 大きさ30mmぐらい
英名 Japanese Swallowtail Angelfish
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、高知県、屋久島、琉球列島、台湾、フィリピンなど。

岩礁域のやや深めの水深に生息しており、特に幼魚の頃は水深が40m以深に単独で生息
しております。
雄の成魚の体地色は白色にて、体側面の背部から中央付近にかけて黒色の細い横帯が
複数本入り、頭部から尾柄部あたりまでは黄色に染まり、下顎から胸鰭の基部辺りまでは
青みがかり、背鰭と尾鰭は黄色にて小さな橙色の斑紋が散在します。
雌の成魚は背部は赤褐色がかり腹部は淡い白色、頭頂部から眼の周りを通り鰓蓋辺りまでと
尾柄部にそれぞれ黒色の横帯が入り、背鰭は黄色、腹鰭は白色にて、尾鰭の上葉と下葉は
黒色の帯で縁取られます。
また幼魚の頃はほぼ雌の色彩模様をしておりますが、体側面の背部は黄色く染まります。