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Category / ベラ科

    • 2018
    • 03/14

モンツキベラ その3

本日の観察報告の写真は、たった1枚しか撮れなかった個体です。
自分的には本種の過去最低の小ささにて悪戦苦闘の末、なんとか
10カットぐらいはシャッターを切りましたが、真面に撮れてたのは
たったの1枚のみと、完璧に叩きのめされた個体でした。

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モンツキベラの幼魚   学名 Bodianus diana
 スズキ目 / ベラ科 / タキベラ属

撮影 2017年11月:高知県大月町柏島後浜
                 水深-25m 大きさ約10mm
英名 Diana’s hogfish
生息域 相模湾以南 ~ 西部太平洋域、インド洋、紅海など

水深が100m位までの珊瑚礁域や岩礁域に生息しておりますが、
幼魚の頃は水深が10m前後の比較的浅い水深でも観察されます。
幼魚の頃は岩壁の隙間など暗めの所にて、ヤギ類やウミシダ類の
周りに居る事が多くそれらの色彩と似ている事から擬態している
のかも知れません。

体色は幼魚の頃は赤茶色の体色に白い無数の斑点が複数列に
縦並びしており、胸鰭と尾鰭の各基底部や背鰭の前後端、腹鰭、
臀鰭に大きくて黒い眼状斑があるのが特徴です。
成長すると共に体側面の白い無数の縦並びの斑点は薄れ、やがて
消滅してしまいます。

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撮影 2013年9月:高知県大月町柏島後浜
                水深-20m 大きさ約35mm

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撮影 2015年5月:高知県大月町柏島後浜
                 水深-9m 大きさ約35mm

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2018
    • 02/20

イラ その3

約1年ほど前は「ヨーギラス出たよ!」、「ミニリュウ出たよ!」と毎夜、
Pokémon GO のサーチアプリを見てモンスター狩りに出かけてましたが、
ここ最近では「ダンバル出たよ!」、「タツベイ出たよ!」に変わって
ました。
しかし今夜でそれも終了、取りあえずいま国内で現れてるモンスターは
全て狩りとりました。
あとは偶然の色違いモンスターとの出会いに期待です。

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イラの幼魚  学名 Choerodon azurio
 スズキ目 / ベラ科 / イラ属

撮影 2017年11月:高知県大月町柏島
 水深-16m 大きさ約35mm
英名 Scarbreast tuskfish
生息域 南日本、朝鮮半島南岸、台湾、シナ海など。

沿岸の岩礁域にて砂磯底や岩混じりの礁砂底に生息しており、幼魚の頃は
屋深めの水深の岩陰などでじっとしていますが、成魚になるとフラフラと
遊泳しております。
幼魚の頃の体地色は白色にて体側面に褐色の不規則な模様の横帯が複数本
入りますが、成魚の体地色はピンク色にて体側面に濃暗色と白色の太めの
斜め帯が入るります。

また雄は成長すると頭部がこぶの様になり、更に老成すると頭部の形が
四角形になっていきます。
和名のイラとは性質がイライラしている事から「苛魚」との意味で付け
られたそうです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2018
    • 02/02

カマスベラ その4

先日、ねねちゃんが遊びに来ていた時の事です。
この日は小学館の図鑑NEOのクラフトぶっくの恐竜を作っていました。
作り終えた時に「もうあとこんだけしか作れないから新しいの欲しいな」
って言いながら、図鑑に載っている他のシリーズの動物や魚など見てます。

「どれがいいの?」って聞くと「これもいいいけど、こっちもいいな~」
「どっちも欲しいの?」って聞くと「うんっ、だから買っといてね」
上手いな~、こんな技、どこで覚えるんでしょうね。

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カマスベラ  学名 Cheilio inermis
 スズキ目 / ベラ科 / カマスベラ属

撮影 2017年9月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ
                    水深-5m 大きさ約300mm
英名 Cigar Wrasse
生息域 千葉県、富山県以南 ~ 琉球列島、インド洋、西部太平洋域など。

珊瑚礁域やその周辺の海藻などの藻場にて、水深が1m~5mぐらいの岩礁と
砂地の境界あたりに生息しております。
吻は長くて体高は低く細長い体形をしており、色彩変異が多く見られ淡赤色や
赤褐色の縞模様、淡緑色、緑色の縞模様、黄色など多くの体色が観察出来ます。
脅威を感じたり夜間の睡眠時は砂の中に潜る習性が有り、和名はその名前の
とおり カマス に似ている事から付けられております。

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撮影 2017年9月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ
                    水深-5m 大きさ約250mm

同じところで観察した別個体ですが、同じ環境で色彩が大きく異なるとは
色彩変異の結論は難しそうですね。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2018
    • 01/21

ゴシキキュウセン その4

とある日の夜のこと、近所で車を駐めてポケモンGOのジム戦を
やっていたら、隣にネネちゃんのお母さんの車が駐まり一緒に
戦ってました。
すると車の窓を開けてサナちゃんが「はしもとじいちゃんの車
ちっちゃい~」って話してきたので「貧乏だから大きい車なんて
のれないの」って答えてあげました。

それをサナちゃんの隣りで聞いていたネネちゃんは貧乏と言う
言葉が判らなかった様で、お母さんに教えて貰ったあと自分に
「大丈夫だよ、ネネの方が貧乏だから」って慰めてくれました。
小学1年の女子に慰められる自分です。

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ゴシキキュウセンの雄 学名 Halichoeres richmondi
 スズキ目 / ベラ科 / ホンベラ属

撮影 2017年9月:フィリピン・ナルスアン島 
水深-5m 大きさ約80mm
英名 Richmond`s wrasse
生息域 小笠原諸島、屋久島、西表島 ~ 台湾、西部太平洋域など。

比較的に浅い水深の、潮通しの良い珊瑚礁域に生息しております。
体形は吻端から頭部にかけて細長く、雄の体地色は明るい黄緑色にて
吻端から鰓蓋までの眼の下の顎部に太い橙色の縦帯が入り、体側面の
鰓蓋以降、尾鰭まで全身に渡り青緑色の鎖模様が繋がった様な縦帯が
複数本入ります。

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ゴシキキュウセンの雌
撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島 
水深-8m 大きさ約70mm

雌の体地色は橙色にて体側面の吻端から尾弊部にかけて全身に淡水色の
縦帯が複数本入り、白色で縁取られた黒色の眼状斑紋が背鰭の基底部の
先端と真ん中あたりと尾弊部の背側の3カ所に入る事などが特徴です。

近似種の アミトリキュウセン は体側面が黄色のドット模様である事で、
カザリキュウセン は縦帯のゴツゴツ感が本種の鎖模様より滑らかな事や
個体によっては横帯模様が混じる事などで識別が可能です。

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ゴシキキュウセンの雌

以前にも書きましたが本種は雄も雌もどちらも常に広い範囲を遊泳して
おり、ベラ科の中でも撮影の困難さが上位のベラです。
なのでいつも見つけた時はカメラのファインダー越しに本種を見ながら
一緒に泳いで、僅かな瞬間で止まった時にシャッターを切りますがそう
簡単には撮れなくて、今までやっつけたことがありません。
今回もこんな写真が精一杯でして、いつかはやっつけて満足したいです。

本種の過去の観察報告は、こちら をどうぞ。

    • 2018
    • 01/11

キスジキュウセン その4

今日は1月11日、天国に行かなければ二男の匡平の34歳の誕生日です。
と言う事で、今朝は出社前にちっちゃなケーキをお墓にお供えに行き
ましたが、広い墓地公園に自分以外は誰も居ませんでした。
つい先日の年末年始には凄い人で賑わっていたのに、例年通り三が日も
過ぎればお墓参りブームは見事に去っている様です。

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キスジキュウセンの雄  学名 Halichoeres hartzfeldii
 スズキ目 / ベラ科 / キュウセン属

撮影2017年11月:高知県大月町柏島 水深-8m 大きさ約100mm
英名 Checkerboard wrasse
生息域 駿河湾以南 ~ 西部太平洋域など。

岩礁域や珊瑚礁域の、傾斜面や砂礫底に生息しております。
体地色は雄は青みがかった銀白色にて、黄橙色の太い縦帯が吻端から
眼を通り尾柄部まで1本と背鰭基部に1本がそれぞれ走り、体側面の
後方に黒色の斑点が3個入ります

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撮影2017年11月:高知県大月町柏島 水深-12m 大きさ約15mm

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雄:撮影2018年1月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ
                   水深12m 大きさ約40mm

小さい幼魚ほど2本の縦帯は赤みがかった橙色にて、尾柄部に黒色の
斑点が1個入ります。
また幼魚の頃は イトベラ の幼魚と非常によく似ておりますが、臀鰭の
軟条数が本種は11本で、イトベラ は10本しかない事で識別が可能です。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2017
    • 12/26

マナベベラ

本日は12月26日、昨日まで早朝から深夜にかけてあれほどラジオや街中で
流れていたクリスマスソングはピタっと流れなくなり、今日からすっかり
世の中はお正月モードに変貌しております。
1ヶ月前までは至る所でカボチャで溢れかえっていたと思ったのに、見事に
コロコロと変わる街並みに呆れるどころか自分も楽しませて貰ってます。

神様の下で結婚して死んだら仏教と、何もかも節奏が無いところは日本人の
世の流れに敏感に反応する良き習性かもと思ってしまいます。

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マナベベラ  学名 Labropsis manabei 
 スズキ目 / ベラ科 / マナベベラ属

撮影 2017年9月:フィリピン・カビラオ島 水深-12m 大きさ約80mm
英名 Northern tubelip
生息域 小笠原諸島、紀伊半島以南 ~ 琉球列島、西部太平洋域など。

水深画15m前後の珊瑚礁域に生息していて、主に珊瑚類のポリプを捕食して
ますが、幼魚の頃は他の魚類のクリーニングも行い体表面などに付いている
寄生虫類も捕食します。
体形では短い筒状の口が特徴にて、体地色は暗褐色ですが黄色の大きな斑紋の
タイプなど変化が多く見られ、婚姻色時には体側面に黄色の領域が広がります。
また幼魚の頃の体地色は黒色にて体側面に2本の太い白色の縦帯が入ります。

    • 2017
    • 12/09

ノドグロベラ その5

今夜の”世界ふしぎ発見”は、スターウォーズのロケ地を取り上げられて
ました。
スタヲタなら誰でも知ってる場所でしたが、映画での映像と実際の映像を
比較されていて非常に面白かったです。
しかしアナキンとアミダラの結婚するシーンを撮影された場所で再現する
カップルが多いと放送されてましたが、そんなのマネしたらダークサイドに
落ちてしまいそうですよね。

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ノドグロベラの幼魚  学名 Macropharyngodon meleagris
 スズキ目 / ベラ科 / ノドグロベラ属

撮影 2017年11月:高知県大月町柏島 水深-9m 大きさ約10mm
英名 Leopard wrasse
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県以南 ~ 中部太平洋域など。

珊瑚礁域や岩礁域の礁湖や礁池などの砂礫底域にて、比較的に浅い
水深に生息しております。
幼魚の頃の体地色は薄く黄色かがった白色にて、全身に赤色と赤茶色の
小斑紋が散在し背鰭と臀鰭の後部に黒色の眼上斑があり、その後、成長
すると共に体色は変化し、若魚や雌は緑地に黒点が網目模様に密に並ぶ
様な色彩となり、雄は青緑色に緑色の模様の色彩になります。

日中は遊泳しておりますが夜間は砂の中に潜って眠り、主に甲殻類や
ゴカイ等の底性小動物を食べております。
また幼魚の頃は成魚の遊泳とは異なり、流れに漂っているかの様に
フラフラと泳いでいて、海草片の様に擬態しております。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2017
    • 11/25

オグロベラ

早いもので今週末は2017年のF-1最終戦のアブダビGP。
催されている今年のヤス・マリーナサーキットは涼しいそうです。
そんな今年最後の予選を見ながら書いておりますが、次戦は来年3月末の
オーストラリアのメルボルン。
約4ヶ月後にトトロッソ・ホンダがマクラーレン・ルノーをぶち抜く姿を
見てみたいですね。

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オグロベラの雄
 学名 Pseudojuloides cerasinus
スズキ目 / ベラ科 / オグロベラ属

撮影 2017年11月:高知県大月町柏島 水深-18m 大きさ約80mm
英名 Smalltail wrasse
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、伊豆半島、和歌山県、高知県、沖縄県、
               ~台湾、インド・太平洋、ハワイ諸島など。

水深が10m~60mほどの岩礁域や珊瑚礁域の外縁部礁斜面などに生息して
おります。
雄の体地色は鮮やかな緑色にて、顎部は青色にて眼の後ろから鰓にかけて
2本の青色太い斜帯が入り、体側面には鰓の後方から尾柄部にかけて蛍光の
青色と黄色の縦帯が入ります。
また尾鰭は後半部が黒く染まります。
雌の体地色は雄と大きく異なり、体地色は赤橙色にて吻端から腹部にかけて
黄色く染まり、尾鰭は透明です。

    • 2017
    • 11/02

アミトリキュウセン

11月に入りクールビズも終了、半年ぶりにネタクイをしめる仕事姿に変わり、
今朝通勤途中にネネちゃんに会ったら、ネクタイの両縁を持って広げながら
「こんなとこにも口がある~」って笑ってました。
こう言う子供の発想って素晴らしいですよね。
大人になってもこんな発想が出来る人間に成っていたかったです。

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アミトリキュウセンの幼魚 学名 Halichoeres leucurus
 スズキ目 / ベラ科 / ホンベラ属

撮影 2017年9月:フィリピン・マクタン島 水深-8m 大きさ約15mm
英名 Greyhead wrasse
生息域 琉球列島以南 ~ インド洋、西部太平洋域など。

水深が1m~20mぐらいの内湾、穏やかな海況の珊瑚礁域やシルト状の泥砂底な
どに生息しております。
雄の成魚の頭部は赤橙色にて青色の不規則な縦帯模様が入り、体側面は緑色にて
赤橙色の斑点が点列状の複数入り、胸鰭基底の上部に小さな黒色斑紋が入ります。
背鰭と腹鰭は赤橙色にて青色で縁取られ、尾鰭も赤橙色にて半円形に青色の帯が
入り、上下の縁は赤橙色です。

雌の成魚は体側面に黄色の斑点が連なった縦帯と青色の縦帯が交互に入り、背鰭
中央部と尾柄部の上部に眼状斑紋が入ります。
カザリキュウセン の雌と非常に似ておりますが、カザリキュウセン は吻から目元
まで黄緑色な事や、体側面の青色縦帯がより鮮やかなこと等で識別が可能です。

そして今回の幼魚ですが、当初は本種、ムナテンベラ カザリキュウセン の3種の
どれかと思いましたが、ムナテンベラ の眼状斑紋は下側に縁取りが無い事、
カザリキュウセン は背鰭の先端にも眼状斑紋が入る事などで本種としましたが、
本当は成長した姿まで観察しないと確定は出来ないでしょうね。

    • 2017
    • 10/10

クロベラ その2

本日はここ数年、毎年撮影していながら上手く撮れないベラ科の観察報告です。
常に泳ぎまくる習性は他のベラ科の生物と特に変わりませんが、比較的に日本に
生息しているベラに比べて南の島のベラは早いタイプが多い中で、本種はわりと
早さは変わらない気がします。
しかし何度も何度も挑んでも、ちっともやっつけられないベラです。

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撮影 2017年9月:フイリピン・ナルスアン島 水深-5m 大きさ約150mm

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撮影 2016年9月:フイリピン・ナルスアン島 水深-5m 大きさ約150mm

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撮影 (左)2015年1月/(右)4月:フイリピン・ナルスアン島 水深-5m 大きさ約150mm

クロベラ   学名 Labrichthys unilineatus
 スズキ目 / ベラ科 / クロベラ属
英名 Tubelip Wrasse
生息域 伊豆諸島、和歌山県以南の南日本 ~ 中、西部太平洋域、インド洋域など。

比較的に浅い水深の珊瑚礁域にて、ミドリイシ類や枝状珊瑚などの間を縫うように
活発に遊泳しております。
吻は短かめの筒状にて雄の体地色は暗緑色に、頭部から尾鰭まで青色の縦線が入り、
鰓蓋後方に太い黄色の横帯があります。
雌も体地色は暗緑色にて雄と同様に頭部から尾鰭まで青色の縦線が入りますが、鰓蓋
後方の黄色の横帯は無く尾鰭が黄色く染まります

また幼魚の頃は黒色の体地色にて口先から尾鰭まで体側面に白色の縦帯が入り、希に
太平洋側の南日本でも季節来遊魚として観察されます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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