かじきあん > ブログ トップ > スズキ目 > ベラ科

Category / ベラ科

    • 2017
    • 06/22

ゴシキキュウセン その3

本日報告させていただくホンベラ属の種は、見かけたら直ぐにファインダー越しに
見ながら追いかけて追いかけて泳ぎまくって、止まった瞬間を狙ってシャッターを
切って、また再び追いかけて追いかけて泳ぎまくって撮影して、って事を延々と
繰り返します。

当然ながら、その泳いでる間はファインダー越しに本種を見ているだけなので珊瑚や
岩等にぶつかる事もしばしば、それでもなかなかベスト写真が撮れない強敵です。
まさにベラ撮影はスポーツと思える戦いです。

今回も「やった~撮れたぞ~!」と思っても、残念ながら腹鰭が開いておりません。
でもそんな風に追いかけて泳ぎまくってる時って、凄く楽しくてたまりませんよね。

goshikikyuusenFe20170211c
ゴシキキュウセンの雌 学名 Halichoeres richmondi
 スズキ目 / ベラ科 / ホンベラ属

撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島 水深-8m 大きさ約70mm
英名 Richmond`s wrasse
生息域 小笠原諸島、屋久島、西表島 ~ 台湾、西部太平洋域など。

比較的に浅い水深の、潮通しの良い珊瑚礁域に生息しております。
体形は吻端から頭部にかけて細長く、雌の体地色は橙色にて体側面の吻端から尾弊部に
かけて全身に淡水色の縦帯が複数本入り、白色で縁取られた黒色の眼状斑紋が背鰭の
基底部の先端と真ん中あたり尾弊部の背側の3カ所に入る事などが特徴です。
またの体地色は赤褐色にて体側面の鰓蓋以降、尾鰭まで全身に渡り青緑色の鎖模様が
繋がった様な縦帯が複数本入ります。

近似種の アミトリキュウセン は体側面が黄色のドット模様である事や、カザリキュウセン
縦帯のゴツゴツ感が本種の鎖模様より滑らかな事や個体によっては横帯模様が混じる事
等で識別が可能です。

本種の観察報告は、こちらを どうぞ。

    • 2017
    • 05/30

カミナリベラ その2

今日の昼間、会社の近くのコンビニにお昼ご飯を買いに行く時に暑い暑いと思って
いたら、どうやら今日の名古屋は7月下旬並みの暑さだったらしいです。
7月下旬と言ったら 1年中で一番暑い時期ではありませんか、そりゃ暑かった訳です。

さて本日の観察報告の写真もヘボい写真で申し訳ございませんが、腹鰭以外は全開と
言う事でご容赦願います。

kaminaribera20170412c
kaminaribera20170412a
カミナリベラの雄 学名 Stethojulis interrupta
スズキ目 / ベラ科 / カミナリベラ属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-5m 大きさ約100mm
英名 Cutribbon wrasse
生息域 千葉県以南 ~ 琉球列島、西部太平洋域、インド洋など。

岩礁域のガレ場や瓦礫混じりの砂底、タイドプールなどにて、少数匹の群れを成して
生息しており、時にはキュウセン属など他の種とも混じります。
幼魚の頃は体地色は白色にて、体側面の正中線上と背部にそれぞれ太い暗褐色の縦帯が
入り、成魚では雄は茶色みがかった緑色の体地色に頭部の先から眼を通り尾柄部までと、
胸鰭基部まで、吻端から尾柄部までのそれぞれ水色の縦線が入りるのが特徴です。
また成魚の雌は上半身が黒みがかった緑色で下半身は白色にて、体側面の正中線上に
細長い黒斑があり、腹部には黒点が規則的に並びます。

kaminaribera20130817a
雄:撮影 2013年8月:三重県尾鷲市三木浦 水深-16m 大きさ約80mm

本種の雄では頬部の水色縦線が1本であるのに対して、近似種の アカオビベラ の雄は
頬部に水色縦線が2本ある事で識別が可能です。
また幼魚、成魚の雄、雌でそれぞれ体色が異なる事から、過去には雄は別種として
考えられていて、 ニジベラ と呼ばれていた頃もあります。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2017
    • 05/02

ベニヒレイトヒキベラ その5

Appleが6月上旬に開催する今年の WWDCにて、Siriを搭載する小型スピーカーを
発表すると噂になっております。
リモコンとかで操作しなくても、話しかけるだけで音楽を再生してくれるスピーカー
らしいですが、日本ではまだ発売されてませんが既にアメリカでは Amazonから
Echoと言う同様のスピーカーが販売されており、どちらが優れているのか今から
楽しみです。

でもどんどん話しかけるだけで動いてくれる機械が増えてくると、いつかそのうち
アトムの中で描かれていた様な、人間に敵意ある意思を持つ機械が現れる気がして、
ちょっと怖いですね。

benihireitohikibera20170411a
benihireitohikibera20170411ebenihireitohikibera20170411d
ベニヒレイトヒキベラの雌   学名 Cirrhilabrus rubrimarginatus
 スズキ目 / ベラ科 / イトヒキベラ属

撮影 2017年4月:高知県柏島 水深-35m 大きさ約60mm
英名 Pink-margin Wrasse
生息域 伊豆大島、八丈島、和歌山県、高知県、琉球列島以南 ~
                   PNG、インド洋、西部太平洋など。

成魚は水深20m~60mぐらいの、珊瑚礁域や岩礁域のガレ場、軽石帯などに生息しており、
比較的に雄が1、2個体に対し、雌が複数のグループで居る姿を観察しますが、幼魚の頃は
ほぼ単独で生息しております。

幼魚の体地色は濃桃色にて、背部から吻部にかけては黄色、また背鰭や尾鰭の辺縁は赤色に
なり、尾柄部に明瞭な黒斑がありますが成長と共に薄れてしまいます。
成魚の体色は明黄緑色にて体側面の中心部は薄赤色、頭部は上部が薄赤色にて下部は薄水色、
背鰭は前部は内側が黄色にて中程が黒色で外縁は赤色、後半分と臀鰭は白色。
尾鰭の後ろ半分が鮮やかな朱色である事から、和名の由来になっております。

benihireitohikibera20140804b
ベニヒレイトヒキベラの雄
撮影 20014年8月:高知県大月町柏島 ラスベガス 水深-33m 大きさ約60mm

benihireitohikiberaYg20121014b
ベニヒレイトヒキベラの幼魚
撮影 20012年10月:和歌山県串本町 グラスワールド 水深-18m 大きさ約40mm

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2017
    • 04/15

タヌキベラ

昨夜、月曜日以来に名古屋に戻ってくると桜はやはり散り始めていて、桜の木の
下の道路は桜の花が溜まっていて、夜なので外灯に照らされてまるで桜の木々が
白色の絨毯の上に伸びてる様で綺麗でした。

しかし柏島から長距離を運転してきた深夜と言う事も有さてか、撮影する意欲は
沸いてこずで、運転しながら見てるだけでした。
こんな意欲なしでは、自分はプロカメラマンには成れませんね。

tanukibera20170413d
tanukibera20170413b
タヌキベラ 学名 Bodianus izuensis
スズキ目 / ベラ科 / タヌキベラ属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島 水深-28m 大きさ約120mm
生息域 伊豆諸島、三浦半島西部 ~ 高知県までの太平洋沿岸、台湾、
                      西部、南部太平洋の温帯域など

水深が30m~50mほどの岩礁域に生息しております。
体高はやや低めにて体地色は白色で、体側面の吻端から尾柄部にかけて赤橙色の
上に黒色が重なる様な3本の太い縦帯が有り、鰓部に大きな黒色の斑紋が入ります。
また雄の体側面の腹部の縦帯は。求愛時には黄色く変色します。

tanukibera20140426b
撮影 2014年4月:三重県尾鷲市三木浦 箱島魚礁 水深-22m 大きさ約100mm

意外と本種も初観察報告のペラでした。
なので色々と昔のストック写真を探しましたが、探し出せたのはこの1枚のみでした。
あまり写してこなかった様ですが、恐らく観察数も少ないんでしょう。
やや希な深場のベラだと言われている訳ですね。

    • 2017
    • 03/14

テンス その2

今夜はちょっと頭の回転が牛歩並みでして、頭の話が思い浮かばず。
ただの観察報告だけにさせていただきます。

tensu20170218e
tensu20170218dtensu20170218a
テンス  学名 Iniistius dea
 スズキ目 / ベラ科 / テンス属

撮影 2017年2月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-16m 大きさ約100mm
英名 Faintbarred Razorffish
生息域 東京湾以南の太平洋岸、島根県以南の日本海岸 ~ 東インド諸島など

水深が20m位までの沿岸の砂底や泥砂底に生息しており、夜間や日中でも危険が迫った
時などは瞬時に砂底に潜って隠れます。
体形は側扁しており、背鰭第1棘~第2棘は伸長し、体地色は赤みを帯びており体側面に
不明瞭な幅広いの濃赤色の横帯が3本~4本入ります。
また体側麺の背側に黒色斑紋が入りますが、入らない個体も見られます。

近似種の ホシテンス とは、本種が眼から下側に細い横帯が垂直に入るのに対して、
ホシテンス は眼から下側の斜め後方に伸びる事で識別が可能です。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2017
    • 03/07

ヒメニセモチノウオ

本日の観察報告の生物は、今まで何度も撮影チャレンジしましたが常にギャフンと
言わされ負けっ放しの生物。
挑んだ方ならお判りになるかと思いますが、常に水底近くの何かに隠れる様に泳ぎ
続けまくるので、いつも撮れても鰭が閉じた写真ばかりでした。
それがたった 1枚だけですが、やっとやっつけたと満足できた写真です。

でも本当に本種のここまでの写真は、自画自賛ではありますが今まで見てきたどの
図鑑にも載っておりませんので、たった1枚だけの写真でも書かせていただきますが、
本種だけで無くやっつけてない生物はこの世に万と居ますので、まだまだ精進です。

himenisemochinouo20170211a
ヒメニセモチノウオ  学名 Pseudocheilinus evanidus
 スズキ目 / ベラ科 / ニセモチノウオ属

撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島 水深-9m 大きさ約80mm
英名 Striated Wrasse
生息域 伊豆諸島、小笠原諸島、和歌山県以南 ~ 琉球列島、インド洋、太平洋など。

水深が10mほどの潮通しの良い岩礁域や珊瑚礁域などに生息しており、水底近くの岩や
根の隙間を縫うように泳いでおります。
体色の雌雄の差は無く体地色は赤桃色にて、吻端から眼の下を通り鰓蓋まで太めの白色の
縦帯が入り、鰓蓋より後方の体側面には極めて細い白色の縦線が無数に走ります。
成長しても100mm程の大きさにてベラ科の生物の中では小型種です。

    • 2017
    • 02/26

パステルグリーン・ラス

本日観察報告をさせていただく生物は、いつも自分がフィリピンのマクタン島で大変
お世話になっている アクエリアスダイバーズ さんで ” 腐海 ” と名付けられたポイントで
観察をしたベラ科の生物です。

こんな綺麗なベラが生息している所なのに、腐った海とは。
しかもこの時この生物を見つけて紹介してくれたガイドさんは、” 腐海 ” と名付けられた
ヒジョーキング さん。
こんな綺麗な魚がいっぱい居てるのに
自分にとっては腐海どころか、楽しすぎるポイントでしたので宴海ですね。

PastelGreenWrasse20170208g
PastelGreenWrasse20170208PastelGreenWrasse20170208a
PastelGreenWrasse20170208c
パステルグリーンラスの幼魚  学名 Halichoeres chloropterus
 スズキ目 / ベラ科 / ホンベラ属

撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島 水深-2m 大きさ約40mm
英名 Pastel-green wrasse、Dark-Blotch Wrasseなど
生息域 千葉県、富山県以南 ~ 琉球列島、インド洋、西部太平洋域など。

沿岸に隣接した珊瑚混じりの砂瓦礫底や内湾の沈泥の岩礁域など、水深が1m~10m
ほどに単独で生息しております。
雄の成魚の体色は薄緑色にて上半身は赤紫色がかり後半身は黄色みがかり、頭部は
薄赤紫色に黄色の不規則な虫食い模様の帯が入ります。
雌の成魚は明るい黄緑色にて顎下から腹部の前端辺りまでは白色、後半身には黒色の
小さな斑点が点列状に並びます。
また幼魚の頃は雌と同様な色彩ですが、より鮮やかな明るい黄緑色にて黒色の小さな
斑点は小さな頃は無く成長すると共に現れ出します。

PastelGreenWrasse20170208h

但し本種の体色は生息する環境によって大きく異なり、海藻類の成長が著しい地域では
明るい黄緑色から淡い色に変化する個体が多く、瓦礫地域に生息する個体では暗色の
太い縦帯を持つ体色も見られます。

    • 2017
    • 01/29

ホンベラ

残念ながら昨年のクリスマスイブに水没したドライスーツが、修理から戻ってこないので
この週末も海無し、来週1週間ほど連休を頂戴しますし月末近くと言うことも有りますので
仕事してました。
しかしこれで今年の1月は潜水本数 0本と、ダイビングを始めてから初めての記録です。

honbera20161106d
honbera20161106chonbera20161106a
ホンベラの雌 学名 Halichoeres tenuispinis
スズキ目 / ベラ科 / ホンベラ属

撮影 2016年11月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-5m 大きさ約70mm
生息域 青森県西部以南~九州西岸の対馬暖流沿岸域、伊豆諸島、下北半島以南~九州南岸の
    太平洋沿岸、瀬戸内海、種子島、朝鮮半島南岸、台湾、中国、フィリピン諸島など。

温帯域の海藻が生い茂る岩礁域に生息しており、本州中部から四国ね九州では多く見られる普通種。
体地色は橙色にて頭部に薄黄緑色の縦帯が2本入り、雄は体側面に不規則な薄緑色の縦帯が入り
背鰭の先端には黒色と黄色の斑点が並びます。
今回の写真にある雌は体側面に目立つ模様は入らず、一様に黄土色から橙色にて腹部は白色です。

honbera20111127a
雌の成魚:撮影 2011年11月:静岡県沼津市大瀬崎 先端 水深-9m 大きさ約100mm

honberaYg20110911a
幼魚:撮影 2011年9月:静岡県沼津市大瀬崎 先端 水深-7m 大きさ約25mm

これだけ本州のどこでも観察出来るベラなのに、今回が初観察報告でした。
さらに過去に撮影した写真のストックから雄の画像を探したのですが、見つからず終いでして、
次回、見つけた時は必ず写しておきます。

    • 2017
    • 01/19

ニシキベラ

今年には入って3週間近くになると言うのに、まだ初潜りをしておりません。
原因は昨年クリスマスイブの日に水没してしまったドライスーツが、年末年始のメーカーの工場の
休業もあってまだ修理から帰ってきていない事と、一昨年前まで毎年1月に行っていたマクタン島へ
今の仕事のスケジュール感では今年は行けない事などですが、数年前ならドライスーツをレンタル
してでも行ってましたが、レンタルするぐらいなら寒いから辞めとこうと言う軟弱ぐあいから。
そんな感じで、今週末も仕事してそうな予感でする

nishikibera20160424a
nishikibera20160424enishikibera20160424c
nishikibera20160424d
ニシキベラの雄   学名 Thalassoma cupido
 スズキ目 / ベラ科 / ニシキベラ属

撮影 2016年4月:高知県大月町柏島 水深-9m 大きさ約150mm
英名 Cupid wrasse
生息域 青森県以南の太平洋岸、新潟県以南の日本海岸、瀬戸内海、
                        琉球列島、朝鮮半島、台湾など。

珊瑚礁群落や岩礁域の沿岸、10mくらいまでの比較的に浅い水深で普通に観察されます。
成魚の雄の色彩は頭部は黄緑色で腹部は青水色、上半身は黄緑色にて体側面の中央に
橙色の横帯が骨の形の様に入ります。
ベラ科の魚類では珍しく体色に雌雄差が少ないことも特徴です。

nishikibera20130706a
撮影 2013年7月:和歌山県串本町 串本DP前ビーチ 水深-4m 大きさ約130mm

日本国内の温帯域の沿岸では一年中に渡って観察出来る普通のベラです。
そのせいなのか、当観察報告では初めて登場。
しかも伊豆とか南紀ではなくて、高知県柏島での撮影写真から。
日頃からもっと、普通種に目をかけないとダメですね。

    • 2017
    • 01/05

カマスベラ その3

以前に書きましたが当観察報告は基本的に同じ生物は、1年間に1度しか書きません。
なのでその年に報告済みの生物の新たな写真が撮れても、翌年以降に使うかボツ画像に
成ってしまい、更に秋頃になると書きたくても既に報告済みの生物が多く成ってきていて
ネタに困ります。
しかしそんな悩みも年を越せばリセットになりますので、毎年1月はネタに困りません。
そんな訳で本日の生物は約一年ぶりの報告です。

e
kamasubera20160912d
kamasubera20160912b
カマスベラ  学名 Cheilio inermis
 スズキ目 / ベラ科 / カマスベラ属

撮影 2016年9月:フィリピン・マクタン島 水深-9m 大きさ約350mm
英名 Cigar Wrasse
生息域 千葉県、富山県以南 ~ 琉球列島、インド洋、西部太平洋域など。

珊瑚礁域やその周辺の海藻などの藻場にて、水深が1m~5mぐらいの岩礁と砂地の
境界あたりに生息しております。
体高は低くて吻が長は細長い体形をしており、色彩変異が多く淡赤色や赤褐色の縞模様、
淡緑色、緑色の縞模様、黄色など多くの体色が観察出来ます。
脅威を感じたり夜間の睡眠時は砂の中に潜る習性が有り、和名はその名前のとおり
カマス に似ている事から付けられております。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

かじきあん > ブログ トップ > スズキ目 > ベラ科

Feed

Page top