「コエビ下目」カテゴリーアーカイブ

ウミウシカクレエビ その5

明日は今年夏の土用の丑の日、チラシなどの新聞広告を見ていると
今年も鰻の販売が盛況みたいです。
土用の丑の日に鰻を食べると言う慣習は、江戸時代の平賀源内による
宣伝広告のせいとの逸話がありますが、それ以前は寒い時期こそ脂が
のって滋養があるとして晩秋から2月頃にかけて沢さん食べられていた
そうです。

最近は夏の土用の丑の日に消費量が上がる為、その結果、売れ残って
廃棄される鰻が多いそうで勿体ない話です。
特に夏の土用の丑の日に食べなくても良いと思うのですが。

umiushikakureebi20171122c
umiushikakureebi20171122d
umiushikakureebi20171122f
umiushikakureebi20171122g
ウミウシカクレエビ 学名 Periclimenes imperataor
 十脚目 / コエビ下目 / テナガエビ科 / ホンカクレエビ属

 撮影 2017年11月:高知県大月町柏島
               水深-10m 大きさ約30mm
 英名 Sterfish shrimp
 生息域 伊豆半島以南
     ~ 西部太平洋域、紅海、インド洋、ハワイ諸島など。

岩礁域や珊瑚礁粋にて、ニシキウミウシ ミアミラウミウシ
ミカドウミウシ等の色彩が豊かなウミウシ類や、オオイカリナマコ、
バイカナマコ、ジャノメナマコ などのナマコ類をホストとして
生息しております。

体色や頭胸甲の背面部と側面部、腹節の背面部や尾部などの色彩や
模様は変異が多く、比較的にウミウシ類をホストとしている個体は
白色や紫色、赤色、橙色等の綺麗な色彩をしておりますが、濃褐色
単色のナマコ類をホストとしている個体は、濃い紫色や濃褐色等の
単色の地味な色彩の個体が多く見られます。

umiushikakureebBi20141120f
umiushikakureebBi20141120g
撮影 2014年11月:高知県大月町柏島
               水深-8m 大きさ約30mm

やっぱりホストは綺麗なウミウシのほうが写真映えしますね。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

バブルコーラルシュリンプ その2

来月のポケモンコミュニティデイはヨーギラスと発表されました。
昨年2月に現れ出してから今まで苦労して捕獲してきたヨーギラスの
数は今日現在で351匹です。
今年になってから始まった月に1度のコミュニティデイの結果から
3時間の間に100匹近くは捕らえられると思うと、今までの苦労は
何だったんだとちょっと複雑な気分です。

BubbleCoralShrimp20170211e
BubbleCoralShrimp20170211c
BubbleCoralShrimp20170211f
バブルコーラルシュリンプ 学名 Vir philippinensis
十脚目 / コエビ下目 / テナガエビ科
            / カクレエビ亜科 / イソカクレエビ属

撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島
                水深-12m 大きさ胴長約20mm
英名 Bubble Coral Shrimp
生息域 奄美大島以南 ~ 琉球列島、
          インド洋、西部太平洋域、オーストラリアなど。

珊瑚礁域の礁原や周辺の礁斜面などにて水深が3m~40mに生息して
いる ミズタマサンゴ をホストとし、ミズタマサンゴの袋状の触手の
間に隠れ住みます。
体地色は透明色にて鋏脚や歩脚、触角などの外縁が、赤紫色や青紫色の
細い線で縁取られており、腹部の背中線上に1本と眼柄部に数本明るい
同色の細線が入ります。

以前は アカヒゲカクレエビ と混同されてましたが、その後研究者の
方達のご尽力によって現在では別種と判明しておりますかが、和名は
まだ付けられておりません。
近似種の アカヒゲカクレエビ は オオハナサンゴ をホストとして
いる事や、本種の方が第2鋏脚が大きい事などで識別が可能です。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ムチカラマツエビ

今年1月始め依頼潜水活動を全くしておりませんので最近は過去に
撮影してきた写真から選んでおりますが、忙しく潜水していた時には
見逃されていたネタが多くあり、まだ観察報告を書いていなかった
種も色々と見つかります。

さすがにほぼ毎週月曜日に書いているテンジクダイの種での未報告は
ありませんが、本日もそんな本観察報告では未報告のえび君です。

muchikaramatuebi20170209a
muchikaramatuebi20170209c
ムチカラマツエビ 学名 Pontonides loloata
十脚目 / コエビ下目 / テナガエビ科
            / カクレエビ亜科 / キサンゴカクレエビ属

撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島
                水深-20m 大きさ約20mm
生息域 伊豆半島以南 ~ ハワイ、西部太平洋域、インド洋域など 

水深が15m以深の岩礁域や珊瑚礁域に生息しているムチカラマツ類の
幹に生息しておりますが、ホストのムチカラマツ類が密生している様な
所よりもポツポツと離れて生えているムチカラマツ類を好むようです。
体形は突起物が少なく額角は短くて先端は3又しており、体地色は
ホストのムチカラマツ類の色彩に合わせて灰色や褐色、黄色、橙色等の
透明色に5本の太い横帯が入ります。

また近似種の キミシグレカクレエビ は、頭胸甲上に突起が2つ大きく
突き出している事で識別が可能です。

2005年に学名が提唱されておりますが、本種の仲間は数種類確認されて
いますので、今後細かく分類される可能性があります。

ナガレモエビ その2

本日の観察報告の生物は前回書いた時に次回は違う色を観たいと書いた
のにも関わらず、書いた数日後に実は翌日に今回の違う色彩を観ていた
事実に気づいた生物です。
きちんと調べて書いていたら2色を同時に載せていたと思うのですが、
そんな失敗があえてネタになって面白いものです。

nagaremoebi20170412bnagaremoebi20170412f
nagaremoebi20170412g
ナガレモエビ  学名 Hippolyte ventricosa
 十脚目 / コエビ下目 / モエビ科 / ナガレモエビ属

撮影 2017年4月:高知県大月町柏島
 水深-10m 大きさ約15mm
生息域 伊豆諸島、伊豆半島以南の太平洋岸
~琉球列島、インド洋、西部太平洋域など。

眼にところが白トビしてる写真ばかりで申し訳ございません。

水深が3m以深の珊瑚礁域や岩礁域にて、海草類や海藻類の緑藻や褐藻類の
葉上にくっつく様にして生息しております。
頭部から尾柄部にかけて背の中心線上に跳毛状の毛の束が並んで生えていて、
体色は生息して居るホストの色彩に合わせていて変異に飛んでおりますが、
緑褐色や茶褐色が多く見られ、大半の個体は第5腹節と第6腹節の境界が白く
縁取られます。
 
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

カクレモエビ属の1種

戦闘機好きの自分は Youtube の「USA Military Channel」に登録して
いつも見てますが、 9日(日本時間では本日)公開された映像は凍りついた
アラスカの米軍基地から早朝に飛び立つ F22ラプターの姿でした。

雪で地面が凍りついている中、おそらく滑走路だけは何らかの暖房装置で
凍らせてないと思うのですが、朝焼けの中とても綺麗な映像でした。

kakuremoebiSp20171120a
kakuremoebiSpB20171120bkakuremoebiSp20171120c
カクレモエビ属の1種  学名 Alcyonohippolyte.sP
 十脚目 / コエビ下目 / モエビ科 / カクレモエビ属

撮影 2017年11月:高知県大月町柏島 水深-12m 大きさ約10mm
生息域 八丈島、小笠原諸島、和歌山県、高知県、奄美諸島、琉球列島など

珊瑚礁域にてイワスナギンチャクをホストとして共生しており、腹節背面に
斑紋状の穴が空いてる様に見える濃褐色の透明部分があるのが特徴です
体色はホストの色彩に合わせており、乳白色や薄黄土色、薄茶色など様々な
色彩が見られます。

kakuremoebiSp20171120h

なおホストのイワスナギンチャクには猛毒のパリトキシンが含まれており
触ると危険と言われてますが、本種の事を書いている方のほとんどが今まで
イワスナギンチャクを触っても何も問題が無かったそうですが、自分も
触ったことはありますが問題なかったです。

クレナイヤドカリテッポウエビ

本日は午前中で仕事を切り上げて、午後から明日からの潜水地へ向け
移動しており、そんな途中にアップしております。
もちろん事前に書き上げておいた観察報告ですが、色々と調べてみても
情報が少なく自分のパッと見の情報だけで誠に申し訳ございません。

kurenaiyadokariteLtupouebi20170911j
kurenaiyadokariteLtupouebi20170911okurenaiyadokariteLtupouebi20170911l
kurenaiyadokariteLtupouebi20170911p
クレナイヤドカリテッポウエビ 学名 Aretopsis aegyptiaca
 十脚目 / コエビ下目 / テッポウエビ科 / ヤドカリテッポウエビ属

撮影 2017年9月:フィリピン・マクタン島 水深-8m 大きさ約30mm
生息域 高知県、琉球列島、フィリピンなど

コモンヤドカリなど大きめのヤドカリ類に共生しております。
体地色は濃紅色にて頭部から尾鰭までの背面に太い白色の縦帯が入り、
左右の大きさが異なる鋏脚も同様に濃紅色にて、中心に太い白色の
縦帯が入ります。

当然の事ながら本種を発見し撮影するにはヤドカリ類がホストとしている
貝殻を壊さないと不可能ですが、今回、見せていただいた アクエリアス
ダイバーズ さんは、最初に釣り餌用にとヤドカリ類を捕獲してい時に
偶然発見したらしいです。

kurenaiyadokariteLtupouebi20170911a
kurenaiyadokariteLtupouebi20170911c
kurenaiyadokariteLtupouebi20170911d
kurenaiyadokariteLtupouebi20170911e
kurenaiyadokariteLtupouebi20170911f

ヤドカリ類に共生する時は鋏脚を上下に振って、ノックする様な仕草で
コンタクトするそうですが、撮影時に試してみましたが本種が貝殻の中へ
入ろうとしても、ヤドカリの拒否行動が激しく入る事は出来ませんでした。
人間に例えれば寝ている布団の中に何か動物が入ってくる様なもんですから
そりゃあ、嫌でしょうね。

ブドウテッボウエビ

おそらく東海地域だけの放送だったと思いますが、本日NHKの地上波放送で
16時からサッカーJ2の名古屋グランパスVS群馬のライブ中継がありました。
今期クラブ創設以来初めてJ2に降格した名古屋ですが、残すところ4試合の
中、今日勝てば3位浮上の可能性有りとあっての地元ならではの放送だった
かと思います。

試合開始時はちょうど台風22号が名古屋に最も接近してる時間帯とあって
暴風雨の中での試合開始となりましたが、案の定、前半22分で中断となり、
約1時間もの中断の結果で予定放送時間を超えてしまいましたが、さすがは
NHK東海放送局。
なんと3Chの第2放送である 032Chを使ってゲームセットまで放送してくれ
ました。
お陰で名古屋は終盤に2ゴールを上げて勝利、2位の長崎との勝ち点差は2と
なりました。
既に湘南の1位は決まりましたが、残り3試合全て勝って自動昇格の2位を
勝ち取って欲しいところです。

budouteppouebi20170908c
budouteppouebi20170908fbudouteppouebi20170908e
ブドウテッポウエビ 学名 Alpheus rubromaculatus
 十脚目 / コエビ下目 / テッポウエビ科 / テッポウエビ属

撮影 2017年9月:フィリピン・マクタン島 水深-8m 大きさ約40mm
英名 RedSpotted SnappingShrimp
生息域 和歌山県以南 ~ 琉球列島、インド洋、西部太平洋域など

水深が1m~50mの珊瑚礁域の礁湖や礁池、礁斜面、ドロップオフ下などの
礫砂底にて主に オドリハゼ と共生しております。
頭胸甲や腹節、鋏脚は乳白色にて紫色の斑紋が散在しており、歩脚は薄黄色
にて赤紫色の斑紋が散在します。

budouteppouebi20170908b

わりとテッポウエビ属の仲間は共生するハゼの奥に隠れがちなのですが、
この個体に関しては結構外に出てきていたので全身が撮れました。
でもやはり砂底に潜る生物、チリまみれの写真しか撮れませんでした。

カザリイソギンチャクエビ その2

誰もが騒音迷惑と思ってると考えられる、選挙カーによる迷惑な2週間が
始まってます。
8時から20時までに限ると決められてるらしいですが、住宅街に限られず
夜勤労働でその時間帯に就寝している方も居ますし、昼寝が必要な乳児に
とっても凄い迷惑な騒音で、いつになったら改められるのでしょうか。
国民の事を考える職業なら、まずそこから考えろと思います。

kazarikinchakuebiB20171004e
kazarikinchakuebiB20171004ckazarikinchakuebiB20171004a
カザリイソギンチャクエビ 学名 Periclimenes ornatus
十脚目 / コエビ下目 / テナガエビ科 / ホンカクレエビ属

 撮影 2017年10月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ
                   水深-5m 大きさ約40mm&20mm
 生息域 房総半島以南 ~ 香港、西部太平洋域、インド洋域、紅海など

岩礁域や珊瑚礁域の比較的に浅い水深に生息している サンゴイソギンチャク や、
シライトイソギンチャク 等に共生しております。
体地色は透明色にて、体側面には数本の白色縦線があります。
左右の眼は白色の横線にて繋がっており、鋏脚や歩脚と尾扇にはそれぞれ濃褐色と
白色の細かな点が散在しております。

kazarikinchakuebi20171004c

今シーズンの内浦ビーチは夏の水温が高かったらしく、浅場のイソギンチャク類が
ほとんど白化していて、それらをホストとして生息して居る本種も色彩の薄い個体が
多く見られます。

kazarikinchakuebi20171004e

よく見るとこの個体は、片側の眼が可愛そうな事になってました、

kazarikinchakuebi20171004d

白化したイソギンチャクと言う事で、綺麗な絵柄も撮れそうです。
まぁそう言う感性と撮影スキルが無い自分にはムリですが。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

ツノメヤドリエビ属の1種 (ラオメネス・コルヌトゥス)

さて今夜もシンガポールF-1GPの決勝レースを見ながら書いてます。
自分的にはスタートして直ぐにつまらない決勝になってしまいましたので、
ほぼチラ見で実況と解説を音声で聞いてる様な状態の興味ウスウスですが、
一般公道をクローズしてのサーキットは、これほど雨の水はけが悪いのか
長年F-1レースを見てきましたが改めて知りました。
こんなラップタイムでは、おそらく規定周回数を廻りきれらない内に2時間
ルールで終わると思われます。

LaomenesPardus20170713a
LaomenesPardus20170713e
ラオメネス・コルヌトゥス  学名 Laomenes pardus
 十脚目 / コエビ下目 / テナガエビ科 / カクレエビ亜科 / ツノメヤドリエビ属

撮影 2017年7月:高知県大月町柏島 水深-12m 大きさ甲長約25mm
生息域 和歌山県、高知県、沖縄本島、インド洋、西部太平洋の熱帯域など

ウミシダ類に生息しており、眼の先端が僅かに尖り第2胸脚の左右の大きさは
不同です。
体色は生息するホストにより様々な色彩が見られますが、白色や黄色を地色に
している物が多く、頭胸甲や腹節の背面に褐色や赤褐色の太い帯模様や斑模様が
入り、第2胸脚の掌節後緑に帯状模様が入ります。

LaomenesPardus20160421f
LaomenesPardus20160421c
撮影 2017年7月:高知県大月町柏島

今回の種も以前なら バサラカクレエビ と、ひとくくりに呼ばれてましたが、
先日に報告済みの L.pardus 同様に別種とされましたが、和名を早く命名して
欲しいものです。

ツノメヤドリエビ属の1種 (ラオメネス・パルドゥス)

この夏、毎週金曜日の楽しみの “#金曜日の新垣さん”
今週はバランスボールでしたね。

さて基本的に毎日ひとつの生物をアップしてる当観察報告ですので、毎日
書く事が出来るのならわりと短時間で書けるんだなと思われる方もいるかも
知れませんが、過去に1度でも書いた事がある生物は別として、初めて書く
生物の時は書き上げるのに2時間~3時間ほどかかってしまう時も有ります。
そんな感じで本日の観察報告生物は間違いないかどうかと悩んでしまって、
本種だと確信をした時は既に日付が変わっておりました。
昨日の夜に新たな観察報告がアップ出来てないのは、そんな事からでした。

LaomenesPardus2017074e
LaomenesPardus2017074aLaomenesPardus2017074c
ラオメネス・パルドゥス  学名 Laomenes pardus
 十脚目 / コエビ下目 / テナガエビ科 / カクレエビ亜科 / ツノメヤドリエビ属

撮影 2017年7月:高知県大月町柏島 水深-12m 大きさ甲長約25mm
生息域 沖縄本島、インド洋、西部太平洋の熱帯域など

ウミシダ類に生息しており、眼の先端が僅かに尖ることや、第2胸脚は斑紋で
覆われるのにその他の胸脚は縞模様が入る事が特徴です。
色彩はホストのウミシダ類に併せて様々ですが、頭胸甲の背面に横縞模様か
縞模様が変化した斑紋が入ります。

と言う事で特徴を、撮影した写真を大きく拡大して見てみると、
LaomenesPardus2017074b

こんな感じですが、水中で肉眼ではウネウネと動き廻るウミシダの
中に生息して居る事もあり、なかなか識別が難しいです。

LaomenesTigris20150614a
撮影 2015年6月:高知県大月町柏島 水深-8m 大きさ甲長約25mmぐらい

こちらは近似種の ラオメネス・ティグリス L.tigris
同様に以前に撮影した写真を大きく拡大してみましたが、本種と比べると
明らかに眼の突起が長くて胸脚の色彩も単色です。

以前は バサラカクレエビ とひとくくりに読んでましたが、現在では9種類ほど
分類されている様で、まだまだ増えていくと楽しいですね。