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Category / カラッパ科

    • 2013
    • 03/06

トラフカラッパ その2

バンコクで開催されているワシントン条約の締約国会議にて、マンタへの規制対象が
アメリカの保護団体から提案され、欧州連合や条約事務局が支持し日本は科学的根拠が
不十分との理由で中国と共に反対をしているそうです。
どうやらマンタを健康食品として高値取引する中国での消費増加による乱獲が原因との
事にて欧米諸国が問題視している様ですが、あまり食用としない日本が冷静な判断にて
反対している事を誇らしく思います。

個人的には日本を敵国対象にまくし上げる事で、年間18万件にもなる政府抗議デモを
押さえてる中国政府は好きでは有りませんが、マンタを食べる中国国民の慣習に自分は
異議はありません。
それがその国の人たちの慣習だとすれば当然かと思います。
まぁ必要以上の乱獲は問題かも知れませんが。
ただ自分達が食べない生物の捕獲規制を、いつも当然の様に提案する欧米人の考え方が
自分には少しも理解できません。



トラフカラッパの子供  学名 Calappa lophos
 十脚目 / カニ下目 / カラッパ科 / カラッパ属

撮影 2013年3月:紀伊大島須江 内浦ビーチ  水深-16m 甲長約40mmぐらい
英名 Redstreaked boxcrab
生息域 東京湾以南の太平洋岸、福井県以南の日本海岸 ~ 朝鮮半島沿岸、中国、
              台湾、西部太平洋域、インド洋、アフリカ東海岸など

水深が10m~70m位の砂底や砂泥底に生息しておりますが、昼夜ともに砂地を動き廻わっていて
砂の中で生息している2枚貝や巻貝などを探し当てて、頑強なハサミでこれらの貝をこじ開けたり
して捕食しており、危険を感じると砂の中に潜り眼だけを出して隠れます。
甲の後側縁に6歯、後縁に3歯あることで同属の他種と識別が可能にて、体地色は白色、薄肌色等、
鋏脚や甲の後半面に褐色や赤褐色の虎の様な斑紋が有りますが、甲長が約40mmほどより小さな
個体には虎の様な斑紋は見られず、成体には見られない褐色の円紋が4個ほど甲面に入ります。


右上の写真にて、赤色で囲った部分が後側縁の歯にて、黄色で囲ったところが後縁の歯です。


 *成体 撮影 2011年11月:大瀬崎 先端  水深-4m 甲長約80mmぐらい

和名の由来は成体の鋏脚等に見られる虎柄の斑紋からだそうで、カラッパの名はインドネシア語で
「 椰子の実 = kelapa ( クラパ ) 」から転じてカラッパと呼ばれる様になったらしいです。

そしてカニ類のいつもの撮影パターンにて、砂に潜って隠れるのを指示棒などで外に出しては
撮影を繰り返していたところ、逃げていく左上の方向には ゴテンアナゴ の巣穴が。

「危ないぞ~」と思っていたら、案の定


バクッ、バク~と食われてしまう トラフカラッパ君。

しかし、しばらく上の写真の姿のまま、両者とも全く動きません。

反対側から見てみると、実際には食われておらず、この後 トラフカラッパ君はスタコラサッサと
逃げて行きました。
人が熊に襲われた時の極意の様に、死んだフリしてたんでしょうかね?

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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