Category / 鵜来島
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- 2018
- 06/04
アオハナテンジクダイ その5
本日のアポゴンはバリ島のトランベンに行って撮り直してから書こうと
思っていた観察ネタなんですが、ここ最近の状況では当面の間はバリ島
どころか和歌山で潜水する事すら出来無さそうなので、とりあえず書いて
おいて再び以前の様に潜水できる状況に戻れたら、新しい写真で再報告
させていただく事といたします。
アオハナテンジクダイ 学名 Ostorhinchus apogonoides
スズキ目 / テンジクダイ科 / スジイシモチ属
撮影 2016年1月:インドネシア・バリ島トランベン
水深-22m 大きさ約70mm
英名 Plain Cardinalfish
生息域 三宅島、和歌山県、高知県以南
~ フィリピン、東インド諸島など
岩礁域や珊瑚礁域にて日中は珊瑚の奥や岩穴、岩陰の奥等にひそむ様に
生息しており、夜間になると外に出て活動します。
体色地色は透明感のある金色っぽい薄い茶色にて、眼の瞳の上下に2本の
水色の細線があり、それらの間は茶色~金色。
またそれらの延長上の体側面に不明瞭な水色の小斑点が少数見られます。
近似種の アオスジテンジクダイ とは、尾柄部に黒帯がない事などで識別が
可能です。
撮影 2014年5月:高知県宿毛市鵜来島 親指
水深-35m 大きさ約80mm
撮影 2016年4月:高知県大月町柏島 後浜
水深-13m 大きさ約70mm
撮影 2013年3月:紀伊大島須江 内浦ビーチ
水深-5m 大きさ約100mm
自分の今までの本種の観察では濃い色彩のタイプと、薄い色彩のタイプを
見ておりますが、トランベンの個体はやはりかなり濃い個体でした。
水深の浅い深いでの違いでも無く、生息環境によるものなのかどうかは
判りませんが、もっともっと色んな地域で観察してみたいアポゴンです。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
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- 2017
- 07/26
セボシウミタケハゼ その2
今夜のNHKの「探検バクモン」では、熊本城の復旧を取り上げられてました。
天守に関しては来年までには復旧工事が終わるそうですが、あの見事な石垣の
完全復旧には20年ぐらいかかるらしいです。
恥ずかしながら番組を見ていて初めて知りましたが、コンクリート製の天守は
石垣の上に乗せているのでは無く、複数本の大きな杭の上に乗せてるそうです。
それであの石垣の崩落具合ですから、もしもコンクリート製の天守を石垣の上に
直接乗せていたとしたら。
先人の知恵と工夫に感謝申し上げます。
セボシウミタケハゼ 学名 Pleurosicya mossambica
スズキ目 / ハゼ科 / ウミショウブハゼ属
撮影 2017年7月:高知県大月町柏島 水深-16m 大きさ約20mm
英名 Common Ghostgoby
生息域 伊豆諸島、相模湾以南
~インド洋、西部太平洋、東アフリカ沿岸、紅海など
珊瑚礁域や岩礁域の、内湾の湾口から湾奥にかけて棲息しております。
ウミトサカ類や、カイメン類、スリバチサンゴ類、ホヤ類などに着生して
いる事が多く、体色は様々な色が有りますので特徴としては難しいところ
ですが、第一背鰭基底部に半楕円型の黒い斑紋が有る事が特徴です。
撮影 2014年5月:高知県宿毛市鵜来島 水深-22m 大きさ約20mm
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
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- 2016
- 12/07
セジロノドグロベラ その5
昨日の話しの続きです。
ネネちゃん達が帰る時に「いつもネネちゃんとサナちゃんばっかりお誕生日プレゼント
あげててずるいから、これをお母さんにお誕生日プレゼントって渡しといて」と言って
ネネちゃんに預けました。
ネネちゃん達のお母さんの誕生日は、とっくに過ぎてますが。
すぐにネネちゃんが「何が入ってるか見ていい?」って言うので、「ダメだよ~」って
言うと「じゃあ誰にも言わないから内緒で教えて~」って言うので耳元で話したら、
次の瞬間、思いっきり大きな声でバラされました。
すっかり忘れてました、ネネちゃんのとぼけた性格を。
セジロノドグロベラの雌 学名 Macropharyngodon negrosensis
スズキ目 / ベラ科 / ノドグロベラ属
撮影 2016年11月:高知県大月町柏島 水深-8m 大きさ約50mm
英名 Black wrasse
生息域 千葉県以南 ~ インド洋、西部太平洋域、ハワイ、南太平洋域など
岩礁域や珊瑚礁域の比較的に浅い水深の珊瑚ガレ場や、転石のある砂底などにて、
ひらひらと木の葉が舞い落ちる様な動きで上下左右に遊泳しております。
体地色は黒褐色にて体側面に緑がかった白色の小斑点が縦破線状に散在しており、
成長すると共に小斑点は大きくなり、成魚では弓状の形状へと変化し雄の老成魚では
メタリックな緑色になります。
成魚の雄の頭部は眼を囲む様に不規則な帯模様が入り、背鰭と腹鰭の外縁は水色に
縁取られますが、幼魚や雌では頭部は斑点模様にて体側面の上部や背鰭が白っぽく
なり、和名のセジロの由来になっております。
雄の成魚
撮影 2013年8月:和歌山県串本町 イスズミ礁 水深-12m 大きさ約70mm
幼魚
撮影 2010年6月:高知県大月町柏島 大きさ約10mm
撮影 2014年7月:高知県宿毛市鵜来島 水深-9m 大きさ約15mm
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
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- 2016
- 11/24
ナノハナフブキハゼ その3
今週末は2016年F-1グランプリシーズン最終戦の、アブダビGP。
今シーズンは数年ぶりに最終戦でのチャンピオン確定となり、注目のグランプリ・ゲームと
なりましたが、もうひとつ面白そうなのは初めて日暮前にスタートしてサンセットを挟んでの
ナイトレース。
日本時間では22時からのスタートと、欧州ラウンドに比べると1時間程度遅いスタート時間に
成りますが、年間チャンピオンが決まるゲームを生中継で見られるのは嬉しい事です。
現在年間ランクで2位のハミルトンが優勝したとしても、3位以内でゴールすれば獲得決定の
ロスベルグ、是非ともパパと同じ年間チャンピオンに輝いて欲しいところです。
ナノハナフブキハゼ 学名 Vanderhorstia rapa
スズキ目 / ハゼ科 / ヤツシハゼ属
撮影 2016年11月:高知県大月町柏島 水深-50m 大きさ約60mm
生息域 高知県など
水深が25m~50mぐらいの珊瑚礁域の外洋に面した傾斜面や、ドロップオフ下などの
粗めの砂底や、転石帯やガレ場周辺の粗めの砂底などに、テッポウエビ類と共生して
おります。
体地色は明るめの灰白色にて、体側面には真ん中が途切れた暗褐色の鞍状斑が入って
おり、腹部には黄色の横線が複数本入り、体側面全体に黄色の細点が散在します。
過去にに本種を報告した頃にはまだ和名が無くて、ヤツシハゼ属の1の7 なんて読ばれて
おりましたが、2007年3月に和名が付けられております。
撮影 2014年9月:高知県大月町柏島 水深-45m 大きさ約70mm
撮影 2006年11月:高知県大月町柏島 水深-50m 大きさ約70mm
未だに、10年前に撮った本種のこの写真より良い写真が撮れてません。
カメラも進化してると言うのに、歳を重ねると共にスキルが劣化してるんでしょうか(笑)
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
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- 2016
- 05/03
ヤノダテハゼ その5
さて本日は先月の柏島遠征において、自分の事前課題の第2弾の報告です。
ただ課題と言っても水温が低い今の季節なので、本種の最も特徴である尾鰭が見えるまでは
砂底の巣穴から出ていないと思っていて期待はしてませんでしたが、今年は水温が高めの
おかげか、他のハゼ類も良く出ていて何とか最終日に観察出来ました。
ヤノダテハゼ 学名 Amblyeleotris yanoi
スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属
撮影 2016年4月:高知県柏島 水深-23m 大きさ40mm~50mmぐらい
英名 Flagtail Shrimp-goby
生息域 伊豆諸島、和歌山、高知県、沖縄諸島、西表島 ~ 西部太平洋など
珊瑚礁域の水深が20m~35m辺りにて、珊瑚礁外縁部の傾斜面や、礁池や礁湖などの
礫雑じりの砂底に巣穴をつくり、コトブキテッポウエビなどと単独で共生しております。
頭部から尾部にかけて体側面に、4本の明るめの赤褐色の太い横帯があり、尾鰭は黄色に
青色の炎型模様が有ることで、他のダテハゼ属と識別が出来て本種と区別が可能です。
撮影 2010年7月:高知県大月町柏島 水深-23m 大きさ50mmぐらい
撮影 2012年10月:高知県宿毛市鵜来島 水深-32m 大きさ60mmぐらい
良く出ていたと言っても、この様な真夏の水温の季節ほどは出てませんでしたが。
撮影 2016年1月:インドネシア・バリ島 トランベン 水深-18m 大きさ80mmぐらい
こちらは今年の1月にバリ島で観察した本種です。
昔、噴火した火山の火山灰が蓄積した黒い砂地もあってか、日本の本種よりはやはり色彩が
濃く、こんないに生息するタイプの明るめの赤褐色の太い横帯は更に太く濃い赤色でした。
撮影 2016年1月:インドネシア・バリ島 トランベン 水深-12m 大きさ80mmぐらい
かと思えば同じトランベンでも少し白めの砂地のエリアで、同じ濃い色彩の個体の観察が出来、
もともと濃い色彩のDNAを持った個体が生息域を広げていったんでしょうね。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
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- 2015
- 09/01
ズグロダテハゼ その4
実は昨日のお婆ちゃんにレジの順番を譲った話には、続きがあります。
お婆ちゃんに譲ったすぐ後に、それまで閉まってた自分達が並んでいた反対側のレジが
開いたので「お婆ちゃん右側が開いたから、そっちの方が早いよ」って自分が言ったと
思ったら、自分の後に並んでいた若い女性が先にレジに行ってしまいました。
こいつなんやと思って注意しようと思っていたら、更に後ろに並んでいた50代ぐらいの
おばちゃんがその女性の腕を引っ張り「ちょっとあんた何やっとるの、このお父さんが
お婆ちゃんに譲った順番でしょうが!」と、叱りつけてました。
名古屋のおばちゃん、カッチョいいです。
撮影 2015年6月:高知県大月町柏島 水深-40m 大きさ60mmぐらい
撮影 2014年7月:高知県宿毛市鵜来島 水深-35m 大きさ60mmぐらい
ズグロダテハゼ 学名 Amblyeleotris melanocephala
スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属
英名 Blackhead shrimpgoby
生息域 高知県以南 ~ インド洋域、西部太平洋域など
珊瑚礁域の内湾の礁斜面や、礁湖、礁池などの、礫混じりの砂底やガレ場で、
テッポウエビ類と共生しております。
体側面に4本の黄褐色の太い横帯があり、それぞれの横帯の間は背部に黒色
小斑点がひとつずつ並びます。
頭部から顔に掛けての部分全体が黒色から濃褐色になっている事が、和名の
由来でもあり、他のダテハゼ属との識別が可能ですが、生息環境などで頭部が
白い個体も希に観察できます。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
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- 2015
- 07/22
カモハラトラギス その2
本日の観察報告の生物は、自分は見かけるといつも撮している生物のひとつなのですが、
その時に一緒に潜られてる方が撮している姿を見た事がありません。
わざわざガイドさんが紹介されない事も理由のひとつとは思いますが、白黒モノトーン
ながら、なかなか綺麗な生物と思うんですけどね。
雌;撮影:2015年6月:高知県柏島 後浜 水深-12m 大きさ約100mm
雌;撮影:2011年5月:高知県柏島 後浜 水深-9m 大きさ約100mm
カモハラトラギス 学名 Parapercis kamoharai
スズキ目 / トラギス科 / トラギス属
生息域 伊豆諸島、相模湾。和歌山県以南 ~ 屋久島、台湾、香港、スラウェシ島など。
沿岸の珊瑚礁域の転石帯や砂地、大陸棚上の砂泥底などに単独で生息しております。
体型は円筒形にて頭部はやや縦扁しており、背鰭の棘条部と軟条部の間には欠刻が
あります。
体地色は淡色にて体側面の胸鰭以降に、背鰭の基部から腹部に達するY字型の濃茶褐色の
横帯が6本~8本入り、背鰭、臀鰭、尾鰭には黒褐色の班点が散在します。
雄の頬部には暗色斜走線が複数本走っていて、雌は暗色の横線と縦線がが数本走ることで
雌雄の識別が可能です。
種小名の カモハラ は、蒲原稔治博士への献名から付けられたそうです。
雄;撮影:2014年5月:高知県鵜来島 浦ノ口 水深-13m 大きさ約100mm
雄;撮影:2014年11月:高知県柏島 後浜 水深-10m 大きさ約100mm
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
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- 2015
- 01/05
サンゴトラギス その2
ここ20年ほど自分はいつも同じブランドのネクタイを締めておりますが、最近はクールビズの
おかげで半年間ぐらいしか締めないので、わりと長持ちする様になりました。
いつも三角形の所の両角が擦り切れて駄目になるんですが、最近は2年間ぐらい持ちます。
なので最近は毎年暮れに3本購入して新年から使っておりますが、この暮れに購入したのが
昔に比べて価格は1.5倍ぐらいに値上がりしてるのに、生地がかなり薄くなっております。
質問すると店員さんは笑顔で「新しい素材ですので耐久性は以前と変わっておりませんよ」と
仰っられてましたが、ちょっと心配ですね。
撮影 2014年7月:高知県鵜来島 水深-20m 大きさ約70mm
撮影 2014年7月:高知県鵜来島 水深-16m 大きさ約90mm
サンゴトラギス 学名 Parapercis multiplicata
スズキ目 / トラギス科 / トラギス属
英名 RedBarred sandperch
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、和歌山県以南 ~ 琉球列島、など。
珊瑚礁周りの水深が10m~20mぐらいの潮通しのよい砂礫域底や、礫混じりの砂底に
生息していて、ほとんど遊泳はしません。
対地色は白色にて体側面の背側は淡褐色の鞍条横帯があり、腹側には赤褐色の幅の狭い
横帯が並びます。
また背鰭前方部分に赤色の斑紋があり、背鰭軟状部に小黒班が縦一列に並びます。
近似種の ハワイトラギス は、腹側の横帯が背側の鞍条横帯が太さが同じぐらいな事で
識別が可能です。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- トラギス科 | 鵜来島
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- 2015
- 01/03
クダゴンベ その3
ここ最近は年間ダイビングの目標本数を130本、匡平のお墓へのお参り回数150回を目標として
おりますが、2014年の結果はダイビング本数は147本、お墓参りの回数は164回と共に目標達成、
しかもお墓参りの過去最高は2013年の163回でしたので、新記録達成です。
さて今年は共に何本、何回できるのやら。
とりあえず1月3日現在、ダイビング本数は0本、お墓参りの回数は2回です。
撮影 2014年7月:高知県鵜来島 水深-23m 大きさ80mmぐらい
撮影 2014年5月:高知県鵜来島 水深-20m 大きさ100mmぐらい
撮影 2014年月:高知県柏島 水深-18m 大きさ100mmぐらい
クダゴンベ 学名 Oxycirrhites typus
スズキ目 / ゴンベ科 / クダゴンベ属
英名 Longnose Hawkfish
生息域 相模湾以南 ~ インド洋、西部太平洋域、東部太平洋の
カルフォルニアなど。
水深が10m~25mのぐらいの岩礁域や珊瑚礁域外縁の岩棚や転石帯等に生息しているヤギや
ウミカラマツ、ウミトサカなどに隠れる様にして生息しております。
体高が他のゴンベ科の生物に比べて低く細長く、和名の由来にもなっている様に吻が管の様に
長く伸びており、背鰭は10棘12軟条~13軟条にて棘の先端は糸状に突起しております。
体地色は白色にて、細い赤色の縦帯と横帯が格子模様を成し、ひと目で本種と判別ができます。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
- ゴンベ科 | 柏島 | 鵜来島
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- 2014
- 12/17
ヤノダテハゼ その4
昨日は朝から雨が降っていて夜になってやっと上がりました。
なのでいつもの様に雨上がりの今朝は出勤前にお墓掃除に行きましたが、いつもなら墓石に
雨が残っているのですが、今朝は風が強いせいか乾いておりました。
ただ自然に乾いたせいで黒色の墓石に雨汚れが残っているので、濡らした雑巾で拭いてみた
ところビックリ!!
濡れた雑巾が凍って、墓石にくっついてしまいました。
今朝は本当に寒かったですね。
ヤノダテハゼ 学名 Amblyeleotris yanoi
スズキ目 / ハゼ科 / ダテハゼ属
撮影 2014年9月:高知県柏島 水深-26m 大きさ60mmぐらい
英名 Flagtail Shrimp-goby
生息域 伊豆諸島、和歌山、高知県、沖縄諸島、西表島 ~ 西部太平洋など
珊瑚礁域の水深が20m~35m辺りにて、珊瑚礁外縁部の傾斜面や、礁池や礁湖などの
礫雑じりの砂底に巣穴をつくり、コトブキテッポウエビなどと単独で共生しております。
頭部から尾部にかけて体側面に、4本の明るめの赤褐色の太い横帯があり、尾鰭は黄色に
青色の炎型模様が有ることで、他のダテハゼ属と識別が出来て本種と区別が可能です。
この撮影時のログ付けの時に、「柏島の個体は尾鰭の橙色の模様がくにゃっとなってるけど、
本家西表島の個体はシュッと伸びてる」との情報に、これは本家西表島に行けれた時には、
本種の名前に敬名されてるハゼ神様に聞いてみようと思いました。
そしてその後、あれよあれよと話しが進んで翌月の10月に、なんと本当にハゼ神様に初めて
お会い出来たので、早々に尋ねてみると「尾鰭の模様が異なる2タイプ居るね」との想定外の
ご回答でした。
なので帰宅してから過去に撮影した本種の写真を確認してみると、
撮影 2012年10月:鵜来島 水深-32m 大きさ60mmぐらい
おやっ、同じ高知県の鵜来島でシュッとしたタイプを撮しておりました。
では柏島だけの事かと思いながら、11月に柏島で本種を観察してみると、
撮影 2014年11月:高知県柏島 水深-22m 大きさ50mmぐらい
ちょっとヤル気の無い、と言うか、各鰭がボロボロの個体ですが尾鰭の模様はシュッとした
タイプみたいです。
それで更に、自宅に戻ってから過去に柏島で撮影した本種の確認をしてみると、
撮影 2010年7月:高知県柏島 水深-23m 大きさ50mmぐらい
どうやら柏島にも2タイプ居る様ですね。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
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