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Category / 佐渡島

    • 2012
    • 09/20

キジハタ

昔から暑さ寒さも彼岸までと申しますが、本当にこの言葉はいつも当たってますね。
昔の人は凄かったんだな〜と、自分が毎年思うひとつです。
昨日は彼岸の入りでしたが、朝には雨は上がって晴天でも夕方は涼しくて、久々に
帰り道の車はエアコン無しでした。
この調子で今年も、お彼岸が明ける頃にはきっと過ごしやすくなる事でしょう。



キジハタの幼魚  学名 Epinephelus akaara
 スズキ目 / ハタ科 / エピネフェルス属

撮影 2012年8月:井田 水深-22m 大きさ約30mm
英名 Comet grouper 
生息域 青森県以南の日本海沿岸、太平洋沿岸、朝鮮半島南部、中国、台湾など。

岩礁域の沿岸浅所に生息しておりますが、太平洋側での生息数より日本海側での生息数が
圧倒的に多い種です。
体地色は橙色にて、全身に瞳孔と同じ大きさぐらいの朱色から赤褐色の斑紋が散在しており、
各鰭は橙色、背鰭の基底部に黒色の大きな眼状斑が2個~3個ありますが、鮮明に現れていたり
不鮮明だったりします。

本種は群れを作らず単独で生息しており、日昼は岩陰や洞窟の中などに隠れていて夜になると
活発に動きだして捕食行動を行います。
また自然界では、全長が400mmを肥えて大きく育つと、雌から雄に性転換をするそうです。


撮影 2012年8月:福井県越前町 学校下 水深-9m 大きさ約200mm


撮影 2012年3月:佐渡島 北小浦赤岩 水深-13m 大きさ約400mm

実は今回の報告にて、一番上の幼魚は自信がありません。
もしも間違ってましたら、お手数ですが是非ぜひご一報願います。

色々と調べましたが紹介されている文献やWebサイトにたどり着けず、一部鮮明で無い画像で
紹介されていたのと、ほぼ同じでしたので本種とさせていただきました。
このての幼魚が直ぐ識別できる図鑑が、はやく出て欲しいです。

    • 2012
    • 04/05

エムラミノウミウシ その3

一昨日の爆弾低気圧では、関東地域の企業では早期時間退社を促す企業が多かった様で、
昨年の大震災時の帰宅困難状態への改善処置が進んでる様でしたが、弊社が所在する
名古屋ではピークが13時~15時と予報されていた事もあり、ほとんどの企業が未対応で
平常勤務でした。
実際に16時頃には雨も止み青空が出てきておりましたが、この地域では昨年の大震災時の
帰宅困難状態は誰も体験しておらず、弊社も含め予報時間が通勤時間帯を外れていたから
何も対応しなかっただけと言い切れるのかと、NEWSを見ながら反省してました。

震災後の計画停電も無く、自分も含めてですがこの地域では関東地域に比べて緊急時への
準備意識がずいぶんと低い様に思います。

エムラミノウミウシ  学名 Hermissenda crassicornis

 裸鰓目 / ミノウミウシ亜目 / アオミノウミウシ科 / エムラミノウミウシ属

撮影 2012年3月:佐渡島 琴浦 水深-9m 大きさ約50mmぐらい
生息域 北海道以南の日本海、青森~伊豆半島の太平洋域など

体地色は半透明な黄白色~青白色にて、背面部には個体によって朱色、赤褐色、褐色、
暗褐色などに先端が白い、細長くて紡鐘型の突起が並びます。
触覚は細長く、頭部前縁あたりから両触覚の間を抜けて尾部まで至る鮮やかな橙色の
細線が走り、その両脇や腹足周縁、口触手には蛍光ブルーの細線が入ります。
近似種の アカエラミノウミウシ との比較は、本種には頭部から尾部にかけて1本の
赤い線が入る事で区別が可能です。

自分が本種を今まで観察したのは3月~4月頃の福井県越前町ですが、今回の佐渡島で
観察した個体は越前でよく見るサイズの2倍ぐらい有りました。
寒いほど本種は大きく育つのか?
そんな事を思うぐらい大きかったです。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2012
    • 04/01

コモンカスベ

退院後に自宅に戻って入院時の荷物を片付けた後に食べたカップラーメン、実に旨かったです。
約45時間振りに食べられた噛み具合の確かな食べ物が、何と美味しかったことか。
元気に食べられるって事は、素晴らしいと感じた瞬間でした。


コモンカスベ 学名 Okamejei kenojei
 エイ目 / ガンギエイ科 / コモンカスベ属

撮影 2012年3月:佐渡島 琴浦 水深-16m 大きさ約500mmぐらい(尾部除く) 
生息域 函館以南の日本列島各地 ~ 南シナ海など。

水深が30m~100mぐらいの砂底や砂泥底に生息しております。
体色は暗灰色から黒褐色にて頭部先端は半透明色です、左右対称の位置に一対の大きな
白色斑紋があり、その白色斑紋の中には黒色の斑紋が複数個ある事で本種との識別が
出来ます。
アカエイ などが直接子供を産む卵胎生なのに対して、本種は卵を産む卵生です。
雌はおよそ3年ちょっとで成熟し産卵する様になるそうですが、成熟してから3年ほどは
60個ぐらいの産卵で、4年以上になると120個くらいの産卵数に倍増するらしいです。

ここ最近は福島原発の事故のおかげで、セシウム含有値のサンプル検体としてNEWS等で
取り上げられていた本種ですが、食性が主に砂底に生息している小魚や甲殻類である事から、
取り上げられた様ですが、本種にとっては誠に迷惑な取り上げられ方だったかと、さぞかし
無念かと思います。

    • 2012
    • 03/16

ホウズキフシエラガイ

久々の8連勤が終わり、やっと休日です。
とりあえず普通の2連休で2週間振りの海ですが、前回の佐渡島に続いて今回もちょっと遠方に
遠征してきます。

ホウズキフシエラガイ  学名 Berthellina delicata
 背楯目 / カメノコフシエラガイ科 / ホウズキフシエラガイ属

撮影 2012年3月:佐渡島 琴浦 水深 -20m 大きさ約30mmぐらい
生息域 西部太平洋域、インド洋の熱帯域、温帯域など

水深が10m~20mの岩礁域で、年間を通して普通に観察されます。
体地色は半透明な黄色や橙色、赤橙色、鮮やかな赤などにて、驚異的な刺激を与えると
防御として乳白色の分泌液を放出すします。
過去には本種はカイメン類を食していると思われてましたが、近年になってカイメン類の
他に六方サンゴ類を食する様子が観察されております。

    • 2012
    • 03/12

カムチャッカモエビ

昨日は東日本大震災の特別番組だらけだった各TV局ですが、一夜明けた本日は午前中に色んな
ワイドショー番組で取り上げてただけ。
本当は一年前の本日が福島原発の水素爆発事故で、なんだか地震&津波の天災と原発事故の
人災を同じ災害として取り上げてる報道各メディアに疑問を抱きます。
天災は防ぎようが無いことが多くありますが、人災は防ぐことが可能な事故ですから、混同せずに
異なる視線での報道に期待したいところですが、現在のマスメディア業界ではムリなんでしょうね。

さてそんな事なんぞ全く関係なく、本日は初見の甲殻類の報告です。


カムチャッカモエビ  学名 Heptacarpus camtschaticus
 十脚目 / コエビ下目 / モエビ科 / ツノモエビ属

撮影 2012年3月:佐渡島小浦 赤岩 水深-22m 大きさ約30mmぐらい 
生息域 千島列島以南 ~ 天草諸島、カムチャッカ、北東太平洋、東シナ海など

水深が200mぐらいまでの岩礁域の礁斜面などにて、海藻類をホストに付着して生息していて
額角は長く水平で触角鱗の先端を越えず、第3腹節の背而は隆起し爪条に後方に伸びます。

体地色はホストの海藻の色彩に合わせており、赤褐色や茶褐色、緑褐色など変異に飛んでいて、
額角の上縁が白色の細い縦帯で縁取られている個体が観察されますが、この白色の縦帯自体も
太かったり、頭胸甲から腹節あたりまでかかっていたりと非常に色彩変異が見られます。


と説明させて頂きましたが、ちょっと本種で間違いないのか今回は自信がありません。
初見の生物だったにも関わらずガイドさんに名前の確認を忘れてしまって、後から図鑑で
色々と調べ、行き着くところは色彩のバリエーションの多さで決めつけてしまいました。

他にも コシマガリモエビ などが似ていますが、生息水深が5m位までと大きく異なり
ツノモエビ属の何かである事は間違いないとは思うんですが、もしも間違っていたなら
申し訳ございません。

    • 2012
    • 03/09

コブダイ

世間の流行に乗って今シーズンから自分もドライのインナーにウィーズルを使用しております。
但し日本国内専用に輸入されている高価なタイプでは無く、細部が若干異なりますが基本的に同じ
能力を持ったグローバル・スタンダードモデルなので、日本国内だけで呼ばれている2000とか、
3000と言った品名表示ではありません。
ご優待価格でしたので、シェルドライ用にエクスポート、ネオプレーンドライ用にコンパクトと
それぞれ使い分けようと2種類購入しました。

これ1着だけ有れば、あとは半袖Tシャツにパンツと靴下、ネオプレーンソックスだけで済み、
従来のインナーにと何着も持って行く様な大荷物が減り、更に洗濯物も激減しましたで、何しろ
ダイビング後の奥さんの機嫌も良いです。

今回の佐渡島遠征では事前情報では水温8~9度にて、ネオプレーンにエクスポートを組み合わせ
5mmのウィンターグローブで挑んでみましたが、何も寒さは感じず、冷えからくる尿意も無く、
2時間ぐらいは潜れそうな勢いでした。
今まで色んなインナーを試してみましたが、やはり専用物は違いますね~、さすがです。
こんなに良いものなら、初めから購入しておけば良かったと悔やんでいるぐらいです。
ただ暖かい分、増えるウェイトは大変ですけどね。


コブダイの幼魚 学名 Semicossyphus reticulatus
 スズキ目 / ベラ科 / コブダイ属

撮影 2012年3月:佐渡島北小浦 赤岩 水深-20m 大きさ20mmぐらい
英名 Bulgyhead wrasse
生息域 下北半島、佐渡島以南 ~ 沖縄県を除く日本各地、朝鮮半島、南シナ海など。

沿岸の岩礁域に生息しており、老成すると額がコブ状に突き出し下顎が著しく厚くなる等、ひと目で
本種と識別が可能です。
幼魚の頃はベラ科の一般的な体型をしており、体地色は赤橙色にて、体側面の眼の下部分から
尾柄部にかけて白色の縦帯が入り、背鰭の後部と臀鰭の軟条部は黒色に染まり尾鰭の上下に
黒色斑紋が入ります。

また本種は雌性先熟性にて、幼魚の頃は全て雌であり雌のまま成熟して産卵をし、体長が500mmを
超えると額のコブが張り出し始めて雄に性転換されます。

佐渡島までやってきて本種と言えば、大きなコブと突き出た顎のイメージの成魚の「弁慶」ですが、
あまりにも凄い春濁りの海の中では体色もグリーンになってしまったので、また別の機会に撮って
報告させて頂こうと思い、今回は幼魚をメインに報告させていただきました。

ただかなりのご老体らしいので、コンデジのCanon-S100で撮したお姿だけでも。

どうですか、本当にグリーンな色彩でしょう。
あの有名な映画に出演されてた時と、同じ海とはとても思えない海の色でして。
因みにこの日は他にはNo-2が現れただけで、合計2匹の観察でした。

しかし産まれてからずう~っと雌で出産してから雄に変わるとは、人間で言えば可愛いお嬢ちゃんが
綺麗な女性へと育ち、出産したら、おっさんに性転換すると言うことで。
人生2度楽しめて、おもしろそうですね~。

    • 2012
    • 03/06

ホテイウオ その2

本種を初めて観察したのは昨年の春、初めて潜った富山湾でのナイトダイビングの時でした。
最初はダンゴウオと思って撮影していた生物が、撮影後に確認すると全て本種の幼魚ばかり、
もともと北海道あたりで観察されてる生物ですので、初めから観察できるとは思っておらず、
とても嬉しい誤算でした。

本種は浅い水深まで上がってきて産卵し、その後はしばらく抱卵活動をするとの事ですので、
幼魚が居るって事は近くで産卵されている訳でして、これはこの富山湾のどこかで産卵して
いるはずと今年の2月頃から何度か富山湾行きを計画しましたが、やはり冬は荒れる日本海、
更に今年は豪雪と言う悪条件も重なり、なかなか実現できませんでした。

そうしたところ佐渡島では毎年抱卵姿が観察されているとの情報が届き、今回遠征してきた
次第です。

ホテイウオ   学名 Aptocyclus ventricosus
 カサゴ目 / ダンゴウオ科 / ホテイウオ属

撮影 2012年3月:佐渡島 琴浦 水深-50cm 大きさ400mmぐらい
生息域 北海道以南 ~ 神奈川県三崎、若狭湾、オホーツク海、ベーリング海、
    カナダ・ブリティッシュコロンビアなど。

基本的には100m~200mぐらいの深い水深に生息しておりますが、12月~4月頃の産卵期になると
浅い水深の岩礁域にやってきて産卵し、雄は卵塊を守ります。
本種も含めてダンゴウオ科の多くが、孵化した時から吸盤状になった腹鰭を使って海底の岩や海藻、
海草等に吸着して生息しますので、幼魚の頃は浅い水深で観察が出来ます。
成魚の体色は雌は黒っぽく、雄は若干、黄色味を帯びた色彩ですが、幼魚の頃は濃茶色の体地色に
様々な模様が入ります。

ほとんどが体長100mm以下のダンゴウオ科の中で、本種は成長すると400mmほどぐらいまで
達する大型種にて、体は柔軟かつ円滑で体表面はすべすべしております。
第1背鰭は5~6棘ありますが皮膚下に埋没していて、第2背鰭の軟条数は8~12条、臀鰭基底は短く
軟条数は6~9条です。

偶に見せる成魚の正面顔は想像していたとおりの可愛さで、パクパクしている口の
分厚いくちびるが貯まりませんね~。
今回は合計5個体の観察が出来ましたが、全て岩穴の奧で卵を守って外には出てきません。
滅多にお目にかかれない生態行動なので、動画も撮ってみました。

何とか異なる2個体の抱卵姿を撮影できましたが、観察できた水深は50cm~1mぐらいなので、
浅い水深での波に身体を揺さぶられながらの撮影となり苦労しましたが、彼らはおなかの吸盤で
しっかりへばりついています。

撮影 2012年3月:佐渡島 琴浦 水深-5m 大きさ10mmぐらい

その少し水深を下げた5m近辺では、5mm~10mmぐらいの小さな幼魚が観察できました。
どうやら抱卵時期も終わりの様で、既に沢山ハッチアウトしたと思われました。
抱卵している卵の量も少なく、来年はもう少し早い時期に観察に行こうと思います。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2012
    • 03/04

佐渡島遠征2日目(最終日)

帰り道のフェリーの中で書いてアップしたつもりが、アップされてませんでした。
やはりフェリー上では電波状態が悪く、エラーも発生しやすいんでしょうね。
と言うことで、昼休憩を利用して再度アップさせていただきました。

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豪華海鮮料理を満喫した後は、初日前夜の不規則睡眠時間からか朝まで爆睡。
目覚めて宿泊した旅館の前からは、雪化粧された山々が綺麗でした。

きっと地元の方達にとっては何でも無い風景なんでしょうが、雪が積もらない地域に住んでいると、
海に面した山々が雪化粧をしているのはとても珍しく、思わず撮してしまいます。
旅館のご主人がこの山々を年中トレッキングされているそうで、特に4月~5月に掛けては花々の
群生がとても素晴らしいと解説して頂けました。

初日に目的のホテイウオの抱卵姿を撮影して、翌日の今日はやはり佐渡島に来たなら有名なコブダイの
弁慶を観察しに来ました。
ただガイドさんのお話では、今年になってから大雪のせいでこのポイントは潜って無いそうで、年末に
潜った時に元気が無かったから心配してるとの事です。

夏にはダイバーでいっぱいの施設らしいですが、地元ダイバー以外でこんな雪の時期に潜りに来る人は
居ないらしく、自分達で貸し切りでしたがやはり雪のせいで車は施設の玄関までは入れませんでした。

日頃はカメラ専用の水槽らしいですが、ご覧のように雪が積もって氷結状態、カメラ置き場も自然と
雪の上に。

潜ってみると見事に春濁りで、水深15mまで行ってやっと何とか5mぐらいと環境は悪かったですが、
目的の弁慶さんはすこぶる元気でどこからから突然やってきました、その少し深い水深ではNo-2も
現れ、寒い中やってきた甲斐がありました。

ダイビング終了後は、機材を干している間にガイドさんのご案内でプチ観光に。
島の北近くの「大野亀」と言う景観を楽しんできました。
しかし佐渡島は広くて、この地域では雪がほとんど積もっておりませんでした。
思えば初日の小木港近くも積雪は見られず、地域によって降雪量はかなり違うらしいです。

ダイビング器財を片付けて短い2日間の佐渡島遠征は終了。
両津港のフェリーターミナル3階で遅めの昼食、冬化粧をした山々を見ながら、お進めの穴子天丼を
いただきました。

そして18時05分発のフェリーで、新潟港へ。
新潟港からは、かじき号に乗って名古屋へは深夜到着の予定で帰ります。

目的の生物は全て観察できましたし、ガイドさんも親切な方でしたし、満足の佐渡島遠征でした。

    • 2012
    • 03/03

今週末は、佐渡島遠征

昨夜19時に名古屋を出発、通常なら中央自動車道~信越自動車道を通ってくる所ですが
豪雪を心配して名神高速~北陸自動車道のパターンで深夜2時に新潟港に着きました。
( とは言っても、自分は後部座席で映画見たり、うたた寝したりしてただけですが )
車で仮眠後、早朝6時出港のフェリーで人生初の佐渡島上陸です。

今回の目的はホテイウオの抱卵姿、詳しい報告は後日させていただきますが、無事に
写真に納めることが出来ました。
今回は、とりあえず CanonS100 の画像で。

水温9度のダイビングを2本楽しんだ後は、トキの森公園でトキを観察。
夜はとっても豪華なご飯で、食べきるのに必死でした~

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