
2021年1月1日

昨年8月以来の海水魚の観察報告です。
ここ2年近く潜水した事が無く新しい画像がない事から当観察報告が途切れて
おりましたが、今まで和名がなかった本種が 西海区水産研究所 の吉田博士、
屋久島ダイビングサービス の原崎さん、 鹿児島大学総合研究博物館 の本村教授の
御三方によって最近和名が付けられました。
アポゴニストの自分にとって、なんとも嬉しい限りです。
そう言う訳で新しい写真はありませんが、過去に使わせていただいた古い写真を
使って本日は書かせていただきます。
なので久しぶりに、アポゴンマンデイ復活です~♪
ヤクシマダテイシモチ
学名 Ostorhinchus chrysotaenia
スズキ目 / テンジクダイ科 / スジイシモチ属
撮影 2015年1月:フィリピン・マクタン島 水深 -9m 大きさ約100mm
英名 Yellowlined Cardinalfish
生息域 屋久島、西部太平域、インド洋域など
珊瑚礁域の比較的浅い水深にて、単独で浮遊する様に生息しております。
幼魚の頃の体地色は透明っぽい銀色にて、体側面に黒色の縦縞が走り尾柄部から
尾鰭にかけて黄色く染まっており、その他の各鰭は黄色っぽい透明色ですが、
成魚では体地色は黄色っぽい茶色へと変色し体側面の黒色の縦縞は薄くなり、
頭部には青色の縦線が出てきます。
成魚
撮影 2016年9月:フィリピン・マクタン島 水深 -8m 大きさ約120mm
幼魚
撮影 2014年1月:フィリピン・マクタン島 水深 -3m 大きさ40mmぐらい
幼魚
撮影 2012年12月:フィリピン・マクタン島 水深 -9m 大きさ20mmぐらい
以前から国内では屋久島だけで観察されていて、同じ海流の北方である柏島や
串本にも生息して居ないかと捜しておりましたが未だに見つけておりません。
(と言っても、ここ2年近く潜水しておりませんが)
潜水活動を再開できた時には是非見つけてみたい種のひとつです。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
潜水活動から遠ざかって1年半近く。
最近では写真撮影はiPhoneばかりで、デジいち達は乾燥庫に引きこもりで
外出する事が有りません。
ブログに書ける生物ネタも古いのばかりで、もう1年近く書いておません
でしたが久々にアップです。
最近の休日は Poke’mon GO の開催曜日不定の毎週1回のEXレイド戦の日や、
毎月に1度の Poke’mon コミュニティデイに併せるほど Poke’mon GO に
填まり込んでおりますが、そんな最近自分が手に入れたのがこの ” 神道具 ”
どうやら昨年末辺りから流行っていた様ですが、自分は最近知って直ぐに
購入しました。
Poke’mon GO では1週間に歩いた距離に応じて色々アイテムが貰えますが、
50Km以上歩けば通常の10Km卵よりもレアモンスターが孵化する可能性の
高い特別な10Km卵が、ほぼ貰えます。
たまに5Km卵が1個とか2個だけで、10Km卵が貰えない時はガッカリしますが、
この特別な卵を貰う為には、毎週50Km以上は歩かないと行けません。
歩くと言ってもこの歩いた距離はスマホ内蔵の “ 3軸加速度センサー ” を
用いてカウントしており、GPSでの移動距離ではありません。
簡単に言えば加速度計が反応すれば距離が増えていくのですが、測定速度は
歩く速度ていどで早すぎてもダメなので、車や自転車では時速15Km程の
速度でないとカウントされません。
またこの歩行距離は毎週月曜の午前9時にリセットされますので、毎週日曜の
夜迄には50km歩いていて、且つ、1度に持てる卵は9個までなので卵の枠を
2個分は空けておかないといけません。
自分の場合だとほぼ毎週日曜の夕方に45kmぐらいなので、毎週日曜の夜は
車や人通りのない道をハイブリッド車の特長を活かしてevモードでノロノロ
走っておりました、おかげでポケモントレーナーの多くが憧れるレアな
モンスターのリオル様を今まで11匹ゲット出来ております。
しかしこれからはこの” 神道具 “を使えばそんな苦労から解放されます。
やり方は簡単、”いつでも冒険モード”にしてスマホをゴムバンドで留めて
振り子運動をさせるだけで簡単に歩行距離が伸ばせます。
amazon等のネットショップで”ポケモン 振り子”とか”中華 振り子”とかで
検索すれば、¥1,000-~¥2,000-ぐらいでいっぱい出てきますが、同時に
1台しか出来ないタイプや2台まで出来るタイプ、また中国からの輸入品から
なのか同じ商品でも価格はバラバラだったりと、様々なのが売ってますから
購入される方は良く選んで下さい。
ほとんどの商品が約1時間で5Km~10kmほど進みますが、振り子の重りの
調整次第では20Kmmぐらいも可能です。
ただやり過ぎてあり得ない距離数になってしまい、アカウントBANなんて事も
あるかもしれませんからほどほどに。
あくまでも自己責任です。
真面目に歩いて距離数を稼ぐのがこのゲームの本来の姿ですからね。
先週の初め頃に朝玄関を出てみたら涼しく感じて、これはと気温を
確認してみると30度あります。
30度で涼しく感じるとは慣れとは恐ろしいものだと思いました。
そして数日前、朝起きたと同時に涼しく感じて実に人間は環境変化に
応じるのが凄いな思ったら26度、今度は慣れでは無くボケてました。
トノサマダイの幼魚 学名 Pomacanthus semicirculatus
スズキ目 / チョウチョウウオ科 / チョウチョウウオ属
撮影 2017年11月:高知県大月町柏島
水深-10m 大きさ約30mm
英名 Ovalspot butterflyfish
生息域 南日本の太平洋沿岸 ~ 琉球列島、ミクロネシアをのぞく
西部太平洋域、インドネシア西部、オーストラリア北西部など。
水深が30m位まで岩礁域や珊瑚礁域に生息しております。
体地色は黄色にて、側面に大きな楕円形の黒色斑があり、頭部には
背鰭手前辺りから眼を通り腹鰭手前辺りまで伸びる黒色の太い横帯が
入ります。
一般的なチョウチョウウオ科の生物と同じく、珊瑚のポリプを好んで
食しており、単独かペアで居ることが多く、成長すると200mmほどに
成長します。
チョウチョウウオ科の幼魚はいつもこんな感じで他のサカナと一緒に
珊瑚の中に入ったり出たりしてますので、なかなか単独で撮影するのに
手間取ります。
でもそれだけに真横各鰭全開が撮れた時の喜びはひとしおです。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
連休が取得できない生活での今の自分一番の楽しみはポケモンGO。
この夏は毎週末イベントが多く、その為の仕込みに毎晩ポケ活を
していて観察報告が激減してましたが、今週末はミュウツー戦が
有るぐらいなので久々に観察報告を書いてみました。
さて今日は何を書こうかとストックしてる写真から捜してましたが、
流石にこれだけ潜水していないとネタが少なくなってきました。
シマキンチャクフグ 学名 Canthigaster valentini
フグ目 / フグ科 / キタマクラ属
撮影 2015年9月:フィリピン・マクタン島
水深-10m 大きさ約30mm
英名 Blacksaddled toby
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、紀伊半島以南 ~ 琉球列島、
インド洋、西部太平洋域など
珊瑚礁域の比較的に浅い水深に単独、もしくはペアを成して生息して
おります。
体表から テトロドトキシン(ふぐ毒)を出す事で外的から補食されて
しまう事を防いでおり、 ノコギリハギ の擬態モデルとして有名です。
ノコギリハギ の背鰭と臀鰭は前後の幅が広く、本種は短い事や顔面の
模様が異なる事などで区別が可能です。
また同属の近似種である ハナキンチャクフグ とは、本種が2,3番目の
横縞が腹側まで伸びる事や、横縞がオレンジ色と水色の線で縁どられて
いない事などで区別ができます。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
今日は次男の匡平の9回目の命日でした。
朝からお寺さんが命日に合わせてお盆参りに来て下さり、その後お墓に参って
匡平が天国へ旅立った所へ行ってお花や匡平が好きだった食べ物などを供えて
きました。
お墓に行ってみると、火がまだ付いてる線香とたばこが1本、お花などが供え
られており直前にどなたがお参りして下さった様でした。
もう9年も経つのに未だに忘れずにいてくださるとは、有りがたい事です。
「暑っついな~」と最後に言葉を交わした所へ行く途中、東名阪自動車道路の
四日市辺りは60分ほどの渋滞で、思い起こせば9年前の当日も渋滞してました。
帰り道もやはり渋滞で、9年経っても全く解消されておりません。
こんなに何も改善されない事なんてしてたら、自分達みたいな民間の中小企業
でしたら減給扱いですよね。
しかし平日なのでほとんど人も居ないだろうと思ってましたが、着いてみると
川遊びの家族連れがいっぱいで、今年もそんな中にお花供えて線香をいっぱい
焚いて、ちょっと楽しい遊び気分をこわして申し訳ない気分でした。
ごめんなさい。
いつも思う事ですが月食や日食は時間的な物がありますが、火星や
木星、土星等の地球との接近距離が近まると最接近日だけマスコミは
騒ぎ出すので、今回の火星大接近も最接近日だけSNS等にも色んな方が
アップされてましたが、当然その前後も距離は近いんです。
なので今夜も火星はとても綺麗に明るく輝いており、そんな火星を
窓越しに見ながらダバダ飲んで観察報告書いてます。
テングカワハギ 学名 Oxymonacanthu longirostris
フグ目 / カワハギ科 / テングカワハギ属
撮影 2016年9月:フィリピン・ナルスアン島
水深-5m 大きさ25mm
英名 Longnose filefish
生息域 小笠原諸島、八丈島、紀伊半島以南
~ 琉球列島、紅海を除くインド洋、太平洋域など
今回は白トビ写真ばかりでボツとしてましたが、どんどん観察ネタが
減ってきてますので採用してしまいました。
珊瑚礁域の30m以浅にてペア、もしくは少数匹で生息しております。
枝状のミドリイシ類を好んで食する為、その周辺を遊泳している事が
多く常に下方向を向いてユラユラと漂ってます。
体高は低く、吻は筒状で長く伸びます。
体地色は鮮やかな青緑色にて多数の黄色斑が散在しており、眼から
吻端にかけて黄色の縦帯が1本有り、第1背鰭と吻端は黄色、腹部の
膜状部は黒色ですが白色の小さな斑紋が複数あれば雄です。
また尾鰭の軟条部にも大きめの黒色斑紋があります。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
レスリング協会に続いてボクシング協会が色々と騒がれてますが、
そう言えば昨年は大相撲協会ももめてましたし格闘技の世界では
色々と遺恨が根深い世界なんでしょうか。
しかし可愛そうなのはボクシングでの奈良県代表チーム、いま噂の
奈良判定のおかげで、明らかな判定勝ちであっても何らかしらと
言われそうですよね。
ナマコマルガザミ 学名 Lissocarcinus orbicularis
十脚目 / カニ下目 / ワタリガニ科 / マルガザミ属
撮影 2016年11月:高知県大月町柏島
水深-10m 大きさ甲長約15mm
生息域 伊豆半島、紀伊半島以南
~ 西部大平洋域、オーストラリア東岸など
水深が5m~60mぐらいの珊瑚礁域や岩礁域の砂底やに生息している
様々なナマコ類に共生しており、それらのホストの口の中や肛門の中
などの体内に隠れております。
甲面は丸みをおびており額は中央部で僅かに切れ込んでいて、前側縁
には先の丸い5歯があります。
体色には変異が多くホストの色彩に合わせており、甲面に複数の斑紋が
有るタイプや甲面全体が濃褐色のタイプなど様々ですが、歩脚や鋏脚は
どのタイプも白色と暗褐色の縞模様をしております。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
夕方に遊びに来てくれた小学2年生のネネちゃん。
「今日はトランプで遊ぼ~♪」との事で、七並べにババ抜き、ジジ抜き、
豚のしっぽなど色々と楽しませていただきました。
もうトランプで遊べる歳になったかと思っていたら、どうやら夏休みに
なってから覚えたそうです。
夏休みって、今日はまだ2日目、土曜日からと思うと4日目ですがそんな
短期間で覚えるとは、子どもの知識吸収の速度って凄く早いですね。
ヤシャハゼ 学名 Stonogobiops yasha
スズキ目 / ハゼ科 / ネジリンボウ属
撮影 2017年7月:高知県大月町柏島 水深-30m 大きさ約40mm
英名 White-rayed shrimpgoby
生息域 小笠原諸島、伊豆諸島、伊豆半島、紀伊半島、高知県、
奄美大島、沖縄諸島、八重山諸島 ~ 西部太平洋域など。
水深が15m~55mほどの珊瑚礁域にて、傾斜面の礁砂混じりの砂底に
巣穴を作り、巣穴の上でホバリングをして、単独もしくはペアを成して
コトブキテッポウエビ と共生しており、第1背鰭の第1棘と2棘が
大きく伸長しております。
体色は白色を体地色として鮮やかな赤色の斑紋と縦縞が組み合わさり、
目は濃い黄色をしていて、その艶やかな体色と黄色のくっきりとした
目から、和名である夜叉エビと名前が付いたらしいです。
雌雄の識別は腹鰭の先端に黒斑があれば雄で無ければ雌、また比較的に
ペアで居る雄よりも雄の方が大きさが小さくて臆病とみえ、近づいて
行くと雌よりも雄が先に巣穴に逃げ込んでしまいます。
撮影 2015年8月:高知県大月町柏島 後浜 水深-33m 大きさ約40mm
撮影 2011年6月:高知県大月町柏島 後浜 水深-23m 大きさ約40mm
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。
土曜日とか日曜日、祝祭日に働いている時の喜びのひとつが通勤道路が
空いてることや、通勤電車がガラガラな事。
なのに今日は日曜日と言うのに出社中の地下鉄は激混み、やはり世間は
夏休みの休日の模様です。
それにしてもそんな暑い地下鉄の車中でも家族連れの皆さん笑顔、笑顔。
特に子供たちの楽しそうな笑顔には、朝から元気いただけました。
子どもの笑顔って、何よりも宝物に思えます。
ホタルビサンゴアマダイ 学名 Hoplolatilus fourmanoiri
スズキ目 / キツネアマダイ科 / サンゴアマダイ属
撮影 2017年9月:フィリピン・セブ島 水深-40m 大きさ約200mm
英名 Yellowspotted Tilefish 、Yellowhead Tilefishなど
生息域 西表島、インド洋、太平洋の熱帯域など。
水深が 18m〜55m辺りの内湾性が強く潮通しの良い砂泥底や、泥質性に
強い砂底などに巣穴を作り、単独かもしくはペアにて巣穴上をホバリング
しながら生息しております。
体地色は淡く青紫色がかった白色にて吻端から頭頂部は薄黄色、眼の後ろ
から鰓蓋の上部辺りにかけてとその後ろや腹部とか、入る位置に個体差が
ありますが合計3個の四角い黄色の班紋が入ることや、尾鰭の中心部に
大きな黒色班紋が入ること等が特徴です。
ハゼ類と比較して体が大きいので、上の写真に写っている巣穴もかなり
大型です。
個人的にはサンゴアマダイ属の生物はサラサラの砂底のイメージですが、
本種は泥砂底に生息しておりますで、巣穴も鮮明に判ります。
撮影 2015年9月:フィリピン・セブ島 水深-38m 大きさ約200mm
こちらは同じポイントで上の写真より2年前に撮した個体です。
今回もそうですが背鰭が開けば尾鰭が閉じて、尾鰭が開けば背鰭が
閉じると言う、なかなか手強い種です。
前回の観察報告は和名でなく英名でさせていただいてますが、2017年に
西表島で発見された個体を基にして2017年に和名が提唱されました。
和名の由来は黒色斑紋と黄色の四角形の斑紋が蛍火をイメージさせる事で
付けられたらしいです。
過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。