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    • 2017
    • 02/23

ルソンハナダイ

本日の観察報告は先日の フカミヤッコ の観察報告の時に書かせていただいた水深50mで
二兎を追ってしまった結果、ことわざ通り一兎も追えなかったもう一つの生物。
ドンピシャ写真は撮れませんでしたが、コレも初観察で雌雄が撮影出来たと言う事から
観察報告を書かせていただきましたが、こんな程度の写真でもご容赦願います。

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 雄:大きさ約120mm 

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 雌:大きさ約120mm 

ルソンハナダイ  学名 Pseudanthias luzonensis
 スズキ目 / ハタ科 / ナガハナダイ属

撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島 水深-50m  
英名 Yellowlined anthias
生息域 台湾、フィリピン、インドネシア
                ~ オーストラリア北東部、ニューギニアなど。

珊瑚礁域外縁の水深が20m~60m程のドロップオフの礁斜面や水底に小数匹の群れを
成して生息しております。
雄の体色は上半身は黄橙色にて腹部は白色、頭部から尾柄部にかけて黄色の細い縦帯が
複数本入り、眼から胸鰭の基部あたりにかけても黄色の横帯が明確に入りますが、胸鰭
以降は不鮮明になり、第1背鰭の中程に赤色の斑紋が入ります。
雌の体色は雄と同様に上半身は黄橙色にて腹部は白色、眼から胸鰭の基部あたりにかけて
黄色の横帯が明確に入りますが、上半身には入りません。

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本種の観察報告を書くにあたって海外の図鑑やらWebサイトを読んでいると、生息域に
南日本とか琉球列島と書かれている事がしばしばありましたが、それらの地域で撮影を
された画像が見つかりませんでした。
日本産魚類検索や多くの日本の図鑑にも掲載されておりません。
本当はどうなんでしょうか?

自分は室町時代から安土桃山時代、いわゆる日本の戦国期の歴史を描いているドラマや
解説本などが好きですが、その中に出てくる「呂宋(ルソン)」と言う言葉には何か昔の
人達が遠く離れた南の島を夢見ていた様な憧れを感じます。
そんな言葉が種小名に付けられたハナダイ、学名だけで楽しそうに感じます。

    • 2017
    • 02/22

ソコイトヨリ

大変申し訳ございません。
本種は当初間違って イトヨリダイ として報告させていただきましたが、自分の確認
不足にて、友人のNがの様よりご指摘を頂戴し訂正させていただきました。

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先週末は今年の国内初潜りを楽しんだ事は既に報告済みですが、当日のガイドさんは
自分のダイビングの師匠、PADIのCDでもある かじきあん のオーナーの東さん。
「ナイトで何みたいですか?」の問いかけに自分の答えは「ヤセオコゼ イトヨリダイ
ミミイカダマシカスザメの捕食行動ぐらいかな」と超難関リクエスト。
しかし流石です、ついでに マダラテンジクダイ も含めて全て見せてくれました。
どれもコレも根付いている生物ではないだけに出たとこ勝負ですが、大したもんです。

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ソコイトヨリの幼魚  学名 Nemipterus bathybius
 スズキ目 / イトヨリダイ科 / イトヨリダイ属

撮影 2017年2月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-26m 大きさ約60mm
生息域 房総半島以南の太平洋岸、若狭湾以南の日本海 ~ 九州、東シナ海、済州島、
    台湾、南シナ海、フィリピン、インドネシア、東インド洋など。

内湾域のやや深めの水深の砂底や砂泥底、礫砂底などに生息しており、成魚は130m
前後で多く、幼魚は水深70m前後で多く漁獲されます。
背鰭は10棘~11棘で9軟条、臀鰭は3棘7軟条にて、尾鰭上葉の後端は糸状に伸長します。
また体地色は背部が鮮やかな桃色にて腹部は淡色、体側面に薄黄色の幅広い縦帯が2本
入り、腹縁に同様な縦帯が入る事等が特徴です。

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イトヨリダイの幼魚  学名 N.virgatus
撮影 2013年2月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-16m 大きさ約100mm

近似種の イトヨリダイ は体側面に細い薄黄色の縦帯が5本入る事や、側線の始部に
小さな赤色の斑紋が入ること等で識別が可能です。

    • 2017
    • 02/21

フカミヤッコ

本日の観察報告の写真は、いまひとつの写真ばかりではありますが、実は個人的に
本種はこの時が初観察にて、そのすぐそばには これまた初観察の ルソンハナダイ
ペアでいて、水深50mと言うのに二兎を追ってしまった結果、ことわざ通り一兎も
得なかったと言う結果の写真の出来具合となりました。
でも初めての観察でヘボ写真とは言え雄雌の両方撮せた事と言う事で、完璧写真は
次回の宿題として取り急ぎ初観察報告とさせていただきます。

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 雄:大きさ約130mm 

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 雌:大きさ約100mm 

フカミヤッコ 学名 Genecanthus bellus
 スズキ目 / キンチャクダイ科 / タテジマヤッコ属

撮影 2017年2月:フイリピン マクタン島 水深-50m
英名 Ornate Angelfish
生息域 鹿児島県硫黄島、琉球列島伊江島、
~フィリピン、パラオ、インドネシアなど中部、西部、南太平洋域など

水深が50m~110mぐらいの珊瑚礁外縁のドロップオフや瓦礫底域にて、単独もしくは
少数匹で中層を泳いで生息しておりますが、ニューギニア島北西部のチェンデラワシ湾
では例外的に20m~25mで観察されます。
雄の体地色は灰色がかった白色にて、眼の上からと胸鰭基部の上部辺りから尾柄部まで
それぞれ黄色の太い縦帯が入り、それらは尾柄部で繋がります。
雌の体地色は白色にて、頭部から眼にかけて黒色の太い横帯が入り、そのすぐ後方には
頭頂部から胸鰭基部まで太い横帯が入り、その帯は頭頂部にて背鰭後端まで伸びる太い
縦帯に変わり、その縦帯の下側には尾鰭の下葉まで繋がる黒色の太い斜帯が入ります。
また鰓蓋の後方には青色の後ろにかけて細くなる大きな斑紋が入ります。

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今回で13回目のマクタン島の アクエリアスダイバーズ での潜水ですが、のべ36日目に
してようやく本種の観察が出来ました。
以外と思われる方も多いかと思われますが、過去に2度ほど見に行きながらいずれも
お会い出来ずで、本種とのご縁は薄いなとおもつておりましたが、ヒジョーキング
新たに生息して居る所を見つけてくれていて、ようやく会えました。
今回の遠征では他にも初見のアポゴンを ヒジョーキング が事前に見つけてくれており
いつもながら、感謝感激雨あられです。

    • 2017
    • 02/20

スリーバンド・カーディナルフィッシュ

本日のアポゴンは、2012年にアレン博士によって学名が付けられたばかりの種です。
見せてくれた現地サービスさんでは、なんと クサレハテテンジクダイ と飛んでもない
勝手な和名を付けてブログに載せたせいで、とあるテンジクダイ好きの方からメールで
『てんじくだいを見て、美しいと思えない、あなたの心が美しくない バイ みつを』
と言う名言が届いたらしいです。

何方か存じ上げませんが、是非お知り合いになりたいものです。

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スリーバンド・カーディナルフィッシュ  学名 Ostorhinchus tricinctus
 スズキ目 / テンジクダイ科 / スジイシモチ属

撮影 2017年2月:フィリピン・マクタン島 水深-28m 大きさ約80mm
英名 Threeband Cardinalfish
生息域 フィリピンなど

水深が20m〜30mほどのドロップオフや急勾配に面した、大きな洞窟の亀裂の奥など
奥深いところに隠れる様に単独、もしくは数匹の群れで生息しており、夜間でもほぼ
外に出てきません。
体地色は赤色にて体側面に胸鰭基部より上側にV字型に下側に垂直に伸びるYの字と
それより後部に2本の暗褐色の斜帯が入ります。
また全ての鰭は鮮やかな赤色をしております。

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色々と本種の特徴を書きたかったところですが、紹介されてる図鑑が少なくて今回は
自分の観察した印象と英文の図鑑情から纏めさせていただきました。
何せ観察例が少なくて、今後出版される図鑑に期待です。

    • 2017
    • 02/19

ヤセオコゼ その2

昨年のクリスマスイブにネックシールや股の部分のシールの各劣化や、ピンホール等から
浸水してしまって修理に出していたドライスーツが、先週金曜日にようやく修理から戻って
きて、運良く土曜日は年に数回しか無い紀伊大島須江の内浦ビーチが24時まで潜れる日で
あり、この土曜日は今年国内初潜りを楽しんで参りました。
本日はそんなナイトダイビングの2本目に、約4年振りに再会できた生物の報告です。

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ヤセオコゼ  学名 Minous pusillus
 スズキ目 / カサゴ亜目 / オニオコゼ科 / ヒメオコゼ属

撮影 2017年2月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深-23m 大きさ約40mm
生息域 駿河湾以南の太平洋岸、新潟県以南の日本海岸
                      ~ 東、南シナ海、フィリピンなど。

浅い水深から110mぐらいの砂泥底や泥底に生息しており、日中は砂泥底や泥底の中に
隠れておりますが、夜になると出てきてゆっくりとした速度で這う様に行動します。
胸鰭軟条数が9-11、涙骨の2番目の棘が短く下方を向く事、背鰭軟条には黒色斑が無く、
尾鰭に小黒色斑がある事などで同属の多種と識別が可能です。
生息数は少なく、成長すると70mmぐらいまで育ちます。
また鰭棘や頭部の棘は有毒であり刺されると痛みます。

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ヤセオコゼ の体表には サカナウミヒドラ と言うクラゲの仲間が付いていて、沢山つくと
ミノをまとった様な擬態となり、外敵から身を守ります。
しかしポリプの頃に ヤセオコゼ の体表に付いた サカナウミヒドラ はやがて成長すると
小さなクラゲの姿となり、ヤセオコゼ から離れて海の中を浮遊し、ヤセオコゼ はミノが
無くなった様なヤセた姿になってしまいます。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2017
    • 02/16

ツインスポット コムトゥースブレニー その2

この日曜日に日本に戻って着たときには何も思いませんでしたが、翌日の月曜の朝、
起きるといつもの咳が出始めました。
うちの奥さん曰く、外国に行って戻ってくると咳始める。
でもよくよく考えるとマクタン島に滞在中は咳など出ませんでした。
と言うことは自分には都会島の空気が体に悪いのか、合ってないのかも知れません。
こんな感じではもしも北京に行ったなら、即死ですね。

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ツインスポット コムトゥースブレニー 学名 Ecsenius bimaculatus
 スズキ目 / イソギンポ科 / ニラミギンポ属

撮影 2017年2月:フィリピン ナルスアン島 水深-8m 大きさ約30mm
英名 Twinspot combtoothblenny
生息域 フィリピン、ボルネオ北部など

水深が15m位までの珊瑚礁域にて、潮通しの良い礁平原や礁斜面などの岩肌や岩壁、
珊瑚の上などに生息しております。
体地色は茶褐色にて、吻端から眼の下側を超えて身体の真ん中あたり迄は白色で、
黒い眼には2本の白色の細縦線が入り、そのうちの下側の細線は体側線上に身体の
中程まで伸びており、すぐ上には眼の後部から胸鰭基部の上部あたりまで黒色の太い
縦帯が走ります。
また複部には2つの大きな黒色斑紋が有る事が学名や英名の由来になっており、また
本種との同定を可能にする特徴のひとつです。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2017
    • 02/15

バーチーク ダムゼル その2

居るところへ行けばそれなりに沢山生息してるんでしょうが、自分がいつも潜水する所で
本種を観察出来るのは、ひとつのポイントだけ。
今回は約2年振りの観察になりました。

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バーチークダムゼルの幼魚 学名 Neoglyphidodon thoracotaeniatus
 スズキ目 / スズメダイ科 / ヒレナガスズメダイ属

撮影 2017年2月:フィリピン カビラオ島 水深-22m 大きさ約20mm
英名 WesternBarhead damselfish、Barceek damsel など
生息域 フィリピン、パラオ、インドネシア、ニューギニア、ソロモン諸島など。

水深が14m~45mぐらいの潮通しの良い珊瑚礁域にて、単独もしくは複数匹で生息しており
幼魚の頃は珊瑚や珊瑚瓦礫の近くから離れませんが、成魚では中層を遊泳する行動も見られ
ます。
成魚の体地色は灰色にて、頭部の顎下から鰓蓋後方にかけては白色で濃褐色の太い横帯が
3本入ります。
幼魚の頃は頭部から体側面の中程までの背部は濃緑色にて、下側は白色にて3本の茶褐色の
太い横帯が3本入り、体側面の中程から後方は濃青褐色にて上部に水色で縁取りされた黒色の
眼状斑紋が入ります。

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撮影 2017年2月:フィリピン カビラオ島 水深-25m 大きさ約30mm

今回のマクタン遠征にて事前に現地ガイドさんとメールでやり取りしていたところ、今回の
スケジュール、Mきのさんとだだかぶりですよ」と教えていただきました。
別料金がかかる事もあって滅多に行けないカビラオ島ですが、カビラオ島好きのMきのさんが
一緒であれば、ほぼ確実に本種の観察に行けますので、こいつはラッキー。

「○○さんが来ますよ」とゲストの情報を漏らすのは個人情報保護法には引っかかりませんが、
このご時世では世論的にNG、まぁでもこんな八方美人の自分でも避けたい方は居るもので
反対に自分の情報が相手に伝わったとしても、これは漏らしてくれた方が良いかと思います。
ついでならボウズハゼだらけの川好きゲストの来店情報も、事前に教えて欲しいところでは
ありますが。

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

    • 2017
    • 02/14

アカテミギキキヨコバサミ その3

今回の遠征の最終日の事です、「なんか撮り残したの有ります?」との現地ダイビング
サービス
の風邪引きオーナー様からの質問に「そう言やジャネットカエ撮ってないわ~」
との自分の回答に対して、オーナー様と自分以外にヤドカリに興味の無いガイドさんや
ゲストさんから「なにそれ?」とのご質問。

それに対して「え~と平安京の公家たちの “ジャネットかえ~” ですわ」との風邪引き
オーナー様のお笑い迷回答。
そんなアホなこと言いながらも、その後の潜水でキッチリ見せてくれました。
いやいや、流石ですわ。

そう言えばこの風邪引きオーナー様の師匠のひとりである柏島の AQUAS の松野さんに
初めてお会いした時の自分のリクエストは アデヤカゼブラヤドカリ でしたが、その時も
お願いしたすぐの潜水でに見せていただけました。
自分はこんな素晴らしいガイドさん達に出会えて、本当に幸せに思います。

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アカテミギキキヨコバサミ 学名 Pseudopaguristes janetkae
 十脚目 / ヤドカリ下目 / ヤドカリ科 / ミギキキヨコバサミ属

 撮影 2017年2月:フィリピン マクタン島 水深50m 大きさ不明 (鋏脚は約3mm)
 生息域 琉球列島、グアム、フイリピンなど。

水深が5m~60m程の珊瑚礁域にて、崖下底面や洞窟内の転石の隙間、壁の亀裂などに
隠れる様に生息しており、成長しても甲長が5mm程度の小型種です。
前甲は乳白色、鋏脚全体と歩脚長節の付け根部分は赤桃色にて、先端側と腕節や前節、
指節などは白色。目柄部、第1触角は黄色にて、第1触角は付け根が黄色にてその他は
透明色に赤色の斑点が並びます。

本種は2002年に新設された ミギキキヨコバサミ属(Pseudopaguristes)の初記録種にて、
本属の判断の基準種されております。
前回の観察報告時にはまだ和名は付いておりませんでしたが、最近、和名が付けられた
そうです。

本種の過去の報告は、こちらを どうぞ。

    • 2017
    • 02/13

ニセフタスジイシモチ

今回のセブ・マクタン島からの観察報告第1弾は、偶然にもアポゴン・マンデイ。
観察撮影してきた種の30%近くはテンジクダイ科の生物だけに、何ともタイミングの
良い感じです。
事前に 現地サービスさん から今回初観察物が2種は見つけてありますとの事でしたが、
実際にはそれ以上観察させてくれる嬉しい結果に。
本日はそんな初観察もののひとつからです。

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ニセフタスジイシモチ  学名 Ostorhinchus franssedai
 スズキ目 / テンジクダイ科 / スジイシモチ属

撮影 2017年2月 フィリピン ナルスアン島 水深-39m 大きさ約40mm
英名  FaintBanded Cardinalfish
生息域 西表島、フィリピン、インドネシア、ミクロネシアなど

水深が12m~50m程の潮通しの良い岩礁や、ドロップオフの大きな窪みや大きな切れ目などで
単独、もしくは10匹から20匹程度の小さな群れを成し、天井面や壁面などに沿って常に泳いで
生息しており、カブラヤテンジクダイ と混泳していたりします。
体地色は半透明色にて、吻端から尾柄部までと体側面の背側に吻端から第1背鰭の後端あたり
まで、下顎部から眼の下辺りまでの3本の赤褐色の縦帯が入りますが、この縦帯は体側面の
前半部は黄色がかります。
第1背鰭と腹鰭は黄色にて、第2背鰭と胸鰭、臀鰭、尾鰭は赤みがかった透明色、尾柄部には
大きな黒色斑紋が有り、その周縁は白色で不鮮明に囲まれます。

近似種の カブラヤテンジクダイ は第1背鰭と腹鰭も赤みがかった透明色にて、尾鰭の両葉の
先端に赤色の斑紋が入り、尾柄部の斑紋は赤褐色にて明瞭な白色の模様が上下に入る事などで
識別が出来ます。

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カブラヤテンジクダイ  学名 O.dispar
撮影 2017年2月 フィリピン ナルスアン島 水深-39m 大きさ約40mm

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本種の全鰭全開姿を撮影したいばかりに、今回19本潜った内の3本を本種の撮影目的に
費やしましたが、残念ながらこんなダメ写真しか撮れませんでした。

しかし初日の1本目から本種の撮影の機会をセッティングしてくれた、この ダイビング
サービス
さんのガイド様たち。
実に自分の好みを把握しております。
国内用とは別のウェットスーツ含めたダイビング器材一式を預かって貰っておりますが、
まだしばらく預けっぱなしで良さそうです。

    • 2017
    • 02/04

ハナゴンベ その9

もともと自分の職種は月末月初に業務が集中しますが、昨年夏頃から人手不足にて
手伝っている部署の仕事も月初に集中する事から、ここ数日間は時間に余裕が無くて
明日から南の島へ旅立つと言うの今からパッキングと言う事態になっております。

午後からの便ではありますが、明日も午前中はやり残した仕事をやっつけておかないと
行けませんので、なんともバタバタ。

と言うことで、明日からしばらく当観察報告は休載させていただきます。

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ハナゴンベ  学名 Serranocirrhitus latus
 スズキ目 / ハタ科 / ハナゴンベ属

撮影 2016年10月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深13m 大きさ約40mm
英名 Hawk anthias
生息域 伊豆半島以南 ~ 西部太平洋域、フィジー、パプアニューギニアなど。

岩礁域や珊瑚礁域の水深が10m ~ 70mぐらいにて、人工漁礁の隙間や岩穴、礁縁部の
崖穴などで、それらの穴や窪みから少しだけ離れて単独で遊泳しており、外敵や人間など
から脅威を感じると、すぐに隠れてしまいます。
体地色は黄色が混じった濃いピンク色にて、上半身に掛けて黄色がかります。
吻端には円形と、顔から胸鰭あたりに掛けそれぞれ黄色の不規則な帯が刺青状に複数入り、
各鰭の外縁は薄い紫色に縁取られておりますが、小さな幼魚ほど濃い紫色をしており
妖艶な美しさを極めております。

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撮影 2016年10月:和歌山県紀伊大島須江 内浦ビーチ 水深11m 大きさ約40mm

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撮影 2016年11月:高知県大月町柏島 水深18m 大きさ約50mm

過去の本種の報告は、 こちら を、どうぞ。

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